〔更新停止〕天使に会うために転生したけどやっぱり尊い 作:愛しのマイはにい
はっ!その為の番外編だ!
夏休みも終わり、クソ暑い中制服で登校するのも3日目。
今日はモカの誕生日だ。
いつものように回想から始めようか……
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〜数日前の夏休み〜
「モカの誕生日か……」
しっかし、モカの誕生日プレゼントは凝ったものを送れなくて悩むのだ。一昨年は手作りパン。去年は夏休みに前倒しにして世界のパン展というイベントに連れて行った。
蘭とペアにしてペンダントとかのアクセサリーにしようかと考えたが蘭が想像以上に大切にしてくれていてやめた。しかも巴の誕生日プレゼントをスティックにした以上5人でお揃いということにもできないし、モカに同じのをプレゼントすると蘭の持つ特別感を損ねてしまう可能性があってやめたのだ。使いまわしだと思われるのもね。
……実用系で行くのもなぁ。モカが驚きそうなプレゼントは……うーん、やっぱり意外なところを攻めてみるか。
アクセサリは無しで、服……いや、センスが無い。本とか漫画は?……そこまで驚くものでもないか。
いやー、マジでどうしよう。あ、沙綾に頼んで似合いそうな服を見繕って貰うか?
───いや!服と言えばあれがあるじゃないか!
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〜駅前〜
……想定の範囲外だ……まさか、この世界にWEGOが無いなんて……
ま、まあ、あれは黒の服しか販売されなかったからあったとしても再現できる訳じゃなかったからな!あった所でだ。
……デパートに行こう。デパートだったら服屋も多い。
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〜デパートの衣類階〜
……くそっ!来る途中で買った女性ファッション誌なんか1ミリも役に立たねえ!
女性用衣類販売店に男が単身で行くのもおかしいので俺は周囲から奇異の目に晒されていた。これ俺って学校の比じゃないぐらいヤバい奴として見られてないか?
やはり沙綾に頼み込んで───
「「っと、ごめんなさい(すみません)」」
危ない、ぶつかりかけたな………って今井リサじゃないか。こんな所で会うなんて奇遇なもんだ。
……ん?今井リサ?……彼女って確か……
そうだ!女子力最高レベル!
「今井さん、でしたよね?折り入って頼みがあるんですが。」
「……えっ。」
引かれているような気もするがこれしかないのでやけくそだ。
「単刀直入に言います。モカに似合う服を見繕ってくれませんか?」
「えっ……?」
この人さっきからえっしか話さないんだけど……大丈夫かな?
「モカ、青葉モカです。確か同じバイトだと……」
「───えっと、モカと同じバイト、です?」
──いや、これ困惑してるだけだ。まあそうか、俺は学校だとヤバい奴扱いだし、そんなのと女性用衣類販売店で出会うのも困惑するもんか。
「……急ぎすぎましたね。モカの誕生日プレゼントとして服を贈りたいのですが、私ではセンスが足りず似合った服を選べない。ですのであなたにご協力願おうとしているのです。」
「ああー……なるほど……」
なんとか理解できたという風であった。が、どこか渋っているように思える。今井リサが生命線だ……断られるわけにはいかない。
「……対価が足りませんか。でしたら……」
適当に財布の中を探る。お、これとか良さそうだ。
「この猫倶楽部のブラックチケットを差し上げますので、何卒その知恵を貸していただきたい。」
「……ふふっ。」
?何故笑った?
「幾ら頼み事でもそんなに畏まらなくて良いでしょ……」
「頼み事だからこそ丁寧に……」
「いやいや、同い年だし、あれって上司とか目上の人に使うヤツじゃんw」
今風JK……か。どうやら俺の持論は分からないようだった。『w』なんて久々に見たぞ。
「うん、オッケー。モカに似合う服を探せば良いんでしょ?」
「……っ感謝します。」
「あはは、普通で良いよ。」
「ありがとうございます。」
「ふふっ……じゃああっちのお店に行こっか。」
柔らかい言葉遣いにしても今井リサは少し笑ったままだった。
そんなにおかしいだろうか?この話し方……
「あっ、このチケットを」
「いや、そういうのは良いって───」
「いや、受け取って欲しい。」
「……じゃあ、貰うね。」
……どうしてこうも渋々なんだろうか。……俺は悪魔か?
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あれからはもう凄かった。パーカーとズボンとスカートしか単語が分からなかった。しかも目を輝かせた今井が次々と候補を選ぶものだから追いつけない。……一体何着候補が出たんだろうか。しかもなんなのか分からなかった。
言われるがままに数着購入してしまった……が、モカはもっとカワイイ系でも似合うけどそんなのあんまり着ないから是非一式で着せてみたいという今井の論には賛成なので後悔はしていない。
だが、金額的には間違いなく今までで一番高いプレゼントとなった。いや、出費が痛い訳じゃないんだ。ただ暫くはパンとコロッケを買うのを控えよう。
ずっと家の手伝いをしているという理由で懐は温かいことが多かったがここまで減ったことは無かったぐらい出費をしたんだが───いや、もういい……
モカは自分の誕生日ということを絶対に知らせてくるのでそこで渡す。今日は学校なのでモカはまずパンを奢ってほしいな〜とか言うんだろう。その時に渡すというのはどうだろうか。……いや、学校に行くのだから行きは荷物になるから下校時に渡せば良いんだ。
「……この感じ、外にいる。」
なんとなくそんな予感がしたので窓から覗いてみるとやはりいた。……しかし大したもんだ。今って6時30分だぞ?モカの家からここまで10分程度かかるからかなり早く準備しないといけないだろう。(女の子ということを考慮して)
「よう」
「あ、おはよー幸介さん」
「んでなんだ?こんな朝早くに?」
「今日はモカちゃんのアンテナがビビっと電波を捉えたのです。何か良いことありそうだな〜って思って早く来たんですよ〜」
野生のカンか
「で〜?幸介さんはどうしてこんな早くに〜?」
うわ、絶対誕生日プレゼント催促してる。大体こういうときはモカって近付くもん。
「いや、モカがいたからいつもより早めにな。」
まだ時間に余裕があるから今渡すのでも良いな。よし、今渡そう。
「モカ、誕生日おめでとう。」
「……唐突すぎじゃない?」
「今でも良いかと思ってな。これ、プレゼントだ。」
モカは受け取ってプレゼントの中身を取り出す。
「服だ……!」
珍しそうに言われても反応に困るのでそうだと返した。
「これ、幸介さんが選んだんじゃないでしょ?」
何も一瞬で見抜かなくても良いじゃないか。俺のセンスはそこまで壊滅ではないはずだぞ。
「ある人物の協力をな……」
「これ今着ても良いかな〜?」
「今?いや今か?…まあ時間に余裕があるし良いと思うけど……」
「じゃあちょっと借りるね〜」
……すごい自然にウチに入ってったけどモカはどこで着替えるつもりなんだろうか?
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「幸介さ〜ん」
「おぉ……」
これは…なかなか……
「ふっふっふー、モカちゃんの魅力にタジタジですな〜♪」
悔しいがつぐみと肩を並べているというのは否めない。パーカーといえばモカというイメージだがこれを見れば皆改めざるを得ないな。
今井に頼んで正解だった。初めはこういった系統は似合うのか疑問だったが、彼女はここまで似合うと見抜いていたのだ。
……やっぱりそういうのって───センスの差、なのか……?
猫倶楽部
完全予約制の猫カフェである。約5ヶ月という長い期間でかなり割高な値段だが、その分“質”はものすごく良い。猫カフェのレビューでは楽園と評されることが多く、幾度となく雑誌の取材を受けてきた実績もあるという名店。幸介は別の猫カフェで猫倶楽部常連に温情でチケットを貰った。
もうそろそろRAS追加ですねぇ……
流石にアニメ情報だけで話し方とか長めの文章を作るのは私には少し難しすぎたのでありがたいですね。あとバンドストーリーが25話もあるということなのでしっかり目を通して学ばねば……今年はモルフォニカかRASの水着イベじゃないよな?……な?