異世界ヒーロー   作:氷雨蒼空

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第四話 決め手はやっぱり

薄暗いダンジョンの闇に目が慣れきった頃、まるでそれが悪夢の始まりだったかのように、ダクネスの瞳には無数のゴブリンの姿が見えていた。

 

「く、そんなものかぁ! 私はまだまだ行けるぞ! もっと来て見せろおおおおお!」

 

「GOOB・・・・GOAYEEEEE・・・-(なんだこのメス。凄い硬いぞ)」

 

「GOBGOB(しかも人間のメスの癖に、殴られて喜んでる・・・_怖いぞ)」

 

幾度となくゴブリン達はダクネスへ向けて攻撃を仕掛けりも、その攻撃がやたらと弾かれるばかりか、持ち出したこん棒が折れてしまう始末。

 

更に驚きや当惑で止まってしまった隙をつき、ゴブリンスレイヤーが容赦なく殺しに掛かってくるせいで、たった二人相手に勢いよく数を減らしていた。

 

これには味方のゴブリンスレイヤーも、今までにないケースだったせいか、初めての戸惑いを見せていた。

「問題ないのか?」

 

「むしろ問題しかない! 全然歯応えが無さすぎる! 私が期待していたゴブリンのセクハラがこんなに温いものなのか!」

 

そんな斜め上の質問を前に、ゴブリンスレイヤーは少しばかり考え込み、

 

「いや、多分、お前がゴブリンにとってのゴブリンかもしれん」

 

端的に違うとだけ伝える。正確にはそれしか言えなかった。

 

何せ例外とはいついかなるときでもつきもので、ゴブリンスレイヤーも今回のゴブリンの反応は初めてだった。

 

メスを前にして躊躇う姿に、思わずゴブリンスレイヤーは尋ねる。

 

 

「むしろお前は男か?」

 

「し、失礼な! これでも乙女の端くれだ!」

 

「そうか」

 

そんな間の抜けたやりとりの後、再度のゴブリンの襲撃で戦闘は再開されるが、ゴブリンのの攻撃に対して、アダマンタイト級の硬さを誇るダクネスの防御力は突破されることなく、結局隠し通路先の地下へ通じる穴を降りてすぐの場所で、群がるゴブリン達を殲滅し、二人はそのまま休憩を挟むことにした。

 

 

 

「そう言えば敢えて聞かなかったが、ゴブリンに執着する理由を聞いても?」

 

崩れた瓦礫の腰かけるダクネスに、ゴブリンスレイヤーはゴブリンの死体を一体一体確認しながら、息のまだあるゴブリンに止めを差していく。

 

「故郷を滅ぼされた。一部の女は孕み袋にされ、男や子供は惨い殺され方をし、血肉は連中の餌さとなり、俺はそれを見ていることしか出来なかった。たった一人の姉が殺される中、俺はそれを見続けた」

 

 

「済まない・・・・・」

 

 

「構わん。よくある話の一つだ」

 

そっと目を伏せるダクネスに、特に言葉を続けることはなく、淡々と作業をこなすよあにゴブリンスレイヤーは、瀕死のゴブリン達を片付けていく。

 

そうして返り血を浴びた姿のまま、ゴブリンスレイヤーは雑嚢から水筒を取り出すと、ダクネスへと投げ渡す。

 

「いいのか?」

 

 

「この先どうなるかわからない。飲んでおけ」

 

「ゴブリンスレイヤーは強いんだな」

 

「わからない。俺はこういう生き方しか知らない。これが強いのか弱いかなど知るすべを知らない」

 

 

「強いさ。一つの信念を曲げずに生き続けるなど、並大抵のことじゃない。でも少しだけ寂しいと思う」

 

そんなダクネスの気遣いに対して、ゴブリンスレイヤーは少しばかり天井を見上げると、ポツリと呟く。

 

「そうかもしれないな」

 

「そうさ。だから見つかるといいな。それ以外の道が」

 

そう告げるダクネスの言葉に小さく頷いたゴブリンスレイヤーは、ゆっくりと立ち上がると、通路の奥に広がる暗闇を兜越しに睨み付けた。

 

「ああ。だがその前に連中を(ゴブリン)皆殺しに(スレイ)してからだ」

 

「そうだな」

 

暗闇に広がる無数の気配の中から、一匹の巨大なゴブリンが重厚な足音を立てて姿を現した。

 

《愚かで矮小な存在の人間どもよ。我の住みかに土足で入り込んできおって! ゴブリンだけと思ったか!》

 

 

「どうやら大鬼(オーガ)がいたらしい」

 

「どうするゴブリンスレイヤー? ゴブリンじゃないぞ?」

 

「決まっている。こいつがゴブリンを率いているなら“ついで”に始末すればいい」

 

剣を引き抜き盾を構えるゴブリンスレイヤーは、猛々しく走りだし、周囲のゴブリン達を切り払いながら遊撃を開始する。

 

《我をついで扱いか! 真っ先に叩き潰してくれるわ》

 

全長七メートルは越えるであろう巨体が振り上げる身の丈ほどの大剣が、床を走り回るゴブリンスレイヤー目掛けて振り下ろされると、周囲にいたゴブリンもろとも巻き込み地面を破壊する。

 

「ゴブリンもろともとは容赦ないな!」

 

 

ゴブリン達の壁を持ち前の耐久力を活かして体当たりで抜けると、ダクネスは勢いよく剣を振り抜いて、二度三度仕掛けた。

 

 

 

《? 一体何をした? 何かの呪いか?》

 

勢いよく荒れだけ振り回した剣撃が、一つとして当たらない状況に、オーガは思わず何が起こったのか理解できずに硬直する。

 

「くぅう、こんな時に当たらない・・・・・でもゴブリン達からの蔑む目がたまらん!」

 

 

こんなシリアスな場面でもお嬢様は平常運転だった。

 

 

 

「余所見しているとは余裕だなデカブツ」

 

だが、そんな状況を冷静に見ていたゴブリンスレイヤーが、このチャンスを見逃すわけがなかった。

 

こんな状況を冷静に見れるゴブリンスレイヤーもまた平常運転。

 

 

悲しいかな。ツッコミ役はどこにもいない。

 

数少ない火炎魔法のスクロールを片手に、オーガの腕をよじ登ったゴブリンスレイヤーは、その顔面へとスクロールの魔法を 叩きつける。

 

《ぐああああああ! おのれえええええええ小癪なぁあああああ》

 

知り合いの魔導師に頼み用意してもらった貴重な品で、この先この世界では入手が難しい。

 

 

それでもこの場で出し惜しみする訳にはいかないことは、ゴブリンスレイヤーの中で確かに予感めいたものを感じていた。

 

言ってしまえばただの勘に過ぎないのだが、長年の経験で培われたものから来る勘は、どうしても無視できない。

 

 

スクロールの魔法攻撃では決定打にならず、オーガは火傷した顔を自己再生させながら右腕を天井向けて掲げた。

 

《魔法なら我も使えるぞ。貴様達の言う奇跡と呼ばれるものだ。食らうがいい》

 

それは以前、ゴブリンスレイヤーが退治したオーガも使用していた巨大な火球魔法であった。

 

 

直撃すれば一溜まりもない威力のそれを前に、ゴブリンスレイヤーはダクネスへ注意を促そうとした時だった。

 

 

オーガが魔法を放つと同時に、ゴブリンスレイヤーの前に仁王立ちしたダクネスは、ゴブリンスレイヤーの体を持ち上げ、通路の後方にある天井への穴へとぶん投げた。

 

 

「ダクネス!」

 

まるで時の流れがゆっくりと流れる中で、ダクネスは小さく呟く。

 

 

───お前も私の大事な仲間だ──

 

かつて魔導師キールの寝室があったであろう部屋の穴から、ゴブリンスレイヤーはダクネスが炎に呑まれる姿を見つめることしか出来なかった。

 

熱波と衝撃を直接浴びなかったとは言え、穴を通して受けたダメージはゴブリンスレイヤーにとって、決して小さいものではない。

 

それでもゴブリンスレイヤーは、熱を帯びた革鎧や兜の中で、それが己へ貸した業であると強く拳を握りしめる。

 

穴を通して見上げて来るオーガのにやけ面を前に、ゴブリンスレイヤーは、弱り果てた体で剣を拾い上げ、その切っ先をオーガへと向けた。

 

 

「喜べ。今からお前を真っ先に駆逐してやる」

 

 

 

 

「おいおい。何だか振動が地上まで伝わってんだけど大丈夫か?」

 

不気味なダンジョンを前にしり込みするヘイヴィアに、カズマも逃げ出したい気持ちに駆られていた。

 

「えーと、ダクネスなら多分大丈夫だよな? ほらめぐみんの爆裂魔法受けても平気だったし」

 

 

「駄目よカズマさん! そう言うのって明らかにフラグじゃない! 」

 

 

普段からフラグ立てまくりのアクアにこの時とばかりに説教されるカズマであったが、ただ一人勇気ある一歩を踏み出す者がいた。

 

 

「私はここで立ち止まっているわけにはいきません。仲間を助け・・・・・モードレッドに会いに行く。先陣を切ります」

 

そう言って走り出すセイバーの背中を見て、ヘイヴィアは困ったようにアサルトライフルの弾を確認する。

 

「だな。ここで仲間を見殺しにしたら相棒に顔向け出来ねえ。俺は俺で格好いい土産話を用意しねえとな。そう言うわけで続くぜ」

 

「あ、おいヘイヴィア・・・・・はぁ。ダクネスは俺達の仲間だ。ゴブリンスレイヤーもな。今さらここまで来て逃げるなんて出来ないよなあ」

 

 

「ですね。なんだかんだ言って仲間思いなところがカズマの良いところです! いざというときは私の爆裂魔法が火を吹きますから安心してください」

 

「おいそれはやめろ。俺達が死ぬ」

 

 

先陣を切ったセイバーのオカゲカト思われた光景は、セイバーによると既に戦闘の後だったらしい。

 

通路に転がる無数のゴブリンの死体を数えるのも馬鹿らしくなるのだが、まさかあの二人だけでここまでやれたとなれば、それはそれで凄いことである。

 

なんて感想を抱きつつ、カズマは暗視スキルを活用してヘイヴィア達の後ろをついていくと、驚きの光景が広がっていた。

 

かつてキールの寝室があった部屋は隠し通路ごと破壊され、地下への大穴が空いていた。

 

そして穴の真下に広がるゴブリン達の死体は、まるで強力な炎で燃やされたかの如く炭化していた。

 

「一体ここで何があったのでしょう」

 

「奥で戦っている音が聞こえます!」

 

セイバーが飛び降りて先へと向かうなか、カズマは暗視スキルで仲間の変わり果てた姿を目にする。

 

暗視スキルでは本来正確な姿形は捉えにくいが、幸か不幸か普段から舐めるようにダクネスの体を見ていただけに、それがダクネスであることがすぐにわかった。

 

 

「だ、ダクネス!」

 

慌てて駆け寄るカズマに合わせ、アクアとめぐみんも何とか飛び降りる。

 

「カ・・・・・ズ・・・・マ」

「アクア!ヒールだ」

「任せてカズマ! 」

 

 

カズマに促されるよりも既に準備を整えていたアクアは、ダクネスに向けてヒールを掛けると、たちまちその傷は癒えていった。

 

「ったく。無駄に感状なだけが取り柄で助かった」

 

アクアのヒールを目の当たりにして驚くヘイヴィアは、軍人らしく周囲を警戒し始める。

「何でもいいがセイバー達が心配だ。俺は先に行くが大丈夫か?」

「ああ、すぐに俺達もいくよ。無理すんなよ!」

 

互いに拳を軽くぶつけ合うと、ヘイヴィアは通路の奥へと走って行くのだった。

 

「相変わらず容赦ないな。それよりゴブリンスレイヤーだ! ゴブリンスレイヤーはどうした! 急いで助けに行かないと」

 

意識を完全に取り戻したダクネスが僅かに起き上がろうとすると、その体をめぐみんが支える。

 

 

「不思議ですね。いつもは背負われる側の私ですが、こうしてダクネスの体を支えるのも・・・重いですね」

 

「重いって言うな! それはあれだ! 私の鎧が」

 

「ダクネス? 今の貴方の鎧が半壊状態なんですけど」

 

アクアの悪意のない止めに、ダクネスは顔を真っ赤にしてうつむいてしまう。

 

「わかってるよダクネス。人よりちょっぴり筋肉があるだけなんだよ。お前は一先ずここで休んでた方がいい。めぐみんダクネスを頼む。アクアもう一仕事だ」

 

「ちょっと待ってくれ! 私に弁明の機会を与えずに行ってしまうのか! それはそれで酷い放置ぷ」

 

「OKカズマ。ゴブリンスレイヤーを助けて皆で帰りましょう!」

 

 

アクアとカズマがダクネスの言葉を無視して走りだし、勢いよく通路の奥へと駆けつけると、そこには剣を杖がわりに立っているのが限界のゴブリンスレイヤーと、壁へと押し付けられるセイバーの姿があった。

 

 

「え? なにこれ。無理ゲー?」

 

「おい! アイツなんなんだよ! スマートブレッドが全く通じねぇぞ!」

 

流石のヘイヴィアのライフルでも、怪物にダメージを与えることが困難であることは、その場にいたもの達の目にも明らかだった。

 

カズマの目算からして、全長八メートルはあろうか巨大な鬼は、ジロりとカズマ達を見下ろすとニヤリと笑った。

 

《矮小な存在が増えた所で結果は変わらん。邪神の力によって強化さるたこのわしを倒せるもの等おるわけない。ひねり潰してくれよう》

セイバーは後でも殺せるとふんでか、オーガがカズマ達に向けてゆっくり一歩踏み出す。

 

「ひいいいいい! ふざけんなよ! いきなりラスボス級とかゲームバランス崩れすぎ」

 

「セイクリッドエクソシズム!」

 

 

《ふははは! そんな神聖魔法ごときで!》

間髪おかずに放たれたアクアの必殺魔法であったが、オーガは余裕の笑みで片腕でそれを受け止めた。

 

かに見えた。

 

ズドーーーーーーン!

 

盛大な爆発と共にオーガの構えた右腕が、いとも容易く吹き飛んでいた。

 

《ひああああああああああ》

 

どこかで聞き覚えのありそうな悲鳴と共に、オーガが腕を抱えて転げ回る。

 

「ねえねえカズマさんヘイヴィアさん! 大変よ! 私の神聖魔法受けても片腕一本しか消し飛ばせないわ!」

 

片腕一本消し飛ばしただけでも十分な威力なのだが、そこは知力が足りてない女神には判断がつかなかったらししい。

 

 

「いや、十分激痛で転げ回っているから効いていると思うんだが」

 

「俺もそう思う。つうかあれ明らかに痛がってるようにしかみえねえ」

 

二人の見解を聞いても尚不安そうにするアクア。

 

《くそ! なんなんだ今の攻撃は! 我は邪神の力を》

 

「セイクリッドハイレゾエクソシズム!」

 

今度はアクアのとっておき魔法を土手っ腹に直撃してもがき苦しむオーガ。

 

「大変よカズマさんヘイヴィアさん!」

 

「はいカズマです」

 

「はいヘイヴィアです」

 

「私のとーってもとっておきの神聖魔法をぶつけたのに、アイツ消滅しないわ!」

 

「いや、十分土手っ腹に穴空いてるから効いてると思うぞ」

 

「最早あれだな。もう一押しだろう。もう俺達の出番無しでいいんじゃねえのか?」

 

最早死に体のオーガを前に、ゴブリンスレイヤーがゆっくりと立ち上がり。

 

「アクア、魔法(きせき)はまだ使えるか?」

 

「おいおい! その体でまだ何かしようっていうのか。よしとけ。後は俺達に任せろ」

 

ヘイヴィアがゴブリンスレイヤーの肩を軽く叩くも、その手をそっと下ろすものがいた。

 

「ヘイヴィア。彼は信念の男です。きっと曲げられないものがあるのでしょう」

 

セイバーの優しい声音に、ヘイヴィアは静かにため息をつく。

 

 

「わかったよ。ゴブリンスレイヤー。援護は任せろ。何があってもお前をバックアップする」

 

「背中を任せた」

 

ゴブリンスレイヤーとヘイヴィアの拳が軽くぶつかり合うなか、アクアは既に準備を整えていた。

 

「OKゴブリンスレイヤー! 行くわよ! ヒール! ブレッシング? パワード!」

 

 

一気に回復と補助を受けたゴブリンスレイヤーは、未だ残る疲労を余所に最後の気力を振り絞る。

 

 

「思えば・・・・・一人だけだと思っていた」

 

ゆっくりとした足取りでオーガへ向かうゴブリンスレイヤー。

 

 

ここに来るまでにいくつものものを失い、取りこぼしてきたなかで、仲間とも離ればなれになった。

 

 

「だが、出会いがあった」

 

自分を命懸けで守り、付き合いの浅いこんな自分を仲間だと言ってくれた者がいた。

 

こうして駆けつけてくれるもの達がいた。

 

 

「今だけはこの運命に感謝しよう」

 

《矮小な存在が我にたてつきおってええええええ》

 

「足下に気を付けろよなデカブツ!」

 

ヘイヴィアのライフルアタッチメントのグレネードが、オーガの足へと直撃すると、ゴブリンスレイヤーとヘイヴィアの視線が交錯した。

 

「感謝する」

 

残った腕を振り下ろすオーガに対して、アクアによって強化された腕力が、これを軽々と受け流し、その頭部を眼前に捉えた。

 

 

「言っておくが俺にとって貴様は、口が聞けるだけでゴブリンより矮小だ」

 

ゴブリンスレイヤーの一撃前に、仲間達の声援が一つとなった。

 

「「「「いけえええええええええええええ」」」」

 

ステップと組み合わせた体の捻りからなる遠心の力を用い、その太い首へと刃を叩き込む。

 

《ばかな・・・・・・・》

 

盛大に宙を舞う首に対し、

 

「奴は自己再生が可能だ。頭部を破壊しろアクア」

 

満身創痍のゴブリンスレイヤーの信頼を受け取ったアクアは、ステッキを華麗に振って目標を定めた。

 

「任せて頂戴!」

 

《や、やめろおおおおおおおおおお》

 

 

「セイクリッドオオオオオオオ」

 

だがこの時カズマは失念していた。この危機的状況がようやくひっくり返された場面において盛大にどんでん返しの可能性があるということを。

日本と言う娯楽メディアの発達した文化の中で育ったカズマは、創作物とはいえ可能性を目にして来たばかりか、自身でも数多く体験してきたばかりだった。

 

それだけに、ヘイヴィアのすぐ脇をすり抜け、高らかにマントを翻し、眼帯を外して高らかに宣言する小娘が、弱りきりながらも必死でそれを止めようと足にすがり付くクルセイダー(わざと引き摺られることに快感を覚えている)が役立たずであることも、

 

そして、今まさに敵を盛大に屠るという、格好いい役目を明け渡された駄女神が、実に幸運が滅茶苦茶低いと言うことを。

 

その結果が今まさに目の前で起こった。

 

 

 

 

 

 

「エクスプロージョン!」

 

 

 

 

 

この日、アクセルの街から数十キロ離れたオラリオの街でも、盛大なキノコ雲が観測されたのだった。

 


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