あり得るデバフ一覧
1.女尊男卑(ISあるから私達偉いというガバガバ理論)
2.IS至上主義(女尊男卑の他、自衛隊の通常兵器削減、外交に於いて高圧的態度の可能性もある)
3.肝心のISの行動範囲の狭さ(最先端のインフラないとISのエネルギーシールド補給出来ないし、無補給で長期間戦闘出来るかというと…)
4.肝心のISの再生産不可(篠ノ之束にしかコアが作れないし、転移世界に原材料あるのか…?)
5.肝心のISの補給(量産型ISの片方がフランス製。補給関連で大打撃不可避)
6.肝心のISパイロットの心理的問題(IS学園ではIS=スポーツという認識が極めて濃い。本物の、しかも大口径兵器やミサイル、レーザーを撃ち合うスポーツって何だよ)
↑そんな気持ちの状態で人が殺し合う戦場に出たらPTSD不可避。
7.篠ノ之束(この作品ではかなりマイルドになってるが、原作は世界規模で滅茶苦茶な事を兵器でする性格。実際日本が滅びかけた)
…なんか世界を滅茶苦茶にした挙句、魔帝に負ける未来が見える。
追記:本日24時、前作の前日譚を投稿します。
投入兵力は50万。内40万が、東方征伐軍としてクワ・トイネ公国へ侵攻する大戦力。対するクワ・トイネ公国の総兵力は5万、それも即応兵力だけになると1万を割る、戦力比50:1以下のワンサイドゲーム。
更に、その侵攻を率いるはロウリア王国三大将軍の一人、パンドール。その副将には極めて冷酷なサディストとして味方からも恐れられるアデムが配置され、更に第三文明圏では最強の戦力単位として恐れられる「ワイバーン」を500騎を用意。これは、クワ・トイネ公国及びクイラ王国が保有しているワイバーンの数をも凌駕している。
トドメに、ロウリア海軍から総数
これは最早、戦争とは呼べない。蹂躙、殺戮、無慈悲。この表現が正しい程に、彼我の戦力差は圧倒的かつ悲劇的に劣っていた──
中央暦4月12日午後、クワ・トイネ公国西部 ギム。
その街はロウリア王国との国境境にある、人口10万人ほどの…特にこれといった達筆すべき特徴もない、平凡な街。しかし、それであるが故に、ロウリア王国軍の第一侵攻地点として指定されてしまった、哀れな街。
そこに向かって、ロウリア王国国境境から、ロウリア王国軍が雄叫びと共にギムに向かって侵攻する。その戦力は、通常歩兵2万、重装歩兵5000、特化兵*11500、遊撃兵1000、魔獣使い250、魔導士100、
はっきり言ってロウリア王国から見ても、一開戦でこれ程の規模を投入するのは過剰を通り越して異常なのだが、しかし本国は先遣隊にそれ程の価値を期待していた。その事実を今、より重く実感しているアデムは、緊張よりも嬉しさが勝っていた。
これ程の戦力であれば、ギムは1時間も保たずに陥落させる事が出来る。
そうすれば、後は
さぁ何をしてやろう、さぁどう甚振ってやろう。思考の片隅にそんな事を考えていたが、ふと気付く。
(………おかしいな。
そう。今、ロウリア王国東方征伐軍先遣隊はギムに向かって侵攻してきている。それは既にギムの手前にあるクワ・トイネ公国軍の野営地の視界に入っているにも関わらず、
(これは、恐らく…)
アデムの中に浮かんだ、一つの仮説。結果は、正解だった。
ロウリア王国東方征伐軍先遣隊が見たのは、
「アデム様、やはり捜索しても誰一人として見つかりません」
「そりゃそうだろうな。全く、亜人とはいえど、そこまで知能は低い訳でもないか…」
ため息を吐く。侵攻自体は無傷で進められているから良いが、期待したオタノシミは後にお預けにされ、アデムは少々気分を害していた。恐らくギムの民や軍は、ロウリア王国軍の侵攻に気付いて前もって逃げていたのだろう。所々に慌てた形跡こそあるが、それ以外に特にこれといった違和感もない。
「それで、他には?」
「建物から食料や物資を集めております。物は元々多かったのか、それとも持たずに逃げたのか、思った以上に多く集まっています」
「ふむ…」
さて、今後の予定をどうするか。本来ならばギムは死体の山を築き上げる予定だったのだが、せっかく無傷で手に入ったのならば有効活用したい。少し思考を回し、判断する。
「本隊に連絡を。『ギムは既に放棄され、先遣隊はギムの無血占領に成功。侵攻の足掛かりとする事が可能となった為、本隊の布陣をギムに移動する事を提案する』と」
「了解致しました」
この世界特有の通信手段「魔導通信」によって即時に届けられた情報と提案に、東方征伐軍司令のパンドールはこれを了承。37万の本隊をギムに移動し、1日かけて本陣の設営を行った。流石に全軍が入れる規模の街ではなかったが、しかし野営よりはしっかりと休む事が出来る。明日、4月14日には先にある城塞都市エジェイを攻撃する。クワ・トイネ公国も流石に城塞都市は放棄せず、そこでギムに駐屯していた軍と共に防衛線を張っているだろう。そうなれば、幾ら此方が数を圧倒していてもそれなりに激しい戦いになるかもしれない。
じっくりと兵を休ませ、次なる戦いに備えるのも、将の仕事だ。
「…此方スカウト1。
『此方本部、了解しました。着弾に備えて下さい』
中央暦4月13日、午前10時24分。
クワ・トイネ公国マイハーク港より北北西におよそ20kmの海岸線近く。そこに、12の鋼鉄の軍艦が停泊していた。
彼等の呼称名は、「第7機動艦隊」。
EDF日本支部より、クワ・トイネ公国の防衛及びロウリア王国の攻撃の為に派遣されたEDF派遣部隊の
艦隊布陣は、アイオワ級フリゲート艦及びセントエレモイージス戦艦が6隻ずつ、そして上陸部隊1個大隊。
此処で、軍艦の解説に入るとしよう。
まずは、アイオワ級フリゲート艦。
アイオワ級フリゲート艦は、ぱっと見の外見を見るとかつてアメリカ合衆国という国家が生み出した「アイオワ級戦艦」と勘違いする人が出るだろう。それは完全に間違っているという訳ではない。設計段階でアイオワ級戦艦を参考に設計された為、まるでアイオワ級がスケールダウンしたような印象を持つのだ。
全長は241m。武装は28cmレールガン3連装砲3基9門、12.7cmレールガン連装砲8基16門、20mmレーダー連動式ガトリング砲80基。
…これだけの武装しか積んでいない。これはアイオワ級フリゲート艦に求められた能力にある。EDF海軍は、フォーリナー大戦の経験から「無数の飛行ドローンを如何に効率的に迎撃出来るか」を優先課題とした。フォーリナーの戦力は質のみならず量も圧倒する。EDF海軍の主敵はフォーリナーの飛行戦力であり、無数の敵に積載数がどうしても限られるミサイルを乱発していては、あっという間に弾切れになる*2。ならば弾薬の要らないレーザー兵器を搭載すると、今度はレーザー兵器特有の困難なメンテナンスが足を引っ張る。歩兵用装備や飛行兵器ならこの事は特に問題視されないが、艦艇となると話は別だ。海軍の艦艇は一定期間以上の無補給戦闘を前提に設計する事を求められていた為、メンテナンスが困難な兵器を、特に量産艦に搭載するのは避けるべき事だった。EDF海軍は考えに考えた結果、其々が中途半端な設計となるより、「それぞれの目的に重視もしくは特化した艦を設計、量産すれば良い」というある意味では割り切った考え方をする事にした。アイオワ級フリゲート艦は対飛行戦力に特化した、艦隊の直衛艦として量産される事となったのだ。
対してセントエレモイージス戦艦。
アイオワ級フリゲート艦とは真逆に、セントエルモ級イージス戦艦は対マザーシップ及び機甲戦力を主目標とした戦艦だ。EDFが誇るイージス戦艦であり、ベースはイージス艦であるものの、あらゆる状況に対応するように様々な改造が施されている為、原型はあまり残っていない。船体は三胴船型と波浪貫通タンブルホーム船型を掛け合わせたような形状になっている。その全長は全長310.1m、武装は38cmレールガン連装砲7基14門、連装型35mmCIWS24基48門、8連装水平ミサイル発射機9基、ミサイルVLS72基を搭載。装甲はマザーシップの主砲を除く攻撃に有効的に耐える事が可能。最大速力は40ktと、かなり高速。更にヘリやVTOL機を離発着させる小型飛行甲板まで装備しており、EDF海軍の主力艦として採用されている。
そして何よりの特徴は──
「本部より第1艦隊全艦に入電。『
「続いて第一艦隊司令より、『攻撃用意』の命令です」
「テンペストA0、用意」
「了解、後部ハッチ開放します」
輪形陣の中心に陣取る6隻のセントエレモイージス戦艦、各艦の船尾に存在する大型ハッチが開放。内部に格納されていた1本の発射台が展開され、全長20m、90度の角度で完全固定。
「発射台固定確認。テンペストA0、
オペレーターの操作によって、発射台のほぼ直下にある空間圧縮搭載の格納庫からレールに乗り、
「テンペストA0組み立て完了。データリンク正常、カウントダウン同期正常、オールクリア」
「目標、ロウリア王国侵攻軍。ロフテッド軌道*3で打ち上げます」
「カウントダウン開始。10、9、8、7、6」
ロケットブースター点火。膨大な推進力を生み出す炎が噴き出し、煙が発射台周辺を覆い出す。
「5、4、3、2、1、
瞬間、6つの焔の矢は全ての束縛から解き放たれた。ロケットブースターによる推力は僅か十数秒で音速を超えて轟音を上げ、煙を吐きながら空へと消えていく。
テンペストA0。それはセントエレモイージス戦艦専用の、対マザーシップ兵器の一つとしても開発されたミサイル。対地上用特殊サーモバリック弾頭と対フォーリナー装甲重徹甲弾頭の2種類が存在している。欠点として余りにも巨大過ぎてそのままでは圧縮空間に格納する事が出来なかったが、兵器開発部は
その威力を、ロウリア王国東方征伐軍は体感するだろう。そしてテンペストA0は、フォーリナー大戦前ならば恐らくこの二つ名で呼ばれていただろう。
ギムに本陣を敷いたロウリア王国東方征伐軍。
10万が住んでいた街に40万の軍人を押し込めるのは流石に無茶で、半数近くは郊外に陣を張っているが、ギムの物資を流用して普通の野営よりは豪華な野営となっていた。
少し早く昼食を取ろうとしてる者もいれば、明日の戦いに備えて武器を整える者もいる。そして、明日の戦いに勝利した後を想像し、顔を厭にニヤつかせる者も。多種多様の思いと考え、そして侵略中であっても、其処には戦いの気配は無かった。
其処に、宇宙からマッハ7で落下する6発のテンペストA0弾頭が飛来した。
その事実に、最後まで気付く者は遂に現れなかった。何の迎撃も無く、何のリアクションもなく、飛来したテンペストA0弾頭地上からおよそ1.8mでその威力を、C70爆弾にも使用される史上最強の爆薬を点火する。
ロウリア王国東方征伐軍の軍人達は刹那、視界が真っ赤に染まる瞬間を目撃し、そして一瞬に到達した衝撃波と熱量と焔の前に、消滅した。
次いで周辺にその膨大な
「…スカウト1より本部へ。テンペストA0は正常に命中。魔法らしき現象及び迎撃は確認出来ず」
『本部よりスカウト1へ。生存者は確認出来ますか?』
「現在、着弾地点周辺に爆煙が発生していて確認は出来ない。が、まず殲滅と見ていいと判断する。万が一に備え、着弾地点に侵入可能な状態となり次第、生存者の確認に移る」
『了解しました。それまでは遠距離偵察を続行お願いします』
「スカウト1、了解。通信終了」
その光景を遠望から見ていたEDF日本支部 偵察部隊「スカウト1」の隊長は、大阪本部に攻撃成功の無線を送っていた。
EDF日本支部情報局は、対ロウリア王国戦計画…否、対現地世界戦計画に於いて「スピード」を最重視した。電撃的に、速やかに、スムーズに。早期の終結を目指した。
その理由としては、「魔法」の未知である。1ヶ月の間、原初の天災と呼ばれる篠ノ之博士と協力して魔法の研究を行っていたが、成果は全く持って上がって居なかった。
「魔法」は、
どんなセンサーや探知機を用いても、魔法の使用原理が科学的に説明する事が出来ない。何にも反応しないのに、何も無い空間から炎弾が出てくる。クワ・トイネ公国やクイラ王国曰く「魔素と呼ばれるものを使用して発動している」らしいが、そもそもその「魔素」さえも一体どういうものなのかさえも分からない。果てには詠唱による発動や、魔道具や魔石による物、
そして「原理」が分からないという事は、「限界」が分からない。
魔法が扱える者が1人いるだけで、どれ程の攻撃が出来るのだろう?それが10人いれば?100人いれば?1000人いれば?はたまた魔素なるものを大量に注ぎ込めば、一体どれだけの破壊力を持つ魔法が出来る?クワ・トイネ公国やクイラ王国にある程度は見せてもらったが、所詮は一つの基準。ロウリア王国はもっと凄いかもしれない。この世界の列強国と呼ばれる国なら、それらを超越しているかもしれない。
「限界」が分かれば、それで良かった。だけど「限界」が分からないなら、有り得ないは
もしかしたら、町一個なんて簡単に吹き飛ばせるのかもしれない。
もしかしたら、人を至極簡単に洗脳させる事が出来るかもしれない。
もしかしたら、化け物さえも操れるのかもしれない。
もしかしたら、天地さえも操る事が出来るのかもしれない。
もしかしたら、天変地異さえも起こす事が出来るのかも知れない。
もしかしたら、未来さえも見れるのかもしれない。
ああ、そんな物がもし実在するのなら、なんて恐ろしい事か。そしてそれはけして無機質な物でなく、
そんな
EDF日本支部は、ロウリア王国の侵攻前にギムの人々と軍をクワ・トイネ公国協力の下にエジェイ等に避難させ、町一個を囮とした。
そして、ロウリア王国東方征伐軍がギムを拠点とした事を確認し、第1艦隊より
当初、この計画を聞かされたクワ・トイネ公国の反対意見は多かった。幾ら強力な策とは言えど、街一個を丸ごと吹き飛ばしてしまう上、10万の民の財産や家を失わせてしまうのだ。EDFの支援が約束されているとは言えど、流石に簡単に首を縦に触れる者が少ないのは仕方がない。
だが、ある情報局員の一言が、クワ・トイネ公国の首を縦に振らせた。
「街や物は、もう一度作れば良いでしょう。しかし人の命は、命だけは。1人1人が何物にも代替する事の出来ない、唯一無二の宝なのです」
ロウリア王国東方征伐軍は1人として居なくなった。
しかし、まだロウリア王国そのものを降伏させた訳ではないし、海軍の4400隻が残っている。
「全艦に告ぐ。碇を上げろ」
──EDF日本支部第7機動艦隊、出撃。
Q.なんで「電磁加速式連装砲」とかじゃなくて「レールガン連装砲」って呼ぶの?
A.「レールガン連装砲」の方がカッコいいじゃん。by兵器開発部