相変わらず癖が1番強いけど、そのピーキーな感じが堪らない。マルチやキャンペーンでADMMバラ撒いて殴り込むのも気持ちいい。
…ついでに改めてCFA-44の設定見返したけど、やはりエスコン世界の中でも1番頭がおかしい戦闘機では?
1.ADMMによる一対多数戦闘に於ける圧倒力
3.多数の無人機のオペレーティングによる単独部隊運用能力
4.電子支援能力による自軍支援
5.(体感的に)ラプター並みのステルス能力
6.公式に「エースパイロット専用機」と断言される程ピーキーに仕上げた機動力
…うん、やっぱ頭おかしい。何でこれ程の機能をたった1機に詰め込んだ。
というかパステルナーク機でもADMMとEMLの同時搭載してなかったの…?パステルナーク戦でEMLの狙撃で叩き落とされたような覚えがあったけど…記憶違いだったのかな。
EDFには、さまざまな部局が存在する。その中でも一つ、ある特定の所にのみとんでもない特徴を持つ部がある。
文字通り、EDFが使用する兵器全般のの考案、開発、試作を兵器開発部が担当している。
その種類は文字通り全般だ。歩兵火器は当然として、ミサイル、銃弾、レーザー兵器、大型兵器、戦車、ヘリ、ベガルタ、コンバットフレーム、戦闘機、爆撃機、艦船、決戦兵器、戦術兵器、戦略兵器。
誕生当時こそ国家軍の兵器などを数多く採用していたEDFだが、今現在使用される兵器の原型は全て、兵器開発部より誕生している。
その中でも特に、日本支部の兵器開発部は特異的と言える。
何せ、日本支部には人類史上最高と謳われる頭脳を持つ
それ故に、彼女の加入以前の者達は置いてかれるかと奮起し、彼女の加入以後の者達も彼女に食らい付かんと奮起。自然と彼女に当てられて各人が其々の
そんな
基本的にこうして集まる事は無い。何故なら彼等は其々設計図を引く種類が違う。ある者はレンジャー、ある者はウイングダイバー、ある者はフェンサー、ある者はビークル大型兵器、ある者は艦船、ある者は…いや、これ以上は長くなり過ぎる故に割愛する。
兎に角。各人の殆どが異なる分野の兵器設計者である以上、こうして集まる理由はそれ相応の事だ。
ある時は、兵器開発部全体で各人が引いた設計図に関する意見交換。ある時は、兵器開発部に与えられた予算の各人への配分決定。ある時は、一同の総力を結集して開発する
「…さーて、皆。この要求に応え得るスペックの兵器の概念を考えようか」
「…で、篠ノ之博士。何だってこんなタイミングで決戦兵器の開発を?今、日本列島全域が第二種警戒配備態勢です。そんな状況下で数百m級の超大型兵器を建造する余裕があるとは…」
「そこは大丈夫。私が直接説得するし、このタイミングでも建造する価値がある兵器にさせるつもり」
「…?」
「第二種警戒配置の理由は、巨大生物の再出現への警戒。今の所、北海道だけで済んでるけど…これがもし、ただ単にトンネルをずっと掘り続けてるだけだとしたら?もし10年後、巨大生物が現地世界に姿を表したら?」
「
『…』
沈黙。
それは、考えられる最悪の想像。フォーリナーはいつも人間の常識を破壊した。彼等の行動基礎の前には、有り得ないは有り得ない。奴等に対抗するには、荒唐無稽な説を考え、実現可能性を度外視し、最悪の中の最悪を突き詰め、そして逆転の策を考える。逆転の兵器を考える。
「そうなったら、現地世界…特に隣のロデニウス大陸や第三文明圏は確実に奴等の庭になる。それを阻止するには
「…外征能力の欠如」
「正解」
正解が直ぐに出た事に気分を良くしたのか、束は指を鳴らす。
EDFの各支部の特徴として、「戦力の自己完結化」が挙げられる。これは、フォーリナー船団の対宙迎撃に失敗して大気圏内防衛戦に突入した際、全海域および全制空権の確保は
その影響により、外征能力は自然と薄れていった。完全に無くなったわけではないが、しかし大規模輸送は余りにも非効率となっている。しかしその問題も転移現象が無ければ特に問題視されていなかった。
「インフラを最低限整えてるロデニウス大陸ならまだしも、それ以外の場所となるとまともなインフラも何も無いから…」
「…成る程、何らかの理由で外征せざるを得ない事態になったら…外征先でまともな軍事行動が出来なくなりますね」
「そ。無いとは思いたいけど、可能性がゼロじゃ無い以上ね…フォーリナー関連となったら選択肢は無いような物だし」
「事情は分かった。…で、どういうのを想定してるんだ?」
「まず大前提として、司令部機能を持った移動基地的な運用を想定。アリコーンみたいな決戦兵器独自運用指揮権による即席の移動基地化じゃない、最初っから移動基地としての運用を前提に入れる。攻撃能力に関しては、テンペストA0クラスの戦術兵器の投射能力、航空戦力の投射能力を搭載。機動力も最低限セントエレモ級イージス戦艦以上の速度は確保したい」
『……………』
再びの沈黙。
暫くして、1人が手を上げて発言。
「…あの。それ、無理がありません?」
すぐに彼等の思考に走ったのは、その一言に尽きた。
「………だから皆のアイデアが欲しいなー、って」
グデリと束がテーブルに突っ伏す。
一応、彼女が想定したスペックを持つ決戦要塞自体は地球に存在していた。
エウロパ級要塞空母。
1番艦
…つまりだ。束の要求スペックを再現しようとするなら、
エウロパ級要塞空母は、文字通りEDF総司令部を中心に様々なリソースを結集させて初めて完成した超兵器の中の超兵器。それを縮小させるとは言え、一個の支部がそう簡単に建造出来る代物ではないのだ。
「まぁ万が一を考えると必要になるかも知れない、知れない、が…」
「このままじゃとても1個の支部が建造出来る物じゃないな…」
「何処か大きく妥協するべきじゃないか?そうすれば可能性は出てくるだろ」
「いえ、あまり妥協し過ぎるのも駄目よ。移動基地的運用とはいえ、対フォーリナー能力を十分備えてないとただの的に成りかねないわ」
「…じゃあどうやってそんな艦を建造する?」
「………そもそも、
1人の男の言葉に、全員の視線が向く。彼は航空分野に秀でた能力を持った人物だ。
「確かに艦艇としてそんな代物をフルスペックで建造しようとすれば、それこそエウロパ級要塞空母レベルの巨艦となります。ですが今回、1番求められるのは「機動力」だと思います。如何に素早く現地に到着し、如何に素早く戦力を投射出来るか。それを考えると、攻撃能力と多少の戦力投射能力を妥協し、超巨大航空機を建造するのがベストなのでは…?」
「…どのくらいのを考えてるの?」
「司令部機能と航空戦力投射能力、そして戦術兵器投射能力を確実に搭載するとなると…最低でも全長3、400m。全幅と全高は…詳しく計算しないと何とも言えませんね。如何せん、これほどの巨大航空機の建造経験はないですよ」
「つまり前通りって訳だね」
「そうとも言いますね」
彼等の頭脳がフル回転を始める。何が問題で、何が解決手段となり得るか。思い付けるものをひたすらに議題に挙げる。
「まず、第一の問題としてどうやってそのレベルの超大型航空機を建造するか…」
「海軍艦の建造ドックを応用出来ないか?海軍艦は基本的にブロック工法で建造してる。複数のドックで部品を建造し、そして専用ドックで溶接を…いや、それだったら一から専用設備を作った方が早いんじゃ…?」
「それをやろうとすると建造だけで5年以上を浪費するし、何よりリソースの消費が凄まじい事になる。それは避けたい」
「そもそも、そんな超大型航空機を離着陸出来るスペースを確保出来ないんじゃ?ロデニウス大陸なら可能な場所も見つかるかも知れないが、インフラや防衛環境的にも駄目でしょ」
「何も巨大滑走路を必ず作る必要など無い筈。航空機の中には、海上を滑走路とする機種もある」
「…成る程、水上機か。それに加えて機体に補助ブースターを搭載すれば、機体の重整備の時には専門の点検設備を建造するだけでいい。弾薬輸送も輸送機を使えば簡単だ」
「…オッケー。原型の原型は固まってきたね。航空専門の人達は続けて設計図のアイデア出してみよっか。他の人は各自の自由に」
数週間後、EDF予算委員局の元に一つの計画書が提出された。
書いてる途中に「この話要らないのでは?」と思ったけど、既に4000字執筆してて勿体無かった…