「昼間は会議ご苦労だったね」
あの後御館様が現れ状況を伝え禰豆子は鬼殺隊の一員として認められ、炭治郎はお咎めなしとなった。
「疲れている所済まないが予想より早く裁判が終わったから午後は予定通り柱合会議を行わせてもらうよ」
「それ程深刻な話があるって事なんやろう?」
そしてしばらくの間怪我の治療と修行のため七火としのぶの屋敷で炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子を引き取る事にした。
「七火の言う通りだ、最近隊士達の質が落ちていると思うんだ…」
「確かにな、雑魚ばかり集まったって何の意味もねぇしな」
「不死川の言う通りだが、ド派手な案が見つからないのも事実だな…」
「だが昼間の少年はいい目をしていたな!胡蝶の継子の栗花落といい七火の継子の花筐といい期待出来る隊士も中にはいる!」
「それは事実ですが、一部ではなく隊士全体の質を上げなければ意味がないと思います」
哪吒蜘蛛山の時もそうだったが十二鬼月以外の鬼に殺された隊士も多く、生き残った隊士は本の数名程だ。
「せやったら僕にええ考えがありますえ?」
「何かな七火?」
「僕ら柱が他の隊士達に稽古をするのんはどうでっしゃろか?継子を持たへん柱もおるし、柱が直々に稽古をしたら継子も見つかるし隊士の質も上がるかと思うがどうやろう?」
「腹黒天邪鬼にしてはまともだな」
「あ!それ私もいいと思うわ!」
(一見冷たそうに見えて実は隊士の事を思っているなんて…七火君やっぱり優しい…素敵だわぁ)
「うむ!俺もその考えはいいと思うぞ!!」
「私も兄様の意見に賛成です、ね?富岡さん」
「決まれば従うまでだ」
「あれ?今日って何で柱の皆が集まったんだっけ?…」
「可哀想に…話を聞いていなかったんだな…だがいい考えだ」
「それなら強え奴が集まった鬼殺隊が出来そうだぜ」
珍しく柱の意見が合う。
「確かにそれはいい考えだね検討しておくよ、とりあえず今日の柱合会議はここまでにしよう」
『はい』
「あ、それと七火と甘露寺は話があるから残ってくれ」
「な!?腹黒天邪鬼と甘露寺が残るだと!?」
「僕と恋柱はんに話どすか?」
「…私と七火君で居残り…キャーなんだろ!!…」
「兄様先に帰りますね」
「気ぃつけてや、炭治郎はん達を頼んだで」
お座敷から他の柱が出ていき、七火と甘露寺だけが残り静寂に包まれた。
「それで話とは何どすか?」
「実は二人に鬼の討伐に行って貰いたいんだ」
「私と七火君にですか?」
「そうだ、ここから北に廃寺があるんだが、どうやらそこに鬼が住んでるらしい」