「今日の放送では、団長ちゃん達の質問に答えていきたいと思うよ!まずはTwitterや動画のコメント欄にあった質問から返していくね。」
『あなた…勤勉ですね?』
『怠惰担当はリゼロ時空に帰ってクレメンス…』
『俺の書いたコメントが読まれるのか、それが問題だ…』
『コメントに質問書いたら、お姉ちゃん後で読んでくれる?』
『なんでも教えてくれ』
「まずは、"ナルメア信者"さんからの質問。その髪ウィッグですか?染色ですか?についてだけど…これ地毛なんだよ?」
『!?』
『えっ…(絶句)』
『またまた〜……嘘だよね?確かにすごいサラサラで本物っぽいな〜とか思ってたけど流石にウィッグですよね?』
『今年1驚いた』
『いやいやアニメじゃあるまいし、リアル紫髪なんてあるわけ…』
『ナルメアかな?(直喩)』
これは流石にいきなりじゃ信じられないよね…私だって実際にナルメアになるまで銀髪すら信じてなかったんだし、紫なんて無理があるか。これはおいおい信じてもらうしかないか…
「団長ちゃん達もビックリしちゃったかな?そうだよね…紫の髪なんて変だよね…お姉さん、団長ちゃん達なら信じてくれると思ってたけど、いきなりすぎたよね…信頼は押し付けることじゃないもんね?ダメなお姉ちゃんでごめんね?」
『泣かないで』
『泣かないで』
『泣かないで』
『泣かないで』
『ちょっと男子〜!ナルメアちゃん泣かさないでよ!!』
『お姉ちゃん泣かせるのはやめろぉ!(建前)やめろぉ!(本音)』
『泣いても絵になるなぁ…』
『↑間違ってないけど空気よめでこすけ野郎!!』
みんなにナルメアのことを受け入れてもらえないかもと思ったら、自然と涙が出てきてしまった。自分がナルメアになって配信始めるまでは忙しかったから、この体になったことを少しでも忘れられたけど、みんなに懐疑的な目や嫌悪をもたれたと思った途端に誰も私のことを受け入れてくれる人はいないんじゃないかと不安に駆られてしまった…。
こんな奇妙な体験をする人が他にいるとは思えないし、本当の意味で世界から孤立してしまうんじゃないかと思ってしまった。
ありえない美貌、ありえない髪色、ありえない体と受け入れられる要素がこんなに少ない人もそういないだろう…
『俺は信じてるぞ!お姉ちゃんはグラブルの世界から飛び出してきたリアルナルメアなんだ!』
『可愛いは正義。はい、Q.E.D。ほら!解散!』
『俺は紫の地毛だと信じてるぞ!だってこんなに綺麗なんだから、問題どころか無問題だろ!』
『↑兄貴カッコいい…(トゥンク)』
『元気になってください!何でもしますから!』
『↑ん?』
『↑ん?』
『↑ん?今何でもするって言ったよね?』
『ナルメアちゃん愛してる〜♡』
『安定のレズ姉貴』
ふふっ…掌返しがすごいな。美人って得すぎるな。
そうだよね、コメント一つ一つにこんな過剰反応するお姉ちゃんが変なだけだよね。
私としては自分のこの体に不満はない。角はまぁ気になるけど、リアルナルメアになれたと考えればお釣りがくるくらいだと思ってる。
『笑顔が眩しい!』
『ナルメアの太陽みたいな笑顔が見れるだけで、今日までの俺が報われるわ』
『やっぱり平和が一番!ラブ&ピース!』
『尊い…尊い…』
『可愛い』
『語彙力とける』
『気にするな!』
そうだよね。いきなりこんな事態に巻き込まれた理由なんて分からないけど、私は今ナルメアなんだ。みんなに私の魅力を知ってもらうこと、受け入れてもらうことが今必要なこと…泣き顔なんて私には似合わないよね!
「みんなごめんね。私ちょっと不安になっちゃってた。みんなに受け入れてもらえないんじゃないかって…でも、もう大丈夫!団長ちゃん達に振り向いて貰えるように毎日頑張るから!お姉さんに夢中になるまで私諦めない!」
『泣いた』
『もうお腹一杯だよ…これが初回放送ってマジ?質問1つ目何ですが…』
『ドルオタの気持ちが分かったかもしれない…』
『俺は最初からお姉ちゃんにメロメロだぞ〜』
『↑当たり前だよなぁ?』
『や さ し い 世 界』
『その笑顔だけで幸せや』
『ナルメア可愛すぎん?那珂ちゃんのファンやめます』
『ディアンサのファンやめます』
『結婚してくれ』
私の心はもう決まった。これからどうなるか分からないけど、今はただ前を向いて歩いて行こう。やらなきゃいけないことは山積みだけど、この瞬間から一歩一歩を踏み締めて…
「えへへ、みんなありがとう。テンポが悪くてごめんね?それじゃあ…次の質問に行こうかな…」
私のナルメア生は始まったばかりだ。
最終回かな()?