昔VRMMORPGといったゲーム世界で冒険するVRゲームが題材のコンテンツが多くあったことを思い出す。
実際にゲームの中に入りゲーム主人公のように剣や魔法の世界を楽しみたい、使ってみたい、モンスターと戦いたいと。実際にVRゲームが開発されないかと願っていたが。
その当時からはだいぶ時間がかかってしまったが、VRゲームが開発された。初めの画質などは褒められたものではなかった。
それでも開発されて以来多くの研究者、開発者により、---技術は加速的に進歩した。
ゲームの中に入ることができるようになり、感じられる五感がリアルと変わらなくなるまで時間はいらなかった。
VRゲームは広く世間に普及した。RPGやFPSなどのジャンルをゲーム会社はこぞって開発していき、様々なゲームが世に生まれていった。
VRゲームの普及によりVR技術の進歩は進み新しい時代が来たのだと、多くの人間が夢想した。
VR技術は進歩した。しかし、技術の進歩が速すぎたせいで広く広く世間に普及した。---それこそ、規制が足りていないまま広まってしまった。
規制が足りなかったからか様々な問題が浮き彫りになっていった。
VRゲームがあまりにもリアルすぎたのだろう、窃盗、強姦、強盗、傷害、殺人まで様々な犯罪がVRゲームが普及した後に増加した。ゲーム内での行動による倫理観、モラルの低下が問題になった。
RPGはモンスター、動物や人間型もいるなかで剣や槍、弓に斧、果ては魔法による炎で燃やし敵を倒す。
敵を倒すというと聞こえはいいが実際に考えると殺すということだ。剣や槍といった刃物を持ち、自分の意志で生き物を殺していた。
PKが許されているゲームではデータ上の生き物ではなく、実際にプレイしているプレイヤーを殺している。
レアアイテムを持っていたから、相手が気に入らないから、弱い相手をなぶるのが楽しいから、面白いからといった理由でPKが行われていた。
FPSなんて銃を使いモンスターだけでなく、人間と変わらない相手プレイヤーを撃ち殺していった。
もっと早くに規制するべき内容だっただろう。VRゲームが普及する前のテレビゲーム時代から、それこそコントローラーを使い画面の中でしか動かしていないころから、問題視されていたのだから。
それがVRゲームへと進歩しテレビゲームとは比べ物にならないくらいリアルになり、現実とほとんど変わらなくなってしまった。
ゲームといってもVRゲームだ自分が自分自身の体を使用して、凶器をふるっている。自分の意志で他の生き物を殺していた。
こうして字面だけをを見ると殺人や強盗などの犯罪でしかない。
それに加えてVRゲームでは痛覚に関して厳しく規制されていた。激痛によりショック死など誰も求めてはいない。
だがこれが犯罪行為を助長した要因の一つになってしまった。
傷つけたとしても痛覚規制により、自分も相手も苦痛に感じのるかわからなくなった。
痛みに対してまるで理解が出来なくなり思いやることがなくなった。
世間に広く普及されてからVRゲームの問題が浮き彫りになった。これによりニュースや新聞などメディアはこぞってVRゲームを責め始めていった。
VRゲームこそが悪いった風潮ができあがり、政府がVRゲームの規制する法案の話が出た。
もちろんゲーム会社などは抗議した。ゲーム会社からしたらふざけるな、という感情だっただろう。規制されたら
これまでの開発も、これからの開発計画も大きな問題が発生してくる。
規制内容によっては大規模な業務の縮小もありえる。なによりもこのVRゲーム全盛期の時代だ、首を括る人間だって出てくるだろう。
政府も不用意な規制をすると経済に多大な損失があると考えていたからか、規制内容に関しては慎重に議論していくとしていた。
だが規制の話が出た際におけるVRゲームプレイヤーの行動がこれからの規制を決定付けてしまった。
VRゲーム規制の反対派と推進派ができて、お互いが自分たちの望む結果を得ようとするため様々な行動をとっていた。
その中で署名活動は多くあった。民主主義において数こそが力であり正義だからだ。
だがその中で、悲劇が起きてしまった。反対派の中でも過激な人間が推進派の署名活動中に因縁をつけて口論になり、暴力行為を働いて殺人事件にまで発展してしまった。
この時の言葉は「殺す気はなかった」だ。
この事件によりVRゲームが問題という声が大きくなり、政府は大々的な規制を取らざるを得なくなってしまった。
技術は進歩した。だがその技術を使用する人間がまるで進歩も進化もしていなかったことが、問題だったのだろう。