カオスフレアSCリプレイ 「激闘! 部活対抗戦」 作:りょーさん
GM:
最後に、来人のEDです。どんなシーンにしましょうか?
ちょうどいい。ロゼッタのEDの直後に、部室に入ってくるところから始めさせてくれ。
ロゼッタ:
「げっ」
まさか聞かれたんじゃなかろうな、という顔。
「ちゃんとノックして入ったぞ。 あと何か知らんが聞こえちゃいねえ」
ロゼッタ:
本当だろうなという顔をした後、
「まあ、あなたに真顔で嘘付けるだけの演技力があるわけないか……」
と溜息をつく。
GM/メテオ姫:
(どうだろう? ライトくんって、わりと演技派だと思うけどなー)
「ま、平和な日常が戻ったようで何よりだ。それが一番オレ様ちゃんの気にかかってた所だ」
「オレ様ちゃんは、天文部を助けられたか? お前らの、かけがえのない平和な日常を取り戻すことができたか? ってな。初めてオレ様ちゃんがここに来た日に聞いた願い、だ」
GM/メテオ姫:
「そりゃもう!ライトくんのおかげで、部活対抗戦に出られて、優勝までしちゃったんだから。おかげで、天文部は天文部のまま。あたしたちは、あたしたちのままよ」
「そうか・・・ よかった」
GM/メテオ姫:
「ほんと、感謝してるよ。ありがとね、ライトくん」
ロゼッタ:
「まあ、これでメテオが調子に乗って新たなトラブルを引き起こしたりしたら、別の非日常が発生する可能性はあるけど」
と苦笑い。
GM/メテオ姫:
「ひっどーい! まあ、明日のための雨雲粉砕バズーカは無駄になったけど、また使うときはあるよね」
しまいしまい。
「なら、オレ様ちゃんは・・・ いや、『俺』は、この祭りを、ハレの日々を締めくる、最後の仕上げをして、かけがえのない日常の天文部を取り戻そう」
そう言って、懐から封筒を取り出す。そこには、『休部届』と示してある。
ロゼッタ:
「へ?」
と来人の方を見る。
GM/メテオ姫:
「……。理由は、聞いてもいいのかな?」
「日々の日常を取り戻すには、もう一つ邪魔なものがあるんだよ。俺だ」
GM/メテオ姫:
「そんなことないよ! 来人くんは、新しい天文部の部員だよ。あたしたちの、新しい日常だよ」
「そう思ってたの、あたしだけだったかな……?」
「ロゼッタ。おまえさんなら、感情はともかく、理屈では理解できるだろう」
ロゼッタ:
「んー、まあ。考えていそうな事は何となくね。でも、それは貴方の口から説明すべきでしょう」
「ああ、じゃあ俺から言うよ」
「先に言っとくが、お前らが嫌いになったとか、迷惑に思ってたとか、そういうことは一切ない。何かお前らが困ったら、いつでも駆けつける。そういう意味での『休部』だ」
「その上で。メテオ姫。 俺を呼び寄せた理由、あなたの願いは確かに叶えた。そのための鉄風雷火の日々は楽しかった。だが、その祭りの日々は、『ハレ』の日は終わった。そのことは今確かに確認した」
「日常に戻らなきゃいけない。天文部は天文部の。そして、俺は俺の」
ロゼッタ:
「……」
何も言わずに先を促す。
GM/メテオ姫:
メテオ姫も、フレアを渡しつつ続きを待とう。
「俺は、この世界に連れてこられた理由を知っている。そして、その理由を失った上で、この世界に来た理由を探さなきゃいけない」
GM/メテオ姫:
「帰りたいってこと? ううん、違うよね。でも、よくわからないよ……呼んだのは、あたしだよ?」
「メテオ姫、おまえさんがやった召喚というのは、そういうことなんだよ。俺は、おまえさんたちに依らずに、この世界に呼ばれた理由を得なきゃいけないんだ」
「でなきゃ、俺がここに来た、今ここで生きている意味はない」
GM/メテオ姫:
「そんなの、おかしいよ! 来人がいるのは、帰れないのも、あたしのせいだよ!」
ロゼッタ:
「……取り敢えず一言良いかしら?」
「あなた、相当面倒な男ね?」
凄く真面目な顔で。
「というか、そんなんこっちの活動と掛け持ちで探せばいいのに。思い切りが良いのか、逆に未練に引きずられやすいのか……」
「……。オレ様ちゃんワルイコだからなぁ?」
いつもの口調。だか、ちょっと照れくさそうに。
「こんなイイコちゃんたちに、俺が今からやらかすヘタを掴ませられるかよ。俺のやらかすことは俺に責任取らせろよ」
GM/メテオ姫:
「よくわかんないよ……カッコつけってこと? 変なの……」
涙目をグシグシこする。
「天文部とは無関係。そういう立場でないとできねぇ、愉しいことがあるのさ。たくさんな」
「こっから先は大人の領分だ。よい『子』ちゃんたちには付き合わせられねぇのよ」
ロゼッタ:
「まあ、具体的に何するかまでは分からないし、敢えて聞きもしないけど。とりあえず、メテオはこいつの顔面を一発殴っても許されると思うわ」
「だって、あなたが言ってることって要約すると『天文部なんて俺の器じゃねえ!もっとビッグな事をやらせてくれ!』って事だし」
「違う気がするが、違わないのかもな。ワルイコちゃんは汚名を恐れない」
「ただ、『俺』は俺がやりたいことをした結果、間違ってもお前らを巻き込みたくねぇんだよ。これでも大事に考えてるんだからな」
ロゼッタ:
「分かってるわよ。だから殴っても良いって言ってるの。本当なら『殴るべき』まで言うわよ」
GM/メテオ姫:
休部届を握りしめて、見上げる。
「あんたのワガママに答えることができて、満足してるぜ。俺はよ」
「だから、頼む。今度は俺のわがままを、ひとまずは飲んでくれ」
GM/メテオ姫:
「休部、なんだよね。戻ってくるよね? 一緒に、星、見られるよね?」
「本当に困った時にはいつでも呼べばいい。ワルイコちゃんで良ければ、いつでも復部届持って駆けつけるからな」
そう言って、痛みを与えないように、優しく抱擁する。
GM/メテオ姫:
「ピンチを助けてくれるかなんて、今はどうでもいいんだよ! あたしは、部員のライトと、星が、見たいよ……」
泣いて来人の胸に顔をうずめる。
ロゼッタ:
「……で、あんた。とりあえず、女の子泣かした訳だけど」
「泣かしたな。 ああ全くワルイコちゃんだ」
「だから、次の天体観測の日付を教えてくれ。次の次も、次の次の次も、教えてくれよな。巻き込めねぇが、イベント参加は大丈夫だろ」
GM/メテオ姫:
「! 明日! 明日よ!」
「わかった! もう、都合のいいこと言って! 準備とか、あるんだから! いいとこだけ持ってく、面倒な部員ね!」
めっちゃ嬉しそう。
ロゼッタ:
(まあ、何か本気で『悪い事』するつもりなら、関わりが露見した時点でこっちが巻き込まれると思うけど)
(それを教えてやる義理は無いわね。せいぜい、ずぶずぶになってる間に、あたしたちを巻き込むがいいわ)
ロゼッタ、おまえもなかなか面倒くさいなw
GM/メテオ姫:
「じゃ、休部届はもらっておく。天体観測は、明日の午前2時、踏切だよ!」
「わかった。 全く……かなわんな」
GM:
では、来人の苦笑いが映ったところで、このシーンは終了。
そして、今回のセッション『激闘!部活対抗戦』終了となります。皆様、ありがとうございました!
一同:
お疲れさまでしたー!!
来人も、メテオ姫として会話していて、とても楽しい相手でした。
ときに同年代の破天荒な友人として、ときに諭す大人として、皆と会話する姿は、とても印象深い主人公だったと思っています。
と。これにて、カオスフレアSC
『激闘! 部活対抗戦』
のリプレイは終了となります。
皆様に、カオスフレアSCの魅力や、TRPGでロールプレイをする楽しさを伝えられれば、なによりです。