スーパーロボット大戦Z 辺獄編   作:レゴシティの猫

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皆さんこんにちは(?)
まだまだ続くネメシスの黒コンボイ化ですが生暖かく見てください
前回までのあらすじ
アサキムは常人なら何回か死ぬ目に遭うもスフィアを手に入れた、しかし突如ユニクロンが姿を表す
アサキム、もといデビルークはユニクロンを乗り切れるだろうか


第十二話 「闘争ーたたかい」

 アサキムを捕まえているシバリ杉は王宮の内部に突入したようだった、目を一瞬でもつぶれば景色の変わるスピードで走られ、根っこでジャンプし階をまたぐが振動はもろにアサキムにも感じる程だった、振動は体が裂けそうな痛みに変わっていく

 脱出できないのも困りものだった

 その内にアサキムは王宮内で警報音を聞き取った

 「感じ取っているのか?友もしくは主の身に迫る危機を」

 シバリ杉は何も答える事なく突き進んだ

 アサキムは血を流した兵士を見つける、だが生死を確かめる間もなくシバリ杉は移動したためどうしようもなかった

 一方その頃~

 警報は鳴りだした、原因はネメシス

 ネメシスは次々と兵士を切り裂いていった

 否、兵士だけではなく非戦闘員も例外なく無差別に、目に映る人間を順番に切り裂いた、剣で切り、刺し、盾で叩き、相手の銃弾を跳ね返し、銃で宮殿ごと撃ち、穴を開けた、抵抗してくる人間は抵抗できない距離で倒し抵抗できない人間はそのまま倒し続けた

 特に何も疑問に思っていなかったかもしれない、が先程結城リトだけは切ろうとすれば何かが拒否しようとしていた、そのことに戸惑いを感じてはいたがもう頭にはその事はなかったものだった

 ネメシスによって発される兵士の断末魔の叫び声は王子や王女のいる場所にも聞こえてきた

 「ココ姉さん…まずくない?」

 「うん…逃げよう、兵士をあんな風にしてくるやつは今の私達じゃちょっと」

 「よーしメンは急げだ」

 「善だよ」

 ラズは扉を開けココと一緒にいる春菜の手をグイグイと引っ張った

 「春菜姉ちゃん、ひなんけいろ忘れちゃった」

 春菜は仕方ないといった表情を含めた笑みを見せて

 「そうね、ここをこう行って…」

 春菜が説明してる内にネメシスはそこにたどり着いた

 「嘘…ネメシスちゃん」

 春菜は驚きを隠せずにいた、彼女の変貌ぶりを見てしまって、艶のあった黒髪は乱れ浴衣に近い衣装はどこかボロボロになり何より以前の彼女は黒猫のような金色の瞳だったが今は白目の部分ごと赤色になっていた、そして

 「ネメシス姉ちゃんは…わんちゃんごっこでもはまった?」

 「そんなわけないじゃん」

 ネメシスが見えた時彼女は四足歩行でこちらにやってきていた、またいつもなら少しは軽口をたたくはずだがその気配もなく呼吸のみしかしていないようだった

 「ルンちゃんからもらった痴漢撃退用爆弾…使ってみよう」

 春菜は安全ピンを抜き爆弾状の物体をネメシスに向かって投げた

 投げられた物体をネメシスは即座に変身能力で潰した、直後爆発が起こった

 ネメシスの咳き込むのが聞こえたため

 「今チャンスなんじゃねえか?」

 ラズの問いから始まり3人はその場から別の部屋を伝って逃げる事にした

 逃げて別のフロアに向かおうとすると見渡せるのは兵士の死体ばかりで兵士は血にまみれ宮殿には穴が開いていた

 春菜は口に手を当て目を瞑り涙した

 ココはわけが分からず呆然とするしかなかった

 ラズは兵士に近寄って叫んだ

 「兵士さん、しっかりしてくれよ…兵士さん!!」

 ラズの叫びもむなしくこだましその内に原因となる存在が追いついてきた

 3人が驚いているとネメシスは一番近かった春菜に近づき拳で腹を殴った、春菜は避けきれず床に倒された

 ネメシスは馬乗りの姿勢で春菜に乗り髪を剣に変身《トランス》させ切っ先を春菜に近づける、春菜はその切っ先見て肌に冷や汗が湧き出た

 「(リト君…!!)」

 春菜は目をつぶって歯を食いしばり恐怖に耐えようとした、その時

 「させるかー」

 ラズは突進してネメシスにぶつかってきた、子供がぶつかってくる分の衝撃や威力しかないためさしてネメシスをよろけさせたりダメージを与えるといった風にはできなかった、ネメシスはラズの行動でラズの方に狙いを定めた、ラズは殴られ、壁に激突し気絶した

 「ラズちゃん!!」

 春菜はラズの元に走ろうとした、しかしさっきネメシスに倒された時のショックか立ち上がれず春菜は壁に激突したラズに向かって手を伸ばす事しかできなかった

壁に激突したラズにネメシスが向かった際ココがラズの前に立った

 「弟に近寄らないで、近寄るなら私が相手をするから」

 ココは震えていた、6歳だから仕方がないかもしれないが春菜は子供に守られてる自分が不甲斐なく感じた、自分が守らなくちゃいけないのに、傷つけさせたくなかったのにと考えていた

 自分の娘は無事だろうかとも考えたがそれどころではない、ネメシスは望み通りにしてやると言わんばかりにココに近寄り刃を振り下ろそうとした

 「やめてー!!」

 春菜は叫んだ、叫ぶ事しかままならない分心から

 己の無力感を嘆くように、それが夢なら醒めるように、ネメシスが正気に戻るように

 叫びと共にシバリ杉が降りてきた、そしてココを庇いネメシスに切られた、アサキムもろとも

 「シバリ杉さん…」

 ココは気が抜けたのかへなへなと崩れ落ちた、春菜も同様でこちらは気を失った

 シバリ杉はココの無事そうな声を聞き安心したのか目の光を失った

 「友の大切なものを守るために…逝ったか」

 アサキムは切られた箇所を触りシバリ杉の中から脱出した

 「振動以外は君に縛られるのも新鮮で悪くはなかったよ」

 シバリ杉の後ろで声がした

 「あなたは誰ですか…シバリ杉さんはどうなったんですか」

 アサキムは答えずただ回り込みココを気絶させ、ネメシスの元に戻った

 ネメシスはアサキムに向かって剣を振るった

 「その様相…見たことがある…そうか、君は混沌《カオス》の因子に縛られたんだね」

 アサキムは剣を召喚しそれを受け流しネメシスを押し倒した

 「どんな心地かな、心が闘争心にのみ支配されている気分は」

 アサキムはネメシスの肩を足で踏み憐れみの表情を示す

 「もっとも、今の君に話を聞くという理性すらあるのか疑問になるけど」

 「グォォォォ!!」

 ネメシスはもう一方の肩に連なる腕を銃にしてアサキムにそれを発射した

 ビームがアサキムを襲い、ついでに宮殿の一部に風穴を開けた

 アサキムはビームを直撃したが呪いのため死ぬことはなかった、しかしビームによる熱はしばらく消えない

 アサキムはネメシスが変身《トランス》した銃を思い出した、ついでに剣も、それはスターセイバーやアストロブラスターに酷似していた

 「うう…彼女はユニクロンを目覚めさせる3対の武具を模して変身《トランス》しているのか…つまりあのユニクロンは」

 マイクロンに関わるユニクロンかもしれない

 そうじゃなければこのネメシスがその武具に体を変えるなんてできはしないだろう、知らないから

 アサキムが分析しているとララが走ってやってきた

 「第一王女…王妃の到着か」

 「変わった兵士だね、少しよろしくね」

 「逃がすなら早くした方が良い」

 アサキムはネメシスと剣戟を続けた、変身《トランス》三人娘はアサキムより戦闘力は上だった(シュロウガに乗って戦うならその限りではないが)、だが今のネメシスと相手取る場合のみ受け流し方を知っておけば防戦なら上手く立ち回れるようだった

 その間にララはまず春菜に近寄った

 「春菜、心配しなくて良いからね」

 春菜をワープさせた、次にココに近寄り

 「ココ、大丈夫だよ」

 最後はラズだった

 「あ…母ちゃん、春菜姉ちゃんは?」

 「無事だよ、ラズちゃんのおかげだね、えらいえらい。あ…たんこぶだ、痛いの痛いのとんでけ~、はい」

 ラズをワープさせララはネメシスの方を向いた

 「ネメちゃん、あの子達まで襲うようになるなんて、どうかしてるよ」

 「今の彼女は彼女じゃない…僕に取ってみれば僕はスカージ…混沌の神の駒と戦ってるように感じる」

 「よくわかんないけど止めなきゃだよね…」

 ララはつるつるスリップ君を使用した、アサキムは地面に剣を刺しそこを重心とすることで滑らないようにしたがネメシスはジャンプしてその階の天井に張り付く事で回避した

 「これは…今の彼女は兵器じゃなくて獣という言葉が似つかわしいね」

 「どうすれば良いの?」

 「僕にも分からない…けど、来るよ」

 「へ?」

 アサキムの言葉に反応するようにザスティンとセリーヌがやってきた

 「ララ様!!とお前は…何故ここにいる?モモ様の友達に捕まったはずでは」

 「まう?」

 アサキムは指を指しモモの友達を示した、目の光がなくなったシバリ杉を

 「誇りにしておくといい、あの樹木は彼女の大切な人間を守り散っていった」

 「そんな…」

 ザスティンはネメシスを見た、お互いがお互いを認識し、敵意を募らせ、ザスティンが武器を構えているところをネメシスは襲いかかった

 「覚悟するがいい!!」

一方そのころ~

 ユニクロンは、デビルークに接近した、真っ先に向かったのは金色の闇…ヤミだった




皆さんいかがでしたでしょうか、ロボ関係ないじゃんと思う方もいるかもしれませんがアサキムの歩く道はスパロボZだと考えるアホなので許してください
次回予告~
 『ラトラーター』
 「手段なら…ある」
ザスティンの秘密兵器が、解き放たれる
第十三話「雷光…きりふだ」
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