スーパーロボット大戦Z 辺獄編   作:レゴシティの猫

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 皆さんこんにちは(?)
 いよいよユニクロン様が変形するので、生暖かく読んでください
前回までのあらすじ~
 アサキムは常人なら幾度か死ぬ目にあいつつスフィアをその手にする事に成功した、しかしユニクロンが現れネメシスは暴走しリトは刺される事態となってしまった


第十四話 「再臨ーユニクロン」

 アサキム以外全員ルナティーク号に乗り込んでリトの治療に専念する事にしたようだった、せわしなく動く足音と所々漏れ出す大声は彼女達の必死さを感じ取るには充分だった。無理もないだろう、夫もしくは父親と慕う人間が腹部を刺されたのだから

 アサキムはヤミを眠らせてからのルナティーク号の叫びを思い出しルナティーク号の外でぼんやりしていた、オーズに変身したままだったが

 『おい…オマエ誰だ、顔を内部しか映せないからって外部が見えないわけじゃないからな』

 「今は緊急事態だしそれを優先したら…」

 『あ、テメーその声はヤミちゃんを眠らせた』

 ルナティーク号はアサキムと認識するとアサキムに向かって突っ込んで行った、仕方なくアサキムはルナティーク号が通れないような通路まで逃げる事にした

 「下手な行動は彼の命を危うくさせる、分からなくはないだろう?」

 『はん、進んだぐらいじゃそこまで揺れないように出来てるんだよこっちは…!?』

 いつの間にかアサキムは消えていた、見えなくなったのでルナティーク号は内部に話しかけるように切り替えた

 『はぁー、どうだよララ様』

 「バッチリ!!けどセッティングだけでまだ時間かかりそう」

 王宮内部~

 アサキムが逃げている最中に空を見ているといつの間にか夜の闇が辺りを黒く染めるようになっていた

 「流石はチーターの能力を持つコアメダル…上手く止まれない事だけが難点だけど」

 実はこれが初めての変身かもしれなかった

 「命を狩るのではなく護る戦い…そんなものに出くわすなんて僕には有り得ないと思っていたし」

 アサキムは欲望を計るためにオーズのベルトを借り受けたがその力を使うのはためらいがあった、仮面ライダーの力は正義…「誰かの命を守るため」に使うべきとアサキムは無意識に考えてしまう

 もちろん、自分の欲望のためだったり目的のために仮面ライダーの力を使う人間がいる事はアサキムも知っていた、だがそのための戦いはシュロウガだけで事足りるし、目的のための戦いといえばロボ戦が殆どだった

 「そういえば親衛隊隊長とネメシスの戦いはどうなっているのだろうか」

 宮殿の内部は静まり返っていた、そういう場合はたいていネメシスか両方がやられたようなものと見ていいのかもしれない、ネメシスが生きているなら少しでも悲鳴が聞こえるんだろうというのが先程のネメシスの様子から垣間見えた

 「急ごう、彼らの命の灯火が真に潰えるまでに」

 アサキムはザスティンが戦っていたであろう場所に向かった…がララと並んで走った時、シバリ杉に捕まって連れ回された時、兵士についていった時より宮殿が入り組んでる気がした

 「流石と言うべきか…」

 倒れていたザスティンを発見するのにチーターの力をフル稼働しても30分はかかってしまった

 アサキムは壁に座り込むようにして動かなくなったザスティンが生きているかどうか確かめた

 「まだ命の炎は燃え立たせているか?」

 アサキムはザスティンの鎧を胴体部分を占めるトラの力によるツメの裏拳で叩いてみた

 反応がないため

 「あ、そこに誰かのマンガの原稿が!?」

とか

 「列車が君を轢きに来るよ」

と言ってみた

 少し反応しだしたのでアサキムはツメをザスティンの顔部分に向けた、一度上に振った後アサキムはツメをザスティンに向かって振り下ろした

 するとザスティンは目を発光させてアサキムの攻撃を手で防いだ、その時に何かジンとした感触を受けたためアサキムはマスクの下で苦い顔を取ってしまった

 「無事かい?」

 「そうでもないな…」

 ザスティンの手の部分は微妙に焦げ付いていた

 「ところで彼女は?」

 ザスティンは少し考え出すように黙り込んだ後に

 「私が倒した」

と答えた

 「だろうね」

 アサキムそれを聞いた後辺りを探り出した、彼女が生きてたりするかどうか確かめるために

答えはすぐに分かった

 歩いて調べていると「痛いぞ」という声がしたため調べるとネメシスの体がありまだこの瞬間は生きていることそれだけは確かだった、ただしもうすぐ消えるようであったが

 「芽亜と戦った男か…どうやら私はもうだめだ、情けない限りだな…人の身体や心を破壊し操るのが好きな私が操られて最後を迎えるなんて」

 「(呪縛からは解かれたか…)諦めるのか?僕か彼に取り憑き休めば君は命を取り戻せるはず」

 「どちらもダメだ、あの隊長は今もなお帯電しているしお前の中もしくは記憶に侵入して芽亜は…お前は私の事を少しは知ってるかもしれないがこれを知らないようだから教えておくよ、私は人を自分の色に染めるのが好きであって染められるのは違う、アイツは別だが」

 「ところで君が強いたダークネス計画の最終段階の結城リトの抹殺…それを寸前まで君の手で行った感覚は覚えてる?」

 ネメシスは消えそうな声で答えた

 「ああ、あれは私の意思でやったというわけじゃないが良くはなかったな、あれをヤミにやらせようとしてたのか」

 ネメシスの声は少し申しわけなさそうになっていた

 「君は…どうなるんだ?」

 「もう存在を保てず人でいう死を迎える、改めて考えるのは…怖いな、知人やヤミが子どもに読み聞かせる時あの世の話というものを聞いた、だがそこに行く話を聞くのはまともに生まれた命ばかり、人工的な命が行けるのかは分からない、そういった存在は…どこに行き着くんだ…?」

 ネメシスの体は溶けるように崩れていく

 「私達は兵器だ、兵器がそんなところに行けるわけがないとそう開き直ってしまえば楽なんだろうな」

 アサキムは首を横に振って

 「感情の煌めきを放つものが兵器という枠に入れはしない、君は人だよ…君たちは人間だ。それに兵器なら命の行く先なんて考えやしないものだろう?」

 「フフッ他人に慰められるなんてな」

 ネメシスの体だったものは徐々にネメシスの意識が薄れていくのと共にダークマターの塊に変わっていった

 「あの世とやらに行けるなら…リトの行く場所で奴を待てるなら…良いな」

 その言葉を聞くがアサキムは肯定も否定も出来なかった

 「すまない、あの世に関しては僕には何とも言いようがないんだ」

 アサキムはネメシスだった物…ダークマターを握りしめた後アサキムはザスティンの手を取った

 「今、生きている君は治療しないとね」

 だがザスティンはアサキムの手を払った

 「私はリト殿を守れはしなかった、デビルーク一の剣士という肩書きは私には相応しくない」

 ひどく申しわけなさそうなザスティンの口調だったがアサキムはまたもや無視し、ザスティンを担いだ

 「貴様…何を」

 「君は騎士だ、それも一級の…君のような…嫌、騎士は多少の事で生きる事を諦めちゃダメだよ。生きてさえいればもっとたくさんの人間を守れる…人々を守りたいと願うなら」

 「貴様の言い方には反感を覚えるが生きろと言いたい事は分かった」

 アサキムはザスティンを連れネメシスだったものを握りしめ走った、その内窓からユニクロンが見えた

 ユニクロンは環が外れるように動きだし惑星の外観が割れるように何かが表出していた

 「(練習曲は既に終わり前奏曲は彼女の存在と共に散った、今宵この時からが本番という事か…生憎だが僕は観客になるつもりはないんだ、それに僕のあがきを練習曲に組み込んだ事は許せる事じゃない…僕は自由にやらせてもらう)」

宮殿の外~

 兵士はビーム砲をユニクロンに目掛けて撃ってみた

だが届かず逆にユニクロンのカウンターのように放つ雷に全身を焼かれ抵抗できずに終わった、何人かの兵士たちが別の場所で同じようにユニクロンに挑み、そして果てた

 ユニクロンは何事もないように動き続けた

 兵士たちは最初その行動に意味を感じなかったがユニクロンが何をしているのか気づいた時は手遅れだった

ユニクロンが表出させていたのは手と足…そして顔

変形が完了するとそこには赤い瞳と大きな角、惑星より大きい印象すら与える巨体のロボットじみた物だった

兵士たちとは別の場所…宇宙でギドはユニクロンの姿を見て驚きを隠せなかった

 「なるほど…これがあの野郎の言っていた心臓を狙えか、だがおかげでどこを最初に狙えばいいか分かった」

 ギドは、ただこれからほぼ自分の故郷を狙う敵としてユニクロンを見据えた




皆さんいかがでしたか?
ユニクロン様の変形シークエンスを上手く表せないのは力不足です。ごめんなさい、面白いと思ってもらえれば幸いです
次回予告
魔王はユニクロンの元に赴き力を示す
第十五話 「魔王ーデビルーク」
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