ギド・ルシオン・デビルーク様VSユニクロン様
勝つのはいったいどっちだ…?どうなるかは見てください、言ってる事に間違いがあったら指摘は早めによろしくね、わざとかにわかがばれたかどっちか
前回までのあらすじ
アサキムは常人なら数回死ぬ目に遭いつつもスフィアの奪取に成功する、がユニクロンの襲来にネメシスの暴走に死とまだまだ波乱は続くのであった
ギド・ルシオン・デビルークはユニクロンに近づくために宇宙用の装備に着替えた、これから宇宙船の外に出てユニクロンに攻撃するためであった
近くで足音がした
振り返ると足音の主は妻のセフィ・ミカエラ・デビルークだった、顔を隠しているがそれはチャーム人と呼ばれる彼女の種族による因子であまりの彼女の美貌に心奪われ理性を失う人間が続出したから、彼女の美貌を目の当たりにしてもなお理性を失わなかったのは夫であるギドとその娘婿の結城リトだった、同族に効くかは分からないが
「勝てるとは思いますがあまり手荒な真似はしないでくださいね」
ギドは余裕そうに軽く笑みを浮かべた
「住民がいたら保護はしてやるよ、あの見た目でいるのかって聞きたいが」
そして宇宙船の外にギドは出た、見据えた先はユニクロンの人間にとってもうなじの部分、遊びに行って帰ってきた先にこんな惑星に変形するロボットのようなものに出くわすなんて思わなかったが
ギドは手のひらをユニクロンのうなじに向けた、狙いを定める必要はない、首一つとっても都市一つ以上の横の大きさを持っているのが見て取れた、近づいて撃てば必ず当たる
それよりも狙う分の集中力を威力に向ける、いかに届くか、いかに確実に破壊できるようにするかが重要だった、重要なのはそこからだった
「テメー、そこにあるのは誰の母星だか分かってるのか?」
徐々にギドの気《オーラ》が高まり体中から放出される、デビルーク星に当たらないように細心の注意は払いながら、それを手でかき集めるようにしてエネルギー弾のようなものを生成しそれを放った
「無視か?ならくたばれ」
放たれたエネルギー弾はユニクロンに向かって進み出す、進み出したエネルギー弾はユニクロンに命中し惑星の内部でなら轟音が聞こえる程の迫力と共にユニクロンのうなじの部分は爆発した
爆発が収まり煙が無くなるとユニクロンのうなじに穴が空いているのが見えた、宇宙船一つ楽々に入れる程の穴だった
ギドは深呼吸をした、穴は開いたが見立てより首の破損度が少なかったことと自分の攻撃でデビルークに危害がなかったためだった
だが次の瞬間うかうかしてられないということがよくわかってきた、ユニクロンは再生を始めていた
「くっこいつは…」
ギドはセフィに連絡をした
「予定変更だ…セフィ、俺様がユニクロンの内部に入ったら一旦逃げろ」
「え、ええ…」
ギドは背中につけたジェットパックを使ってユニクロンの首に向かった
「…何かしら、この感じ」
夫は宇宙の覇者になった男だった、能力もまだまだ心配のいらないというのは分かってたはずだった、だが何故か言いようのない不安に駆られた
宮殿外部~
ユニクロンはがくりと少しデビルークに倒れるように前かがみの体勢になった、それと共に遠くから歓声が聞こえた
アサキムはザスティンを連れてルナティーク号に再びやってきた、突っ込んでくる事を想定し開口一番でこう発言した
「今は落ち着いて欲しい、急患がここにいるんだ」
ルナティーク号は気にしない素振りで
『そうか、今度は親衛隊隊長か、治療用に使える設備もうないけどそれでも良いなら入んな』
アサキムはルナティーク号の内部に入った、すると話し声が聞こえた
「そんなことが起こってたのか」
話し声は女性のものだったが元王女二人の声ではなくまたセリーヌの声でもなかった
「ええ、あなたの力も借りられたら良かったのにね、ナナ」
元第2王女ナナ・アスタ・デビルークの事かとアサキムは察した
「収穫はあったさ、ハレンチな先輩とヤミには聞かせらんないけど」
「あなたに言えない事が一つあるんだけど…」
「言えるじゃん、言うなら早く言えよ」
「芽亜の敵は私の後ろの壁に隠れてるよ」
「やはり気づかれたか?」
何の対策も講じずにやってきたから気づかれる事は当然とも言えた、アサキムはしらばっくれるように変身を解いてモモの前に姿を現した
「親衛隊隊長を連れてきたよ、彼はどう?」
「そう、ご苦労さまですね、お姉様とセリーヌが看てますけど」
未だに弱っているザスティンを横たわらせたのを見てモモはアサキムに尻尾を突き立てた
「何故あなたは私たちにそうも易々と姿を現せるんですか?ナナ、こいつですよ」
敵対者…もしくは知人の仇に対する怒りのようなものがむき出しだった
「こいつが…?」
「初めまして…になるかな、だけど君の突きつける尻尾は攻撃の起点であると共に弱点である事は分かってる」
「あなたをひっぱたくぐらいは出来ますよ、試してみますか?」
アサキムは首を横に振って答えた
「やめておこう」
「お前が芽亜を殺したのか?何故だ!!」
「彼女がスフィア・リアクターに至った、また至るかもしれなかった。僕にとって必要なのはそれであって重要なのはそこなんだよ」
「スフィア…あの変な球のせいで芽亜を狙ったのか」
「まぁ…その通りさ」
「決めた、こいつ捕まえよう」
モモは話を遮りだした
「後で良いかしら?それよりこの人からたっぷり情報を抜き出すのが今やるべき事みたい」
「何を聞きたい?」
アサキムはモモから聞かれた事全て答えた
「分かりました、えい」
モモがスプレーをアサキムに噴射してきた
アサキムはそれを見てあの時ヤミに吹きかけたスプレーだと直感で分かった
モモ「ルナちゃんから聞きましたよ、さあ、眠りなさいな」
アサキムは口をふさぎそれを防ごうとした、だが威力が強すぎて今にも眠りそうだった
「応報するべき因果というわけか…だけど僕には…」
ベルトを装着し再び変身した
「防ぎましたか…」
答えずにアサキムは黒い固まりをモモに渡した
「これは…?」
「彼にも伝えておくといい、彼女だ」
その一言で事態を察したのかモモはそれを受け取った
「じゃあ、僕は行こう」
「捕まる気は最初からなかったわけですか…待て!!」
だが変身したアサキムは思いの外逃げ足が早く逃げられてしまった
「発信機か…やるな、モモ」
「あの人が気づいても遅いですよ、もうバレバレですから、あら」
モモが外を見るとユニクロンはボロボロになっていた、体の部分が一部抜け落ち、欠けていた
「お父様が上手くやってるんですね」
父親の勝利をモモは疑わなかった、いかにしてヤミを救えるかも考えていたが
ユニクロン内部
「はぁっ!!」
ギドはエネルギー弾を嵐のように撃ちまくった
イマイチ効いてないがそれでも破壊出来ている事が手応えで分かってるため一切躊躇はしなかった
だがどこに行くべきかは頭では理解しているが道順はつかめてはいない、人間の構造に当てはまるなら動力部なり心臓部なりがあっても不思議じゃない、だが道は広すぎた、人が国内踏破するぐらいは軽く必要かもしれない、そのためジェットパックが心臓部に着くまでに壊れないかは気がかりだった
不意に声がした、低い男の声、そして娘婿の嫁の一人にそっくりな声、2つが重なったような声が聞こえた
「今の私は、トランスフォーマーのみならず貴様ら人間の憎しみも糧に出来るようになった、止められると思うな、破壊出来ると思うな、堕ちよ、ただ堕ちよ」
そう言うと何か灰色のロボットじみた物が数体湧いて出てきた
「邪魔だ」
ギドは尻尾に力を溜めた、その後鋭い剣の先のような尻尾の先からビームを発射した、湧いて出てきた物とついでにユニクロンの一部も破壊できるような程だった
湧いて出てきた物に関しては全て倒したがまた別のやつが湧いて出てきた
「やはり心臓をどうにかするべきか」
ギドは振り返らずに進んだが振り返ればきっと驚いていただろう、破壊した箇所が元通りになっていった所を
そしてギドは心臓部にやってきた
「!?てめぇ…それは…」
心臓部にいた者の姿に驚いた
「自分自身の姿もよく見てみろ、確かめるがいい、今どうなっているかを」
ギドは自分の体を確かめた、デビルーク人の特徴…本気を出しすぎると身体が幼児退行してしまう事態にまたなってしまった自分がそこにあった
「ちょっとやりすぎたようだな、だがてめぇをどうにかする分はある」
ギドは全力でユニクロンの心臓部にいたもの…ヤミの肉体を狙った
「(わりぃな、ララ、ナナ、モモ、やつとお前らの大切な人間…攻撃するの)」
ギドはヤミに向かって殴りかかった
ヤミは飛ばされ頬は赤くなったがすぐ治癒したかのように元通りになった
ヤミは攻撃してきた、変身しての攻撃だがララとヤミが宮殿内で軽く手合わせしたのを見た時より弱く感じた
「この攻撃…おちょくってるのか?」
ギドは全て避けてカウンターに一発放った、よろめいた隙にと大技に踏み切ったがヤミの手はいつの間にか光に包まれていた
「(ダークネスにならなくても使えるのか?嫌、もうなる必要がないのか)」
ギドは大技を急きょ防ぐために利用した、その技で惑星を切り裂いたらしく危険を感じたからであった
光が収まった後、ギドはもっと幼くなっていった
皆さん、いかがでしたでしょうか?MP切れ起こさせたのは納得いかなかったらすみません、面白いと思ってくれたら幸いです
次回予告~
そして
第十六話「決着ーケリ」