今回はその…まぁ気になる方はみてください
前回までのあらすじ
アサキムはスフィアをその手につかむ事に成功したがユニクロンが目覚める、ギド様はユニクロンの心臓部にたどり着くが道中で小さくなってしまった
アサキムは宮殿の内部に着くと生存者がいるかどうかを確認しだした、倒れている兵士や非戦闘員の心臓の鼓動を確かめてみたがもう息は誰もしていないようだった
「消えた命の灯火は繕う事は敵わないか…」
不意に窓の外を見上げてみた、先程のユニクロンのボロボロさは誰の仕業かはなんとなく分かった
先代デビルーク王 ギド・ルシオン・デビルーク
彼が一番ユニクロンという存在に立ち向かえるのだろうと言えるし彼ならもしかしたら勝てるかもとアサキムは思えてきた
しかしもう一度見た時の窓の外に映るものはアサキムを絶句させた
「これは…」
周りで起こる爆発をよそにユニクロンの体が崩れ色々なものが剥げ落ちたのは数分前のはずだった、しかしそれは昔の話のようにまたは幻だったかように元通りになっていた
それだけではなかった、まるで湿度を含み肌のツヤが良くなったように、車やロボットにワックスがかかったようにテカテカとしているのがとてつもない距離があるはずなのに見てとれた
「再世の力が高まってるとでもいうのか?星帝はいったい」
アサキムの知っているユニクロンより再生力が桁違いのように見えた、ユニクロンはトランスフォーマーの怒りや憎しみを力にする事もできるらしいがトランスフォーマーのというのが重要であった、ザスティンに聞いた話を思い出せばトランスフォーマーという種族はどの銀河にも聞いた事がないらしい、ならあれほどの再生能力はいったい何だろうか
「教えてあげよっか」
「!?」
アサキムは誰かに叩かれた気がした、そしてアサキムの脳裏に映像が浮かび上がった
そこは夜、そこは街中、何故か映りが悪いかの如く詳細は掴めなかったが一人の黒い少女じみた外見の子が発言してたのが聞こえた
「ダークネス…それは破壊を以て宇宙を混沌《カオス》に導く究極の変身《トランス》…」
また別の景色に移り変わった、詳細はまた分からないが生物の中にいるようで、飲み込まれているようで気味が悪く見えた、その中で見えるのは2体のロボットのようであり1体は青白い剣を持っていた
「光を飲み込み、闇を生み出す…無限の負は、新しい闇…ただただ生きる、そのためにだけ生まれ、あるのは破壊…破壊の先に再び無限の闇、ユニクロン様…光を飲み込む偉大なる宇宙のマスター、目覚めの時だぁ!!」
そして剣を持ったロボットはその剣をその場所に刺した
そしてどこかの景色に移り変わった、今度は神殿のような荘厳な雰囲気の場所だった
4人の戦士がいた…何故か1人にも見えたのでアサキムは脳裏に浮かぶものと気づいても目をごしごしとしてしまった
対する者は1人…全身を甲冑で包んだ大男のような騎士といった風であった
「ハハハハ…わしを覚えているか?
そうだ!わしはガーランドだ!」
戦士達は驚きを隠せずにいた、アサキムには何故かは分からずにいたがガーランドと名乗る者は語り始めた
自身がここにいる理由、タイムトリップをした事…
そして結びに、戦士達に告げる
「お前達はここで死に、わしは永久に生き続けるのだ!」
ガーランドはその体を変質させる…カオスという名前のその世界を暗黒に包み込んだ存在に
先程ロボットが剣を突き刺した場所で人間にバイクがしてやられた所とヤミのような見た目の女性がそこにたどり着いたのを見た
そして映像は途切れた、アサキムは辺りを見回したが誰もそこにいなかった、誰もアサキムを叩けるような状態でなさそうだった
「今のは…そうか、金色の闇が宇宙を混沌《カオス》に導くものとして生まれたならカオス・ブリンガー(混沌をもたらすもの)には因子として期待以上のものになる」
彼女を取り込む事でトランスフォーマー以外の怒りや憎しみもパワーに出来るようになれば、ユニクロンが人によって企みを阻止された事に根を持っていたとすれば
そう考えているとユニクロンは胸部を開き何かを放とうとしていた
「己の腹を満たす気か?だが」
アサキムは窓の外に飛び出し変身を解除しシュロウガに乗り込み、ルナティーク号に向かった
『おい、なにすんだよ』
「結城リトに伝えたい事があるけど…王妃でもいい」
『今出払ってるから後にしろよ』
「…何を為そうとしているのかな」
『オレから見て北西ぐらいを見りゃ分かるぜ』
アサキムはルナティーク号から北西を見た
ララとモモは走っていたようだった、宇宙船が飛び上がる頻度の上がる中シュロウガでズームインしなければ見えない距離まで、そしてスーパーヒーローが夢の共演をするような勢いで兵士が少し群がり始めていた
「なら僕もそれに加わろう、黒き獄鳥と共に、君はどうする?」
『ヤミちゃんが見えるまで脱出も参加もしない、ヤミちゃんは今のような時に参加してきたし今ヤミちゃんは…』
リトからモモ、モモからルナティーク号に聞いたのだろうか
「彼女は今ユニクロン…あれの元にいるとすれば…」
『そんな…嘘だ!!』
「本当さ、君だけでも脱出しておくといい、そうでなければ君だけでなく君の中にいる人間も犠牲になる」
『くっ仕方ないか』
ルナティーク号は飛び立った
そしてシュロウガも飛んでいった
その後ユニクロンからビームが発射された
都市を一のみに出来る範囲のビームが撃たれる、惑星すら貫ける迫力と食らえば死ぬという直感をすぐに感じとれた
まず突っ込んだのはシュロウガだった
「あの人…何のつもりで?」
シュロウガはユニクロンのビームを真っ先に受けてユニクロンの方に引っ張られだしたがユニクロンのビームは何ら勢いを落とす事なく向かって行った
「みんな、来るよ、用意は良い?」
「ラジャー!」
「刺された王様やボロボロの隊長の分もやってやるぞー」
ララとモモはそれぞれ尻尾からビームを放ち兵士たちは手持ちの武器で対応しだした、それでもビーム全てに対応しきれず地面が削れだしビームを抑えようとしてララ達の背は縮みだした
一方そのころ~
ギドは幼児に近い状態となって倒れていた
「この後本気出せば死ねるな…」
生きて還る気はあったが限界が近づいている事が分かってきた
「止せ、もう逃げろ、かなう相手じゃない」
知らない声が頭の中に響いてきた、男の声だった
「誰だてめぇは」
「俺か?俺は…因果律の番人、と言っておく。混ざってはならないもの同士が混ざってしまったから、ここにきた」
「ならさっさと手を貸せ」
「今俺の力はそちらにはいけない、因子が足りない…」
「そうかよ、じゃあ指加えて見てろ、オレはそうならないように奴を倒す」
「知ってるか?こいつがどういう存在か」
自分を因果律の番人と語る声の主はユニクロンについて語り出した
「なるほどな、どうりで」
「もはや手に負える相手じゃない、だからもう」
「なめてんのか?てめぇ」
ギドは声の聞こえる方に対して睨みつけた
「オレ様の辞書に、引くとか退却の文字は無い。特に母星をこいつが狙ってるならなおさらだ、オレ様の娘が認めた男の嫁に手ぇだしたやつならそれもプラスしてやる、だから最大限叩きつけてやるよ、人の力ってやつを」
「そうすればもうお前は…」
ギドは目を閉じて含み笑いをした
「オレ様がダメならお前がなんとかしろよ、感じる、薄まりつつもオレ様に近いものを、ユニクロンがそうやって復活したなら同じようにやってもいい」
「…分かった」
「言っとくがまだオレ様のターンだからな、おい、まだオレ様は生きているぞ!!」
急に大声をギドはあげた
ヤミに取り憑いたユニクロンはそれを聞きギドと目を合わせた
「素直に這いつくばれば良いものを、知ってるぞ、お前はもう限界に近づいている、だから倒れろ、もう倒れろ、この者の体を使い私は」
「1人じゃ死なねえよ」
ギドの周りに気でできた結界のようなものが浮かび上がった
「人間様の中でマウント取ろうと思ってるなら覚えとけ、限界なんてな、大切なもの、大事なもの、譲れないものの事を考えたら眼中に無くなるんだよ!!」
ギドはユニクロンに取り憑かれたヤミに突っ込んでいった、部下達に孫、娘達に妻の事を心の中に思い浮かべて
ヤミの攻撃を軽くよけた後突っ込み、殴った後ヤミを押し倒した
「接続を切るには…」
とりあえず地面もろとも殴ろうとした、しかしヤミの腕の辺りに車輪が生え避けられた、地面にのみ当たり人為的な地震が起こるような感覚であったがヤミは背中から翼を生やし逃げ出した
それと同時にギドは飛び出してヤミの頭を掴んだ
「はぁああああ!!」
アイアンクローの要領で地面に叩きつける、その衝撃かヤミの目の光は消えて倒れた
「仕上げだ…」
ギドはビームを放出し心臓部全体を破壊した、辺りをぐちゃぐちゃに壊す…ギドが攻撃を止めた時にはもう生物感は感じられない程になっていた
「これで…良い…」
ギドは倒れた、その原因は他人が見ても力を使い過ぎたからのようであった
その後、勝利という希望を打ち砕くようにユニクロンに取り憑かれたヤミは起き上がった
「ハハハハハ…ハハハハハハハハハうっ」
そして膝をついた
「これではしばらく動かせないな…まあいい、しばらく…ただそれだけだ」
デビルーク星~
ユニクロンはビームを撃ちながら微動だにしなくなった
「止まった?」
「でも…」
ララが振り返ると兵士達は疲れきった様子でいたしどの場所かボロボロになっていた、だがまだこれで終わったわけじゃない…とララの直感は訴えていた
皆さんいかがでしたでしょうか
ひどい結末だって?すみません、面白いと思ってくれたら幸いです、あのガーランドとそのガーランドは別人かもしれないです、同じ名前が重要ってだけで
次回
1人の元警察官に訪れるのは…
「これで宇宙を守れるのなら」
番人は、立ち上がる
「フフフ…」
第十七話「銃神ーディス」
次の話は語り口変わる…かも