お久しぶりですね、待っててくれたら嬉しいです
今回はねつ造設定も出てきます
前回のあらすじ
元銀河警察のシロは謎の声の導きにより自身の銃ハーディスを生け贄に、ディス・アストラナガンを召喚した…
デビルーク星にて
兵士たちは疲弊し王妃二人は身長が縮んでいた
「きついな、なんだあれは」
兵士がつぶやくとまた別の兵士が言葉を発した
「王妃がいなければ全滅だった…ありがとうございます」
今そこにいる王妃のうちララがそれに反応した
「いいよ、それより被害はどうなってるかな?」
ララの問いにまた別の兵士が答えた
「報告はまだですが見ての通りだとすれば結構まずいかと思います」
周りを見渡す仕草をしての応答だった
「春菜やラズちゃん達無事かな…」
モモは心配するなと訴えるかのように肩を叩いた
「大丈夫ですよ、きっと」
「うん、そうだね」
二人で笑う表情に移ると一つの宇宙船がやってきた、その宇宙船から音声が聞こえてきた
「姉上ー、モモー、大丈夫かー?」
元第二王女、ナナの声だった
「ナナ!!」
「遅いですよ、来るの」
ナナは宇宙船を着陸させ姿を一同に見せた、王妃達が揃いそれを見て兵士達は敬礼してしまうのであった
「遅くなってすまん、けど目的は果たした、残念な結果だったけどな」
「どうゆうこと?」
ララとモモはよくわからないといった表情や目線でナナに圧をかけた
「詳しくは…この話は後で良いか?」
ララはこくりと頷いた
「ところでですけど、どうします?あの巨大なロボット」
モモはユニクロンを指差した
「確か…父上が中に侵入したんだよな」
モモは一人の兵士に時計を見せてもらった
「けっこう経ちますよね」
「パパ…大丈夫かな…」
「ボソボソ(どうだった?)」
「ボソボソ(オレ…モモ様に頼られた気がするだけでもう…)」
その時会話していた兵士の額に小石が飛んできた
「あがっ」
犯人はモモだった
「無駄口は今ここでする必要ないですよ」
一方その頃…
ルナティーク号は飛んでいた
「どこに飛ぼうとしている」
ザスティンが疑問に感じていると大きな声が響きだした
『決まってるだろ!?ヤミちゃんの所に行くんだ』
それはユニクロンの所に向かうということだとザスティンは理解した
「しかし…」
ルナティーク号はあまり使えそうな武装を積んでいないような気がした、そしてユニクロンの周りには宇宙船の爆発が絶えない。せめて光線の攻撃でも使えないと対処すらできずにこちらが沈んでしまうだろう
『まだやれないって決まったわけじゃない、あんなところにヤミちゃんはいつまでもいちゃいけない、リト、同じ気持ちだろう?』
ルナティーク号がそう言うとリトがよろよろとセリーヌに支えられて歩きながらこちらにやってきた
「ああ、オレもそう思ってる」
「危険です、座ってください」
王妃達が治療を頑張ったおかげでお腹の傷は殆ど塞がってたがまだ回復しきれてない様子だった
「いえ、リト殿もこいつに止まるように言ってください」
「ザスティン、降りてくれ。セリーヌ、お前もだ」
セリーヌは即座に首を振った
「分かってるよ、危険だって事も、けど…」
「リト殿…嫌、リト君」
ザスティンの発する空気が変わった
「君の命は、君と彼女だけの物だけではない、ララ様やナナ様にモモ様、ミミ様にラズ様にココ様にロロ様、君を選んだ者達、君の家族、この星の人達の物だ、君が危険な事態に陥れば今挙げた人達の笑顔を奪う事になる、だから無闇に突っ込むことだけはしないで欲しい」
「…」
リトは気を落ち着けるため無言の後自分で両方の頬を叩いた、ヤミを救おうと躍起になりすぎていたかもしれない、ネメシスをどうにもできなかった事への苛立ちもあったかもしれない
『……わりぃ、着いちゃった』
3人が外を見るとそこはユニクロンの近くだった
大きさも桁外れであったが見るからに危険そうな球体がいたるところにユニクロンにくっついていた
『よし、一旦帰ろう』
「変わり身早すぎませんか?」
『いやー、こっちも熱くなりすぎてた気がするしなんか入れる場所少ない気がするしやつの口とか嫌だし』
やっぱり親衛隊隊長の言うとおりせめてせめて準備しないとまずいと言いながらくるりと半回転しようとすると球体のうち一つがこちらに密着しかけていた
『あ』
「あ」
球体は爆発しルナティーク号にも被害が及んだ
「翼部をやられたか」
ザスティンは被弾箇所をチェックしだした
『墜ちるのか?ここで?』
声だけでルナティーク号が焦っているのが感じ取れた
「まう?私達死んじゃうの?」
リトはセリーヌを抱きしめ言った
「大丈夫だからな、大丈夫だから心配するなよ」
『あー、ユニクロンの近くでさえ何か光って見えるぞ』
めったな事言うなよと考えつつリトがユニクロンを見ると黄緑に発光した先程とはまた違う球体を見かけた
「本当だ、ん?こっちに二つ向かって来てる」
黄緑に発光した球体に見えるものはこっちに向かって来ていた
『またやられるのはごめんだ、今度こそ逃げる(今そっちに行けない事を許してくれ、ヤミちゃん)』
ルナティーク号は全速力でユニクロンを後にした
デビルーク星にて…
「何だあれは」
兵士は光る何かに指差した
「行ってみよっか」
「お前たちは他に怪我人がいないか確かめとけよ」
「では、ごきげんよう」
兵士達が了解の合図を取るのを確認して3人はナナの宇宙船に乗って光る物体に向かっていった
「ナナ、頼りにさせてもらいますよ」
「遅れた分は頑張るさ」
今一番背が高く力も有り余ってるのはナナだった
「見て、あそこ」
光る何かの向かう場所に近づくと、ルナティーク号が墜落しようとしているところが見えた
「させるかー!!」
ナナは宇宙船から飛び降りルナティーク号に近づいた
そしてナナは自身の背中にある反重力ウィングを活用し空中でルナティーク号に触れた
「熱っ!?」
ナナは涙を流しつつ踏ん張った、ルナティーク号と中にいるであろう人間に届く落下の衝撃を和らげようとした
そのかいあってか地面にナナごと激突する事態だけは避けられた
「おーい、無事かー?」
『ああ、早く中に、あいつらは間に合う』
「え?」
ナナは疑問に思いつつルナティーク号の中に向かった
3人とも死ぬところだったと安堵感をたたえた表情で座り込んでいた
「ナナ…ここは?」
ナナは軽くここがどこか説明した
「デビルーク星だよ、それよりルナが早く出て欲しいってさ」
「悪いけど、肩貸してくれないか?」
「話は聞いてるぞ、あんまり無理すんな、ほら、二人も早く」
ナナはリトを支え二人に外に出るよう促し、そして四人は外にでた
「リト、セリーヌ」
ララはひとまず二人が無事である事を喜んだ
「ザスティンさんも無事で何より…あ」
ルナティーク号が今にも爆発しそうだった
『良く保ったって褒めて良いぜ』
「嘘だろ…おい」
『みんな離れてくれ、巻き込まれちまう』
ザスティンは震えながらルナティーク号から離れようとした
「…クソっ」
リトは娘のセリーヌを連れてララ達と宇宙船に乗った
そこにいる全員が宇宙船に乗り込むのを確認するとナナは宇宙船で辺りから離脱を試みた
『頼むよ、リト、ヤミちゃんを助けてくれ。ごめん、ヤミちゃん、そっちに行けなくて…さよなら、最高の相棒《ヤミちゃん》』
ルナティーク号は自身が保存しているメモリーを今までの人生を振り返るようにして覗いた
ヤミと、数々の惑星に飛び回っている様子。他の人間達がヤミと共に乗っている所、カメラセンサーでヤミの結婚式を覗いてる自分、ヤミに子供が出来てルナティーク号にも見せに来た時もあった
『嫌だ…』
このまま爆発して壊れるのだという事を考えると一種の不快感が募った、もっと彼女達と一緒にいたかった、思い出やら何やらを作りたかった
最後辺りに出てきたアサキム・ドーウィン、彼の事も考えるとイライラしてきた
『まだ、壊れたくない』
不意にルナティーク号は叫びたくなった
『嫌だーー!!』
次の瞬間、起こったのは爆発でなく光の拡大だった
全員目をつぶらざるを得なくなった
目を開けられるようになった後セリーヌが後ろを振り返ると
全身が白くなったところ以外、正確にはゴーカートより小さめの車がくっついてる事も除いて全て元通りになったルナティーク号がそこにいた
ルナティーク号自身も驚いてるようで
『なにこれ、なにこれー!?』
と叫んでいた
「良かった…」
もう一つ今度はロボットのようなのが横たわっていた
「あいつを助けないと」
「リト、今はじっとしてて」
ララとナナとザスティンは宇宙船の外に出た
「さてリトさん、今ここには私とあなたしかいません、それがどうゆうことか」
「まう?」
「ええ、ええ、分かってましたよ」
そのやり取りをしてる内にララはロボットに駆け寄った
「大丈夫か?」
「@iyt4hfdk」
端から聞けば意味不明な電子音にしか聞こえなかった
「こいつ…何て言ってるんだ?」
「大丈夫、だって」
「分かるんですか?」
「うん、マイクロンは相手がトランスフォーマーじゃないから繋がるのに時間がかかるけどさっきから時間が足りなくてどうにもできなかったから間に合って良かったって」
「まさか姉上はこいつと同じ…嫌、ロボット系と心を通わす事ができ…るのか?じゃあ」
ルナティーク号についているマイクロンを指差した
「姉上、あいつの言ってる事、分かるか?」
ララはそのマイクロンのいる所に向かった
「はじめましてだねー、君、名前は?」
マイクロンは変形してララ以外には良く聞き取れない電子音を発した
「へぇ~、スキッズって言うんだー、私はララ、ありがとう、友達を助けてくれて」
そしてまた電子音を発した
「え?ユニクロンをどうにかしないと?うん、そうだね、力…貸してくれる?」
マイクロンは電子音を発した後ルナティーク号にいた位置に戻った
「最後…あの方はなんと」
「力になるのは僕らだけじゃない、ユニクロンが起きる前に早く行けって」
『早く行こうぜ』
その言葉の聞こえたリトは呟いた
「あいつ…生き返ったからって調子に乗って」
「良いじゃないですか、やるべき事は決まったし」
ナナとララは宇宙船に乗り込み、モモとリトは新生ルナティーク号、ルナティーク号・L《ライト》に乗り込んだ
ザスティンとセリーヌはザスティンの提案で船から降りた、兵士を引っ張る役割を担うためだそうだ
「では、頼む」
その言葉が自身に向けられたものであると分かったルナティーク号は任せとけ、今こっちには武器もあると言い放った
一方その頃…
ユニクロンの体内で人の通れる通路のようなところから手が出てきた
シュロウガだった
「フハハ、ハハハハハハハハ!!」
アサキムは右手で自分の頭を掴み大笑いしだした
「さしもの星帝も僕を呪いごと喰らう事は叶わかったか、ならばいい、僕を利用したことを後悔によって刻む事にしようか」
「ようこそ、ヤミお姉ちゃんに近いものの内部に」
聞き覚えのある声が聞こえたと思うとアサキムは眠りに誘われた
そしてアサキムの視界に写るものは…
「君は…闇に堕ちたはずじゃ…?」
多少変色し体の模様が増えている気がするがそれは確かにアサキムとの戦いで好奇心によりアサキムの闇、因子の一部に触れた黒咲芽亜だった
皆さん、いかがでしたでしょうか?若干キャラ崩壊しかけたかもしれないのはごめんなさい
このルナティーク号、ロボに変形できたら良いのにできなさそう…
次回予告
再び姿を表す芽亜
「例えあなたのものでも私とスフィアは今も繋がってるんだよ」
芽亜の語る言葉とは
「まさか…そんな事が…」
第十九話 「悪夢ーさいせい」