前回までのあらすじ
アサキムはスフィアと呼ばれるものを探しにとある惑星に降り立った。名前を「デビルーク」という。とりあえず王の住む場所へ赴こうとするアサキムの存在を黒咲芽亜は感知した……
宮殿内にて~
ヤミとの会話の後ラズは疲れ気味だった。
「引き算の勉強…つかれた‥」
ヤミとの会話の後地球でいう算数のテストが14点であったことが分かり補習を受けさせられていた、それも一応一段落ついた感じだった
「姉さんたちうらやましいぜ」
ラズが姉さんと呼ぶ人は満点だったらしい
「おれもいつか姉さんたちみたいに答えられたらいいな。よーし、ちゅーぼーだ!」
ラズは走った、ご飯をつまみ…のぞきに行くために
少し行った先に兵士らしい人間がイスに座ってテーブル越しに二人で何かをしていた、一方は赤いサングラスをつけてもう一方は青いゴーグルを額につけていた
「そこだ」
「あー」
たくさんのカードを弄って遊んでいるようだ、カードの束が両者共に置かれている
「なにしてんすか?」
ラズが声をかけると二人はイスに座ったまま敬礼をしだした
「あ、ラズ様」
「私達はサボってるわけでなく…」
「おれもまざっていい?」
「これは二人用のカードゲームなんです、すいません。」
「そっか‥…」
「おい、あれ(小声)」
兵士がもう一方の顔の向く方を見ると侍女やそういった関係の人間が隠れてこっちを見ていた
マズいと思った兵士は
「よろしければ見ますか?私達のやってるところ」
となだめようとした
「よっし、見る見る」
そしてラズは兵士たちのカードゲームを観戦しだした
「しかし地球のカードゲームはすごいですね、竜や機械系統に植物、本物よりすごそうなところとか」
「カードゲームと王様には頭が下がりますよ」
「他はないの?」
「王様の父と親衛隊隊長の奥様ぐらいですね」
「プリーンのことか?」
おそらくクイーンと言おうとしてるのかもしれないが兵士たちはどうフォローすればいいか分からなかった
「多分そうです」
それから時間が少し過ぎた
「もうそろそろ戦闘訓練か、こいつでアタック」
「平和な時でも腕は磨いとかないとな、ブロック」
ラズ「お、おう。なにするんだ?」
「金色の闇と戦うらしいです、秒殺されるかもですが」
「よくわかんないけど、誰?」
「王様や女王様がヤミと呼んでいるものです」
「ヤミねーちゃんか、強いのか?」
「私達が束になってどうなるとかいう相手じゃないですね」
兵士はヤミがどれだけ強いか説明しだした、要約するとこうだった。
彼女の身体はナノマシンでできており身体の色々な部分を刃物に変えたりすることができるらしい、また、本気を出せばワームホールを作ったりできるそうな
「その力で数え切れないくらい…おっといけね、ブロック」
「変身できるのって限られてるのかな、おれだったらいっぺんライオンや魚になってみたいけど」
「食われますよ、魚になったら、フィニッシュ!!」
勝ったのは青いゴーグルをつけた兵士のようだ
「あちゃー、では、もう行きますね」
「興味がお湧きでしたら王妃様と店にお行きになるのがよろしいかと」
兵士たちは出発した
「さて、あらためてちゅーぼーいくか」
一方そのころ~
アサキムは黒き獄鳥、シュロウガと呼ぶ人型のロボットを召喚し搭乗して空を飛んでいた。レーダーに捉えられないように細工もしつつ……
アサキムは少し考えていた
「結城リト…彼が関わる世界とするなら「いがみ合う双子」か…」
「いがみ合う双子」は相反する感情を力とするスフィア、アサキムが自身の旅路で知った結城リトは女性に近づくことでたまる衝動とそれを抑えようとする精神によりラッキースケベを発動させていた、だがアサキムはそれはないと判断した。この世界の結城リトはデビルークの王、王女たちと結婚している。つまりラッキースケベを起こし得るような精神性を保っている可能性は低い
「僕は…十二の鍵を手に入れるために彼らの楽園を血で汚そうとしている…」
許しはしないだろう、そうなれば
免れはしないだろう、彼女達からの報復は
けどデビルークなら王宮を調べるのが一番だった
違っていても情報の1つや2つ手に入るかもしれない
そう思っていた時宇宙船のようなものがシュロウガの目の前にやってきた、その船は黒いエイのようなものであった
乗っている人間から通信が来た
「所属はどこですか、それの情報は聞いたこと有りませんが」
「少し急いでいるので」
アサキムはシュロウガの速度を上昇させ突破しようとするとそれを阻まれた
「ダメです、何者か分かるまで通しません」
「なら、堕ちてもらうまでさ。ラスターエッジ!!」
シュロウガの額が輝きだし、その輝きは光線となり相手に向かいだした、密着に近いため割とモロにくらった
「大丈夫ですか?ルナ」
『大丈夫さ、ヤミちゃん』
「飛びます。開けてください」
『分かった』
シュロウガの上に突如金色の流星のようにヤミが飛来し髪を2つの拳のように変身させ、シュロウガを叩いた。
ダメージには至らないが、それでもシュロウガは地上に落下させられた
アサキムはとりあえずシュロウガから降りた、辺りは樹木などが生い茂っている
降りるとヤミが近づいてきた
緋色の眼光、白い肌に真っ黒な衣装、金色にたなびく髪
「君は伝説の殺し屋と呼ばれる金色の闇か」
伝説と呼ばれるくらい依頼を受けそれをこなしてきたらしい
「昔の話です、それより質問するのはこっちです、何を求めてあなたはこの惑星へ?そのような兵器、見たことは有りませんが」
隠してもいずればれることなのでアサキムは白状することにした
「僕は僕の鎖を断ち切るため、十二の鍵…スフィアが必要なのさ」
「させませんよ。言ってました、他人のスフィアを取るということはその他人と殺し合うことと。それ以外なら譲歩しても良いですが」
「それがあるなら…僕の罪は少しは刻まずに済んだだろうね」
「なら…あなたは敵です!!」
ヤミは自身の髪と手を武器に変身《トランス》させた
次回予告
「はぁっ」
相容れない願いは衝突する
「君を止めるには…こうするさ」
『何で、何でだよ。』
第三話
血の味
次回も、読んでくれれば、嬉しいです。