スーパーロボット大戦Z 辺獄編   作:レゴシティの猫

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皆さんこんにちは(?)
今回はアサキムと芽亜の会話が半分以上です、気になる方は読んでください
 前回までのあらすじ
アサキムはスフィアを手にしユニクロンの内部に潜り込む、その後接触してきたのは前リアクターの黒咲芽亜だった。そしてリト達の取り戻す戦いが始まろうとしている


第十九話 「悪夢ーさいせい」

 アサキムは咄嗟に自身の剣を召喚した

 「そんなに警戒しないでよ」

 「何故、君はここにいる?」

 先程、芽亜はアサキムに精神侵入を行ったことで闇に堕ち、それを好機とみたアサキムによって乗っていたマシンを斬られた、彼女を直接斬ったわけではなかったが

 「確かに私はあなたの闇に触れ、その闇に堕ちた。けどどうせ堕ちるならって「知りたがる山羊」の力でその闇の大元を探ってみたんだ、そして」

スフィアの力も借りて再び自分というものを感じられるようになったと彼女はしゃべった

 「そうか、君も囚われたんだね」

 「そうだね、だから例えあなたのものでもスフィアは今も私と繋がってるんだよ」

 芽亜?はまだなにか言いたそうな表情だった

 アサキムはおかまいなしに剣を構えた

 「ならば君は僕にとって邪魔者…というわけだ、その魂、漏れ出た僕の闇と共に散らしてやろう」

 アサキムはそう言うと芽亜?に切りかかった

 芽亜?は腕を刃物にしてその攻撃を受け流した

 「体がナノマシンじゃなくてもこれ使えるんだね」

芽亜?は髪を刃物にしてアサキムの顔に近づけた

 「君の事はなんて呼べば良いのかな?」

 「「この世全…ううん、君の言う通りでいいや」

 アサキムは力任せに芽亜?の髪の毛と腕が刃物に転じたものを振り払った

 「ならメア、君に聞きたい事がある」

 メアはまるで何でも聞いてと言うようににこりと笑みを浮かべた

 「君が再世を果たしたなら何故金色の闇にあれを見せた?君が「知りたがる山羊」の力を使ってまで繕ったものを」

 メアは軽く目をつむりながら答えだした

 「私の精神が出てこれたのはあなたがネメちゃんと会話してた時だよ、それまで掛けてたのもリセットされたかな」

 メアは腕を銃砲に変えてその長い砲身でアサキムを壁に激突させた

 「けどもし、今の私がそんな事が出来たらそれはどうなるか気になったから…てことだろうね」

アサキムは壁に激突して呼吸が荒くなった状態で問いかける

 「僕ならその感情を喜ばしいと思うけど、君を受け入れてくれた人達にそれを言えるかな?」

 「君相手だからこそだよ、呪われし放浪者さん」

 メアは壁にいるアサキムに近づいた

 「私の感情とリンクしてるものを君は狙おうとしてる、ならさらけ出すのも悪くないかなと思う、少し退屈してたし」

 好奇心…いかにもメアはその感情を持て余しているという風だった

 「僕相手になら遠慮は必要ないと言いたげだね」

 アサキムは壁を伝って横に逃げようとした

 「逃げる事は無理だよ、私がいる限り夢の中ではね」

 アサキムは仕方ないと勘弁して動きを止めた

 「そうだ、手伝って欲しい事があるんだ」

 「君は何を欲しようとしていた?」

 メアはすぐにそれを口にだした

 「私の望みはシンカとそれまでの延命、それと過去の清算」

 過去の清算…すぐに思い当たるのは彼女の姉…金色の闇だった、彼女への復讐を止めたいのかとアサキムは考えた

 「君の考えてる事は分かるよ、けど清算したいのはそれだけじゃない、エデンの人間を撫で切りも良いかもしれないけど…」

 メアはあることを口にした

 その言葉を聞いてアサキムは絶句した

 「それが本当に起こるものだと気づいた時には、もう終わってたんだ。何もかも、それが私が初めて「知りたがる山羊」に触れた時にみたもの」

 「君はあの時にリアクターに選ばれたはず…ならその時見たものは」

 メアはアサキムの言葉を遮った

 「それは必要な分まで満ちた日の出来事、それまでに何も接点がなかった訳じゃない」

 「まさか…そんな事が、起こりうるのか?」

 メアの語った出来事、それはなんとも形容しづらいものだった、否定するだけならどれほど簡単だろうか?肯定だけするならどれほど無責任だろうか?いずれにしても言える事はただ一つ、幸せの先に幸福があるとは限らない

 「確かに君の言う出来事は不幸と呼ぶに値するだろう、だが僕に言わせるなら想いの果てに抱く業火だからきっと彼女は受け入れられるはず、自業自得と言える」

 メアはそれを聞き口元を歪ませた

 「どうしてそんな風に冷たく言えるかな?」

 「君と違って僕は他人だからね、それに僕は例えどれほどの闇に堕ちたとしてもそれに関して言うなら彼女程の業《カルマ》は持ち合わせてはいないし」

 メアはアサキムの胸ぐらを掴みだした

 「私のスフィアを取りたいなら、私を越える感情を身につけてよ、例え幻でもそれを見せられた人の気持ちがどうなるかぐらい、考えてみせてよ」

 アサキムも負けじと声を張り上げ始めた

 「それでも、彼女は為したい事を為し、その人間も為したいことを為した!!スフィアと違って、そうとはならなくても未来の王妃の技術を使えばそれができるかもしれない!!僕が割って入るべきじゃない、そうするべき理由はない」

 メアはアサキムから手を離した後言い放った

 「理由があればいいなら私がなろうか、それが出来たら私は消滅する、スフィアが本当に君のものになるように」

 アサキムの心は動き出した、アサキムにとってはスフィアを手に入れられるというのはチャンスであったから、これほどのチャンスを不意にするのも癪だった

 「僕がそれでも断ったら?」

 メアは含み笑いを浮かべ

 「スフィアを別の世界に飛ばす、君は別の世界でリアクターが覚醒するようにまた頑張らなければいけない。楽じゃないよね、きっと」

 アサキムは少し考える素振りを見せた、スフィアという餌をちらつかせられた以上答えは一つ

 「君のその頼みの内過去の清算の方、引き受けよう」

 アサキムはシンカと延命は無理があると考えたため聞かなかったことにした

 「やった、それじゃあ今のお姉ちゃんをよろしくね」

 「少し待ってくれ」

 アサキムはメアに問いかけた

 「過去の清算とは言うけどその手段は?」

 次元の転移だけならアサキムがシュロウガに乗れば簡単だが時間の遡行だけはそうはいかない、次元の転移の要領でいけばできなくもないが似てるけど違う並行世界かもしれない

 「まぁそうだよね、手っ取り早い手段と言えば」

 続く言葉はデンライナーだった

 「そうくるか…」

 「また呼ぶかもしれないね」

 「スフィアを明け渡す用意は忘れないでくれ」

 そう言った直後アサキムの目は覚めた

 目覚めた事を確認すると少しだけ瞑想に耽った

 これが終わってもまだ終わりではない事を確認するために

 それが終わると共にアサキムはシュロウガと共に駆け巡った

 一方その頃~

 リト達は、ユニクロンの近辺に移動していた

 「改めて見るとデカいな」

 迂回して背中に回り込んだのはいいが余りにもユニクロンが大きいためどこから攻めようか迷っていた、そんな時でも容赦なく球体は襲ってきた

 『エボリューション!!』

 ルナティーク号・Lがそう叫ぶと尻尾の部分が動き出し球体に向かってビームを放った

 『こいつら襲ってくるから早く決めてくれよ』

 リトは急ぐようにユニクロンを観察した

 「なあモモ…」

 「何でしょう?」

 リトはユニクロンの首を指差した

 「やっぱり首かな?」

 「人の形をとってるならそれが良いと思います」

 と話し込んでいるとララ達の乗った宇宙船がまっすぐに首へと向かっていった

 「私の出番というわけだな」

 「大丈夫なのか?」

 リトの問いにナナは胸を叩いて答えた

 「着込むものは着込んでいる、それとも私じゃ不安か?」

 「そういうわけじゃないけど…」

 「だったら、信じろ」

 ナナはそう言うと通信を切り出した、そしてユニクロンの首に宇宙船が近づくと共にナナは外にでて尻尾からビームを放った

 「リトさん、高速でこちらに何かがやってきます」

 リトがレーダーを見ると確かに何かが近づいていた、しかしナナが無事でいられるか心配でそちらに気を配る余裕はなかった

 一分程時間がかかってようやくユニクロンの首に穴が開いた

 「けっこう…強いな」

 声は聞こえなかったがナナがぐったりしだしたのを見て宇宙船とルナティーク号でリト達は回収しようと試みた、しかしナナの周りには球体が既に近づいていた

 「間に合え、間に合ってくれ!!」

 そして一番早くナナのいる場所に着いたのは、黒い悪魔のようなものだった、その手でナナを包み球体の爆発を代わりに受けた

 球体が見えなくなったころ手は開きだした

 「…父上?」

 何故そう思ったのかは分からないが、少しだけナナは父親の存在を感じた

 「ナナー!!」

 そしてララは急いでナナを回収した

 「ありがとう、ナナを助けてくれて」

 リトが礼を述べると黒い悪魔のようなものの声もしくは中にいる人の声は

 「急がないと彼女の消耗は無駄になる」

 それを聞いたルナティーク号とララは中に潜り込んだ

 リトはついてくる黒い悪魔のようなものを見た

 「(あいつ、ひょっとして…)」

 見た目がリトの嫌いなあれに見えた

 「そんな…」

 見れば見るほどそうにしか見えなくなってきた




皆さん、いかがでしたでしょうか?
面白いと思ってもらえれば幸いです
次回
第二十話「対峙ーやみ」
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