スーパーロボット大戦Z 辺獄編   作:レゴシティの猫

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皆さんこんにちは(?)
次回予告が縛りになったのでいつもより長くなったきがします


第二十一話 「解放ーわかれ」

 リト達は驚きのあまりしばらく声を出せずにいるようだった、無理もない。知り合い以上の人間で今までそういうことを行う素振りのないのにいきなりそれをやってのけたのだから。そうじゃなくても人間が急に巨大化するなんて有り得ない、恐らくユニクロンの仕業だろうとの目処は立つが。さらに彼女は既にダークネスのような見た目でありこちらを完全に塵芥と見なしたような視線はもはや説得ではヤミの奪還は叶わなさそうな気にさせた、それでもやらなければ気が済まないのか

 「ヤミ、俺達が分かるか?」

 リトのルナティーク号・Lからの問いかけに返事は無かった、ただ…ヤミの髪が剣の型をとりリトの乗るルナティーク号・Lに襲いかかった、アサキムはシュロウガでそれを止めようとシュロウガの持つ剣でそれを防いだ

 彼女の増大した○○(タブー)と変身能力による刃の切れ味が一体となりシュロウガの魔王剣、ディスキャリバーにのしかかった、アサキムは衝撃を感じつつそれを押し出してヤミの髪の軌道を邪魔するようにシュロウガの剣を振り回した

 シュロウガとヤミが組み合ってる隙にと

 「切り裂け!!」

 シュロウガの上からクォヴレーは機体が持つ鎌をヤミに振り下ろした

 「それ、ダメ!!」

 急なララの叫び声にクォヴレーは一瞬反応してしまい、鎌を振るう腕の速度を緩めてしまう、途端に気づかれたヤミからのヤミの髪からなる拳の形をした反撃をもろに喰らった

 「くっ!?」

 クォヴレーは飛ばされた乗機を一回転させ受け身を取り衝撃を和らげた

 「何故、邪魔をした?」

 「あれは、私達の友達でリトの大事な人でもあるんだから…」

 傷つけられたくない、と告げずともそう言いたいのであろう

 「殺して死ぬやつなのか?それとあれはもはやそちらの知っている人間ではない、見て分かるはずだが」

 「彼らにとっては問題外のようだね」

 アサキムは隙を見つけてシュロウガで蹴手繰ってヤミを飛ばし、話に割り込んだ

 「でもダークネスの時のようにはいかないというのは心に留めておいてもらいたい、今彼女の心に巣くうのはバグではなく、星帝の精神だということを…」

 アサキムがそう言った途端シュロウガの全方位から穴がいくつも出現しおそらくヤミの能力によるものが飛び道具と化しシュロウガ目掛けて襲いかかった

 それは代わる代わるシュロウガに向かいシュロウガに刺さるまで止まらなかった

 「爆ぜよ」

 彼女が巨大化しての第一声がそれかとアサキムが考えているとシュロウガから衝撃を感じた。シュロウガに刺さったヤミの飛び道具、それら全てが音をたて爆発した

 「危ない!?」

 クォヴレーは自身の機体を使い宇宙船二隻を掴み爆発から避難させた

 「ありがとう、無事か?みんな」

 「大丈夫だよ、リト」

 「ええ、はい」

 「ああ」

 「ディス・アストラナガンはこの程度では砕けない」

 リトはほっと息をつきヤミを見た

 「ヤミ…ダークネスの時と本当にやってる事が違うな」

 リトはヤミがダークネスと化した時を思い出した、あまり思い出すとヤミは忘れてくださいと言ってくるが

 「体が同じでも、心の主導権を別の奴が握れば行動も違う、逆もまた同じだ。それより…聞こえてるな、ユニクロン」

 「まさか番人が立ちふさがるとはな」

 今さっきの言葉では聞き取れなかったがそのヤミの声は男の声も重なって聞こえていた

 「混沌と混沌が混じり合い、許されざる存在となった、だからオレは来た」

 「そうか、だがもう遅い、遅すぎた。もはや私は、トランスフォーマー以外からも憎しみを感じられるようになったのだ」

 途端にユニクロンの放つ空気が威圧的な物に変わった

 ユニクロン「感じるぞ…死んでゆく者達の憎しみ、傷つけられた者達の憎しみ。お前達からもな、ネメシス…という名の女は実に利用しがいがあった」

 「何だって!?」

 その言葉はネメシスの暴走が十中八九ユニクロンの仕業とほのめかしたようなものだった

 「てめぇが…」

 「止せ」

 クォヴレーは制止した

 「思うつぼだ」

 「さて…どうする?私が再びこうする事で私の真の肉体との接続を行いお前達の星へ再び攻撃を始めるが」

 

デビルーク星にて

 

 止まったユニクロンは活動を再開しだした、まず手始めにと言わんばかりに伸びきった爪のような足の先をデビルーク星に向けて射出した

 突然ミサイルのように降ってくる物体を兵士たちは呆然と見つめていた

 

ユニクロン内部にて

 「因果律の番人…私を止めるためにはこの体に危害を加えねばならない、しかしそれをここにいる人間は許さないが」

 「そのようだな、どうする?」

 クォヴレーはリト達に質問を始めた

 「彼女を取り戻す算段はついているか?それが無ければ…邪魔はするな」

 「……」

 長引けばデビルーク星の被害は増すばかり、しかしヤミを傷つける事はできない、だがどうすれば良いのか分からなかった、それ以外にあるとすればただ呼びかけるぐらいしか思いつかなかった

 「もう少し近づいてから…」

 

 一方、アサキムは爆発の拍子に眠りにつき再びメアの精神が居る場に下りた

 「…何か用かな?今は混沌に堕ちた彼女と相手をしているんだ、それは君も知っている筈だが」

 それに対してメアは不敵な笑みを浮かべた

 「そう…けどあの時にはいたけど今はいない人間がいる、誰だか分かるよね?」

 「黒咲芽亜…君だろう?」

 「そう、私もスフィアを使って手伝おうと思うんだ、今の先輩達にはヤミお姉ちゃんを解放するの難しいから、きっと」

 メアは理由を説明しだした、ざっくりの説明だと今彼女はユニクロンと繋がった影響で心を閉ざしている、今すぐにリト達の説得が上手くいってもその時王妃達を見ると亡くなった息子に思考がたどり着き、リトが説得をしようとすれば申し訳なさ…罪悪感に押しつぶされそうになる

 「そしてここにいない人間じゃお姉ちゃんを取り戻す事はできないし」

 だから自分がやる…と彼女は言った

 「怒りをぶつけさせて一度すっきりさせる事がお姉ちゃんには必要そうだし…こっちとしてもサンドバッグをされる気はないし…兄弟げんか、たまには良いかもしれないね」

 「なるほど、兄弟げんか…」

だが成人による兄弟げんかは割と見苦しそうだった、それと…

 「毒や危険物は…ブッ」

 ハーレムという言葉には毒やその他といったイメージもついて回るためつい口に出したところメアに口を手で押さえられた

 「そんな物騒な事はしないって、他に人増やすような事してないし、先輩のお嫁さん達はする理由ないしそういうところは健全だよ、うん」

 今のうんという言葉は確信に満ちていた、おそらく調べたんだろう、その言葉を聞いた後アサキムはメアの手を払いのけた

 「決まりで良いかな?じゃあ僕は行くよ」

話は戻る~

 その時ユニクロンはヤミの髪からヤミではなくユニクロン自身をかたどった体を複数体作りあげた

 「ヤミのゴーレムと同じようなあれか」

 「リトさんと違う見た目ならためらう理由はありませんね」

 『じゃあ、いくぜ。エボリューション!!』

 ルナティーク号・Lは尻尾からビームを放ち、その後ろについていくように巨大化したヤミに突っ込んだ

 ルナティーク号・Lの撃ったそのビームは一直線状に進みその範囲にいる分身のようなゴーレムを破壊した、しかしその範囲外かつルナティーク号・Lの近くにいるゴーレムは健在で右に一体、左に一体、ルナティーク号・Lに殴りかかろうとしていた

 『あっしまっ』

 その時2つの弾がゴーレムに命中しゴーレムを破壊した、撃ったのはララとナナの乗った宇宙船とクォヴレーのディス・アストラナガンだった

 「行って、リト!!」

 「あくまであきらめないか、その姿勢は嫌いではないな、必ずやり遂げろ」

 「…ありがとう」

 リトはルナティーク号・Lの中で外に出る準備をしていた、飛び込む気のようだった

 「私も行きます」

 「ああ」

 「お前達の星は二の次というわけか…?」

 「違う、私達の母星…そこに生きる人達を、なめるな!!」

 

 一方そのころ、デビルーク星にて~

 「私が斬り伏せる、皆は破片をできるだけ壊してくれ」

 「親衛隊隊長!?」

 ザスティンは向かってくるユニクロンの足だった物に向かって走った

 「イマジンソード、最大出力」

ザスティンがそう発言すると手に持っている武器の発光した部分が天高くまで伸びだした

 その後ろで兵士たちはじゃんけんをした、負けた兵士はザスティンにくっつき

 「おりゃー!!」

ザスティンをユニクロンの足だったものまで投げた

 「ありがとう、ハァー!!」

ザスティンはユニクロンの足だったものを横薙ぎに切りつけ、そしてみじん切りにした

 「くっ」

あまりに向こうが硬すぎたのか最初の一閃以外通じず切れ目を入れるに留まっていた、ザスティンはその後着陸し、少し伏せた

 「隊長!?」

 「私の事は良い、それより迎撃できる宇宙船で迎撃を」

 「はっ」

兵士は敬礼の後その場を去り、程なくして宇宙船が数を並べてそこにたどり着く

 

 

 ユニクロン内部にて~

 ルナティーク号・Lがヤミを乗っ取ったユニクロンに近づきかけている時

 「待った」

 アサキムがルナティーク号・Lに声を掛けた

 「何…!?」

 ルナティーク号・Lも驚きそのせいかルナティーク号・Lは大きく体を反らしルナティーク号・Lを回避する瞬間を見逃した

 「さっき同じようにネメシスを説得しようとして失敗した、その結果は…死に堕ちゆく寸前に至った君には分かるかい?」

 「……」

 モモはなんとなくだが目を逸らした、自分に芽生えた感情を、ここで、このタイミングで振り返る羽目に陥る事になるとは思わなかったから

 「だからなんだって言うんだ!?」

 「失敗と同じようにしてはいけないって事さ、だから…先鋒は僕が務めよう」

 アサキムはシュロウガの手を使い空間に穴を開け、スフィアを取り出した

 「それはまさか!?」

 黒咲芽亜のロボットの胸部にはめ込まれていた謎の球体、彼女曰わく「知りたがる山羊」だそうだ

 「魔王剣よ、彼女の想いを金色の闇に伝えるための器となるがいい」

 アサキムの言葉と共にディスキャリバーは緑色の淡い光に包まれた、その光は数秒で収まった。そして出でた物…それは二振りの剣だった

 「バニティスライサー!!」

 アサキムは叫んだ後紫の色の刀身を成す二振りの剣をつかみヤミを乗っ取ったユニクロンに向かった

 ユニクロンを模した分身達を足で押しのけつつ攻撃を回避しつつクォヴレーに迎撃を任せ、ヤミの肉体にその剣を振り下ろした

 ユニクロンは両腕でそれを受けた、傷一つつけられなかったが次々と踊るように色々な方向から斬りつける

 ユニクロンはシュロウガに一発殴り応戦した、シュロウガは後ろに吹っ飛び態勢を立て直そうとした。それを確認したユニクロンはワームホールをシュロウガの後ろに在るように精製しもう一方の手でシュロウガを後ろから殴った

 「そう、それでいい…これで僕は君にたたき込める」

 アサキムはシュロウガの持つ二振りの剣を合体させた

 「あわ!?」

 そしてシュロウガはユニクロンに吸い付くように近づきユニクロンの腹部を攻撃し、ポーズを取った。それと共にその剣は割れるガラスのような音を立てながら崩れていき元の姿に戻った

 「何かと思えば…無駄な事を」

 「そうでもないさ」

 

~?????~

 「とうっ」

 メアは舞い降りるかのようにそこに着地した

 「うぅっ」

体の一部が自分のものでなくなってゆく感覚

 「あの技は多用はできないか」

 メアは辺りを見回した、すぐ目の前に手を真っ白な鎖で縛られているヤミがいた

 「ヤミお姉ちゃん!!」

 すぐにメアは鎖を切ってヤミに寄りかかった、ひどく衰弱してるようですぐにはメアを認識できてないようだった

 「…誰?」

 「芽亜だよ、お姉ちゃんの妹の」

 その言葉への反応は顔を逸らすこと…拒絶だった

 「芽亜は消えました、私にずっと真実を隠したまま」

 「けどこうして生き返って…」

 メアも自分で発言して不適当だと考えつき黙り込んだ、アサキム、もしくはシュロウガの因子の一つである霊的な存在に自分を殻にさせてそこから肉体支配した…という点を踏まえれば生き返ったとは言い難いものだった

 「あなたが芽亜だとするなら教えてください、ガーランドは本当に…私への復讐で殺されたんですか?」

 メアはしばらく考え、低く重めの声で言い放った

 「そうだよ」

 その言葉を聞きヤミはそっぽを向き体全体が震えだしていた

 「お姉ちゃんだけのせいじゃないよ、あの人は煽られて行動しただけ、本当はただ」

 その瞬間メアの顔に手が飛んできた

 バチンという快音が鳴りメアは態勢を崩した

 「今までしたこともない攻撃をするなんて…素敵!!」

 ヤミの目の涙の勢いが増していた

 「ふざけないでください」

 ヤミはメアに向かって殴り込んできた

 「どうして、何も言ってくれなかったんですか!?芽亜、去年帰ってきた時から何か今までと違う雰囲気でしたよ。疲れてるのかぐらいにしか思えなかったけど、その理由があんなことだなんて…」

 そして私はそれから今まで息子の死を知らずにいた

 「本当の事をいってもらいたかった。私達、姉妹じゃないですか!?隠し事はなしでいたかったですよ」

 メアはヤミの右ストレートを片手で受け止め、もう片方の手でヤミの手を狙った

 「言えるわけないじゃん。お姉ちゃんのあの幸せそうな顔を見てたら、私…その事を言おうとする度に口が動かせなくなって」

 ヤミとメアは押し合いの状態になっていた

 「あの子は、ガーランドはどうなるんですか?私さえ良ければ、ガーランドが誰からも認識されなくて良いって事ですか?」

 「ガーランドが好きだった家族やデビルーク星や地球をお姉ちゃんが、壊すかもしれなかった!!」

 「甘く見ないで、芽亜!!」

 ヤミはサマーソルトを繰り出し、メアを押し出した、その勢いでメアは膝をついた

 「私は…痛くても、それを関係ない人達にぶつけようなんて気はありません」

 「お姉ちゃんはそれをガーランドを殺した男に言える?」

 「そ、それは…」

 ヤミは胸に手を当て、考えている様子だった。心臓の鼓動が増して息が過呼吸に至りそうな程急に荒くなっている、個への憎しみとはこういうものかといった表情を浮かべていた、他人による第三者の目線なら元々はそちらが悪かった、因果応報だと言えるかもしれない、だがそれはメアにとってあまりに非道な気がした、原因がやられた方にあるとしてもそれをそうだという言葉をかける人間の意図を汲み取れる訳がない、やられた方はその分傷ができて、言葉がそれを悪化させるから。なぜ自分がやられなければならないかという問いを自分で考えてる時にお前が悪いという答えが来るなら「じゃあ自分が消えれば解決するね」という思考に行き着くかもしれない

 メアは、ヤミの額を殴った

 「隙あり」

 「やりましたねー!!」

 メアは逃げた

 「やり返したい?ならここまでおいで」

 「上等です」

 そして追いかけっこが始まった

 2人は足で、翼を広げて、走り、飛んだ。それをしばらく繰り返していたが終わりが来た、メアの前にワームホールが開きそこから手が飛んできてメアを飛ばした

 「痛ー、お姉ちゃんワームホールだなんて」

 互いに息が切れ切れだった

 「さすがにここは普通と違う場所と気づきますよ、なのでいつもの状態でもいけます」

 「卑怯だよ、卑怯!!」

 「いきなり殴ってくる芽亜も芽亜ですよ」

 「あ、お姉ちゃんたんこぶできてる」

 「そういう芽亜もずいぶんほっぺたが…」

 2人はお互いを見ておかしくなり、笑い出した。言葉が続かなくなり、共に寝転がった

 「疲れた」

 「芽亜…」

 先ほどとは打って変わって晴れやかな声色だった

 「ありがとうございます、暴れたおかげで今この時は自分の感情を棚上げできそうです。今更ですが何故入れ墨?」

 「ちょっとした裏技、色々大変だったけど…話変わるけどさ、ここから出よう」

 唐突にメアは話題を切り替えた

 「ここからですか、私にできるんでしょうか?」

 メアは首を縦に振った

 「できるよ、お姉ちゃんにはみんながいるもん」

 「芽亜は?」

 メアのその言葉にはみんなの中に自分を含めてはいないニュアンスを感じさせた

 「私は、もうさよならかな」

 メアは自分の手を見た、少しずつ自分が粒子となり消えようとしていた。スフィアにこびりつかせた意識をキープしつつシュロウガの剣に注いだ分の次元力は無くなろうとしていた事が見て取れた

 「私には、芽亜もいてみんななんです。だから…」 

 ヤミは立ち上がりメアの崩れてない方の手を握った

 「待って欲しい人間がそこにいなくてもお姉ちゃんはここから出なければいけない、待ってくれた人達がそこにいるから。お願い」

 「リトさん達…ですか?」

 「うん」

 ヤミは明らかに苦い表情をしていた

 「あの事でお姉ちゃん達の関係は壊れないよ、お姉ちゃん次第かもだけど。ガーランドの事は気にしない、けど忘れないで良いんじゃない?ヤミお姉ちゃんの伝説の礎になった人達だってそう」

 「そう…ですか?」

 「そうだよ、他に何か言葉が欲しい?」

 「もう良いです。その…手、そのままで良いですか?もう少しの間」

 「いいよ」

 ヤミはメアを支えるような態勢を取り、メアは立ち上がった

 「惑星断刀(プラネットスライサー)!!」

 ヤミは右手から光による剣を生成しそれでこの場所を横に両断した

 「おー、スッゴい」

 「ここならダークネスとならなくてもいけますね、芽亜」

 「何?」

 ヤミの目には再び涙が溢れ出そうとしていた

 「お別れにならなかったら何度でも聞かせたい所ですが…今まで本当にありがとう」

 3

 「もう十分だよ、何度も言われると重いし」

 2

 「弟に会ったらよろしくね」

 1

 「え?」

 ヤミがその意味不明な言葉で思わず振り返るとメアは泥が落ちるように崩れて消えていった

 「気になる言葉残して行かないでくださいよ、芽亜…」

 ヤミはしばらく泣いてから意を決したようにその部屋をめいっぱい切り裂いた




皆さんいかがでしたか?
勝手にギミック増やすなと思う人いたらごめんなさい、面白いと思ってもらえれば幸いです
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