今回から新章(?)が始まります、そしてあやかしトライアングルが参戦(あやかしトライアングルのキャラが参戦するとは言ってない)します。解釈違いはあるかもしれませんが気になる方は読んでください、読んで数行からの道化師の呟きはスルーしていただいて。
第三十九話 妖怪、何か用かい?
ユニクロンがいなくなって2週間経った、あれから惑星デビルークは傷ついた町も人も少しは癒えたみたいだ、だが舞台はそこではない、デビルークの王様の故郷、彩南町の病院の一室
「ムフフ…(小声)」
覗けよ覗け、病室を
今日は誕生日、今日は祝いの日
可愛い妹の生☆ま☆れ☆る☆日、めでたい!!フゥー!!
お祝いしましょ、そうしましょ♪
ケーキにしましょ、プリンにしましょ♪
あらあらそれじゃあよくないの♪
それより一つ、言いたいの♪
お疲れ様って言いたいの♪
大変だったねお疲れ様♪
二人目だってねご苦労様♪
でもオレじゃ言えないよ♪
言う人もうすぐやってくる♪
旦那がとっととやってくる♪
子供の父親やってくる♪
ほらほら父さんやってきた♪
奥さんに会いにやってきた♪
娘を抱きにやってきた♪
姉も覗きにやってきた♪
邪魔者とっととほーいほい♪
とぅ!!
「………!!」
開けても無駄さ、ほほほのほい
オレは逃げるぜすーいすい
「あなた、どうしたの」
「嫌、なんでもないよ、唯」
「しっかりしてよ、パパ」
記憶に刻むぜこの瞬間
オレは消えるぜこの病院
いつかの鳥も見ているぜ
じっくり見るなようらやましい
でも、なんにもわかんない
結局なにも、わからない
by道化師
~1週間後~
彩南町の公園にて
ラズは異母姉の風夏、そして護衛と一緒にベンチで座っていた。
「アイスうめぇなー」
「食べ終わったら戻りましょうよ」
「ええー戻ってもオレもうやること無くなっちゃったよ」
妹の顔を見る、話しかける、名前を聞く、それらは終わったが両親達の会話が全く終わらない。
「そこは私も同意見、色々あって話すネタは尽きたわね」
ラズ達が妹の顔を見に行くまでにネメシス、弟のガーランド、ラズの祖父のギド・ルシオン・デビルーク、後2人の叔母である結城美柑の葬式があった。叔母に至っては死んだという実感は少しも湧いていない、なにせ全て又聞きでしかなく骨も見ていない。警官の話にもそういったのはない、だからまだどこかで生きてるとさえ思えてくる。
「だからこそもう帰ってママ達にくっついていた方が良いんじゃないかしら?」
「その通りです、早く戻りましょう。あまり遅いと心配されます」
ラズはアイスを飲み込んですぐ頷いた。
「確かにな、あれ?」
他のベンチに隠れるようにして一人の法師が望遠鏡を使って何かを覗いていた、編み笠と衣装などの格好でそう思っただけで本当にそうなのかは分からない、ついでに顔も分からない。透明人間みたいに見えないのだ。首の部分にチョーカーを巻いているのも不思議だった。
「ちょっと何してるか聞いてみるか」
その珍妙さに興味を掻き立てられ戻ると言った自分の言葉を忘れラズは法師のいる場所に近づいた。
「あー!!ラズ様、知らない方に無闇に話しかけてはいけないと王様や王妃様に言われてないんですか!?」
護衛の注意を余所に大胆、というよりも年相応の無邪気さでラズは法師に話しかけた。
「なーにしてんだ?おぼうさん」
『見張っているのです』
チョーカーから若い男の声がした、その道を進む人にありがちな、柔和そうで諭すような声。
「何をですか?」
風夏もその話に乗っかったので護衛も半ば諦め、何かあればすぐに対応する方向に考えを改めた。
『
「へぇー」
妖怪、ラズと風夏の頭の中に父方の祖父のマンガでそういうものがいたような覚えはあった。
『見てみますか?』
望遠鏡がラズの所に寄ってきたので、ラズはそれをとって覗いてみた。しかし望遠鏡で見る風景は目で見る景色と、変わりはしない。
「なにもみえないぜ」
『少し流そう』
肩を触られる感触を覚えた次の瞬間、公園の木や色々な場所に小さな生き物がいるのが見えた。
「なんだあれ」
「こいつ達が
今度は肉声が聞こえた、法師の指がはっきりと見える。ラズは横目でちらりと見ると顔も見えていた、法師は結びきれない程長く髪を伸ばした青年のようだった。凶器になれそうな程尖り、伸びきった爪に視線を移すと法師は慌てて手を隠してもう片方の指でその方向を向くよう促した。隠した手の爪はいつの間にか普通の人間のサイズになっていた。
法師の指差す方向には一匹、比較的暗い所から鳥が誰かを見つめるように突っ立っていた。日笠のように被り物をし、何かのスペースを作るように布を巻いてる姿は着せ替えをさせられた動物のようだ。
「
法師は風夏に聞いた。
『見たいですか?』
「私は……いいかな」
『お静ちゃん似のクァワイコちゃんはこういうのは苦手かな?』
「……………はい」
ラズは望遠鏡を法師に返した、法師が手の離れる感触の消えた後法師の手や顔が見えなくなった。
「春菜姉ちゃんの友達だからよく会うもんなあ」
「余計な事は言わない」
『!?まあ良い』
「ええい、私も見せてもらっても構いませんか?」
『悪魔なら自分で見れるんじゃないのか?』
急に声のトーンと口調が、ぶっきらぼうな人間のそれになった。そっちが素なのかと勘ぐる事がまだ幼いラズと風夏には難しく、態度の豹変にただ驚くばかり。
「はぁ………」
護衛は何を言っているのか分からず気の抜けた返事しか出なかったが、その意味が分かると己に生えている尻尾を揺らしながら否定した。
「いえ、多分貴方の仰る悪魔と我らデビルーク人は違う種族、異なるモノであると思われます。」
『宇宙人という事ですか、失礼。
法師は編み笠を外した、衣が謝ってる体勢なので謝ってるようだが詳細は全く分からない。全く見えないから。
「なんで私達には見えないの?」
『みんな怪異なぞ見えないのが、いないのが当然なんだと思っているのです。』
「ならば今見えないあなたもそうだと?」
護衛の呟きを聞いて法師は笑った。
『ははっそこを突かれると弱い、その通り……ですが無闇やたらと襲う気はないのでご勘弁を、おしろいを塗れば見えないのはどうにかできますが今切らしているので……』
「続き、お願いします」
風夏の発言を聞いて法師はわざとらしく咳き込む。
『だからその意志に押し負けて姿を認識されづらくなってしまっている、存在強度とでも言いましょうか…………人の持つ魂魄の内魄しかない
急に訳の分からない話をされラズは考える気力をなくした、代わりに近くにある風船が目に付いた。
「姉さん、あそこで風船配ってるぞ」
ラズは風船を配っている所に向かって走った。
「あっコラ!!すみません」
風夏は法師に頭を下げ、ラズを追いかけた。
「お待ちください!!」
護衛も追いかける中法師はラズが置いていった望遠鏡でラズ達の行く先を見ていた。
『難しかったかな?………………あ』
その先にいる道化師は姑獲鳥の視線と一致していた。
「見た感じは男性…………………………………」
姑獲鳥が色々あって男を恨んでいるのかと疑問を抱くには充分だった。
「探り、入れてみるか」
~公園の広場~
「はい、ドウゾ」
煌びやかなマントを羽織り、赤を基調とした派手な服に仮面をつけ、さらに肌を雪のように白く塗った道化師は空を飛べそうな程に束ねた風船を一つ一つ、近くを通る人達に渡していた。
「なあ、オレにも…………たくさんくれ!!」
そんな道化師にラズは風船をねだった。道化師は怯えにも似たような驚きを見せつつ右手に持っているぶんを全てラズに渡したのだった。
「ラズー待ちなさいよー」
「姉さん、たくさんもらっちゃったぜ」
「そんなにたくさん持って帰るの?」
「おう、父ちゃんだろ、母ちゃんだろ、妹だろ、唯姉ちゃんに」
「分かった、手伝うわよ。後お坊さんにごめんなさいって」
『そうです、つまらないからといって勝手に抜け出してはなりません』
風夏とラズはいつの間にかそこまで来ていた法師に驚いた。
「あ、さっきはごめんなさい。ぼうさんにもはい」
『ありがとう、知り合いに見せれば喜ぶでしょう』
風船が一つ、ラズが抱えた束から宙に浮くように飛んでいった。衣装に近づいているから法師が取っていったのだろう。
『ここからは拙僧の時間です、拙僧もその男に用があってきたのですから』
法師は道化師に近づいた。
『まあ用というのは……これです』
法師が道化師に一つの石ころを渡してきた、握れば少しはみ出る程の大きさの石だった。表面はつるつるしているが一部苔がついている、むし方は人の頭を連想させた。その石は手に持つとそれに呼応するかのように一つの地蔵に変貌した。
「地蔵?なんでマタ……」
道化師は地蔵を抱き上げた、地蔵は背も、格好も、赤ん坊のそれである。
「どういう事なのか、調べさせてもらう」
法師はラズ達に見えないように印を組んだ。
~????~
「ここは………」
暗くて、暗くて、そこがどこだか分からない。足元を見れば辛うじて水たまりが見えるだけの場所。
だがどこなのかを熟考する前に、地蔵に異変が起こった。
「!?」
抱いている地蔵がいつの間にか赤ん坊の姿に変わる、道化師にはその顔に見覚えがあった。
教会にあった写真で見た赤ん坊の頃の自分、結城ライムとして産まれた自分。
「………………」
「オンギャー!!」
赤ん坊はすぐに泣き始めた、その泣き声は恨めしそうに闇にこだまして、道化師の全身を震えさせた。
「悔しい?産まれられなくて残念?生きてみたかった?ないな、オレの叫びはお前の叫び、オレの悩みはお前の悩み、だから分かる。お前はそんな風に前向きには育たない、オレがお前にした事だっていつかお前もそう望むようになる、消えたい、いなくなりたい、オレは彼女達の住まう場所で生きちゃダメだって、人生開始10年で悲観し始めるんだ、違和感を感じるのには一年と少しあればいいか。」
それに人間は惜しまれる内が花と言う、それと似たようなものでなんでも惜しめる内が良い。
「泣くか、泣いてしまえ、遠慮すんな、オレはそんな理由で泣けるお前の事が羨ましい。羨ましいけど、お前の望みは叶えてやれない」
道化師は気づいてしまった。
これでもうあの事で泣かなくていい。
これで産まれの事で消えたいと泣き叫ぶ自分じゃなくなった、確実に自分と同じ出自で泣き叫ぶ人間が一人減った。
「そうか……収穫は、あった!!」
道化師は高笑いを始め、それを見て赤ん坊は泣き止み、引いたような呆れたような顔になった。
「赤ちゃんでもそういう顔するんだな……でもいいや、これからはお前が、お前の存在がオレの生きる意味になる。お前は両親を喜ばせられるお前のままでいられるんだ、ただ単純に母親の事を大好きなお前のままで……いられるんだ…………」
道化師は赤ん坊を抱きしめる力を増やしてしまった、答えは得た。客観的に見ればそれがどれだけ狂っているのかは分かり切っていた、だが、それが救いになってしまったからもうどうしようもない。
「だからこれからもお前の分、オレが堕ちていけば良いんだ」
そう言ってから気がつくと、公園に戻っていた。立ったままだから夢のようなものでも見ていたのかもしれない、そして赤ん坊の自分には見放されたのかもしれない。法師が急に道化師に謝ってきた。
「悪かった、今の術でお前の体を赤ん坊が食い破らず、そして姑獲鳥が便乗せずに活動時間帯の限界を越えて、今拙僧に噛みついてくる辺りそういう事なんだろうな………お前、母親を弟か妹を腹に宿した状態で両方亡くしてるな?」
道化師には鳥が確かに法師の腕をくちばしでかじっているのが見えた、そして法師の腕に蛇の鱗のような模様が浮かび上がった後鳥はかじるのを止めてどこかへ行ったのも。
「…………………」
「言いにくい事だろう、話す必要はない」
道化師はこの法師は何者だろうと今更ながらに思った、何かしら力は使えて鱗を生やしているから人でないのは明らか。
「あんたはいったい何者?」
「お坊さんだよ、悪徳坊主と知り合いは呼ぶ」
「坊主の衣装着てる癖に髪長くして、いかがわしいもの風呂敷に突っ込んでればそう言われてもおかしくないですね(小声)」
「!?」
法師は驚きを隠さないまま道化師を見た。
「…………やはり見えてるのか?」
「ウロコが見えました。」
「じゃあ…………」
法師は自分に向かって右の方向を指さした、小さな種々雑多な者共はライムを見て怯えを隠さない。
「ええ、目が合う度にあのように避けられてます」
「…………見えるようになったそれは生まれつきで?」
「いえ、11から。見えたり見えなかったりします」
「そうですか」
法師は思った、この男はかなりやばい所に片足を突っ込んでいると。
現世には妖が産まれながら見える人間と生きていく内に見えるようになる人間がいる。前者は常識に捕らわれる事のない魂を持つ人間、それと代々妖を祓う家系にある忍者……祓忍、生まれつき持ち合わせた強い魄に加え輪廻転生を自覚する事で研ぎ澄まされた魂を持つ妖巫女。人ならざるものと関わる生業であるシャーマンや先祖に妖怪が混ざっている人間など力を受け継いできたもの。後者は命2つ分の魄を背負う妊婦。それと心身の不安定な人間、チャンネルないしは波長もしくは霊感が、例えば心身に死を望む程のダメージを受けた時に怪異とかと繋がりやすくなる。
「よ…ぶじ………れた…」
「あの?」
道化師の耳にはだんだんと法師の言葉が聞こえなくなってきていた。
「姉さん、ぼうさんとマスクの人は何ぼぅっと突っ立ってんだ?」
「しっ私達が立ち入っちゃいけない事よきっと、だから早く終わって欲しいな」
「同感です」
道化師と法師が向かい合うその様は近くにいる3人にも不思議な光景に見えた。それまでに法師の自己紹介が終わって以降、法師が何を言っているか分からなくなったのもある。
『つらい事があれば遠慮してはいけません、隣町の水族館のお姉さんとかが相手をしてくれるでしょう』
今度は3人にも聞こえた、そして法師は道化師の元を去る。
「ふっ…………」
姑獲鳥がどんな存在か一応知っていた道化師はあれこれと見てみたが今度は見えなかった。だがどこかで見ているのは確定している、見られていると思うと気が重くなった。だが以前ほどではない、あのことで苦しまずに済む自分がいると考えたら……
~公園~
『帰っても良かったのですよ』
法師はついてくる3人に尋ねた。
「あのまま帰ったら失礼な気がしてさ…………」
法師は礼をした後ベンチに座った。
『拙僧が相談に乗れば良いのにと思っているでしょう?』
「………………そうか?」
「あの人の事、実は苦手だったの?」
『そんな所です、正解者にはこれをあげましょう』
法師が風夏に渡したのは一枚のお札だった。
「お札?」
『これを体に付けると取り憑いて主導権を乗っ取ろうとしてくる奴から身を守ってくれます』
「ありがとう……」
風夏はお札をファイルに挟んでから自分のからっているバッグの中にいれた、黄色いひよこの絵柄があるそのバッグはサイズもそうだがおそらく大きくなるにつれてそれを用いる事に抵抗を持つようになるだろう……と法師と護衛は見た。
「ぼうさんも好き嫌いあるんだな」
『ありますとも、拙僧だけがあれを嫌いとは思えませんが。』
若干開き直ったように威張りながら法師はうちわで顔部分を仰いだ、まだ季節は秋寄りの夏なので暑い。
「お二方、そろそろ帰らなければ」
「そうね、帰りましょう。」
「またなー!!」
ラズ達は法師に挨拶をしてから病院に帰った。別れる際、彼の衣も左右に振れていて法師も挨拶をしていたようだったので、だいたいしか分からないなりにラズと風夏は嬉しくなった。
~病院の前~
「んじゃあ、先行くぜ!!」
ラズは風船を抱えたまま駆け出した。
「あっ待ってよー」
「走ると危険です、止まりください!!」
その結果、室内でラズは灰色のスーツを着た青年にぶつかってしまった。
「あっごめんなさい」
相手の足に巻かれている鎖がもろにラズに当たり、衝撃で座りこんだ。それだけでは収まらず風船がラズの手からこぼれ落ち、散らばった。
「こちらこそすまない、痛かっただろう?」
相手は謝った後、屈んで手を伸ばしてきた。
「…………」
「泣いても構わないよ」
「ガマン……だぜ」
「よしよし、いい子だ」
相手はラズの手を掴んでゆっくりと立ち上がった。子供が自分でも立ち上がれるような間で、ラズはそれに乗っからずに自分の足の方で立ち上がった。ラズはふと風船をこぼした事に気づき、風船を拾い集めた。青年も手伝ったので時間はかからずに済んだ。
「ありがとう、おにいさん」
「次は離さないようにね」
「そういえばおにいさんどっかで会わなかったか?この前もぶつかったような気が……」
「気のせいだよ」
相手は少しうわずった声となり棒読みになった、だがラズは信じ込んだ。
「マジか……」
「そんな初対面の僕で悪いけど頼みたい事があるんだ、解放しなければならない人間がいる、そのために僕は君の母君の叡智が欲しい。」
~旧彩南高校校舎~
法師は壁しかない場所の前に立ち、その壁を押した。すると壁は回転し、先に通路が見えるようになった。
「さてと」
そこは地下への入り口、階段への扉。下りていく先の大きめの扉を開けると一つの部屋があり、中に入るとそこには木箱が一つ
「形代は」
木箱の中にある紫の折り紙で織られた雛人形を手に取った。
「最近穢れが少ない……あの子達の母親の友達って言ったっけ?結構結構」
法師は雛人形を取り替えながらつぶやいた。いつか別れが来る、寂しさを募らせることを懸念しながら……
「確認も終わったし、帰ろうか」
法師は道化師の事を思い出した。
「奴の事が怖いと言えば怖い、奴の抱えてる心がな」
道化師は見てしまう程心身が不安定になっていた、ムラがある分まだマシだったのかもしれないが。
人や動物にとって死は恐怖だ、自分というものが無くなる、その先が分からない、などなど。だが幽霊や冥府、黄泉などのあの世という拠り所はある。だが
一方で人間の中には自分から消えたいと願う奴がいる、瀕死の人間が「もう楽にさせてくれ」なんて介錯を頼むのもそうだし心身への負担でそう願ってしまい命を絶つとか。
理解や共感をする必要はない、だがその分否定をしてはいけない。その考えに至った、結局はそこだから。
そういう人間は
そしてそういう人間の魄から産まれる妖は摂理面をして死を押し付けてくるようなものばかり。
「産まれるべき子供と一緒に自分がいなくなった後、あんな風にお兄ちゃんが育つなら母親も気が気でないだろう、姑獲鳥も産まれ出てこざるを得ないか。仕方ない……明日もう少し様子を見てみるとしよう」
そして……見極める、彼をどうするべきか……
いかがでしたか?
面白いと思っていただければ幸いです。
電王はまだ出てきません、もう少し待ってください。