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今回は愉悦部の見るようなものだと思うのでそこは気をつけておいてください
前回までのあらすじ~
アサキムはスフィアを求めてデビルーク星に降り立った
アサキムは芽亜をスフィア・リアクターに覚醒するのを促した出来事について知る、それはある人間にとっての悪夢だった
「……」
周りはざわついていた、アサキムと同じものを見たのかどうかは分からないが
混乱に乗じてアサキムは急いでシュロウガで欠けた腕ごとスフィアを回収した、スフィアはどこかにしまい込み欠けた腕はシュロウガの元の位置にくっつけた
「これで少し経てば獄鳥は元通りになるか、しかし…」
スフィアの力によるものかアサキムの脳裏に映った一連の出来事は要約すれば金色の闇の子供は黒咲芽亜の言葉によればその昔兵器として生きていた金色の闇に家族を殺された人間に復讐として…さらにそれにより好奇心を刺激されてリアクターへと至ったらしい
「あれが真実と言えるなら彼女は…」
アサキムはシュロウガから降りシュロウガを隠すとヤミに近づいた、彼女は棒立ちし目の焦点は合わず紅の瞳は輝きを失っていた
アサキムに気がついたヤミはアサキムに声をかけた
「嘘…ですよね…あんなの…嘘に決まってます…嘘ですよね?」
それ以上は彼女が壊れる…アサキムはそう直感で理解した、だから黙る事にした
「何で黙ってるんですか…」
仕方ない…とアサキムは口を開いた
「知る…という行為にあるのは真実だけ…嘘や偽りで知るとは言わないだろう?君が目にしたものがスフィアの力に寄るものならそれは真実だ」
アサキムは真実を告げる事にした、一度暴かれた秘密はもはや嘘で繕えるものではなかったから
アサキムがそう述べた直後アサキムは拳に変身《トランス》したヤミの髪に吹っ飛ばされた
「嘘に決まってるじゃないですか…あの子と一緒に私は…」
鯛焼きを食べに行った
図書館で本を読んだりもした
結城リトや他のリトの嫁、その子供たちとも楽しく過ごしてきた…事を語り出した
「幻だって言うんですか?あの時から今までのあの子との思い出は」
ヤミの体は震えていた、口元も小刻みに震え何かを我慢しようとしていた
「紡がれた思い出に立ち入る資格は僕にはない…そこには嘘や偽りなんてないんだろう、ならば確かめると良い、その指で、その肌で、君たちの愛する子供を」
「芽亜の死んだ原因のあなたのその提案は信用できません、逃げようなんて思ってませんか?」
その時アサキムに向かって振り下ろしてくる剣が一振り
、ザスティンだった
アサキムは剣を召喚しそれに応対する
「ここは私に任せるといい、行け」
「…必ず捕らえてください」
ヤミは翼を生やし飛んで宮殿に向かった
「君が彼女に気を使うとはね」
アサキムは剣をザスティンに向かって振るった
「今奴は迷っていた、あの状態では力になるのは難しい(普通よりは上の腕のようだな)」
ザスティンはそれを受け止めアサキムをよろけさせた
「君は見たのか?あれを」
すぐに態勢を立て直し距離を取った
「他の兵士たちで色々と違ったようだが(私はラズ様は王にはなれない…というのを見た、しかし信頼に値する仲間と共に歩む未来にあるのだという事は分かった、どういうことだか分からないがあの方はどう思うだろうか)」
その後も攻防は続いた
その内に
「ヤミ──────────!!」
と叫び近辺を走るリトとモモが見えた
「リト殿!?」
「ヤミを見なかったか?」
「兵士たちがこの辺りにいるって言ってたんですが…」
「彼女なら、宮殿に向かったよ」
モモとリトは首を傾げた
「ザスティン、誰だ?」
「さっきは君の友を僕に差し向けただろう?」
「ああ、あの人ですか」
モモはケータイのような物を素早く操作した、するとシバリ杉が現れアサキムに狙いを定め捕らえた
「じゃあ見張っててくださいねザスティンさん」
「了解しました」
アサキムは少し苦い顔をしつつ述べた
「結城リト、彼女を助けられるのは君だ、早く合流して側にいてやるといい」
「後でテメーに聞きたいことがある」
宮殿内部~
ヤミは子供のいるであろう場所に向かった
「(そこに行けば…あの子は変わらずに笑いかけてくれる、お兄さんやお姉さんと一緒にいるかもしれないけど…西蓮寺春菜のところにでもいるのだろうか)」
結城リトの子供は基本西蓮寺春菜と仲が良い
何故かは良く分からないがヤミの子供も例外じゃなかった
そう考えてる内にヤミは子供の部屋についた
心に迷いがあった、それは確かめるのが怖いといった感情と言える
息を吸って吐こうとする瞬間にヤミは一気に扉を開けた
そこにはリトの子供達の中でも年長者たちとララ・サタリン・デビルークがいた
「ヤミちゃん…」
王妃ララがうろたえていた、いつもヤミやみんなに対して明るく笑顔で接してくる(つまみ食いする前後の息子は別)あのララが
「皆さん、あの子はどこですか?それと何で砂が散らばってるんですか?古手川唯もお家の中で砂を持ち込むなって叱ってた…」
その発言に反応がないぐらいみんなは悲しそうだった
すすり泣く声がその場にいる人間の数程聞こえだす
九条凛の息子の真がそれを抑えるように手に持っていたカメラを渡してきた
「すみません…突然過ぎて撮る事しかできませんでした」
すぐにカメラの動画機能を使うと
ヤミの子供が徐々に変わっていく様子…
今さっきの子供達が駆け寄るも崩れて砂に変わっていくヤミの子供
すぐに母親を呼び出そうとする王女が映っていた
「ああ…そんな……」
「私…なんていえば良いか」
すぐにヤミはカメラを放り出して走った、それを真は壊れないようにキャッチした
その後だった、リトがやって来たのは
「おいっヤミは、いるか?…どうしたんだ?」
「リト…あのね…」
ララは状況を説明した
「つらかったよな…俺も…つらい」
「ヤミちゃんを…助けて」
リトは走り去った方角を聞きヤミの元に向かった
廊下からまた別の場所にヤミは走っていた、遠くまで走っていくと人気は段々と少なくなってきた
「うっうっ…」
4年前…
どこかの病室~
ヤミはそこのベッドで横たわっていた
近くにはヤミが生んだ生命が一人、男の子
そしてその生命の父親と祖父がその病室にやってきた
父親はスーツ姿が似合ってたが祖父はワイルドな方であるためあまり似合ってなかった
父親である結城リトは緊張していた
「なーに初めてのように緊張してんだよ、お前は」
リトの父親の才培は横からリトの背中を叩いた
「初めてじゃないでしょう、リトさんは」
「俺が生む訳じゃないしヤミは初めてなんだ」
「まぁそうだよな」
「心配性ですねリトさんは、そんなリトさんにはあなたの手でも握らせてあげましょうか」
ヤミは子供の手をリトに触れさせた
それをうっとりとしながら見た後才培は本題に入った
「そういや名前は決まったのか?ヤミちゃん」
「ええ」
「あー」
結城才培は残念そうだった、自分で名前を決めてみたかったのかもしれない
「どんな名前だよヤミちゃん」
「モモさんから送られたものがあってですね」
そしてそれを子供が痛がらないように乗せて名前を告げた
「ヤミちゃんが決めた名前だ、気に入ってくれると良いよな」
「気に入ってくれる、ヤミが気に入らせてくれる」
「そうなるように頑張ります」
その後リトの妻達がやってきてその名前を告げると誉めてくれた
現在に戻る…
ヤミは叫んだ、息子の名前を、モモからもらった花輪にちなんだ名前を
「ガーランド──────!!」
皆さん、いかがでしたでしょうか?
今まで名前を伏せてたのはこの時のため…のつもりです
面白い…とは言えませんね
次回
闇は憎しみにより混沌となる(適当)
「chaos bringer」