METRO Dolls   作:kapebarasan

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パヴェルは生きてます(ここ重要)


戦乱-2

意識が戻ると同時に絶望した。ファシストの捕虜は強制労働をさせられるか射撃訓練の的にされる運命だ

 

 

 

 僕は意識を取り戻すと同時に激しい顔の痛みによる苦痛に顔をしかめる、だがそれも僕の周りにいるファシストの兵隊の僕たちをどうするのかという会話を聞こえ背筋が凍る

 

 「何をためらってる?共産主義のスパイなど撃ち殺してしまえ!」

 

 ファシストの兵士が僕をさっさと殺してしまうべきだと話している。

 

 「ゲシュタポを呼ばなくていいのか?」

 

 「帝国からどれだけ時間がかかると思ってる、それまでこの豚とヒトモドキの相手をしてるのか?」

 

 会話をしつつ僕の意識が戻ったことに気が付くと一人の兵士が近寄ってくる。

彼は僕のことを少し見たあと、憎たらしいといった様子で再度僕に蹴りをいれる、全身の酸素を吐き出すような衝撃を受け僕は苦悶の声を漏らす

 

 「アルチョムを離しなさい!このレイシスト共!」

 

2012が叫ぶのが聞こえる、どうやら僕の背後で彼女も拘束されているようだ

 

 「うるさい!黙れ!お前みたいなヒトモドキ(人形)は後で新兵の射撃訓練の的にしてやる!」

 

 「その通りだな。よし共産主義のクズめ、マルクスだかに祈るんだな、はっはっは」

 

兵士はそう言うと僕に向けて銃を構える

 

 その背後にファシストとは違う軍装の兵士が銃を構えている。

彼がハンドサインを出すと後ろから1人の兵士が現れファシストたちに忍び寄る

 

 「泣いてお願いしたら、楽に殺してやってもいいんだぜ」

 

背後に忍びよる兵士には気が付かず兵士たちは憎い『共産主義者』をどういたぶってやろうかと笑っている

 

 銃を構えていたファシスト兵の背後の壁にもたれかかっていたファシスト兵のそばまで謎の兵士は近寄るとナイフを抜き出しファシスト兵の喉元を貫く

 

 「グッ」

 

ファシスト兵の断末魔を聞き僕に銃を向けていたファシスト兵が振り向くとそこにはナイフを構え飛びかかる兵士がいた、兵士はファシスト兵の首元をナイフで刺しこれを殺す。

 

 兵士たちは僕と2012の拘束を解き軽い治療をしてくれた

 

 「悪党共について一つだけ好きな点、それは引き金を引くまでに必ず長話をすることよ」

 

 兵士の一人がゴーグルを外すと兵士が女性であったということが判る、右腕が義手の様になっているのを見ると彼女も人形だということがわかる

 

「あんたらに貸しができたな。共産主義者じゃなさそうだが一体誰だい?」

 

兵士は僕たちに質問をする。

僕はハンターのドッグタグを取り出し旅の理由を彼らに伝える

 

 「それはハンターの認識票だな…わかったミラーに会わせよう。メッセージがあるなら、彼に伝えてくれ」

 

 「よし、立ち上がれるか?」

 

彼はそう言うと僕を起こす。

 

 「行くぞ二人共、装甲車に乗り込むぞ」

 

 「74、計画があるんだ、彼らをレールカーまで案内してくれ。後はホール駅とブラック駅だけだからな…」

 

兵士は人形へ向けて指示をする

 

 「任務はどうするの?」

 

 「ハンターからの知らせを届けたら、ミラーとナガンが勲章をくれるさ。ミッションは俺が遂行する。ブラック駅で落ち合おう」

 

 「気を付けていけよ」

 

 「これが終わったら原隊復帰だ、そっちも頑張れよ」

 

 兵士と人形は話を終えると先へと進んでいく、道中には殺されたファシストの遺体が転がっており彼らは気付かれずにここまで潜入してきたプロなのだと実感させられる。

 

 「アルチョム、良かった」

 

2012と僕は互いに互いを抱きしめる

 

 「あぁ、彼らが居なかったらどうなってたか…とりあえず無事を喜ぼう」

 

僕は2012に答え、先へと進んでいった兵士を追う

 線路に辿り着くと底には機関銃が取り付けられ装甲化されているレールカーが停めてあった

 

 「アルチョムだったか…は銃座に着いて、人形の嬢ちゃんは助手席ね、そのほうが顔が見えにくいからな、機関銃の使い方わかるか?」

 

74と呼ばれていた人形が僕たちの席を割り振る

 

 「あぁ大丈夫だ」

 

僕は74に返事をする

 

 「それじゃあ幸運を」

 

兵士が74に言い、互いに握手をする

 

 「それじゃあ、早く乗って」

 

74に促され僕たちは指定された座席に乗り込む

 

 「行くぞ」

 

74が言うとレールカーは発進する

 

 「バリケードは静かに突破しよう。冷静に行動すれば、連中も私たちには気付かないかもしれない…嬢ちゃんはこれを着けな、アルチョムはクルーのフリをするんだ。戦闘になったら私の言うとおりに動け」

 

74はそう言うと2012にファシスト兵が着けているようなマスクを手渡す。2012がそれを着け続いて74もマスクをつける

 ファシストのシンボルが描かれたバリケードに辿り着く

 

 「入るぞ、中での会話はアルチョムがやってくれよ」

 

74はそう言うとホーンを鳴らす、すると赤色灯が光りバリケードが動き始める。

先へ進むと将校のような風体の兵士に止められる

 

 「ここで何をしている?この車両は輸送計画に乗ってないぞ」

 

将校が質問をする

 

 「この先のバリケードに行くんですよ、隊長殿…えー…弾薬の補給でね…」

 

僕はでまかせのウソを将校に言う

 

 「向こうにもう弾薬は到着してるぞ。誰だ貴様らは?マスクを取れ!」

 

将校に嘘がバレたようだ、74は静止を振り切りレールカーを発進させる

 

 「止まれ!警報を鳴らすんだ!」

 

その瞬間兵士たちがこちらを攻撃し始める

 

 「アルチョム、2012撃て応戦するんだ」

 

74は叫びレールカーを運転する

 

 「敵の装甲レールカーだ!」

 

74が言い僕たちはレールカーの銃座や運転手を狙い銃を撃つ、どうやら燃料タンクか弾薬に当たったようで敵のレールカーは爆発する

 

 「よし、行くぞ」

 

74はそう言うとスピードを上げ鉄製のバリケードを無理矢理突破する。

少し先へ進むと対抗の線路からライトの光がこちらを照らしたかと思った瞬間砲弾が僕たちのレールカーを掠めて飛んでいく

 

 「チッなんてこった戦車だ!」

 

74は敵戦車に対して悪態をつく、レールカーは速度を上げトンネルの奥へと逃げ込む、トンネルの出入り口に砲弾が着弾し入り口を崩落させる

 

 「ラッキー!あっちから道を塞いてくれた」

 

74はそう言うとトンネルを奥へと進む

 怒声や銃声が止みレールカーのエンジン音のみが聞こえる

 

 「ふぅ、なんとか逃げられたな」

 

74はそう言うとレールカーを運転しトンネルの奥へと進んで行き、遂にレールカーはトンネルの突き当りのに到着する

 

 「早く降りろ!急げ」

 

74はそう言うとレールカーから飛び降りトンネルの脇道へと走っていく湿ったトンネルを抜けていくと今度は銃座こそついていないもののこれまた装甲が施されたレールカーが置かれている。

 

 「次はこれに乗っていく、乗ってくれ」

 

74に促され僕たちは車両に乗り込んだ…




新キャラAK74です…ポリスのパヴェルくんの代わりに登場しました。
 さてこの後の展開は…
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