METRO Dolls   作:kapebarasan

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3月末なのに雪凄かった(関東民並感)


防衛戦闘

 車両基地を抜けたが、僕たちは足を失ってしまった。なんとかしてブラック駅に辿り着きたい。ウルマンと落ち合ってポリス駅へ向かわなければ

 

 

 

 「こっちだ」

 

74が僕たちを呼ぶ声が聞こえる

 

 「このパイプを通れば先へ進めるはずだ」

 

 目の前にはしゃがめば辛うじて通れる大きさのパイプがある。

どうやら他に道はないようだ

 

 パイプの中は泥と光るキノコそしてネズミで溢れているが僕たちはそこを通り抜ける。

パイプの外には線路であったものの残骸があるトンネルに出ることができた。

 

 「警報装置よ」

 

2012はトンネルの天井から吊り下げられている空き缶を用いた警報装置を指して言う

 

 「鐘の音も聞こえないか?」

 

僕は遠くから聞こえてくる鐘の音のような音を聞く

 

 「あぁブラック駅が近いのかもしれない、だが鐘の音が鳴っているということは襲われてるってことだ、急ぐぞ」

 

74はそう言うと警報装置の間を駆け足で進み始める。

 木製のバリケードの隙間から先へ出るとそこには数人の人が立っている。

 

 それらに僕たちが気付くと同時に、僕たちに向けてサーチライトが当てられる。

 

 「人間だ!だが、どうして…来い!早く!」

 

立っていた男の一人が叫びこちらへ来るように言う

 僕たちが人間だとわかるなりサーチライトの明かりを落とす。

 

 「このトンネルではほとんど人間を見ない。隊長と話してくれ。俺たちは最悪の状況にある…それからお前たちもな」

 

男の一人はそう言うと、奥で指揮をとっている隊長を指す

 

 「わかった、話すよ」

 

僕はそう言うと隊長と呼ばれていた男の所へ赴く

 隊長は僕たちを少し見たあと話し始める。

 

 「ここで何をしているのかは知らんが、兵の数は多い方がいい。避難が完了するまで、駅の通路は閉鎖されてる。戦闘に備えろ。予備の弾薬はあるだけ持っていけ。お前たちはもう仲間だ。」

 

隊長は僕たちに話す。

 

 「待ってくれ、あんたらは誰でここはどうなっているんだ?」

 

74は隊長に尋ねる

 

 「俺たちの分隊は『地下の子どもたち』と呼ばれている。この駅はミュータントの大規模な襲撃を受けて非常に大きな損害を被った。リカバリーが効かないほどにな、だから駅から逃げるんだ、その時間を稼ぐのが俺たちさ、運が悪かったな、さっきも言ったが避難が終わるまで通路へは行けないそれまで力を貸してくれ」

 

隊長は答える

 

 「アルチョム、やるしかないってことよね」

 

2012は隊長の話を聞き、僕に話しかける

 

 「あぁ、他に方法はないようだ」

 

僕は2012に答える。

 

 「お互い無理はしないようにね」

 

2012の言葉に頷くと僕たちは戦闘の準備を始める

 

 

 「戦友よ!我々はあと数分、敵の攻撃を食い止めなければならん。君らに嘘はつけん…激しい戦いになるだろう、だが駅に残してきた愛する者たちのことを考えろ。バケモノ共は一匹たりとも通すな!よし!戦闘準備!奴らに俺たちの戦いを見せてやれ!」

 

隊長は兵士たちに激励の演説をする。

僕は、自分の駅(エキシビション)がこうなってしまうのかもしれないと思うと彼らが他人のようには思えなかった。

 

 僕たちも銃を構え迫りくる敵に備える

トンネルの奥からミュータントの吠える声が近づいてくる

 

 「来たぞ!」

 

誰かの怒号を合図にトンネルの暗闇の中で動くものに対して皆が発砲する。

 

 「殺せ!」「リロードする!」「こっちにもいるぞ!」

 

戦場は皆の叫びで溢れている。

僕たちは迫りくるノサリスでトンネルが溢れるほど始末したが、それでもトンネルの暗闇からはまだまだノサリスが出てくる

 

 「キリがないわね!」

 

2012は自身の銃に新しい弾倉を入れつつ言う

 僕たちは無我夢中で戦ったが気が付くとノサリスはおらず立っているのは僕たちだけになっていた、周りにいた駅の兵士たちはノサリスの死骸に埋もれる様にして亡くなっていた。

 

 「アルチョム無事だったのね!」

 

2012が僕に駆け寄る

 

 「アルチョム、生きてたか!隊長は?」

 

74の言葉を聞き僕は隊長がいた所へと急ぐ

 

 隊長は生きていたが酷い怪我をしていた、これでは長くは持たないということは医術に明るくない僕でもわかった。

 

 「生きてたか…残念だがミュータント共には突破されてしまった。このことをポリスに伝えなければならない…俺にはもう無理だ、俺の戦いはここで終わる…頼みがある。駅の奥にある通信ビーコンへ行きポリスと連絡を取り、俺の用意した緊急メッセージを送信してくれ頼んだぞ…兄弟…」

 

そう言うと隊長は力が抜けてしまったかのように動きが止まる。

 

 「アルチョム、行きましょう彼らの死を無駄にはできないわ」

 

2012の言葉に僕は頷き、隊長が残したテープを手に取り駅の奥へと進む

 

 駅の中は『地獄』という言葉が相応しいような状況だった、あちこちから火の手が上がり駅の至るところにミュータントや人又はもうどちらなのか分からないといった肉塊

があちらこちらに転がっている

 

 「酷いな」

 

74はこの光景を見て思わず呟く

 

 「先へ進もう」

 

僕はそう言うと駅の奥へと進む、僕たちはミュータントに襲われないように互いにカバーをする。

 

 駅の奥はより炎が強く燃え盛っておりトンネルの空気が炎によって奪われているようだ…僕はガスマスクを着け煙による窒息を防ぐ

 

 燃える駅を抜け僕たちは反対側の線路へと辿り着く

 

 「何か…声が聞こえないか?」

 

74が僕たちに尋ねる。

よく耳を澄ますと炎の音に混じって子供の泣き声のような声が聞こえてくる…

 

 「生存者かもしれない!」

 

僕はそう言うと音のする方へと向かう

 そこには金属製の扉が一つあった

 

 「この先だ」

 

僕はそう言い、2012と74に合図をすると扉を開けて奥へと進む

 

 「叔父さん、叔父さん!ねぇ起きて…食べられちゃうよ!お願い!どうして起きてくれないの…?ママのところへ行こう…連れてってくれるって言ったでしょ…」

 

扉の奥で子供が血を流して倒れている男に必死に話しかけていた。

子供は扉のそばに立っている僕たちに気付く

 

 「あっちいけ!ほっといてよ、知らない人と話しちゃいけないってママが言ってた!ねぇ、叔父さん…ケガしてるの?お願い、なんとか言ってよ!」

 

 子供は倒れている叔父さんに必死に話し続ける

 

 「坊や…」

 

2012が話しかけようとする

 

 「だめだ…きっと死んでるんだ。そうでしょ?どうやって帰ればいいの?」

 

子供はそう言うと僕たちのほうを見る

 

 「連れてってくれる?知らない人だけど…そうしなきゃモンスターに食べられちゃうし…」

 

子供は僕たちに話しかける

 

 「行きましょう、私たちが守ってあげる」

 

2012は答える

 

 「銃は持ってる?じゃあ一緒に行こうかな。モンスターを倒せるんでしょ?ねぇ」

 

 僕は彼に頷く

 

 「そっか…僕はサシェンカ、倒すのは任せるよ。見張りは任せて」

 

サシェンカはそう言うと僕の方へ近寄ってくる

 

 「アルチョム、彼を背負ってあげて」

 

74に言われ僕はサシェンカをおんぶする。

 

 「叔父さんを残していくのは嫌だな」

 

 「叔父さんに会いに来て…家まで送ってもらう途中で襲われたんだ…」

 

 サシェンカは倒れている叔父さんを見ながら話す。

 

 「叔父さんは強かったんだ、襲ってくるノサリスに首を噛まれてもナイフでそいつを倒したんだ!」

 

サシェンカは話す。

 

 「わかったわ、叔父さんはとても強かったのね…でもここにはもう長く居られないわ、叔父さんにお別れをして」

 

2012に言われサシェンカは叔父さんの遺体に別れを言う

 

 「行こうか」

 

僕はそう言うと立ち上がり通路を進み始めた…




全く別ゲーだけどhoi4やってたら大東亜共栄圏にアルゼンチン入ってきて草だった
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