METRO Dolls   作:kapebarasan

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オリ展開…やっと少し原作要素が…


前哨基地

 災厄後のモスクワの陰鬱な景観を再び目にすることになった。僕はホール駅で聞いた、地表を徘徊するファシストのレンジャー部隊について思い出していた。しかし、死んだ司令官の遺志を叶え、彼のメッセージをポリスまで送り届けるつもりだ

 

 

 

 

 僕たちはトンネルを抜け、再び地表に出た。

そこはかつてはなにかの施設であったのであろうが今ではその凍りついた残骸があるだけの場所であった。

 

 「ファシストだ」

 

74は外に出るなりファシスト共を見つける。

奴らは出入り口前の広場をサーチライトで照らしながらなにかの作業をしているようだ…

 

 「よし、もう一度おさらいだ。エアロックを開ける時間は、最大でも15分までだ。時間内に開けられなかったら、基地まで後退する。」

 

どうやらファシストたちは難民たちのいるトンネルに入る事が目的のようだ

 

 「アルチョム、このままだと難民たちに何をするかわからないわよ」

 

2012は僕に言う

 

 「わかっている…何とかしなければ」

 

僕はそう答えるとサーチライトを避けつつ先へ進む

 

 「厳しいな、先へは進めないぞ」

 

74はファシストの警備網を見て呟く

 

 「あっ!あそこの梯子使えない?」

 

2012は隅にある梯子を指す。

 

 「あれしか道はなさそうだ」

 

僕はそう言うと梯子を登る。

 僕は側にいた警備を気絶させると2人を呼ぶ

 

 「大丈夫だ」

 

 僕が下に伝えると2人も梯子を登り始める

 

 「ますば、あのサーチライトを黙らせよう」

 

そう言うと74は細い通路を渡りサーチライトの方へと向かう、上階は多少兵士が徘徊しているがさして支障にはならない程度の警備だ。

僕たちはそれらを黙らせつつサーチライトの裏に到達する。

 

 「こいつを壊すぞ」

 

74はそう言うとサーチライトを固定していた金具を撃ちそれを壊す。

すると今まであたりを照らしていた明かりが突然消え、ファシストたちは困惑する。

 

 「敵がいるぞ!」

 

 そう言いながら『敵』を探すファシストを安全を確保した上階から撃ち下ろす

 

 「上だ!」

 

 「警備は何をしていた!」

 

ファシストの怒号が聞こえるが僕たちは圧倒的に有利な位置から攻撃を続ける。

 やがて階下で動くものが無くなる。

 

 「これで一先ず安心ね」

 

 2012はトンネルを開けようとするものが居なくなったことに安心する。

 

 「まだだ、この上になんの施設があるか知っているか?」

 

 74は僕たちに言う

 

 「いや、わからない」

 

僕は答える。2012もわからないといった様子だ。

 

 「アルチョムはともかく、2012が知らないのは少し予想外だったが…この上にあるのはI.O.P.のロシア支社があった場所だファシストのやつらそこをアジトにしているに違いない…」

 

74はそう言うと施設を抜け先へと進む

 

 「I.O.P.ねぇ…」

 

2012が呟く

 

 「私、工場とかのこと何も覚えてないのよね」

 

そう呟くと74を追って施設を出る。

 施設を出るなり、銃声が響く

 

 「気をつけろ!」

 

74は警戒を促す。

少しすると件のビルからデーモンと人が1円人が飛び出してくる。

 

 「助けてくれぇ!」

 

ファシストの兵士は必死に逃げるが奮闘虚しくデーモンに掴まれ何処かへと連れさられてしまう

 

 「彼らは混乱している。この隙に入るぞ」

 

僕はそう言うと瓦礫を乗り越え、開いている窓から屋内に忍び込む

 

 中は荒れ果てており、所々外壁そのものが崩れ落ちてしまっている箇所もある。

 

 「先へ進もう」

 

74はそう言うと敵の目を潜りつつ先へと進んでいく、僕たちもそれに続いて奥へと進む

 奥の方は研究室、実験室であったようで色々な資材やかつての技術資料がそのまま置き去りにされてしまっている。

 

 「ここはどうする?」

 

ファシストの兵士たちが資料を見ながら話している。

 

 「ここは、かつてあのヒトモドキを作っていた場所の1つだこの任務の終了時にこの建物ごと焼き尽くす予定だよ」

 

 彼らは散らばっている人形のパーツ等を見ながら話す。僕たちは、先へ進むために息を合わせて資料を見ていた警備員を2人共沈黙させる。

 

 「これ…」

 

2012は研究室で立ち止まると一つの資料を見る。

 

 『電子戦特化型モデルの開発』

 

と題された資料のようだ

 

 「どうかしたか?」

 

僕は2012に話しかける

 

 「い、いや…何でもないわ…」

 

歯切れが悪そうに2012は答える。

そのことを聞こうとした瞬間瓦礫の中から人形であったものが2012に飛びかかる

 

 「やめろ!」

 

僕たちはその『残骸』に銃を向ける

 

 「止めて!撃たないで!」

 

2012は『残骸』に何か呟かれていたようだが少しすると『残骸』は完全に活動を停止し動かなくなる。

 

 「大丈夫か?」

 

僕は2012に声をかける

 

 「えぇ…大丈夫」

 

彼女はそう言うともう大丈夫といった様子で先へと進む…

 

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side 2012

 

 私は、研究室に入りアルチョムと警備を黙らせ先へと進む、しかし目に入ってきた資料に目を取られてしまう、その資料には、

 

 『Ak-12』、『AN-94』そして『Ak-2012』

 

 私の名前があった、読める限りでは私以外の人形は戦争前に本社の方へと移送されたようだ、どうやら私は取り残されていたのもだったようだ…

資料は傷んでしまって全部は読めないがどうやら電子戦に特化した人形の製造計画だったらしい…

 そんなことをしていたらアルチョムに声を掛けられる、考え事をしていた私は突然話しかけられた事で返事が遅れる。

やっと資料から目を離した瞬間に物影から飛び出してきたものが私に飛びかかる

 

 『戻ってきた…』

 

『彼女』は私に呟く、アルチョムたちが私に飛びかかってきた『彼女』を撃とうとするが私はそれを止め『彼女』の話を聞く

 

 『メモリーにエラーがあるのね…バックアップしてあげる』

 

そう言うと『彼女』は私にデータを送るとエネルギーが完全に尽きてしまったのか動かなくなる…

 私は、今までの事を思い出していた…ハンターに拾われアルチョムと旅をする。その前の事を…

 私はI.O.P.社の新計画の一端であった、戦争になる前にロシアから人形を移送する計画があったが間に合わず私だけ取り残されてしまったこと…

これらの記憶を思い出しながらアルチョムに起こされる。

 

 「えぇ…大丈夫」

 

私は、実験室でもう動かなくなったもう1人の『私』を見たあと先へと進む…

 

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side アルチョム

 

 2012の様子が少しおかしかったが、彼女が大丈夫と言ったことを信じて先へと進む

 

 実験室を抜けるとホール駅の指令が言っていた無線機を見つける。

 

 「ホール駅のことをポリスに知らせよう」

 

74は言う、彼女の言うとおりに僕は司令からもらったテープをセットし送る

 

 「地下の子どもたちからポリスへ、この無線を受信したということは、我々の駅がミュータントの襲撃を受けて壊滅したということだ、必ずトンネルを爆破しろ、エアロックは長くは持たない 司令官マキシム・コマロフより以上」

 

メッセージが送信されたことを確認し、僕たちは先へと進み始める…




デトロイトとかから影響を少し受けてます…
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