METRO Dolls   作:kapebarasan

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とても遅くなりました、コロナなのに逆に忙し目になるというね…


ブラック駅

 

 ブラック駅がファシスト側の占領下にあるのは明白だった。しかし、ウルマンとそこで落ち合う以上、進むしかなかった…

 

 

 

 

 僕たちはブラック駅の崩壊した通路を進む、駅の入り口にはファシストの歩哨が1人いるのが見える

 

 金属が転がる音が駅に響く

僕は足元に転がっていたゴミを蹴飛ばしてしまったのだ

 

 「誰だ!」

 

ファシストの兵士は僕に銃を向ける

 

 「アルチョム」

 

2012が僕に駆け寄ろうとする

 

 「待て、今は駄目だ」

 

しかし74に静止されてしまう

 

 「でも!」

 

2012は食い下がるが

 

 「ここで全員やられたら今までの努力が無駄になってしまう今は堪えるんだ」

 

74に説得され渋々2012は留まった…

 

 「手を上げてゆっくり出てこい、そうすれば殺さないでやる」

 

ファシストに従い僕はゆっくりと近づく

 

 「よし、そのままッグァ!」

 

突然ファシストの背後にある鉄格子の奥から伸びてきた手によってファシストが抑えられその喉をナイフで切り裂く

 

 「こっちにこい」

 

ウルマンは僕を呼ぶ、僕は鉄格子に駆け寄る

 

 「何をモタモタしてた?74は?彼女は?」

 

ウルマンの問に対して僕は、

 

 「74は無事だ、ファシストの防御陣地を超えるのに手間取ってしまった」

 

と答える。

 

 「わかった、不味い状況だ。ファシスト共が駅に雪崩込んだ。あんたたちはそのまま行動して欲しい。連中の発電機を停止できれば、警備を掻い潜りやすくなる、頼んだぞ」

 

 「ポリスに通じる古びたトンネルで待ってる」

 

ウルマンはそう言うと暗闇の奥へと消えていく

 

 「大丈夫だ」

 

僕は後方にいる74と2012を呼ぶ

 

 「アルチョム!大丈夫?」

 

2012が僕に駆け寄る

 

 「あぁ大丈夫だ、ウルマンに会った、僕たちはこのまま駅を進む事になる」

 

僕がそう言うと

 

 「ウルマンと会ったのか、わかった慎重に進むぞ」

 

74はそう答えると前進の準備を始める

 

 僕たちは駅の暗闇に身を隠しながら奥へと進む

 

 「止まれ、奴らだ」

 

74は進路上にいるファシストに気付くと僕たちを静止させる

 

 「発電機の調子は?」

 

 「あぁ、動いてるよだけも触らなきゃ壊れないだろうな」

 

ファシストたちの会話が聞こえてくる

 

 「聞いたか、発電機はすぐ側だ」

 

74はそう言うとファシストたちの後方へと回る

 

 「ふんっ!」

 

74は発電機を警備していた兵士を暗闇で気絶させ、警備の目を盗み発電機を止めよくわからない部品を抜き取る

 

 「アルチョ厶、これであいつらの目を奪ったさっさと進むぞ」

 

74に言われ僕たちは明かりを失い右往左往するファシストたちの隙を付き更に駅の奥へと進んでいく

 駅のホームの下に潜り込みゆっくりと駅のトンネル方向へと進み物資の集積場所へと辿り着く

ここでも暗闇伝いに進み幸運にも見つかることなく駅を通り抜ける、そして蜘蛛の巣だらけの廃トンネルへと進む

 

 「この先に居るはずだ」

 

僕は2人にウルマンとの合流地点を伝える

 

 「やっと再開できるな」

 

74は少し嬉しそうに言うとトンネルを進み始める、蜘蛛の巣を焼きながら暗いトンネルを突き進む

 

 「明かりよ」

 

2012が進路上に明かりがあることに気付く

 

 「ウルマンだ」

 

僕は呟く

 

 「万が一もある慎重に行くぞ」

 

74はそう言うと物陰から通路の先を覗いている

 

 「大丈夫そうだ」

 

74はそう言うと通路を進み始める

 

 「レールカー?」

 

僕は通路の先に置かれていたレールカーを見つけ呟く

 その瞬間レールカーの影からウルマンが出てきた

 

「アルチョム、我が友よやったなそれに74大手柄だ」

 

ウルマンはそう言うとレールカーに乗り込む

 

 「大変だったなこっちで休んでくれ」

 

レールカーへの同乗を促され僕たちは席に着く

 

 「済まないな、少し定員オーバーなのは我慢してくれ」

 

 「間もなくポリスへ到着する」

 

ウルマンはそう言うとレールカーを走らせ始めた

 

 「奴らは普通のミュータントじゃない。なにか別の…もっと恐ろしいものだ」

 

ウルマンはの声を聞き僕は疲れからか眠りに落ちていった

 

 

 

 

 『怖い…』

 

僕は声で気が付くと不思議なトンネルに一人で立っていた…

 

 『怖い…』

 

僕は声のする方へと近づく

 

 『親に嫌われている子供であっても、愛し理解しようとするものだ。我らは人間を理解したい…そして助けたい…』

 

頭の中に直接語りかけられているような感覚に襲われつつ僕は声の方へと近づく、光の中に何かがいる?

 そう思った瞬間

 

 「何をしている!走れ!アルチョム!!」

 

ハンターだ…僕は声に従い光から遠ざかる様に走る

 

 『助けたいのだ…』

 

 『我らは平和を望む』

 

僕は不思議なトンネルを走り暗闇の奥へと逃げる、しかし僕は転んでしまい光の中へと落ちていく

 

 

 僕は喪われて久しい森の中にいた…ような気がした

僕は落ちて行く感覚の中これまでの旅路を思い返していた。

 2012とともに駅を出ていくつもの死線を潜り抜けてきた、しかしその旅も終わりを迎えようとしている…

 そのようなことを考えていたが揺すられる感覚と共に僕は目を覚ました…

 

 




遅くなって申し訳ありませんでした
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