あの瞬間に自分が感じた気持ちを言葉で表すのは難しい。疲れ切ってはいたが、目的を達成した喜びも実感していた。ハンターの伝言さえ伝えれば、僕の故郷の救出については力と知恵のある面々が決めてくれるだろう。
僕の役割はそこで終わりだ
「おい!レールカーのお前!エンジンを止めろ!…動くな!名を名乗れ!」
「アルチョム起きて!」
僕は警備兵の警告と2012に揺すられたことで目を覚ます。
「我々はファシストだ。この駅を奪いに来たぞ…ははは」
ウルマンは警備兵に冗談を飛ばしている
「ウルマンに74、お前らか?ペトロヴィッチが居なくてよかったな…あいつには冗談は通じないぞ!そいつらは?」
警備兵は僕と2012のことについて尋ねてくる
「彼らは辺境から来た…」
ウルマンは僕たちのことを非常に簡潔に説明する
「そうか。通ってくれ」
警備兵がそう言うとウルマンはレールカーのエンジンを始動し発進する。
線路を通り、思い鉄の隔壁が開かれる…遂に僕たちはポリスに到着したのだ、そこは今まで通ってきた駅が霞むくらいの
やがて発着所へ到着し僕たちはレールカーを降りる
「よし、行くぞ!」
「アルチョムったら相当疲れてたのね道中ほとんど寝てたじゃない」
2012に言われ少し気恥ずかしい思いをしつつも僕はウルマンの後をついて行く、駅の建物内に入ると1人の男が立っている。
「ポリスへようこそ…クラスノフ隊長だ。長い道のりだっただろう…どこの駅から来たんだ?」
隊長は僕たちに尋ねる
「エキシビションから来た」
僕は隊長に伝える
「そうか、なんでここまで来たんだ?」
隊長はポリスでの目的について尋ねてくる
「私たちは初めてポリスに来たのよ、ポリスのミラーにハンターのメッセージを届けに来たのよ」
2012が隊長に答える
「わかったわかった、でも会うには少し時間がかかるかもな少し休んで行きな」
「少し休むといい、俺と74はミラーを探す。任務で留守にしてなきゃいいな」
そう言うとウルマンと74は駅の奥へと消えていく
「大佐居るといいわね」
2012に頷き僕たちは少しの休息を取る事にした。
少しした頃に駅の奥から1人の男がこちらに歩み寄ってきた
「アルチョム?私がミラーだ。ハンターからのメッセージは何処に?」
ミラーは僕たちに尋ねる
「ハンターからのメッセージは口頭で伝える」
そう伝えるとミラーは駅の奥へと僕たちを促す
駅の奥の事務所にて僕たちはエキシビション駅での出来事などをミラーに伝えていた。
「そうか。ポリスまで届けてくれた礼を言う。勇敢な行動だった。これから緊急会議を開く。呼び出しを受けたら状況を報告してくれ」
ミラーはそう言うと、電話機を操作し始める
「すべての評議会メンバーは、会議室に集合してくれ。繰り返す、すべての評議会メンバーは、会議室に集合してくれ」
「彼らを会議室まで案内してくれ」
ミラーは奥の兵士にそう伝えると兵士は会議室まで僕たちを案内する。
木製の立派な両開きの扉が開かれると奥には評議会メンバーと思われる人々が集まりこちらを見ていた。
「ここだ」
兵士に言われ僕たちは会議室へと進み会議に参加した。
会議は実に5時間以上続き意見が紛糾した。
そして評議会は僕たちの必死の説得に応じず
【エキシビションへの応援は送らない】
という非情としか表現できない決断を下した。
その後僕たちはミラーと別室にて今後のことについて話していた。
「信じられない、エキシビションを見捨てるなんて、私たちの努力は無駄だったってこと…」
2012はひどく落胆したように話す
「君たちの勇気ある行動が評価されないのはとても恥ずべきことだ、しかし、メトロにはポリスだけではないまだダークワンに立ち向かおうとする人々はいるはずだ」
ミラーが話していると、脇から1人の人形が話に入ってくる
「それについてなんじゃが、レンジャーが保存状態の良いミサイルサイロを街の近くで見つけたんじゃ、これをダークワンへの攻撃に利用できないかの」
話しかけてきた人形は薄汚れたロシア帽を被り厚手のコートを身に纏った見た目は幼げな人形だ
「あぁ、だがミサイル発射の司令部通称D6は何処にあるのかすらわかっていない、しかしそれがわかる場所が一つだけあるとても大きな図書館だ、危険な場所だが軍事文書保管庫がある、ここからは目立たないように別々に行動しよう君たちはここから上に上がってくれ、図書館の入り口に付いたら合流しよう、あともう一つ伝えておく、我々は戻り次第スパルタ基地へと向かう。レンジャーとそこで合流予定だ」
ミラーは僕たちに言う
「これからの戦いは更に激しさを増して行くだろう、少し休んで準備を整えてから出発するといい」
僕たちはこの厳しい状況の中、新たな旅立ちの準備をし、少しの休息の後に再度地上へと向かった…
次は閑話というかオリ展開です…