僕たちはD6と呼ばれている戦前のミサイル基地の場所を突き止めるために図書館へと向かうことになった、しかしここまでの長旅での疲労を癒やすために少しの間休息をとるこことなった。
2012は自身の銃の手入れをしていたが気が付いた頃には寝て?しまっていたので僕も体を休めつつ銃の手入れなどをしていた。
「アルチョム」
74が休んでいた僕に話しかけてくる
「大変なことになったわね…」
今回の件について同情の言葉をかけてくる
「あぁ、でもミラーのお陰でどうにかなりそうだ」
僕はこれから探すことになるD6に残された最後の希望を伝える
「図書館ね…危険なミュータントが居るって噂を聞いたことがあるわ」
74とそんな話をしていると
「ここに居たかー!」
話を遮りこちらに駆け寄ってくる
「アブザッツ!人が話してるでしょ!」
74はアブザッツと呼ばれた人形に怒鳴る
「すまんすまん、副隊長が久々に戻ってきてたからつい」
アブザッツはそう言うと僕に視線を向ける
「この人が隊長とミラーのおやっさんが言ってたアルチョムか、よろしくなアルチョム」
そう言って話しかけて来たアブザッツは左足が正規の部品ではなくその顔にも決して浅くはない
「よろしく」
僕は彼女にそう返す
「アルチョム、すまなかったな彼女はポリスで唯一の人形の部隊アルテミスの一人だ」
74は彼女についての紹介をする
「あぁその通りだ!今度の図書館の件私たちも協力するからよろしく」
そう言う彼女らと話している内に休息は終わった。
_______
僕と2012は駅の出入り口に立っている。
「準備はできたな」
ミラーは僕たちに確認をする
「あぁできてる」
僕はそう言うと2012の方を見る、彼女も僕の方を見て頷く
「よし、行くぞ」
ミラーはそう言うと地上へと隔壁を開き僕たちは地上へと登って行った…
議会の判断にはショックを受けたが、ミラーとアルテミスの隊長の案で希望を取り戻した。僕はD6の謎を解き、無数のミサイルを目覚めさせる方法を探すため、再びモスクワの廃墟へと上がっていった…
地表へと上がると雪は降っておらず微かに明るくあたりを照らしていた…恐らく昼頃なのだろう…しかし吹き付ける風が積もっていた雪を飛ばし辺りが軽く吹雪いているように見せている
「行きましょうアルチョム」
2012はそう言うと慣れた足取りで移動を始める
崩れた道や廃車の上を渡り僕たちは図書館の前まで辿り着く
「ここね」
2012はそう呟くと建物へ近寄る
その瞬間建物の上部から瓦礫が突風に煽られ崩れ落ちてくる
「危ない!」
僕は2012の手を引きこちらへ引き寄せる
瓦礫が先程まで2012がいた空間に落ち砕ける
「助かったわ、ありがとうアルチョム」
2012が礼をするがその言葉を割るようにミュータントの鳴き声があちこちで響き始める
「今の音でバレたみたいだ」
僕はそう言うと銃を構える
「来たわ!」
2012が叫ぶと同時に瓦礫の影からミュータントが現れる
僕はそれに散弾を打ち込み吹き飛ばすも次から次へとミュータントがやって来る
「いつも思うけど、数!多すぎなのよね!」
2012も飛びかかってきたミュータントを躱すと反撃をする。
僕たちがミュータントに苦戦を強いられていると僕に飛びかかろうとしたミュータントの頭が爆ぜる
「待たせたな、アルチョム」
そちらにはミラーとアルテミス隊のメンバーが立ちミュータントへの攻撃を始めている
「久しぶりに暴れられるぜ!」
アブザッツはそう言うとミュータントに過剰と言えるほどの散弾を撒き散らし肉塊へと変える
「余り弾を使うのではないぞ、ただでさえ弾薬の備蓄を減らしているのはお前のせいだというのに」
隊長はアブザッツにそう言うと手持ちの拳銃で応戦を始める
「あそこだ、撃て!」
ミラーが言うと見知らぬ長身のライフルを手にした人形が間髪入れずミュータントを狙撃する
頼れる増援を得た僕らは確実にミュータントを駆逐していきやがて襲撃が収まる。
「良かった、アルチョム心配したぞ…やるべきことは覚えているな?軍事機密保管庫に行く必要がある。図書館本館の下の何処かにあるはずだ、そこへはメイン閲覧ホールを通っていける!よし出発だ」
ミラーはそう言うと古びた図書館の扉を開き中へと入る
「ふむ、やけに静かだ…」
「アルテミスは外を見張れ」
ミラーが指示をするとアルテミス隊の面々は頷きそれに従う
「おい!鳥の群れがこちらに近付いてくる気を付けろ」
74はそう叫び僕たちに危険を知らせている
「アルチョム、アルテミス!こっちだ扉を塞げ!」
ミラーが叫ぶとアルテミスがこちらに向けて走ってくる
全員が扉に入ると同時に図書館の入り口を破りデーモンが飛び込んでくる。
「クソ!早く閉めるぞ!」
そう言いつつ扉を閉める
「アルチョム、2012上の扉がロックされてたら、なんとか開ける方法を探せ、長くは持たない」
ミラーはそう言うと図書館の扉を全員で抑えているが扉が激しく揺れている
「行くわよ!早く!」
2012はそう言うと階段を駆け上がり僕もそれに続く、天井からぶら下がっている不気味な生き物を避けつつ壁の穴に飛び込むとロックされていた扉に引っかかっていた瓦礫をどかす
「入れ!」
誰かの怒声が聞こえたかと思うと全員が空いた扉に駆け込み扉を閉めると再度扉につっかえをあてがい閉ざす。
「もう少しで引き裂かれるところだったぜ」
アブザッツがそういうとライフルの人形が黙って頷く
図書館は非常に入り組み、僕たちはその一歩を踏み出したに過ぎないのだ
「よし、奥へ入る道を探すぞ」
ミラーがそう言うと全員であたりを調べ始めた…
ライフルの人形はバルブです