METRO Dolls   作:kapebarasan

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CK2楽しい


スパルタを目指して

 

 僕はウルマンの誘いを受けスパルタたちの武器庫で装備を新調した。

 

 「おい、アルチョム」  

 

新調を終え武器庫を出たところに74に声をかけられる

 

 「生きてたか、さっき2012にも会ったぞ、さぞかし大変だっただろう…ゆっくりしてくれと言いたいが2階であんたを呼んでる奴がいる、言ってやってくれ」

 

74はそう言うと立ち去る。

 

 「呼んでる奴?」

 

僕は取り敢えず74に言われた通りに教会の階段を登り上階へ機材

 

そこは正教会特有の装飾の後が見られる場所であった…スパルタたちの機材がなければ今でも荘厳な空気を感じることができたかも知れない…

 そんな聖人と呼ばれた人たちの壁画の前に見覚えのある男が1人立っていた。

 

 「カーン!」

 

僕は男…カーンに声をかける

 

 「やぁ、アルチョムまた会うと言ったろう…レンジャーが自ら作り上げた素晴らしい基地だ、そうだろう?」

 

カーンは当然と言った様子で話す

 

 「その通りだカーン」

 

僕はカーンに返答をする

 

 「ポリスからの協力は得られなかったらしいな。これからどうする?」

 

 僕はカーンに言われた事を考えるがD6のことを友人とは言え部外者に話して良いものか考える

 

 「沈黙か…レンジャーになりつつあるな。これから進む道をよく見るといい、アルチョム…そしてその行く末を考えるんだ」

 

 「まいた種は刈らねばならん、アルチョム。武力は武力を呼び、戦いは戦いを生み、死は死しかもたらさない。この悪循環を断つには、考えや疑いを持たずに行動するだけでは駄目だ」

 

僕はカーンの言う事について質問をしようとする

 

 「さて、アルチョム少し話し込みすぎたようだ。行かねばならん。また会おう。」

 

カーンはそう言うと立ち去って言ってしまう…僕は自分の進む道そしてその行く末について考える。

D6のミサイルでミュータントを倒し、故郷を救う、この一心で今まで行動をしてきたが、カーンの言葉を聞き少し…ほんの少し引っかかる何かを感じていた。

 僕がそのような事を考えていると2012が僕を呼ぶ

 

 「アルチョム、そろそろミラーの所に行きましょう」

 

彼女に言われ僕は頷く

 

 「んー?アルチョム武器変えたのね」

 

2012は僕の銃が変わっている事に気付く

 

 「(2012)じゃない性能はバッチリ保証するわよ」

 

2012は心なしか嬉しそうに話す。

僕は彼女かAk-2012の使用方法等のレクチャーを受けながらミラーの所へ赴いた。

 

 「アルチョムに2012か、役に立ちそうなものは無いな、手がかりくらいか。D6までの道のりが示されている。」

 

ミラーは話す

 

 「じゃあ、そこが目的地ってこと?」

 

ミラーに対して2012が話す。

 

 「そういう事だ準備はできているか?」

 

ミラーが言う

 

 「あぁ大丈夫だ」

僕が答える。

 

 「さて、状況はどうだ?ウルマン、準備万端か?」

 

呼ばれたウルマンは話す

 

 「薪なら万端です。」

 

ウルマンは答える。

 

 「よし、アルテミスは?」

 

呼ばれた隊長が答える

 

 「よし、準備OKじゃ」

 

それ聞いたミラーが

 

 「よし、出発だ」

 

そう言うと皆階段をおりて古い教会の地下道へと進む、どうやらメトロまでつなげているらしい、大型のまだ動く列車が置かれている。

 

 「よし、乗り込め!」

 

ミラーが指示すると皆で列車に乗り込む、暫くすると車体が揺れ動き始める。

 

 闇に包まれたトンネル、ガタつく車輪の音、鼻につく死の匂い。D6への旅はそんな中で始まったが、要約終点に近づいている気がした

 

 「地図によれば、D6に通じる道は複数ある。最も近いのはキエフスカヤ駅の近くにある施設を抜ける道だ…そのルートを使おう」

 

揺れる列車のなかミラーが今回の作戦を立てている

 

 「キエフスカヤ…?その駅の奇妙な噂を聞いたことがある」

 

 「トンネルで爆発があり、多くの人々が生き埋めになってしまった。噂では、彼らは生き延びたものの…もはや人間の姿を失っていたという。その後奇妙なものがトンネ」

 

僕は話を聞いていると頭痛に襲われるが直ぐに痛みは引く

 

 「デタラメだろう」 

 

気が付くと噂話は終わっていた。

 

それに気がついた瞬間また頭痛が僕を襲う

 

 「アルチョム?どうしたのアルチョム?みんなアルチョムの様子がおかしい!」

 

側にいた2012が僕の異変に気が付き叫んでいるが僕は倒れて意識を失う

 

 「アルチョム…」

 

僕は僕を呼ぶ声で目を覚ますが、そこは列車の上ではなく不思議なトンネルだった

 

 「歩け、信じて歩くのだ…」

 

僕を呼んだ声が響く

 

 「空、太陽を眺め、息を吸い…」

 

僕がトンネルを進むとトンネルは次第に緑に溢れ何処からか何かが鳴いているのが聞こえる。

 誰かが立っている…懐かしい感じがしたその人影は遠く離れていってしまい、再度僕の視界は真っ白に染まってしまう…

 

 「アルチョム!」

 

僕を呼ぶ2012の声が聞こえた

 

 「歩け」

 

しかしその声は再度遠くなりまた僕はトンネルに立っている

 

 「歩け」

 

声が響く中それに混じって僕を呼ぶ声が聞こえる

 

 「アルチョム!起きて!目を覚まして!」

 

声に気が付き振り返ると遠くに2012が立っているのが見えた。

 

 「アルチョム!アルチョム!」

 

僕を呼ぶ声に従いそちらへ進む…

 気が付くと僕は仲間に囲まれ介抱されていた。

 

 「アルチョム!起きなさい!目を覚まして!」

 

2012のの声が鮮明に聞こえる。

 

 「よし、意識を取り戻してきた…」

 

 「アルチョム…大丈夫か?立てるか?」

 

ミラーはそう言うと僕の手を取り立ち上がらせる。

 

 「アルチョム、一体どうした?」

 

ミラーが僕に尋ねるが僕は先程の夢?の事を纏められずにいると

 

 「もうすぐだ!エアロックがあるぞ!」

 

運転していた人が言う

 

 「よし、ここで止まれ」

 

ミラーが指示を出し、列車は速度を落とす

 

 「アルチョム…無理だけはしないでね」

 

2012は僕の肩を叩くとそう囁く

 

列車がエアロックの前で止まる

 

 「よし、アブザッツ、ゲートを調べるのじゃ」

 

アルテミスの体調がアブザッツに、ゲートを調べさせる

 

 「制御装置が粉々だよ!回線もぜーんぶ駄目切られてる!」

 

制御装置を調べたアブザッツが叫んでいる

 

 「よし、道具を用意しろ、アルチョムと2012それにあと何人かは後方を見張っててくれ」

 

機材を運び隔壁を開こうとしているようだ、僕は火炎放射器を手渡されそれを持ち列車の後ろを見張る

 

 「何かいるぞ!」

 

列車の後方から何かの鳴き声が響いている。

 

 「クソっノサリスだ!」 

 

兵士が叫ぶとミュータントの群れがこちらに押し寄せて来ている。

僕はトンネルに向かって火炎放射器を使い炎を撒き散らす。

ミュータントから肉の焼ける匂いがあたりに広がる

 

 「アノマリーだこっちに来てる!」

 

兵士が叫んだ先には光る物体がゆらゆらとこちらに近付いて来ている。

 

 「開いた!」

 

後ろで誰かが叫ぶと開いた隔壁の向こうへ列車を走らせる。

  

 「閉めろ!」

 

列車が入ると隔壁が急いで閉じられる。

閉じた隔壁の向こうで爆発音が響く…

 

 「やった…」

 

誰かの安堵の声が聞こえる…列車が止まり皆で降りる

 

 「よし、着いたなこれがD6につながる道だ…」

 

明かりが無く真っ暗なトンネルの中僕たちは遂にD6の入り口に立っていた…

 




次回D6

ようやくD6です。
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