僕は、僕を庇い倒れた2012…いや今までの旅の中で倒れていった人々のためにもここで立ち止まる訳には行かない…ミラーの後を追い荒廃したモスクワの地表を走る。
「アルチョム!来るぞ!」
ミラーが叫ぶと瓦礫からミュータントが飛び出す。
「まだいやがるのか」
僕とミラーはミュータントに対して攻撃をするが数が多く中々減らない
「クソッ!邪魔をするな!」
悪態をつきながら飛びかかってくるミュータントに弾丸を撃ち込み殺す。
「きりがない!」
押し寄せてくるミュータントを殺し続けるもその波は収まることがない…一匹のミュータントが死角から飛びかかる。
しかしミュータントは頭を撃ち抜かれ死ぬ
「…!?」
僕は突然死んだミュータントに困惑するも銃撃の方向を見て納得する。
「応援に来たぞ!」
2012を後方へ下げたのであろう74が叫ぶ
「待たせたのじゃ」
ナガンは自身の銃を指揮棒の用に振り隊員に指示を出している。
バルブは安心したような顔で銃へ新たな弾を薬室に送り込む、どうやら先程ミュータントを狙撃したのは彼女のようだ。
彼女らはこちらに駆け寄ると前へ出る。
「ミラー後はこちらに任せて先に行くのじゃ!」
ナガンはそう言うとミュータントへ攻撃を始める。
「アルチョムも早く行きな!ヒャッハー!かかってこい!相手になってやる!」
アブザッツもここぞとばかりにミュータントの群れへ散弾の嵐を叩き込む
「アルチョム!任せて行くぞ!」
ミラーは僕を呼びテレビ塔へと走り、僕もそれに続く
「行くぞ!ゴーゴーゴー!」
時折現れるミュータントを蜂の巣にしつつ先へ進む、先ほどまでは遠かったテレビ塔が目前に迫る。
「よし!入った!」
僕たちはついにテレビ塔の中へ入る。
「上に通じる道を探すぞ!」
ミラーの言うとおり僕はあたりを調べる。
テレビ塔は他と変わらず酷く荒廃している…崩壊したエレベーターの中へ入る。
「よし、考えがあるエレベーターの天井裏へ上がれ、カウンターウェイトのストッパーを外してみるぞ」
そう言ってミラーはエレベーターの装置を外し始める。
「ウォーーー!!!!」
物凄い叫びを上げながら装置を外す。
『カチン』という音と共にエレベーターが急上昇する。
「どんなもんだ!」
ミラーは得意げに言う、エレベーターは怖いくらいの速度で上昇を続ける。
「準備はいいか?少々手荒くなるぞ」
ミラーはそう言うと身構える、僕も身構えるがエレベーターが高速でストッパーに衝突し僕は外へ投げ出される。
僕が目を開けるとそこは空の上だった…あと1歩外へ歩けば地上へ向けて真っ逆さまに落ちるような場所だ。
「大丈夫か?アルチョム?」
ミラーに聞かれ僕は平気だと答える。
「ウルマン聞こえるか?我々は塔内部だこれから上へ向かう以上」
聞こえているかはわからないが無線を入れ、僕たちは上を目指す。
全てを終わらせるために…
次回…最終回