これはゾンビですか?~いいえ、ただの転生魔装少年です~   作:雨流

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どうも雨流です!!
就職試験前なのでぽつぽつの空いた時間を活用させてもらい書かせていただきました!!
ぐだぐだなのは変わりませんが・・・・・。
それでは、どうぞ!!


2.「先生、相川君が干からびています!!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・であるからにして・・・」

 

 

 

 

 

俺は今、学校の授業の中一人黄昏れるように外を眺めていた。

 

授業の感想は、正直いってつまらない。

まあ精神年齢が高三+中三の33才なのだから、当然といえば当然かもしれないが・・・・・。

 

ちなみに俺は今中学三年生だ。

 

前世が高校生で死んで転生した為、特に学問的には何の問題もなく此処までやってこれた。

前世でも別にバカではなかったので、軽い復習感覚で授業等を受けている。(まあ転生特典で貰った頭脳は使う時があんまりない。)

 

 

「・・・・・・!・・・・!おい聞いているのか黒神(くろがみ)!!」

 

そんな俺が黄昏るように、窓際の席で外を眺めていると、先生がこっちを見ながら話し掛けてきた。どうやら俺に質問されたらしい。

 

そんなかんだで何を質問されたかわかっていないで困っていると、ちょうど前の席の平松が俺に助け船をだしてくれた。

 

「黒神くん!・・・ページの・・・のとこだよ!」

俺にだけわかるように、小さな声で教えてくれる。

 

俺は平松に、「サンキューな」とこちらも小さな声でそう返し席をたつ。

ええっと、・・だから、だいたいここらへんか・・・。

そんな感じで答えていくと、先生は苦虫を噛み潰したような顔をした後

 

「・・・・正解だ」

といったので俺は自分の席に座った。

 

 

 

 

てか、今の問題あきらかに高校終盤レベルだからね?普通の人解けないからね!?

つうかあの先生どんだけ俺のこと目の仇にしてるんだよ!?今までもなんかちょくちょく難しい問題あててきたけど・・・もしかして俺、嫌われてる?

 

 

とことん人の感情には疎い主人公だった。

 

そんな事を考えていると、

 

 きーんこーんかーんこーん

 

 

 

どうやら授業が終わったようだ。

 

・・・・・・・・。

 

――――――――

 

「平松っ!さっきはマジでサンキューな!マジで助かったぜ!」

俺は後ろの席の平松に笑いかけながらそう言う。

 

平松は、少し頬を赤く染めながら

「黒神くんって何時も外見てるけどどうして?」

と聞いてきたので俺は、

 

「うーん。退屈・・・だからかな」

と返す。実際問題神様がくれた能力使わなくとも俺自身の頭だけでも中学の勉強は楽勝だからな。まあ質問の答えとしては妥当な所だろ。

 

そう思っていると、平松は

「そっか、そうだよね。佑介くんは頭いいもんね」

といって笑っている。

転生しているので事実は事実なんだが、こうやって面と向かって言われるとこう恥ずかしいものがある。

 

そんな感じで俺が少し困っていると、向こうの席から三人こっちにきた。

 

「だからこいつ、俺の事好きなんだろ!?」

 

「いや、知らないけどさ・・・」

 

「ちょ、ゲームのなかでも振られるとか・・・・・・ドンマイ」

 

一番最初に喋った奴が織戸(おりと)で次が原作の主人公こと相川(あいかわ)、最後は三原(みはら)でみんな原作で登場しているメンバーだ。

 

 

そして、相川から話を聞くとどうやら織戸が最近ギャルゲーにハマっているらしい。

ギャルゲーは前世でもよくやったからなー

(G線とか、車輪とか、マジ恋とか、しゅぷれーむとか・・・)

 

 

『それ全部エロゲじゃん!?』

 

うぉ!?いきなり変な声が聞こえたぞマジで。しかもツッコミっぽいやつ。

 

 

 

 

『・・・・・・・・。』

 

 

・・・・・・まあいいか!

 

『いいんかい!?』

 

 

 

話を戻すが、それでどうやら織戸がそのゲームで振られたそうだ。

それで少し気になってそのゲームの名前を確認したんだが、普通ならすぐに個人ルートに入れるいたって簡単なやつだった。

「どうせ織戸の事だから、出てくる女の子全員にフラグ乱立して回収出来なかったんだろ?」

 

俺は思ったことをそのまんま述べる。だってこいつ、あっちいったりこっちいったりとマジで目奪われてそうだもんな。

 

そんな事を思いながらまたみんなのほうを向くと、みんなは俺を見て意外そうな顔をしていた。

 

「え!?黒神ってあんたこういうゲームするの?」

三原が結構ガチで聞いてくるので、俺は

 

「まあたまにやる程度かな。どっぷり浸かってるって訳じゃないし、意外と日常生活に役に立つことも多いぞ。」

と返す。

歩も、「え・・・・・?」みたいな顔してるし何か俺変なんだろうか?

 

そう思い、

「ってか、俺がそんなゲームするのってそんなに変か?」

と思わずそう答える。

 

 

「え・・・・いやまあ変っていう訳じゃないけどさ・・・」

三原はそう答える。え・・・なんか歯切れ悪くねぇか!?

 

もしかして、

「うわっ!?マジでギャルゲーとかないわー!!」

みたいに罵倒されるんだろうか?

そう考えていると、どうやら俺の考えが表情に出ていたらしく、三原は慌てて否定する。

 

「え!?いやいやそんなんじゃないけど・・何か少しだけ意外だったから」

 

 

意外?意外ってどういうことだ?

 

そう思っていると、

「いや、そういうのって現実とかに望みがない織戸とかがするもんだと思ってたからさ・・・。気を悪くしたならごめんね」

といってきた。

 

 

織戸は、どうやら今の台詞が聞き捨てならなかったらしく、三原に向かって必死に抗議していた。

 

 

 

 

「織戸は黙っていればモテるのにな~」

俺はそんな言い争いをしている二人をみて、そう呟く。

 

実際な話、織戸は顔は悪くない。むしろ、結構黙っていればイケメンの部類にも入ると俺は思う。そう『黙っていれば』だ。

 

でも何だかんだいって、体育祭や文化祭など何げにクラスをまとめていたりと皆からの信頼は厚い。

 

俺が思うに、本気で織戸の事を嫌っているクラスメイトは多分いないと思う。

 

 

俺はそんなかんだで織戸と三原の言い合いを見ていると、原作の主人公こと歩が話し掛けてきた。つか、割とどうでもいいけどこいつも結構なオタクだったよな。

 

 

そんな事を思いながら、相槌をうつ。

「んー、どうした?」

 

 

「いや、佑介もこんなゲームするのが意外だったからさ。良かったらプライベートとかで何してるか気になってさ」

 

そう歩が聞いてくるので、俺は

「じゃあ今日放課後遊びに行く?」

といった。

 

 

今考えてみれば、基本こいつらと昼休みとかに話してる事はあっても一緒に遊びに行ったことはなかったよなぁ~

 

と思いながら歩の反応を待つと、歩は

「おう。つーか改めてだけど、佑介と遊びに行くのこれが初めてだなっ!」

と言ってきたので、相槌をうつ。

 

 

あっ!じゃあどうせなら・・・・・

 

俺はいまだに争っていた三原達に話し掛けた。

 

「おーい、ちょっといい?」

 

 

「ん、どうしたの?」

三原が答える。というかアニメの頃から思ってたんだけど、三原って結構さばさばした性格してるよなーとおもう。

 

 

 

そんなどうでもいいことを考えながら、三原に

「俺と歩、今日適当に遊びにも行きたいと思うけど三原達ももし良かったらどうかなと思ってさ」

と、笑顔でそう言う。

 

 

「っ!! ////・・・・う、うん」

三原は頬を朱く染めながら頷いた。つーか何で頬朱く染めてんだ?

 

 

 

きーんこーんかーんこーん!!

 

 

俺はそんな事を思っていると、チャイムが鳴り出した。どうやら休み時間はもう終わりらし。

 

そんな訳で俺達は、各々が自分の席に戻っていった。やけに織戸が落ち込んでいるように見えるが、何時ものことだ、放っておくことにしよう。

 

 

そして授業の始まりの挨拶が終わった後、各自が先生の説明聞いてノートに板書している間に俺はさっきのように窓際のほうから空を眺めていた。

 

 

 

 

「放課後、楽しみだなぁ・・・・」

 

 

 

 

 

 

俺がひとり呟いた言葉は、真っ青な空に吸い込まれていくように消えていった。




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