これはゾンビですか?~いいえ、ただの転生魔装少年です~ 作:雨流
最近は体育祭の練習や用事がいろいろ立て込んでいてあまり活動ができていませんでしたが、来週からは急ピッチで書いていこうと思います!!
それでは、どうぞ!!
――某ゲームセンター内
「っくしょー!?また負けた!!」
織戸はそう叫びながら、頭をがりがりと掻いている。
心なしかすっげぇ目が血走っている気がしないこともない。
前回の話の通り、放課後遊ぶことになり来たのがここ、ゲームセンターだった。
まあそれも織戸が、
「じゃあ俺と格ゲー勝負しようぜ!?」
と俺に言ってきたのが事の発端でもある。
(まあ今やっているのは格ゲーではないんだが…)
俺は別に断る理由もないので、そのまま了承した。
平松達も特にこれといって行きたい所はなかったらしく、そんな訳で俺達はここゲーセンに来た。
女子を待たせる訳にも行かないので、俺は織戸に
「じゃあとっととするぞ、さっさと向こうの席につけ」
と言い、早速入り口からすぐ右にある格ゲーコーナーの席についた。
「ええと、それでどうすんだこれ?」
俺の呟きに、歩が
「はぁっ!?コマンドとか知らないでやろうとしたのかよ!?」
といって呆れている。
何でも歩がいうには、コマンドとかは配置されているボタンがある所の上のほうに書いているらしい。
そう聞き俺は、取り敢えずそのコマンドを見ようとしたんだが・・・・・
「『浪嵐学園バトルウォー』?」
俺は思わずタイトルをみて、そう聞き返してしまった。
何でもこのゲームは金持ちのお嬢さまが遊びに作った物らしいのだが、何でも色々な経路で有名になったらしく、こうしてアーケード化したそうなのだ。
「俺はこいつを使うぜ!!」
織戸はそう言って、キャラ選択で眼鏡を掛けている男を選んだ。
相手の名前の欄を見ると、ローマ字で『チキン』と書かれてある。
・・・・・・・・て、え?
俺は見間違いかと思い、もう一度対戦画面を見る。
・・・・・・・・うん、ちゃんと『チキン』って書かれていた。どうやら見間違いではないらしい。
『俺をフルネームで呼ぶんじゃねぇ!?』
そういう掛け声とともに、眼鏡を掛けた男キャラが出てきた。・・・・・パンツ一丁で。
今俺の頭になんだか変な電波を受信したような気がしたんだが、気のせいだろう。
そう思いながら俺は、取り敢えず初めてなので適当にキャラを選んだ。
見た目は美少女で、長い黒髪をツインテールにしていた。
まあそんな感じでお互い使うキャラが決まった事から、いよいよ画面が変わり対戦画面に移った。
「佑介くん、頑張ってね!!」「黒神!織戸何かぶっ飛ばしちゃえ!!」
一緒に来ている女子からの熱い声援(?)を受けつつ、対戦が始まった。
相川はどうやら織戸のほうにいったらしく、姿が見えなかった。
そして織戸、小さな声で
「俺には声援ないのかよ・・・・・」
と呟くなよ!何か聞いてるこっちまで悲しくなるだろ!!!
そう思っていると、それを聞いていた一人の幼い少女が
「お兄ちゃん頑張ってねっ!!」
と言って慰めていた。
どう見ても小学生低学年相手に慰められるとか、マジ織戸ェ・・・・・・。
『これが終わったら、アイスでもおごってやろう』
俺はひそかにそう思ったのも束の間、当の織戸はと言うと・・・・・・・・。
「おおぉぉし!!頑張るぞぉぉぉぉ!」
何かむっちゃテンション上がってた。
つか
本気で親友の事を心配した佑介であった。
そんな事を考えていると、画面に『Fight!!』と文字が出て来た。どうやらごたごたしているうちに始まってしまったらしい。
始まってから少したった頃――
「オラオラオラッ!!どうした?お前のチカラはこんなものなのかァァァァァァァァァァ?」
織戸はそう言いながら、アケコンをしきりに動かしている。
チッ、クソ・・・・・・・・・・。こっちはこのゲーム初めてなんだっつうの!!!
なんて事を思いながら俺は、必死に織戸の攻撃を捌く。
あいつの使ってくるキャラ――チキンは、耐久力に優れていて大技を狙いやすい。
現に俺はさっき、
何でも敵が女の子だった場合のみ相手に大ダメージを与えるらしい。
技の名前といい、ゲスな味だしてるキャラだなぁと思ったのは内緒である。
見た目もどことなく織戸にも似ているしな。
そんな事を考えながらも俺は、反撃のチャンスを伺っていた。
いくら耐久力が強かったって、ダメージを食らわないわけじゃない。少しでもダメージが食らうなら、いつかは倒せるってことだ!!
そしえ、反撃の時はきた。
一回相手との距離が離れて、そしてこっちの間合いにあいつのチキンが入ってきた。
「いっけええええええええええ!!!」
俺はそう叫びながら、格ゲーでおなじみのストO-トファイターでのコマンド、昇流拳コマンドをくりだした。大抵の格ゲーではこのコマンドがるから大丈夫だろ…
すると、突如画面が光りだし…!?
「え、もしかしてこれ壊れちゃった…?」
織戸がそういうのも無理はない。今の状態は、両画面どちらとも画面が真っ白になっている。
壊れたのかなー等とずいぶん人事のように思いながら、取り敢えずポーズメニューを押してみる。
「お…?」
どうやらフリーズしたわけじゃなさそうだ。ちゃんと動く。
じゃあ何で?と思っていると、画面が真っ白だったのが徐々にいつもの画面に戻って…!?
「「……は?」」
思わず俺達は同時にそう呟いた。
俺の画面には、赤い文字ででっかくYOU WIN!!と書かれていた。
え?なにこれ俺勝ったの……?
いまいち釈然としないまま、ふと俺は気になって今使っているキャラのコマンド表を見てみた。
そこには小さな文字でただ一言、『核』とだけ書かれていた。
「いややり過ぎだろ?!」
俺はそうなかばやけくそ気味にそう呟いた。
だって格ゲーでなんで核でてくんだよ!?あきらかおかしいだろ!?
ステージだったファミマとか辺り一面焼け野原なってんぞ、これ。
「帰るか……。」
「そうだな……。」
結局俺達は萎えて、その台を後にした。
◇ ◇ ◇
「どこいったんだ…」
結局直ぐ終わるっていって長引いちゃたもんな…
思わずそんな反省をしつつも平松達を探す。
しばらくすると、
「……これ無理だよ~!」
「……ん?」
こっちのほうから平松達の声が聞こえた。
思わずそちらのほうに振り向く。すると…
「UFOキャッチャーか…」
「ひ、ひゃい////!?」
うお!?といわんばかりに平松は俺から距離を取る。なんか俺嫌われてんのかな…。
そう思っていると、どうやら顔に出ていたみたいで…
「いや、ただ単にいきなりだったからビックリしちゃっただけだよ!?」
と慌てて弁解してきた。つか俺ってそんなに顔にでやすいのか…?
そんなことを思いつつも俺は平松達がいた場所を改めて見る。
「普通無理だな…これは…」
そう、普通ならだ。
勿論チートを持っている俺にはこんなの朝飯前なんだがな。
それに…
俺は再び平松達のほうを見る。
元々は織戸と来る約束をしていたが、平松達を誘ったのは俺だ。俺達が遊んでいる間もきっと暇だったろう。
気が付けば俺は、自然にそのUFOキャッチャーに向かいコインを投入していた。そして…
「ほらっ…」
俺は平松達にそれぞれひとつずつ取った人形を投げて渡した。隣ではなんかみんなが騒いでいるけど知るか。
「はわわっ!!」
「っと!!」
そろぞれが受け取ったのを確認してから、俺はふと携帯で時刻を確認する。
pm7:30
もうこんな時間か…。
そう思いながら俺は、取り合えずみんなに向かって話す。
「おし!!じゃあ時間もあんまないし、次で最後にすっか!!」
俺がそういうと、織戸が
「うおっ!?もうこんな時間かよ!?」
といって驚いている。まあかく言う俺もいまさっ気づいたんだけどな…
「最後って…?」
平松がそう尋ねてくる。
「やっぱ最後って言ったら……」
「「「プリクラ?」」」
「おう!!やっぱ皆と始めてきたからな…記念にと思ってさ。もしかして嫌だった…?」
俺がそういうと、平松達は
「い、いや!そんなことないよ!!よし、じゃあ行こうか!!」
といってスタスタといってしまった。
俺が見る限りではこころなしか顔が赤いようにも見えたのだが、多分疲れてるんだろうなと解釈し慌てて後を追った。
機会内~
「ほら、詰めて詰めて!!」
「ちょ、バカ押すなって!!」
「は、はうぅぅぅぅぅぅ!!」 ぷしゅうぅぅぅ!!
「おい!?平松大丈夫か!?」
「妙子顔真っ赤だよ!!」 ニヤニヤ
「そういうミーちゃんだって真っ赤ですぞ~!!」 ニヤニヤ
「あんたは黙ってろ!!」 げしっ!!
「痛ってえええ!!?ちょ、おま蹴ること無いだろ!?」
「「「織戸なら許される」」」
「おい!!お前ら声そろえて言うな!つか平松けっこう酷えな!?」
それでは取ります…
「おい!!お前ら始まるぞ!!」
「やばっ!!髪とかへんじゃないかな?」 さわさわ
「どうせお前はごr『どすっ!!』グフォオォォォォォ!!」
3,2,1、…
「「「はいチーズ!!」」」
はい!というわけで今回は学生らしく、ゲーセンを舞台に書いてみました!!
最後の所をかいていないのはわざとです!
やはり二次創作は、少しぐらい焦らし(?)があったほうが、見ているほうにもそれぞれの想像するものが違っておもしろいと自分は思います!
そして、今回のゲーム、分かる人には元ネタが分かると思いますww
そえではまた次回!!
感想・評価・指摘をお待ちしております!!