クリーブランド兄貴で艦これに行く小説読んで、自分の嫁綾波でやりたくなったので書きました。

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「………なんだあの魚雷の威力」


綾波(アズレン)が艦これ世界に行く

『どうした天龍、お前が遠征中に無線連絡とは珍しいな。何か異常が?』

 

「あー、いや、提督。そう異常って訳ではないんだが、艦娘を1人発見したんだ。……うお、はっや」

 

『自然発生か?』

 

「そうじゃないっぽいんだよなぁ…。いやそいつが1人で深海の駆逐艦隊とやりあっていてな」

 

『なるほど、救援許可が欲しいのか?』

 

「それも必要なさそうなんだ。………一つ聞きたいんだけどよ、提督としてはケッコン(仮)した艦娘を1人だけで出撃させるか? ………うわすっげぇ、剣が分離した」

 

『…いまいち要領を得ないな、一体どうしたんだ。……まあその質問にはノー、と答えよう。基本どの提督でもそんな無謀なことはしないと思うが』

 

「だよなあ……。いやな、その艦娘、オレの目が間違ってなければ左手薬指に指輪付けてるように見えた。しかも駆逐級が相手とはいえ艦隊相手に無双してる。いま砲弾斬ったぞアイツ」

 

『……なんだそれ……。とにかく、接触を許可する。その艦娘に無線連絡を試みてくれ。それが駄目だったら直接声を掛けていい』

 

「了解だ。提督」

 

 

 

「助けに行くのですか?」

 

「ああ、助けが必要かはわからんけどな、とりあえず接触するぞ」

 

「わかったわ!」

 

「了解した」

 

「困っているなら助けないとね!」

 

 

 

 

 

□□□

 

 

 

「此処は、どこ、です…?」

 

私は確か、今日も指揮官と寝ていた筈だ。それが気が付いたら見知らぬ海に艦装を展開した状態で立っている。

 

前に瑞鶴に聞いた状態となんとなく似ているな、と私は半分現実逃避気味に思った。

 

 

兎に角、此処が鏡面領域だろうが何だろうがわからないけど、指揮官やみんなの元に帰らないといけない。

其処まで考えてこれ以上はいい、と私は動き出した。

 

「指揮官……ジャベリン……ラフィー………みんな…何処?」

 

早く指揮官に会いたい。一人は、いや。

その思いのままに目的地も、どうすればいいのかもわからないこの海を私は走り出した。

 

 

 

 

 

しばらく真っ直ぐ進んでいたら、黒くなった鉄血の艦装、生体兵器のようなモノを見つけた。

しかし、暴走しているのか、それともセイレーンの支配下にあるのか、こちらに砲撃と共に襲いかかって来た。

 

私にとって、戦いは別に好きじゃないし嫌いでもない。相手が来るのなら撃ち沈めるだけ。昔はそうだった。

でも、今の私には指揮官が居る。一人迷子になってしまったけど、綾波には愛の証たるこの指輪がある。

 

なら、ならば私は指揮官の為に鬼神になってもいい。指揮官を守る為なら恐ろしい鬼になってもいい。

 

だから………

 

「鬼神の力、思い知るがいい……」

 

私は黒い怨霊のような敵に大剣を振りかぶり、自動射出した魚雷と並んで前に出て、斬り裂いた。

 

 

 

 

全て斬り伏せ、沈めて思ったのは鉄血の艦装ではない、ということだった。何度も見たし斬ったから解ったことであるが、鉄血の艦装はほぼ全てが機械で作られている。その為かなりの硬さがあり斬るのが面倒だ。

しかし、この黒い怨霊のような敵は純機械の硬さではなく、斬り易かった。

 

ぼんやりと戦闘の余韻に浸っていると、自動受信にしていた無線機が音をたて始めた。

 

 

 

「む、無線っ! 指揮官!指揮官ですか!? 綾波ですっ!」

 

『………──あー、悪いな。オレは佐世保鎮守府の天龍だ。オマエは?』

 

「……そう、ですか……。綾波は、鹿児島泊地の綾波、です」

 

『…鹿児島泊地?そんなのあったかな………それに綾波って………まあ、オレらは今そっちに向かってるよ。オマエから見て南西方向だ。見えたか?会って話をしよう』

 

 

天龍……。まだ私たちの基地には居なかったKAN-SENだ。

とはいえ恐らく重桜所属だろうか。私たちの基地はアズールレーン側だ。身分上は鹵獲、捕虜の扱いとしているが、重桜からすれば実質的な裏切り者とされているかもしれない。

最悪の場合、戦闘になると思っておこう。

 

 

私は南西方向に見える艦影に警戒しながら、魚雷を装填した。

 

 

 

 

 

 

「よし、改めて、オレは天龍だ。そんでコイツらが──」

 

「暁型一番艦の暁よ! すごいじゃない!一人で敵艦隊と戦って勝っちゃうなんて!」

 

「響だ」

 

「雷よ! あなた、大丈夫だった?」

 

「電です。よろしくお願いします!」

 

 

 

「───え?」

 

 

全然、全然違う。暁も響も雷も電も、知らない。別人だ。

 

「第六、駆逐隊…?」

 

「ええ、そうよ!知ってるなら話が早いわね!あなたは何て名前なの?」

 

 

この暁と名乗ったKAN-SEN、私の知ってる暁はござるって言うのに、この艦は言わない。誰なんだ。

 

 

 

違和感。まるで異世界にでも飛んだ気分だ。ロング・アイランドが見せてくれたネット小説ではそういう展開から無双なり『おれつえー』するらしい。

 

──そうか、異世界か。

 

別世界から誰かが訪れることは何回かあった。ネプテューヌやキズナアイやら、彼女らは自分がここではない異世界から来た、そう言っていた。

 

なんてことは無い。きっと、大丈夫だ。

 

(綾波は、また一人になってしまいました)

 

きっと帰れる。だから、だから───

 

 

「───一人は、いや」

 

私は崩れ落ち、自分を守る為に意識を失った。

 

 

 

 

□□□

 

 

「おい、大丈夫か!?」

 

「倒れちゃったじゃない! そんなに天龍さんが怖かったの!?」

 

「んなっ!?」

 

「ちょっと!この娘を早く助けないと…!」

 

「はわわ……どうしましょう…!」

 

「…ウチの鎮守府に運ぼう、司令官にも連絡を」

 

 

 

 

 




一人ぼっちになってしまったことを自覚した綾波ちゃんはSANチェックです。
1D6振ってください。

自分の中では綾波は、『戦闘では強いけど精神的には弱い』って感じです。その方がかわいいし


続きは誰か書いて♡

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