「その罪あがなってもらうよ!」
「うるっせぇ!死ね!」
「姉さん!!?」
レインちゃんが私に向けて発砲されたのに心配して呼んでくれる・・・・・お姉ちゃん、嬉しい!
「大丈夫!」
「なんだと!?銃弾が弾かれた!?」
ふっふっふ・・・・・さっきまでの私と思ったら大間違いなのだ!!
「ちっ!!」
嘘!?足下が急に無くなった!?
でも、問題なし!
「はぁ!?空中を歩いているだと!!?」
「まだまだ行くよ」
「く、来るな!」
あっ、逃げた!でも、逃がさないよ!
「なんだよコレ!進めねぇ!?」
「観念したらどう?私に大人しく殴られれば許してあげるよ?」
「くっそがァ!」
「だから、効かないって」
「ひっ!」
よし、捕まえた♪
「これは、レインちゃんの分!これも、レインちゃんの分!そして、レインちゃん分!それから、レインちゃん分!」
「姉さん、もういいです」
「そう?レインちゃんがいいならいいけど」
「それに、ゲームは終了しました」
レインちゃんがYOU WINと出た画面を見せてきた。何このちっちゃいキャラクター、レインちゃんにそっくりで可愛い!
「嫌だ・・・・・死にたくない・・・・・っ!」
「何言って・・・・・えっ?ナニコレ?」
男の人の周りに・・・・・枠?これは一体何?
「ぎぁぁあああああ!!」
男の人、消えちゃった・・・・・?消えちゃった!?えっ!?どうなってるの!?
「レインちゃん!コレ、どうなってるの!?男の人に枠が付いたと思ったら消えちゃったし!それにコレ、ニュースであった人型アートだよね?!それと、関係あるの!?」
「姉さん落ち着いてください。1度家に戻りましょう。話はそれからです」
□□□□□□□□□□□□□□□□
第二話 姉、ゲームを知る
□□□□□□□□□□□□□□□□
「それでは、まずこのゲームの事です」
「えっと・・・・・ダーウィンズゲーム?」
ダーウィンって進化論をといた人だったけ?
「そうです。外では余りその名前を口に出さないでください。どうしても伝える場合はゲーム、もしくはDゲームと呼んでください」
「なんでなの?」
「下手をすれば運営に消されるからです。姉さんも見たでしょう、あの男が消えたのを」
「じゃあ、あの人は・・・・・」
「もう既にこの世に存在しません」
まぁ、別にいいけどね。レインちゃんに怖い目を合わせた報いだよ。
「まず、このゲームはポイントが全てです」
「ポイント?」
「はい、このポイントはプレイヤーとのバトルなどで得る事ができます。そして、ポイントが無くなると先程の男のように消されます」
「・・・・・辞める方法はないの?」
「申し訳ないですが・・・・・ありません」
だから、レインちゃんあんなに申し訳なさそうにしてたんだ。
「バトルで死ぬこともあります。死んだ場合も消されます」
「このゲームでのゲームオーバーは死ぬ事とポイントを全て失うことなんだね?」
「はい。次に、バトルについてです。バトルはクラスマッチバトルとエンカウントバトルの2つあります。違いはマニュアルを読んでおいてください」
「マニュアルがあるの?」
「ゲームを開くとありますよ」
「分かった、あとで見ておくね」
蛇、また出てこないよね?
「分からない事があったら聞いてください。そして、最後はシギルについてです」
「あの不思議能力の事だね」
「はい、確か姉さんのは・・・・・」
「え〜っと、
「全く・・・・・なんの偶然でしょうか」
「どうしたの?あっ!レインちゃんのそのシギル?だったけ?それはなんて言うの?」
「私のシギルは
「あっ、それは青〇タで聞いたことある。たしか、ラプラスの悪魔とか言ってた」
レインちゃんは悪魔じゃなくて天使だけどね!いや、皆を惑わしちゃうから小悪魔?う〜ん・・・・・どっちも似合いそう。
「まぁ、姉さんなら普通に生き残れそうですね」
「大丈夫!レインちゃんも守ってあげるから!お姉ちゃんに任せなさい!」
「よろしくお願いします」
分子を観測して、運動を操ることが出来る。
分子その物の構造は変えられない。
出来る事
温度変化や空気圧縮
出来ない事
酸素をオゾンに変化や木炭をダイヤに変化