クンクン、こっちからレインちゃんの匂いがする。多分こっちだね。
あっ!レインちゃんの声が聞こえた!この先だいたい100mぐらいだね!
レインちゃんにやっと会える。やっと、やっとだよ!ここまで我慢した私を褒めて欲しいよ!
あれ?レインちゃん捕まってない?
「まずは、お前の指を1本づつ切り飛ばそう。次は耳だ」
────・・・・・あ"?
あのクソ野郎なんて言った?レインちゃんの可愛いおててを切り刻むって言った?レインちゃんの愛らしお耳を切り落とすって言った?
────あ〜、よ〜しよしよし。まずは深呼吸をしよう。
すぅ〜はぁ〜
よし、落ち着いたし・・・・・
ぶち殺してやる!!
まずは、レインちゃんを掴んでいるあのクソ野郎の顔面に空気塊をぶつけてやる!!
よ〜し、いっくよ〜・・・・・死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーー!!
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第五話 姉、怒る
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「がぁ!?」
よし!当たった。物足りないけどレインちゃんの救出が先だよ!
「レインちゃん!」
「姉さん!?」
「レイン!無事か────っ!?」
「どうなってやがる!?なんで、2人も居るんだ!?」
高校生ぐらいの男と全身プロテクターの男が騒いでますが無視です。無視。
ん?いや、どちらかが須藤要とやらでしょう。ここは、姉としてビシッと言っやりましょう。
「誰が須藤要ですか?」
「なんなのアナタは?急に出てきてカナメに失礼じゃない」
なんですか?このドレスの女の人は?まぁ、今は用はないんで無視ですね。
「須藤要は俺だけども・・・・・君は?」
なるほど、こっちの普通の男の方でしたか。
「私はレインちゃんの姉です。今後、レインちゃんと話す時は私に断りを入れてから話すようにして下さ、いったぁ!?」
「すみません、カナメさん。姉が変なことを言っていますが気にしなくていいですから」
「酷いっ!?私はレインちゃんを心配して!」
「迷惑です」
「ガーン」
レインちゃんに嫌われた。もう生きて行けない。そうだ、死のう。飛び降り自殺がいいかな?
「俺たちを無視してお話とは随分余裕じゃねぇーの?」
「うるさい!今、自殺方法を考えてるから黙ってて!」
「黙るのは姉さんの方ですよ。だいたい何で急に自殺なんて考えているんですか!」
「レインちゃんに嫌われたから」
「はぁ・・・・・別に嫌ってませんよ?」
「本当?じゃあ、生きる」
よかった・・・・・嫌われてなかった。
「あー、もういいわ。殺せ!」
「ちょっと、待て!交渉を────」
「交渉なんてする訳ねぇだろ!エイス流の取引はテイク&テイク!テメェ等の生存確率はゼロなんだよ!それに、俺はそこのクソ女を今すぐぶち殺したいんだよ!」
「姉さん、やってくれましたね・・・・・」
「えへへ」
「褒めてないですよ?」
「えっ?」
こうして、エイスとの交戦が始まりました。