今日は久々の休みである。
私みたいなバカは家で寝るくらいしか脳がない。
深海棲艦の侵攻が始まったというのに上層部は呑気なものだ、毎日のように手を考えてると言いながら、何一つ出来やしない、結局滅ぶのは目に見えている。
弾道ミサイル迎撃に関してもそうだ、我々からすればほぼ不可能なことなのに、深海棲艦はこれをいとも簡単にやってのける。
私の家に深海棲艦がくるのはそう遠くないだろう…
などと考えていると携帯が鳴った。
プルルルル、プルルルル
「なんだなんだ?、こんな休みの日に」
と愚痴を言いながらスマホを取る。
非通知でご丁寧にかけられており、相手はわからなかったが
電話を取った。
「もしもし、近藤くんかね?」
「そうですが、あなたは?」
声の音からして聞いた事のない音質だった。
「私は防衛装備庁 対深海棲艦研究部門部長の向井 蓮である、階級は海将だ」
「海将ですか、分かりました、それで、海将殿が何かようですか?」
「君には早急にやってもらいたいことがある、それは最高防衛機密なため横須賀へ早急に来てもらいたい、迎えは寄越してある、早急に来い、以上だ。
私は忙しいため失礼する」
「ちょっと いきなり言われても、まって…」
そこで通話は途切れた。
「ったく、せっかくの休みの日になんだって言うんだよ、俺だって予定があるんだぞ」
と言っていると、直ぐに
コンコンコン
「近藤二佐殿、いらっしゃいますか?」
玄関から音が。
家はアパートな上、ボロアパートでインターホンは無い。
それに玄関ドアは薄い、壁も である。
なぜこんなところに住んでいるか、それは引っ越すのも面倒な上に狭いアパートのため、掃除が楽なのである(っても基本ちらかっているのだが…)
「はーい、今行きまーす。」
ガチャ
「近藤二佐ですね?、私は海上自衛隊対深海棲艦特殊作戦部隊所属の五月雨です、向井海将よりご命令を受け、お迎えに上がりました」
目の前には自衛隊とは思えない中学生のような細い体、可愛い顔をした女の子が立っていた。
とりあえず、考えるのを辞め一般隊員に対応する方法で対応することにした。
「そうですか、それで?、その五月雨さんが私をどこに連れていくんですか?」
「横須賀です、詳細は言えないことになってますので、早急に準備をお願い致します」
「わかった、10分だけ待ってくれ」
「お待ち致します」
ガチャ
扉を閉め、考える。
お迎えに上がるとしても中学生クラスの女の子がくるとは想像していなかった。
というか幹部最高クラスの二佐で1番若い私が言うのもなんだが、あの子は何歳で入隊したのだろうか。
私が28歳であるから、何歳なのだろう…。
と考えているうちに一通り準備が出来たので出ることにした。
ガチャ
「それでは行こうか」
「お荷物をお持ちします」
「よろしく頼む」
そのまま車に乗り込むと、運転手が1人前に乗り、五月雨が隣に座った。
車は横須賀のとある場所へと走り始めたのだった。
この、二佐で28歳はさすがに若すぎと思う方しかいないと思います、しかし、深海棲艦の侵攻、その反攻作戦で上に案を上げ、それが幾度となく成功。上も認めざるを得ない状況に追い込んだ人で、艦長クラスがかなり死んでしまっまたので、この二佐がいるとお考え下さい。
しかし、参謀的な役割で司令部に置かれてます。
今回も意見感想等よろしくお願いします。