私が東風谷早苗に「絶対に許早苗」という
謎の言葉を言われて攻撃されてから既に3日間経過していた。
あのあと、私は森の枝に引っ掛かっている状態で目覚め、
そのまま家に帰っていった。
私が住んでいる家は人里の近くにある。
廃墟だった家を私が掃除し、住んでいる場所で、
人里からは歩いて五分程の場所で、便利なのでこのままずっと住む気だ。
今日はようやくあれの恐怖も和らいできたので、人里に出てきていた。
「今日はどこで驚かそうかなーっと·······」
人里は広く、驚かしやすい場所が多いので、場所には困らない。
有りすぎて悩むほどだ。
傘を一旦置き、どうしようかと考えていると、ある場所が目に留まった。
「裏路地だ···········」
私は少し気分が高揚した。
その裏路地は、程よく暗く、驚かすには絶好の場所だったのだ。
私は直ぐ様傘を拾い、その裏路地に入り、人を待った。
少し待つとすぐに人影は見えた。
時間はまだ朝の9時だったため、影が長くて見えやすかった。
私はこの場所と時間の組み合わせが、
驚かすことにおいて完璧だったことを神以外の何かに感謝しながら飛び出した。
「驚けー!」
完璧だった。
相手と自分の距離もよかったし、声もいい感じに出た。
それに噛まずに言えたし、自画自賛出来るほどに良かった。
『ただ一つ、相手が東風谷早苗だったことを除けば』
私はかなり動揺した。狼狽え、顔は青ざめ、口元は歪んだ。
理解はしていたが、受け入れることはできないまま、
頭の中を思考でいっぱいのなった。
-東風谷早苗だ-
-どうしよう-
-逃げるか?-
-無理だ。逃げ切れない-
-怖い-
-また攻撃される-
-絶対に許早苗ってなんなの?-
-怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い-
-どうしようどうしようどうしようどうしよう-
「またあなたですか··········」
恐怖で体が動かず、呆然と立ち尽くす私に早苗は言った。
どうやら、買い物しに来たらしい。それらしい鞄を持っている。
私は咄嗟にどうにかしないと。と思い、思いっきり土下座をした。
「ごめんなさい·········ご、ごめんなさい··········」
許してもらえるのか許してもらえないのか。
どちらになるかはわからなかったが、もう行動に移したのだ。どうしようもない。
ひたすら祈りながら、体を伏せていた。
「起き上がってください··············」
私は一瞬で起き上がった。
もしかすると、許してもらえたのかも。
そんなことも考えた。
しかし、次の一言で、希望は消え去った。
「絶対に許早苗」
私の顔はさらに青ざめた。
もしかすると、死人に見えるほど白いかもしれない。
しかし、私は動揺しながらも逃走を試みた。
逃げようとした。逃げないとと考えた。
ただただ逃げることを考えていた。
だが、ダメだった。
私の後頭部に強い衝撃が走り、私は気を失った。
意識が途切れる直前、私はこう考えた。
『なんでこんなについてないの·········』
と。
そして、意識が途切れる瞬間、早苗の静かな笑い声が聞こえた気がした。
明明後日入試なので、貯めてあるこのシリーズを
不定期に更新していきます。
因みにこの時間に投稿している理由は、
風邪を引いたからです。
因みにこの小説はとある動画の影響を受けて作られました。