『オリオン銀河皇国』により『サークル船団』を奪われた『マクロス・スフィア』
生き残った『サークル船団』の人々の居住艦としての役割も担い。『流星銀河』を放浪としていた。
「マクロス・スフィアに所属していたバルキリー部隊は、俺を除き全滅。サークル船団もオリオン銀河皇国の皇女『メーア・オリンポス』の『歌』によるマインドコントロールによってオリオン銀河皇国の支配下となりました。現有戦力はこの艦と俺あとは、『元』バルキリーパイロットが1名です」
「ご苦労、コニー大尉…で元パイロットというのが君かねガイア・ウッドロード君」
「お久しぶりです。ガイル・シュバルサー艦長」
「挨拶いい。ここに呼び出した意味わかるな」
「考えさせてください」
「お前この状態が解って…」
「勿論ですコニー隊長。俺の力が役に立つのなら、俺はその力になりたいです。ですが復隊をする気はありません、俺は新統合軍の兵士としては、戦いたくありません」
「…ただの一般市民にバルキリーを託すことは出来ないな」
「艦長。そんなこと言ってる場合じゃ…」
「大事なことだぜコニー隊長。民間人を強引に徴兵するのは軍規違反だ。俺達軍人は、本来法を遵守しその中で職務に殉じていなければならないんだ」
「…」
「…こんな状況が状況だ。こちらとしては早い復帰を待っているぞ、ガイア『元』小尉」
「…失礼します」
ガイアが司令室を出るとそこで待ち構えていた天に壁へ叩きつけられた。
「あんた、それだけのパイロットの腕をして戦わないってどういうつもり」
「天。俺はメーアを殺せない」
「殺すって、何言ってるのよ」
「メーアは今、俺達にとって絶対にどうにかしなきゃいけない標的だ。新統合軍はまず排除しようと考えるだろう。そうしてマクロス・スフィアに命令が出た場合。俺は従えない」
「どうするつもりなの」
「彼女を説得する」
「どうやって、そんなこと出来る保証あるの」
「…ない」
「冗談じゃない。貴方の個人的な感情で折角奴らの魔の手から逃れた人々が犠牲になるのよ」
「じゃあ、お前はメーアがこのまま死ぬことになってもいいっていうのかよ」
「あの子は私達を裏切ったの。どうなろうと知らないわ」
「天…お前本気で言ってるのか」
「…故郷を失うあの悲しみを、あそこで住んでる人達に味わって欲しくないのよ。私は」
「あの…お取り込み中悪いんだけど、いいか」
恐る恐る相沢が、二人に話しかけた。
「なんですか、相沢さん空気読んでください」
「手厳しな天ちゃん。話は聞かせてもらったよ、成る程なあの皇女さんは二人の知り合いで。そのせいでガイアの復隊の足枷になっていると」
「相沢先輩。何が言いたいんですか」
「おいおいガイア。そんなドギツイ目を向けるな。…実はな悩みを解決出来る糸口を提案出来るかもしれないんだ」
二人の苦悩を解決する糸口を、まさかの男が提案した。