ハイスクール・フリート 北方の学徒(未完)   作:村上 ゆう

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月一です←遅い

[ ]のカッコは無線です。{ }はメール・メッセージです。

次回予告でクラスメイトに話すと言ったな・・・
あれはウソだ
\ウワアアアアアアアアア!!!!/

あらすじ:さつきがとても興味深いものを開発していることを知った航洋艦 皐月のメンバー達はさつきを地獄の果てまで追いかける
艤装実験研究棟に逃げ込もうとするさつきだったが・・・


第二話 空への夢と価値はピンチ?

タタタッ、、、

「こっちか?」「多分、真っ直ぐいったんだろ」「走れ走れ!なんとしても夕食の2000までには捕らえて話を聞き出すぞっ」

[こちら皐月CIC、航海科も応援に加わる。状況を報告せよ]

「こちら矢口!目標を見失うも・・・」

 

「ふう・・・」

 やつら、真っ直ぐ進んだらしい。なんとか暑苦しい機関科を振り切り一息つく。でも途中で砲雷科が追いかけてこなくなった。怪しいが少し休んでも良いと判断する。

 軽く屈伸をして再び研究棟に移動を始める。しかし私は後ろに誰かが静かに後ろについてきていることに気が付かなかった。その後も何度か機関科や航海科、砲雷科数名に出くわすも何とか逃げ切れている。

「あの野郎(海鳩教官)覚えてろ」

 確かに水素やヘリウムを使わずに飛ぶ乗り物を作ったなんて発表したら海上安全整備局とか国土保全委員会あたりが黙っていないのは確実だ。そしてうちの艦の反応を見るに私のことをすぐに襲いに来るのも絶対だ。しかしなぜだ?なぜうちの艦のやつらは追いかけてくるんだ?

 そろそろ研究棟につく。この建物から渡り廊下をわたれば着く。時刻は20時52分、もう今日は研究室で寝よう。通路にひとは、、、いないな。

 渡り廊下が終わってセキュリティ用の扉にIDカードをかざして終わり!

 

ドンッ!

 

 ・・・のはずはずだった。

「さっちゃん。ゆりだよ~」

へ?いつの間に後ろに。しまった!IDカードを取られた!!

 私は勢いよく振り返る。 なんか目が死んでいるようにも見えるが、笑っている?何とか逃げなければと考えているが出てこない。

 ゆりが一歩近づいて私にハグする。思わず体が硬直する。

 こいつっなんかほかのクラスメイトとはなんか違う。

 

「ねえ、さっちゃん。私ね、ずーーとさっちゃんのことを考えて今まで生活してきたんだー」

 

 なんだこいつ!?なんか怖いんだが。

 

「朝起きて顔を洗うときも、ご飯食べてるときも、学校にいるときも、塾にいるときも、ずーと、ずーーーと考えてたんだよ。会いたくて会いたくて・・・それからねー」

 

 ひいっ、まだ続くの!?もういいよー(泣)マジで泣きそうになる。ホラー映画なのかな・・・。

 

「・・・あっ、ふふふ、びっくりした?」

 

「うっ・・・」

 

「冗談だよ、さっちゃん♪」

 

「・・・ふっ」

 

「ふっ?」

 目頭が熱くなってきた。あっもしかして私泣いてる?

「ふええええええんんーーー」

 

「あっ、ごめん!さっちゃん、大丈夫だよ!! ボソ)やっぱりかわいいなあ」

 

「うぅ・・・」

 

 泣いてしまう私を優しくゆりが抱きしめてくれる。やはり落ち着くものがある。

まあ、私の身長が12歳の平均ぐらいだから当たり前なのかと考える。(151vs160)

 ゆりが困ったような笑顔で「ごめんね~(汗」と言いながらIDカードを返してくれた。

 

「・・・ついてきて。」「え?ダメなんじゃ・・・」

 

 私は何を言っているんだろうと思いながらも、ゆりを引き連れて研究棟に入る。エレベーターホールに向かい一階に向かう(ちなみに一階からの入り口は決まった時間、もしくは特別なときに開いている)。右に曲がって左前の扉を開け自分?の研究室に入ったら。

 

「ねえ、いいの?一般の生徒が入って」

ゆりが恐る恐る聞いてきた。

 

「大丈夫だよ、私のことだし。隣に仮眠室があるからそこで寝よう。ゆりはベット使って。私は床でっ」

 

「ダメだよー。私が床に寝袋で寝るから」

 

「いや、私が呼んだからゆりはっ・・・」

 

そのあとも色々言いあったが結局二人でベットの上で寝ることになった。

 

「シャワー浴びてくれば?仮眠室の横についてるから・・・」

 

「ん、ありがとさっちゃん」

 

スタスタ、、、

 

 入ったかな?一応、寮長に一報入れとくかな。{ゆりは今日こっちで寝るから心配しないでー}って。

 

 早速QM-0(通信端末)を起動してメッセージを送る。「わかりましたー」と返ってきた。

 

 そういえばこのQM端末は人数分作れたのかな?艦に乗艦して海洋実習に出るのは4/22だがそれまでには慣れてもらいたいのが本心だ。

 

 QM端末は私と既に卒業した先輩(バカなのか天才なのか)が共同で開発したヘッドマウントディスプレイである。大きさは眼鏡より少し大きいくらいで、重さも30gあるかどうかくらいだ。(見た目は電〇コイルに出てくるやつって思ってくれれば幸いです)でも近くにスマホやタブレット端末のような通信デバイスがないと使えないけれども。 艦内ではどこでも使えるように艦の改装を進めている。

 

 ゆりがシャワーから出てきた。私も浴びようと思う。

 そろそろ湯船に浸かりたいな・・・。

 

――――――――――――――

 

 さっちゃんがシャワーを浴び始めたのを確認し、私は主計科の富田さんに連絡をとる。

 富田さんとは中学校のクラスがずっと一緒で仲が良くなった。実際は活発な子だが冷静沈着がモットーだからかなり落ち着いた子だ。

 メッセージをうつ{今日はさっちゃんと寝るー 秘密は探れる限りさぐるね}

 すぐに返信がきた{わかったよー皆には言わないよー}

 そういえば同じベットで寝ることになったしさっちゃんのこと寝とっちゃおうかな( ^ω^)いやでもさっちゃんの純潔を保護することも良いな。どうしようかな。

 

――――――――――――――

 

シャワーから出てすぐに私とゆりはベットに入った。(もちろんドライヤーしたよ!)

しかし、寝れん!どうしようかと悩んでいたところゆいが「ねぇ、なんだか眠れないからお話してよ」なーんて言ってきた。同じなのか、やっぱり眠れないよな!

私がなにか眠くなるようなお話を持っているとおもうのだろうか。

 

眠くなる話というのは基本的に「興味がない」か「普通に聞ける」くらいの話だ。そんな都合の良い話は小さい頃に絵本とかでうんざりするほど聞いてきただろう。

ならば私が研究してる物の話でもしようか。専門用語多いし、原理わからないと思うから眠くなるだろう。その代わり私は活発になるがな。

 

「・・・水素やヘリウムを使わない乗り物ができたって聞いたら信じる?」

「うん、見て、みたい、なんて、思う、よ、、、」

 

ゆりは十分眠そうだな。まぁこのまま話そうと思う。

「私ね、その乗り物の研究をしてるんだ。あのクソ教官ゴホン、、、海鳩教官が言ってたものはそれなんだよね。」

 

「なんで、研究しようと、思った、の?」

 

「うーん、たしかね、、、

 

――――――――――――――

3年前 青森市 某海水浴場

 

ザザン、、、

 

「相変わらず寒いなぁー」

 

学校に入学して初めての休み、そして外出許可を取った私は青森県の陸地である青森市に来ている。

というか、地元だけど、実家はここだけど。市営球場近いよ!沈んでないよ!ん?プール近いのかって?うん。近、、、って家ばれるから!!って、私はだれに突っ込みしてるんだろうか。

砂浜に座ってボーと海を眺める。

 

「平和だなー・・・」

 

ゴゴゴゴッ!!

 

「何事!?」

 

地震?いや、違うな。なんだ。周りの人達は気付いてないのか。周りを見渡すもなにも起こってないないように平然と日常が続いてる。

もう収まったかと思い、少し暗く暗くなってきたから家に帰ろうと立ち上がって前を見た。そうしたら、目の前に何かが埋まっている?こんなものあったかな。とりあえず取るか。

 

「ん!?意外と固い!?」

 

思ったより固く埋まってる。ここの砂浜はそんなに固くはないと思うのです。なーんてやってやっと抜けた。

 

「ただのタブレット?うおっ!?」

 

抜いてみたらいきなり電源が着いて、ホーム画面が開かれた。

ピコン♪

メッセージがきた。うーん、開かない方が懸命な判断かな。とりあえずそこの交番に届けるか。一番近いのはお稲荷さんの前のかな。

うっ、でも、やっぱり気になるなぁー。

 

「・・・見ちゃえ!」

 

ポチッとな。おお、ん?んん?

 

{to さつき 様

拾ってくださり、またメッセージを開いてくださり懸命な判断だと思います。

このタブレットはこちらの世界の物ではありません。

 

さつき様は若くして研究者であり、今研究課題が出ているがテーマがなくて困っていると思います。

そこでプレゼントです。このタブレットのファイルエクスプローラを開き、設計図及び基本的理論のファイルをお開きください。きっと良い研究課題になると考えております。

 

それでは、未来の世界的研究者に乾杯!

from 中央国家連合航宙軍第31艦隊 艤装実験航宙艦カッシーニ 艦長 鈴木 杏}

 

「・・・は?」

 

何事!?(二回目)んんん?!何この鈴木 杏って奴。タブレットをワープさせたのか。私の目の前に、ピンポイントに。きっとなにかのドッキリだな。近くに撮影班がいるはずだ。周りを見渡すがそれらしき部隊はいない。

 

ピコン♪

またなにかメッセージが。

 

{to さつき さん

ドッキリではありませんからね。

 

航宙艦から見守ってます。科学の力は素晴らしいぞ。

私達はすでに銀河間航行を可能にした艦艇を持ってるの。

けれども、宇宙に進出できていない星に関しては関わらない条約があるんだよ。だからーさつきさんにこの星が宇宙に進出できるレベルまで科学レベルを上げて欲しいんだよねー。

設計図には色々あるよ。艦艇も航空機も宇宙船も(宇宙船はまだ作れないと思う)etc...

とりあえず頑張ってねー

from 鈴木 杏←杏さんで良いよ}

 

つまり、私にこの世界の科学をリードしろと。ほほう。やってやろうじゃない。

――――――――――――――

 

、、、ってなわけで杏さんとは結構通信してたんだよね。でも去年の秋に本部に転属になっちゃって、、、{もう通信できないかもー。それとタブレットは後任にバレたらしばかれるからバレないようにお願い。通信機能は切っておいて}なんて突然に言われるもんだから悲しかったよ。」

 

「、、、う、ん」

 

「もう寝れる?」

 

「、、、スースー」

 

あっ、寝た。私は結局寝れないな。眠くならないし。とりあえず目だけでも閉じとくか。

夜はあと僅かになっていた。

 

チュンチュン

 

「うーん、今は5時か」

 

ゆりはぐっすり寝てるな。起きてなにをしようかと悩む。そういえばと、工廠班に連絡して艤装の換装でもしようかと思う。

 

「ゆりー私工廠にいるから」

 

「うー、今何時ー?」

 

「5時すぎだよ、朝ごはん置いとくね。といってもパンだけど」

 

「うん、、、ありがとっ、、、」

 

目覚ましでも置いとくか今日は午後だけ授業だよな。7時くらいにセットしよう。

 

工廠に行くと起きてる奴らが多くて、いつ休んでいるのか心配になる。

 

「あれ?さつきちゃんどうしたの?」上から声が工廠の次長"桐生 美景"か。

 

「んー見にきただけだ」

 

「ふーん、とか言って自分の家がよっぽど気になるんだね」

 

「そ、そんなじゃ」

 

「いつも呼んでも来ないくせに」

 

「うっ、、、」

 

「まぁ、艦長だもんね。昨日も他の艦長達がまとまって来てたよ

そうなんだ。確かに桟橋に飛び降りた時に何人か人がいたような。それどころじゃなかったからな。

 

「にしても、昨日教官たちが艦を動かしたのか?」

 

「うん、そだよ」

ありがたいな。やってくれるぜ、吉原とクソ(海鳩)とその他の教官達。

 

「教官達が言ってたんだけど動きがスムーズでいいなぁって。学生には与えたくないなぁーって」

 

「だよな、設計したのが私ってだけあるね」

まぁ自分が教官だったらわかる。教官の船はインディペンデンス級だもんな。

 

「・・・自意識過剰、とは言い切れないのがウザイよね、あんた」

 

「そりゃ、どーも」

 

桐生が作業をやめて降りてきた。

 

「皐月はこっちよ」

 

「エスコートあんがと」

 

「あら、エスコートじゃないわよ?あの艦の気になるところを質問したいの。それに例の物もできているわ。」

 

「できた?ありがとね」

 

「着いたわよ。あとはレーダーと主砲なんだけど、、、ところで噴進魚雷みたいな噴進弾つんでどうするの?」

 

「あれ、前に説明しなかった?」

 

「え?うーん?あっ聞いたかも。

コンピューターを通して目標を追尾までは、ブルーマーメイドと同じよね。でも、魚雷機構が着いてないんじゃ当たらないじゃない。」

 

「だから新型レーダーを数種類も作ってもらったの。このレーダーなら同時に多数の目標を探知、目標までの距離、大きさをほぼ正確に超遠距離から探知できるようにしたの。発射シークエンスのプログラムも書き換てえあるでしょ?当てるためよ。ブルーマーメイドの物のままだと海中に突っ込むようプログラムされてるからね。」

 

「その噴進弾はミサイル?だっけ8連の発射機が後方に一機、前甲板にはMk.41VLS 16セルなんて、あきづき型とかあさぎり型にむらさめ型みたいじゃん。それにレーダーは最新型であきづき型みたいな四角じゃなくて八角形なんて。レーダー素子も新しいの使いやがって、高かったんだぞ!」

 

「ちなみに新しいレーダー素子は私が考案者だよ」

 

「んなこと知ってる」

 

色々話していたら

「桐生次長ーー!新見班長が帰ってきましたよ!!」

と工廠のメンバーが言う

 

「あれ?もうそんな時間か。私寝るよ。おやすみ、さつき」

 

「あー、おやすみ」

 

話したいことまだたくさんあるけどまぁ、いいかな?

桐生は班長にもあいさつして帰っていった。

 

「さつきちゃーん。元気?」

 

今度は"新見 南美"工廠班長だ。

 

「桐生と何を話してたの?」

 

「艦の話です。例の物できているんですよね?零式水上戦闘機は」

 

「ええ、もちろんよ。カタパルトも設計図通りのものから皐月に積めるように改造中よ」

 

「すごいですね。私の予想だとあと一年はかかると思っていたんですが」

 

「みんな航空工学と航空力学に興味深々よ。そりゃ開発は速く進むわよ」

 

「試験飛行は春休み中に行ったわ。完全に出来上がってる。試験飛行のデータよ。このUSBにすべて入ってるわ、、、それとあなた国に目をつけられてるわよ用心しなさい。データのやり取りは基本的に手渡しね」

 

「え?うん、、、そっか。見て良い?スマホに繋ぐから」

 

「良いわよ。ビックリすると思うわ」

 

「パイロットは?技研の生徒?」

 

「もちろんよ、3名用意したわ、3名ともどの役職でもできるようにしてある」

「そう、、、」

 

さっそくデータを開く。

{零式水上戦闘機1型 試験飛行結果 第一次ー第七次報告

実施 大湊女子海洋学校付属技術学校 工廠班

協力 三菱重工業 3Z班

試験飛行講評 甲評価 目標値を粗方上回る

 

詳細 機体構造等 略

最高速度 目標370km/h 結果381km/h

巡航速度 目標220km/h 結果225km/h(最も燃焼効率が良い)

上昇限度 目標8500m 結果8730m

上昇時間 目標3000m/5m45s 結果3000m/5m24s

航続距離 目標3000km 結果3328km

・・・}

 

・・・私こんな高いスペックはモトメテナイ。

 

「どう?素晴らしいでしょ?」

 

「・・・パイロットに無理させたの?」

 

「・・・うん、本人達がガンバるって言うからー」

 

「本当に?」

 

「ホントダヨ」

 

「まぁ、満足すぎる結果よ。これを皐月に積めば、積めれば、最強の艦艇よ。皐月は」

 

「武装も強いしね。250キロ爆弾なんて航洋艦に当たったら当たりどころによっては爆沈よ。

それに量産したら対抗できるのは、ブルマーやホワイトドルフィンの護衛艦、教員艦のCIWSだけよ。

主砲もやろうとおもえばできるけどおそらく空への戦闘なんて経験ないからできないわよ。こんなスペックじゃ目をつけられるのも当然よ。

海洋実習気を付けなさい、沈めにくるかもしれないわ」

 

「そうなんだよね、だから今日は新しい設計図を持ってきたんだ」

 

そう、今皐月は対艦戦闘及び対空戦闘はできるとしても対潜戦闘には弱い。通常の航洋艦並だ。

 

もし、内閣府直属の最新鋭潜水艦やアメリカ海軍の潜水艦が襲ってきたら対抗できない。航空機の磁気探知機は研究が最終段階だが何せ範囲は狭いし精度も低い。航空機のソナーは、タブレットの中にあるヘリコプターが作れるレベルになるまで完全に対潜戦闘補助器具だろう。

 

航空機には対潜弾を積みたいが恐らくそれほどの余裕はない。

 

「短魚雷や囮魚雷はどうなってる?」

 

あれ?新見さんどっか行っちゃった。ここで別の工廠班員が出てくる。名前なんだったけ?

 

「はい、短魚雷は噴進魚雷の噴進部分を取り払ってその代わり弾頭に必要機械を取り付けますがまだOSの開発で止まっていますね。囮は新型音響装置の開発に戸惑ってますね。あっ名前は板野です」

 

あーはい"板野"ね

 

「で、今日持ってきた設計図は新型ソナーSQ-01よ。まぁ聴音機を数値化して形状をより速く理解、そして距離もきれいに数値化できるようにしてある。まぁ伊号系列は簡単に捉えられる性能ね」

 

「まぁ、伊号は雑音の塊ですから。それより内閣府のうずしお型や米国の新型潜水艦スキップジャック級なんて来たら。

米国はついに原子力潜水艦が主力ですよ。

音を捉えるタイミングは魚雷発射間管開閉のタイミングしかないので日本のあきづき型は一回も場所を特定できず、演習でボロ負けしたらしいですし。

対潜装備への人員が少ないので、これでは水上艦艇は戦いの主役から外させて行きますよ」

 

「まぁ、だからこそ対潜装備の設計図を持ってきたんだ。恐らくあきづき型のソナーと同等もしくはそれ以下だが、、、それに航空機は水上か陸上からしか飛び立てない。飛び立たせるのは艦艇の仕事だ。もし、攻撃目標が水上基地や陸上の施設だったら水上艦艇にはまだ活用方法はある」

 

「ハハハ、さすがに言い過ぎでしたね。しかしわたくし板野の推測、、、もとい想像ですと主力は戦艦などによる水上艦艇の殴り合いの制海権争いから、航空機による航空優勢争いすなわち制空権、また潜水艦による水中の争い、、、海中の争いに変わると思うんです。はは妄想が過ぎますね。そんな未来は100年たっても来ませんね」

 

板野、、、お前、頭良いな。

 

「・・・いや、近いうちにくる」

 

「へ?」

「いままでの戦争で水上艦艇の撃ち合いは悲惨だと言われてきた。航空機が参戦したらもっと悲惨になると思うよ」

 

まぁ、想像できるし、タブレットのなかにそうやって書いてあったからね。そうなる前に戦争や紛争は回避しなければ未曾有の大惨事になりかねない。

 

「何がともあれ対潜装備ヨロシク」

 

「了解しました、総帥!」

板野がビシッと敬礼を決める。

 

「総帥はダメって言ってるでしょ!!」

 

「えー技研の全員が言ってるんですよ~ダメなんですか?」

 

「ダメもなにも、私がヤバい人になってしまうだろ!!」

 

この時工廠班の心の声が一致した。

(「「「もう十分ヤバい人だよ、、、」」」)

 

平穏な1日が始まろうとしていた。




さつきがなんで航空力学をやろうと思ったかのでした・・・それとゆりは百合

予告:(次回こそ)さつきはクラスメイトに航空機や艦艇についての話をする。(今度こそ)衝撃を受けるクラスメイト達だったが・・・次回「出港用意」
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