アンデッドの力と死ぬ気の力とかで戦う俺のヒーローアカデミア 作:ルオン
それは、いつも見る夢だった。
バトルファイトと呼ばれる、【アンデット】と呼ばれる53体いる存在と【仮面ライダー】と呼ばれる存在が激突しあう戦い。
そのバトルで数が多かったのは、アンデットだった。
だが、仮面ライダーは何度倒れようとも立ち上り、アンデットにダメージを与え、【ラウズカード】と呼ばれるカードに封印した。
ほぼ全てのアンデットを封印した時、最後の戦いが幕を上げるのは明白だ。
だが、この最後の戦いは悲しい物であった
アンデットの中でも、恐れられたアンデット【ジョーカー】でもあり、仮面ライダーとして、人々を自由を守り続けてきたライダーの1人、【仮面ライダーカリス】は、親友とも呼べる存在である【仮面ライダーブレイド】こと、
決戦……といえばいいのだろうか。2人は豪雨の中、工場地帯にいた。剣崎一真は、ジョーカーに向かって戦いたくないと言うが、ジョーカーは『俺とお前は、戦うことでしか、理解しあえない‼』と言い、剣崎一真と戦うことを選んだ。
剣崎一真も、ジョーカーの覚悟に応えるかのように、変身し、ジョーカーとの戦いを始めた。
戦うたびに、雨は激しく降る。だがその雨が、俺には2人の悲しむ涙の代わりにしか見えなかった。
そして、ジョーカーは敗れ、剣崎に封印された。
その時のジョーカーは、喜んでいた。何故か俺には、そう思えた。
戦いは終わり、世界に平和が訪れた。
だがその平和は、束の間の平和にすぎなかった。
封印されたはずのアンデットと、新たな3人のライダーの登場に驚く剣崎一真と、【仮面ライダーレンゲル】こと
剣崎一真たちは、新たなライダーたちに付いていき、彼らの本拠地で、【仮面ライダーギャレン】こと
それは、バトルファイトに勝利した者に与えられる万能の力が封印された石版があること、53体と思われていたアンデットはもう1体、別なジョーカーが存在し、そのアンデットが剣崎一真と橘朔也の上司であった
それを聞き、剣崎一真と上城睦月は再び戦うことを決意し、自身が変身するために必要な【カテゴリーA】と呼ばれるアンデットが封印されたカードを使い、仮面ライダーとして復帰する。
しかし、状況は悪化する一方であった。
新たな仮面ライダー、【仮面ライダーランス】こと
その後、アルビノジョーカーが生み出したアルビローチと呼ばれる怪人が、カリスが人間として生活をしていた頃に働いていた喫茶店の娘、
彼らの目的は、バトルファイトの勝利者に与えられる【万能の力】であった。その力を手に入れるために必要な生贄が、栗原天音だと告げる橘朔也。
その時、新たなライダーの最後の1人である【仮面ライダーグレイブ】こと
だがそれは、志村純一の罠であった。志村純一の正体はアルビノジョーカーであった。橘朔也を栗原天音から遠ざけ、生贄にしようとしていたのだ。
しかし、禍木慎と三輪夏美のダイイングメッセージに気づいた
志村純一は諦めることをせず、アルビノ・ローチを生み出し、グレイブに変身し、剣崎一真たちに襲いかかる。
戦いの中、剣崎一真は志村純一からジョーカー―――
復活した相川始は、剣崎一真たちと離れ、アルビノ・ローチに追われていた栗原天音たちの元に向かい、アルビノ・ローチを撃破し、栗原天音を連れてその場から撤退した。
撤退した相川始は、とある湖畔で一息ついていたが、剣崎一真の追撃を逃れた志村純一、いや、アルビノジョーカーの不意討ちを喰らってしまい、栗原天音をアルビノジョーカーに拐われてしまった。
栗原天音を助け出す為に相川始は、駆けつけてきた剣崎一真たちと共に、アルビノジョーカーのいる元へ向かう。
その一方で、アルビノジョーカーは、4枚のカテゴリーKと栗原天音を封印したバニティカードを生贄に邪神・14を召喚し、融合を果たした。
融合を果たしたアルビノジョーカーは、仮面ライダーたちへ襲いかかる。
14の力に何の抵抗もできない仮面ライダーたち。
そんな中で、相川始は剣崎一真に14を止める手だてがあると言い、剣崎一真を連れて石版がある本拠地へ向かう。
本拠地へつくと施設はボロボロになり、栗原天音が封印されたバニティカードが中心にある石版があった。
「扉が開かれた今、奴のパワーはこのカードによって維持されている。カードに宿った命を殺せば、奴の力は弱まるはずだ」
「殺すって……この中には天音ちゃんがいるんだぞ⁉」
「お前が入れ替わるんだ‼」
「……できるのかよ⁉そんなことが⁉」
「こいつは人間の命を求めるカード。お前が自分を投げ出せば、カードはお前を求める。その時身代わりの命を差し出せば‼」
「……………………」
「……どうした?怖いのか?」
「…………頼むぞ……始。後のことは」
「ああ」
相川始に後のことを任せた剣崎一真は、石版の前に出る。
「さぁ‼俺の命を代わりに」
そう言った途端、バニティカードから光のカードが出てくる。そのカードに向かって歩き出す。
その時だった
「ッ!!」
「うわっ⁉……始‼」
相川始が剣崎一真を押し退け、カードに向かって走り、カードに吸い込まれる。
そしてカードから栗原天音が出てくる。
「天音ちゃん‼……天音ちゃん‼」
「ゲホッ……ゲホッ……‼」
「天音ちゃん‼」
優しく抱きしめる、剣崎一真。
すると、カードから始の顔が浮かび上がる。
「始…………お前どういうつもりだ‼」
「身代わりの命は、俺でいい」
「……………………」
「やれ、剣崎‼」
「……でも」
「何をためらっている。俺は一度、お前に封印された事がある。同じ事をすればいいんだ」
「…………始……クソッ‼」
悲しく苦しい顔をする剣崎一真。
「早くしろ‼人間を守るのが、お前の仕事じゃなかったのか‼」
「……………………」
ゆっくり栗原天音をおろし、相川始を見る剣崎一真。
「…………許せ……始‼」
そう言った剣崎一真は、剣を相川始に突き刺す。
「頼んだぞ、剣崎」
相川始は、自分の命と引き換えに14の力を弱めた。
剣崎一真は橘朔也たちの元に戻りアルビノジョーカーを倒した。
そして夢が終わり、俺―――
夢が終わった途端、普段なら目を覚ます俺は、白い空間にいた。
「どういうことだ?いつもなら終わるのに」
『我がお前を呼んだ、衛宮 一吉』
「えっ?」
後ろから声が聞こえ、振り返ってみると、黒い石版のような物があった。
『初めましてだな、衛宮 一吉。』
「お前は・・・・・・」
『我はバトルファイトを統括する者、統制者』
「あんたが!?」
『驚くのも無理はない。お前にとっては夢にあった事を統括する存在なのだからな。だがあれは実際、過去にあった現実のことだ』
「あれが全て、過去にあった現実のことだと!?」
夢で見たことが全て、過去に起きたことだと知り、俺は驚いた。
『さて、本題に入らせてもらう。お前に頼みがあるのだ』
「頼み?」
『未来を守るため、我の協力者になってほしい』
「未来を守るためにって、どういうことだ?」
『お前が見た夢に出てきたアルビノジョーカー、奴はまだ生きている』
「なんだと!?でもなんで!?」
『我と対になる存在、ネガと呼んでおくか。そのネガが、アルビノジョーカーをお前たちの時代に送り込んだ。奴の目的は分からんが、アルビノジョーカーはお前たちを滅ぼそうとするだろう。特にお前をな』
「何故、俺を滅ぼそうとする?」
『お前が・・・・・・・剣崎一真と栗原天音の血を引く者だからだ』
「なっ!?」
俺は、夢に出てきた剣崎一真と栗原天音の子孫だと、統制者聞き驚く。
「まさか・・・・・俺があの2人の子孫だなんて」
『まぁ、いきなり夢に出てきていた2人が、自分の先祖というのを聞かされれば、誰だってそうなる。だが事実だ』
「アルビノジョーカーが、俺を狙う理由は分かった。しかし、何故それを俺に話す?奴が、俺が2人の子孫だと知る方法はないはずだ。それに、奴の子孫だと言うなら、父さんや妹たちもこの空間に呼んで、説明をするべきじゃないのか?」
『お前の言うことはもっともだ。だが、奴にとって人間を滅ぼすのが目的なのだ。あの2人の子孫だからというのは関係ない。そして、他の者に説明しないのは、お前以外、アンデッドの力が宿ってないからだ』
「俺にアンデッドの力が宿ってる!?」
『そうだ。栗原天音がバニティカードの封印された際、アンデッドの記憶と力が体に宿り、血液として封印されていた。その血が新たな世代にと受け継がれ、今はお前の中に宿ってる』
「しかし、奴が俺にアンデッドの力が宿ってるとは分からないんじゃないのか?」
『この空間に来る前、我は未来を視た』
「未来?」
『そこには、お前が奴と戦っている未来があった。未来のお前は、新たな力を得た人間の能力をフルに活用し、戦っていた』
「新たな力を得た人間の能力・・・・・・“個性”か」
個性
それは本来、個人特有の特徴を示す言葉だった。
でもそれは、特徴の意味を示すと同時に
始まりは中国の軽慶市、発光する赤ん坊が生まれたという報道からだった。
その赤ん坊の誕生以降、世界各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が超常能力“個性”を持つに至り、社会は超人社会となった。
そしてそれを機に、夢であったヒーローは職業の1つとなったと同時に、個性を利用して悪事を働く
『その後お前は、大切な者を失った怒りでアンデッドの力が覚醒し、奴との相討ちで死んだ。我はその未来を変えるため、そして救う為にお前に接触した』
「しかし、何故そんな事を?」
『・・・・・・・見てみたくなったのだ。アンデッドの心を動かした、人間の・・・・・剣崎一真の血筋の者が描く未来をな』
「アンデッドの心を動かした・・・・・ジョーカーのことか」
『そうだ。昔の奴からは想像できなかった。誰かを守るなどと』
「統制者・・・・・」
『さて、話は戻るが、協力してくれるか?』
「ここまで聞いて、協力しない訳にはいかない」
『感謝するぞ、衛宮 一吉』
感謝してくる統制者。
だが、1つの疑問が残る。
「しかしどうやって、アンデッドの力を目覚めさせるんだ?」
『簡単だ。我がお前の中に眠るアンデッドたちを呼び覚ます。そしてお前に新たな力を与え、ある者たちに鍛えてもらう』
「ある者たち?」
統制者の言ったある者たちが誰の事を言ってるのか分からず、俺は首を傾げる。
すると突然、統制者の背後に灰色のオーロラが現れ、そこから2人の男性が出てきた。
「あなたたちは?」
「僕は
「
「あの4人以外にも仮面ライダーがいたのか!?」
「うん。僕たちは、君の先祖である剣崎さんの後輩に当たるんだ。他にも、剣崎さんの先輩に当たるライダーたちは10人以上いるよ」
「そうだったのか」
「俺たちの役目は、お前がアンデッドとかの力をまともに使えるように鍛えあげることだ。特別ゲストも呼んである」
「特別ゲスト?」
門矢さんの言葉に首を傾げる俺。
すると、またオーロラが現れ、オーロラから見覚えのある人物が出てきた。
「君が、俺の子孫だな?俺は剣崎一真。よろしくな?」
「俺は
「・・・・・・・・・・・・・」
剣崎一真と、もう1人の先祖である沢田 綱吉に挨拶された俺だが、俺は返事を返さない。返事が帰ってこない事を心配したのか、オロオロし始める剣崎一真と沢田綱吉。
そりゃあ、自身の先祖と会ったら、驚いたりするだろう。だが、今の俺には驚く以上に1つの感情でいっぱいだ。
俺は統制者に近づき、統制者を持ち上げた。
『えっ?』
「「「「(((持ち上げた!?)))」」」」
「この・・・・・・・人でなしぃいいいいい!!」
―ブォン―
『うおっ!?』
「ふげっ!?」
「と、統制者を投げましたよあの子!?」
「あはははははは!!いいぞお前!!」
「か、一吉?」
俺は、剣崎一真に向かって統制者を投げ飛ばし、命中させた。剣崎一真は仰向けに倒れ、紅さんと綱吉さんは俺の行動に驚き、門矢さんは笑っていた。
そんな3人に構わず、俺は剣崎一真から統制者をどけ、胸ぐらを掴む。
「テメエバカ先祖!!親友が大切に思ってた子に手を出すなんて、最低な人間じゃねぇかこの野郎!!」
「あ、天音があまりにも寂しそうにしてたから、慰めてる内にそう言った関係に・・・・・・・・」
「だからって1年経たずに手を出すのかぁああああ!?」
「なんで知ってんの!?」
「勘じゃボケェエエエエエ!!」
~数時間後~
「「反省したか?屑崎」」
「はい、すみませんでした」
あれから説教していた俺の体に変化が起きた。
俺の体から、仮面ライダーカリスであり、ジョーカーアンデッドでもある相川始さんが出てきて、俺と一緒に剣崎一真こと屑崎を説教していた。
どうやらアンデッドの皆は、俺の精神世界で統制者が来る前から目覚めていたらしく、俺の事を観察していたらしい。結果、アンデッドたちは俺を認めてくれている。
そして、俺が統制者に触れたことで力が覚醒し、代表として始さんが出てきた。
「屑崎、いや剣崎・・・・・・俺はお前を信用している。お前なら、天音ちゃんを任せられると思っていた」
「始・・・・・・・」
「だからといって、人が死んで1年経たずに手を出すとは思ってなかったぞ」
「すみませんでしたぁああああ!!」
屑崎、いや剣崎一真は綺麗な土下座をしていた。
それを見ていた紅さんと綱吉さんは苦笑いし、門矢さんは笑いを必死に堪えていた。
『さて、話を戻してもいいか?』
「ああ、すまない。確か、俺に新たな力を渡して、鍛えてくれるという話だったよな?」
「そうです。アルビノジョーカーはネガの統制者から、自身が使っていたライダーの力を受け取っている可能性も考慮して、あなたを鍛えます」
「言っとくが、死ぬ気でこないともたないぞ?」
「やってみせる・・・・・この世界の平和と人々の自由を守るために」
「ふ・・・・・いい面だ」
『この空間では、時間の概念がない。好きなだけ鍛えろ。朝になったら呼ぶ』
「分かった」
「さぁ、始めるぞ」
その言葉を合図に、オーロラから人が大量に出てきて、俺の修行が始まった。
―数時間後―
「くっ!?まさか俺がここまで追いつめられるとはな」
「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・結構きついですがね」
数年に感じた修行は、まさに地獄だった。
剣崎一真が見せてくれた強化フォームの1つは、なんとか使えるが、最強フォームは無理だ。なれても数分が限界だ。しかも、体に相当負担がかかる。
それ以外はなんとかマスターした。
だが、まだまだ修行しないといけないけどね。
『まさか、短時間で力を使いこなすとは』
「でもまだ、強化した姿は使いこなせないぞ?」
『充分すぎる。後は、日々の特訓で鍛えるしかない』
「分かった」
俺がそう返事をすると、俺の体が透け始めた。
『時間だ。衛宮 一吉、世界を頼むぞ』
「俺たちが鍛えたんだ。諦めんなよ?」
「はい!!」
「始、一吉を・・・・・・・未来を頼む」
「お願いします!!」
「ああ」
『頼んだぞ。仮面ライダー』
統制者の言葉を最後に俺は意識を失う。
そしてこの時から俺の、仮面ライダーとしての物語が動き出したんだ。
ということで、企画参加するカリスとヒロアカのクロス小説です‼️
ウルトラマンを足してあるのは、要望があった為にクロスしておりますが、メインは仮面ライダーです。
次回は力を得てからの一吉の話になります。
次回も是非読んでください!!