かみゅキャン△ ── Camus Canp ──   作:Towelie

11 / 18
真っ青な空に綿のような雲が波の様に漂って、普段の初夏のような穏やかな風景。

日差しも夏の様に眩しく、大きな影を作り出しているが、特に暑いとは感じなかった。

白い大地には一本のレールが伸びていて、その先は地平編の彼方へと続いているようで、どこか異国情緒漂う雰囲気がある。

磨きこまれたかのように綺麗なレールは何処まで続いているのだろう。

終わらない夜の世界、そして果てのない緑のトンネル、そのどちらとも違うけれど、これもまた夢のような光景であった。

だからと言ってここでキャンプをしたいとは思わない。
白い地面にテントを設営するどころか、足を踏み入れることさえも(はばか)られるような気にさせるほどに幻想的で美しい。


小平口町を幾度となく彷徨ってきた、その悪夢のような世界を見てきても、この場所は何かが違った。

すべてが人工的に見えるのに、感覚は意外な程現実的(リアル)で。
人の手を加えることを拒むかのように美しい、青と白のコンストラクト。

自然に出来たのかどうかは定かではないが、汚したくない風景が果てしなく広がっていたのだ。



それでも今、私たちの居るところは人の手によって作られたところなんだけどね。


プラットフォームの脇に建つ一軒の家、そこに私たちはいた。

なんでここに居るのかはまだ分からなった。
呼ばれたのか自分達から来たのかも分からない

でも一つだけ分かっていることもあった。


それは。



「ふっふっふっ、オオモト様。どーれーがいいですかっ」


「えっと……じゃあこっちをもらうわ」


オオモト様はなでしこの手から一枚のカードを抜き取る。


その絵柄は。


「わーい、オオモト様がジョーカー引いたっ!」


「あら、これがジョーカーなのね」


初めて知ったかのように首をかしげる。
これまでトランプの図柄を見たことのないようなリアクションだった。

だからそう言う遊び(ババ抜き)じゃないんだって……。


「でも大丈夫だよっ! 今度はそれをリンちゃんに取らせればいいだけなんだからっ」


「そうなの? どうすればいいのかしら」


「それはねっ……ゴニョゴニョ」


何やら相談をし始めるなでしことオオモト様、もはやルールなんて合ってないようなものだった。

まあ、ルール──常識が通用しない点ではこの場所も同じなのだけれど。



”青いドアの家”。


オオモト様に聞いたところ、どうやら燐ちゃんと蛍ちゃんが命名したらしいここの愛称。
この家を端的に表すならばうってつけの名前だと思う。
リンもなでしこもその名をすっかり気に入っていた。


そんな青いドアの家で、私たちは何故かまたトランプ遊びをしていた。

しかもまたババ抜きで……他のレパートリーは無かったわけでもないはずなのに。


それに……なんかすごく重要なことをオオモト様に言われたばかりなのに、どうして一緒になって遊んでいるんだろう?

キツネ、いやなでしこにつままれたのかもしれないな。


「リン、あなたの番よ」

「えっ? あ。はいっ……」


不意に名前を呼ばれたのでとても慌ててしまった。
オオモト様はトランプを手に目の前に差し出してくる、細く白い指がとても綺麗だった。



でもこの持ち方は……?


手に数枚のトランプを持っているが、1枚だけ分かりやすく上に出ていた。


……多分、これがなでしこの入れ知恵だろう。

このオオモト様という女性は戦略とか罠とかの類を考えそうな人じゃない。
出会ったばかりだが、明らかにそういう人ではないことは分かる。

表も裏もない、そもそもそんな事すら意味がないという感じの人だ。
こんな言い方をするのもなんだけど、日本人形の様に美しく感情も見せない人だった。

だからこそ、このあからさまな罠には意味があった。

そういう事をしなさそうな人が()()()()()()をやるからこそに意味があったのだ。

なでしこの癖になかなかの作戦を立てたな、自分でやるのは苦手だが人にやらせるとは……以外にも策士なのか。

横目でちらっとなでしこの顔を伺う。

「リンちゃん、ドヤぁ!」

態度だけでなく、口に出してまでドヤっていた。

ぐぎぎ、なんだか無性に腹立たしいぞ。
なでしこの生兵法を打ち破ってやらねば気が済まん。


「………」


目の前に座るオオモト様はカードを取るのを待ちわびているような素振りも見せず、じいっとリンの顔を見続けていた。
黒檀のような黒い瞳に見初められて、リンは心の内が読まれているような感覚を覚える。


無言のプレッシャーがリンに必要以上の動揺を与えた。


(落ち着け! たかがゲームじゃないか。普通にカードを取ればいいだけのこと、大丈夫自分の勘を信じるんだっ)

自分の心を震え立たせて、オオモト様の持っているトランプに手を伸ばす。

なぜだか手は小刻みに震えていた。


(やはりあの上のトランプを取りたくなってくる。だが、ここは無難に他のカードから取るのが定石のはずや!)


リンは一旦深呼吸してから、改めてトランプに手を伸ばす。
危うくなでしこの策に乗ってしまうところだった。

リンはオオモト様が持っている端っこのカードに手を掛けた、すると。

「それでいいの?」

それまで黙っていたオオモト様が不意に口を開いた。
あまりに突然だったので、リンは激しく動揺してつい一番上のカードを引いてしまう。


そのカードは案の定──ジョーカーであった。

マジか……!
リンは変顔になるほどにショックを顔に表していた。


それはオオモト様からジョーカーを引いたことではなく、間接的になでしことの心理戦に負けたのがものすごく悔しかった……。


「ふぉふぉふぉ、リンちゃん。まだまだ功夫が足りないのではないか?」


何処から取り出したのか白いひげを口に付け、なでしこが勝ち誇った顔を向ける。

リンは悔しさのあまりツッコミを忘れ、がくりとソファーに項垂れた。


「悪いことしてしまったかしらね?」


状況が分からないオオモト様がリンを気遣う素振りをみせる。


「さすがオオモト様! 私には中々出来ないことが出来るなんて凄いねぇ! そこに痺れる、憧れるぅ!」


オオモト様の手をぶんぶんと振り回すなでしこ。
何処かで聞いたようなセリフ回しをしているが、今はツッコむ気力もなかった。

やつも進化しているということか……。

勝者と敗者、ハッキリと明確な差が出来ていた。


「うふふ、面白いわね」

オオモト様がトランプを口に当てて微笑んでいた。
その優雅な振る舞いはさながら着物を纏った淑女の様で、あまりにも絵になっていた。

その一言はリンに更なる追い打ちをかける。
リンはぐぬぬと歯ぎしりした。


「ごめんなさい、そういう意味ではないのよ」


眉根を下げたオオモト様が自身の言葉を訂正する。


「本当に楽しいのよ。あなた達二人と遊ぶのは。今までこんな事はなかったの」

「オオモト様っ……」

なでしこが少し心配そうにつぶやく。

「ここにはあなた達以外にも様々な人が来たの。皆、悩みや疑問、相談などわたしと話はしてくれるのよ。もちろん蛍も燐も。でも一緒に遊ぼうと言ってくれたひとは誰も居なかった」

寂しそうな瞳を湛えながらオオモト様はテーブルに置いていた毬を手に取る。
色とりどりの糸で縫い合わされた手毬は綺麗な幾何学模様を描き出していた。


「この毬も、ある人から頂いたものなの。貰ったときは本当に嬉しかったわ。けれどその人は居なくなってしまった。わたしは一人で毬を付いていたわ、ずっとたった一人で」


なでしことリンは何も言えなかった。

ただオオモト様の手の中の毬を見つめていた。
綺麗な模様の手毬は、汚れも解れもない、まるで持ち主の心を表しているかのように優美だった。

オオモト様はおもむろに手にした毬を上へと放りなげた。

白い家の中で色鮮やかな毬が宙を踊って、様々な顔を見せる。
天井まで付くかと思ったが、やがて引かれるようにオオモト様の手の中へと還っていく。

その繰り返しだった。

その画一的(かくいつてき)な動きは、それしか遊びをしらないのではと思うほどに自然で、優雅な動きにも見えた。

すべての存在と時間を忘れたかのようにオオモト様は一人、手毬で遊んでいた。





Beautiful Girls

無造作に床に転がっている手毬。

二人はもうここには居ない、少女達の姿も声も荷物さえも消えてしまっていた。

 

 

少女達の行先……それは。

 

 

オオモト様は一人、ため息をついた。

 

転がった毬を拾い上げようと手を伸ばす、すると自分の胸の内が暖かいことに気づいた。

 

 

「みんなで、キャンプ……」

 

 

最後に交わした言葉を誰ともなく反芻してみる。

 

面白い子達だった、燐と蛍とはまた違った、無邪気で素直、それでいて恐れを知らぬ二人の少女。

 

少しの傷どころかその傷さえも気に留めないほど、見かけ以上に逞しい二人だった。

 

ほんの少し前のことを思い返してみる。

口角が自然と伸びて笑みの形を作っていた。

 

…………

 

………

 

……

 

 

 

 

 

 

白壁の部屋の中で毬はくるくると優雅に空中で踊っていた。

 

リンとなでしこ、そして手毬を投げているオオモト様も宙を舞う毬に視線を注ぐ。

 

様々な糸でかがられた幾何学模様の毬、その複雑な糸の絡み合いは、数奇な運命を物語るかのようで。

 

 

三人共、何かに魅入られたようにただ一点、毬だけを見つめていた。

 

 

 

「こうやって一人で毬と戯れていたわ。だってそれしか知らなかったの。一緒に毬を付いてくれる人はいなかった」

 

オオモト様は手の中へ戻ってきた手毬に視線を落とす。

少し寂しそうに、諦めきったような憂いのある表情、この人はどれだけここで一人でいたのだろう。

 

時を止めたように粛然なこの世界では、時間という概念が一切感じられない、その意味さえないほどに。

 

 

 

 

「あのー」

 

なでしこがおずおずと手を上げる。

 

「ここって映画のセットなんですか? いつの間にかここに来ちゃってて良く分からないんですけどっ」

 

照れたように頭を掻く。

なでしこがやたらとくつろいでいたのは、この世界がテーマパーク的なものとして感じていたせいでもあった。

 

それは夜の小平口に比べると真逆の()()()の世界だったのだから無理もなかった。

 

 

「ここは……想いや願いによって作られた世界なの。そういう意味では人工的なのかもしれないわね」

 

 

「……? 人の想いや願いで駅や線路が出来てるんですか?」

 

思わずリンは聞き返してしまう。

そんなことが出来るのはそれこそ夢の中だけだ、現実ではありえない。

 

 

「出来る、ではないわね。出来てしまったのよ。色んな想いを、それこそ綯い交ぜにしてね」

 

 

「そんなこと……」

 

にわかには信じられない。

人がモノを作る為には材料や仕様書、道具などがあって初めて出来るものだ。

想像だけでモノが形作るなんてことは、常識じゃ考えられない。

 

 

 

……常識では到底計り知れない世界だけれど。

 

 

 

「あっ! じゃあキャンプで何か必要なものがあったら想像すればいいんだねっ。だったら荷物少なくて便利だねぃ」

 

 

オオモト様の不思議な理屈になでしこは無邪気に喜んだ。

 

そんなことが出来たらむしろ怖い、それに多分……それは。

 

 

 

「あの、それってこの世界だけの特別ルール的なものなんですか?」

 

 

「……そうね」

 

ポツリと呟くオオモト様。

含みをはらんでそうな気がしたが、特に気に留めなかった。

 

 

「なぁんだぁ、残念だねぃ」

 

 

何やら残念そうにため息をつくなでしこ。

人の考えや想いだけで何でも出来ることの方が恐ろしいのに。

 

 

「この世界は人の想いがとても強く働く場所なの。それこそがこの世界のすべてと言ってもいいわね」

 

 

「じゃあじゃあ、何か食べたいって思えば美味しそうな料理が出てきたり、家に帰りたいって思えば帰れるってことなんですか?!」

 

なでしこがソファーから身を乗り出して聞いてくる。

その瞳は疑うことなく不思議な力への希望に満ち溢れていた。

 

 

「そうよ」

 

 

オオモト様は短く答えた。

嘘を言っている感じには見えないが、夢に近い世界だから何でもありってこと?

 

リンは腕を組んで考え込んでしまう。

 

 

「本当! ねぇねぇ、リンちゃん。何かリクエストある? 私、身延まんじゅう食べたいなぁ」

 

「なでしこ、落ち着け」

 

 

なでしこはリンの肩を掴んで、うずうずしていた。

漫画のような夢を叶えられると知って、試してみたくて仕方ないのだろう。

 

まあ、その気持ちは分からないでもない。

 

 

でもその前に聞いておきたいことがあったので、興奮しているなでしこをとりあえず落ち着かせる。

 

 

「あの……何かを叶えるには対価が必要だと思うんです。その、願いと引き換えに何かを失うってことはないんですか?」

 

リスクにはリターンがつきものである。

現実世界では何か欲しければ相応の額を支払うのは当たり前だった。

 

こんな異世界のような場所で一方的に良い思いをするなんてことはないはず。

下手をすると取り返しのつかないことになり兼ねないそんな気がしていた。

 

それにリンは最近それを身を持って実感していたのだ。

 

 

──志摩リンは最近原付の免許を取ったおかげで今まで以上にキャンプが楽しくなっていた。

 

それまで(自転車)と違って行動範囲が大幅に増え、これまで行きたくとも行けなかったキャンプ地や観光スポットにも行けるようになった。

ガソリンさえあれば何処までも行けそうなほどに、今や自身の第二の足となっていた。

 

だが同時にリスクを負う事にもなる。

原付バイクは公道では割と中途半端な存在で、歩行者、自転車はもとより、車に気を遣う場面が特に多かった。

 

そして何より事故が怖い。

原付バイクはその手軽さもあって油断しやすいし、自動車と走行レーンの為、巻き込まれ等による重大事故に遭いやすい存在だった。

 

これまでどこかまったりと生活してきた中で突然の命を失いかねない恐怖。

 

原付程度と思うが、アウトドアで危険な目に遭うよりもずっと身近で重大な危険があった。

 

 

修羅場というには仰々し過ぎるけれど、リンにはこの世界がそれほど安全とは思っていなかった。

 

 

 

「例えば、今ここでお饅頭を出したとするわね。それを食べた時あなたはどんな気持ちになるのかしら」

 

オオモト様は白い手のひらを差し出した、そこにはまんじゅうの代わりに毬が乗せられている。

 

代わりにしては大きすぎる、けど……オオモト様って見かけによらずお茶目なところもあるのかな。

 

 

「身延まんじゅうは美味しいからねぇ~。もう天にも昇る幸せな気分になっちゃうよぉ~。その毬ぐらい大きいのも食べてみたいなぁ~」

 

 

饅頭を口に頬張ったことを想像して幸福そうな顔をみせるなでしこ。

オオモト様の手にしている毬ぐらいのサイズでも、なでしこなら平気で食べられそうではあった。

 

 

「ふふふ、そうね。美味しいものを食べたら幸せな気分になるのは当然ね。食欲は人間の三大欲求だものね」

 

少し楽しそうに笑うと、オオモト様は掌の毬に目線を合わせて言葉を続ける。

 

「でも、その幸福さと引き換えに何かが不幸になるとしたらどうかしら? 例えばあなた達の身近な人に何らかの不幸が見舞われたとしたら……」

 

 

「えっ、そんなのダメっ! それならお饅頭いらないもん!」

 

 

興奮したなでしこはつい唇を震わせてしまっていた。

 

 

「ごめんなさい、脅かすつもりはないのよ。でも……」

 

 

オオモト様はなでしこに謝罪すると窓の外を見ながら言葉を続ける。

 

 

「世界はそういう構造になっているのよ、良いも悪いもバランスを保っている。良くないことがあるからこそ、そういう、幸せを実感できるのではないのかしら?」

 

 

「……」

 

なでしこもリンも黙ってオオモト様の言葉に耳を傾ける。

 

 

「この町は幸運だけを求めてしまった。その結果、歪みが起きてしまったの。そのせいで夜が終わらなかったり、顔のない人々の存在、すなわち不条理が出てしまったのね」

 

 

「……そんな事って実際にありえるんですか」

 

眉をひそめてリンは恐る恐る尋ね返す。

オカルトの類はそこまで嫌いでもないけれど、幸運と歪みの関係が何も分からない。

 

リスクとリターンだとしても代償があまりに大きい気がする。

 

 

「あなた達も遭遇したのでしょう、日常ではありえないことの数々を。あなた達がこの町で体験したことは幸運を求めた人の歪みが生み出したもの。それが”偶然”起こっただけなのよ」

 

 

「偶然……ですか……」

 

 

リンはやはり困ってしまった。

脳はまるで理解出来ていないのに、情報として理解しないといけなくなってくる。

 

 

 

「リンちゃん~、私に分かりやすく教えてよぉぉ~」

 

 

ジャージの袖を掴んでなでしこが泣きそうな目で縋りついてくる。

リンはそれに困った顔で返すことしかできない。

分からないものを教えることなど出来るはずもなかった。

 

 

 

「でも、幸せを求めただけでこんな事になるんですか? なんか極端すぎて、その……」

 

 

今のリンにはこの程度の質問しか出来なかった。

情報量が多すぎて頭が上手く回転してくれない。

理解が追いつかないことがこんなにストレスフルになるなんて。

 

 

「この町には強い力が働いていた。幸運を引き寄せる強い力があったのよ」

 

 

「強い……ちから?」

 

 

人差し指を顎に当てて、なでしこが口をへの字に引き結んで首を傾げた。

 

幸運を呼ぶものとしてなでしこが想像したのは巨大な青い鳥だった。

 

やたらと巨大だが愛くるしい姿を想像して、少し心が暖かくなる。

でも、そんな彫像っぽいのとか小平口町にあったっけ?

オオモト様の言葉は理解出来なかったので、なでしこの心は完全にそっちに向いていた。

 

 

 

「でも強い力はその反動も大きかった。強い薬は即効性もあって効果も高いでしょ。でもその分、副作用も出てしまうわ。それと同じように町にも少しづつだけど歪みが溜まっていったの」

 

 

「それが溜まり続けたから? 小平口町はああなったんですか?」

 

 

「ええ、そうよ」

 

かなりショッキングなことなのにオオモト様はあっさりと答える。

 

リンは終始苦笑いのままだった。

 

(う~ん、納得したようなしないような……でもこの人は原因が分かっているみたいだし)

 

 

 

「えっと、すみません」

 

小さく手をあげてリンがオオモト様に向き直る。

なんとなく面接をしているような気になっていた。

 

 

「その、小平口町を元に戻す方法ってあるんですか? オオモト様の説明だとそうしないと私たちって戻れない気がするんですけど……」

 

 

「そうでもないのよ。だってあなた達二人は別の切符を持っているから」

 

 

「え、きっぷ? 別の……??」

 

なでしこはジャージのあらゆるポケットに手を突っ込んでみるが、どこを漁っても何も出てきやしなかった。

リンもつられてポケットに手を伸ばすが、それっぽいものは何も持っていない。

 

オオモト様にからかわれた訳でもない──みたいだが。

 

 

困惑した二人は思わずオオモト様の顔を見つめる。

……微笑みを返すだけでそれ以上何も言ってくれなかった。

 

 

 

 

外の静けさが部屋の中にも入り込んでいた。

 

 

 

なでしこもリンも心の中はもやもやとした気持ちが渦巻いていたが、もうこれ以上何を聞いたらいいのか分からない。

 

 

オオモト様もただじっとこちらを見つめているだけで、これ以上話を振ってくれそうになかった。

 

 

「あっ! えっとぉ!」

 

沈黙に耐え切れなかったのか、なでしこが何かに打たれたように急に立ち上がった。

 

 

「こ、ここで待ってればそのうち蛍ちゃん達も来るんじゃないかな? どうかなぁリンちゃんっ!」

 

「あ、そ、そうだな。ここで待ってればくるかも」

 

 

なでしこの緊張感が伝わってきて、リンも上擦った声をあげてしまう。

そのせいか、ワザとらしい会話になってしまった。

 

 

「あなた達はもうすぐ元の場所に戻されるわ。ここに長くいることは出来ないのよ」

 

「そ、そうですかっ」

 

 

突然話しかけられたので、びくっと身を震わせてしまう。

オオモト様に怒られたわけでもないのだが。

 

 

「戻るって……?」

 

 

「どこに戻るのかはあなた達次第よ。もっとも、もうこの町に留まるのは止めたほうがいいけれど」

 

 

その言葉からリンとなでしこは部外者なんだと思った。

でも、燐と蛍は小平口町がこうなったことに何か関わっているんだろうか。

 

思考は新たな疑問でぐるぐるとループしまくっている。

 

このまま何も知らぬまま帰っていいはずはないけれど、私たちに何が出来るんだろう。

 

 

 

「私たちが願えば元の世界に戻れるかもしれないんですよね」

 

 

「ええ」

 

 

「じゃあ私たちが燐ちゃん、蛍ちゃんの傍に戻りたいって願ったら戻れるんですか?」

 

リンは幾分緊張した声でそう訊ねた。

 

 

「あの子達の傍に戻りたいの?」

 

 

「うん。だってもう二人は野クルのメンバーなんだから一緒に居たいんだっ。それに友達が困ってるなら助けてあげないとねぃ」

 

リンの代わりになでしこが答える。

すっかり野クルの一員になっていることにはもう気にしなかった。

 

そしてリンもなでしこと同じ気持ちだった。

 

 

「そうだね、なでしこの言う通り、私たちはもう友達なんだ。だから四人一緒にこの世界から出なくちゃ意味がない」

 

 

「そう……」

 

一言だけ呟いてオオモト様は手にした鞠に視線をおとす。

哀しそうに眉根を下げるが、二人の気持ちに揺らぎはなかった。

 

 

「あの、切符ってあそこのホームで売ってるんですか? 二人の分も買っておいたほうが良いみたいですし」

 

 

「リンちゃん! 私、ちょっと行って買ってくるよっ!」

 

 

いつの間にか財布を手にしているなでしこがプラットフォームを指差していた。

 

リンがなでしこに頼もうとする前に──。

 

 

「お待ちなさいな」

 

 

今まさに駆け出して行こうとするなでしこをオオモト様の柔らかい声が呼び止めた。

 

 

「もう切符は必要ないわ」

 

 

「えっ、でも……」

 

呼び止められて困惑するなでしこ。

その焦った気持ちを表すかのように体をもじもじとさせていた。

 

 

「ここからはあなた達の足で歩くしかないわ。四人で出るというのはそういうことよ」

 

 

「歩く……か」

 

 

言われてリンは自分の足を見つめてみる。

ずっと同じジャージだったので大分汚れているが、歩くのには支障はない。

 

 

「振り返らずに前だけ見て進みなさい。あなた達に出来るのはそれだけよ」

 

 

そう言ってオオモト様は立ち上り何処かへ行こうとしていた。

長い髪をふわりと棚引かせて、奥の部屋への扉を開けようとする。

 

 

「あの……」

 

 

「……」

 

 

「わがまま言ったみたいですみません。でも助かりました。有難うございます」

 

リンはその後姿に静かに声を掛け、丁寧に頭を下げてお礼を言った。

 

その様子から日ごろからの器量の良さが伺えた。

 

 

「オオモト様っ!」

 

対照的になでしこは元気な声をオオモト様にかける。

 

 

「私たち野外活動サークルは皆でキャンプやってるんです。よかったら今度一緒にどうですかっ?」

 

なでしこは無邪気にオオモト様を誘ってみた。

あの時のリンを誘ったときの様に、無邪気な笑顔を向けて。

 

 

「わたしが、キャンプ……?」

 

 

予想だにしてなかった言葉だったのかオオモト様は足を止めてこちらを振り返った。

 

 

「はい! 皆でキャンプするのすっごく楽しいですよっ!」

 

 

「うん。みんなでキャンプもたまには良いもんだよね」

 

 

その意見にリンも多少は同意を示す。

 

 

「もー、リンちゃん素直じゃないー。家に戻ったらすぐにでもソロキャンに行くつもりでしょー」

 

 

「そ、そんなことは考えてないぞ……多分」

 

 

図星を刺されたのかリンは驚いたように身じろいでしまう。

みんなで色んな場所に行ったが、結局ソロが自分のスタイルにあっていた。

 

 

「ふふっ、この世界から出た先の未来を考えているのね」

 

 

「あー、はい。早計ですよね」

 

リンは何となく恥ずかしかった。

私もわりと欲望が強いのかもしれない。

 

 

「それでいいのよ。目的があるから前に進むことが出来る。それは未来への欲望があるから」

 

 

()()()()()() ()はとても綺麗な存在。だからもうこれ以上傷つくことはないわ。すべてを捨てて逃げなさい」

 

 

「そう過去の(しがらみ)も何もかも。ここでの事も忘れて、すべて捨て去るの。そうすれば道が見えるかもしれない」

 

 

オオモト様は話続けた。

まるでもう言葉を忘れても良いぐらいに私たちに語り続けていた。

 

 

「燐と蛍にもそう伝えてほしいの。わたしが出来ることはもうそれだけだから」

 

 

「オオモト様……?」

 

 

オオモト様の言い方に僅かな違和感を感じたが、それに対して疑問は呈しなかった。

 

 

「あなた達が行きたい場所を心の奥で強く思い描いてみて。そこが本当に行きたい場所よ」

 

リンとなでしこはその言葉に強く頷いた。

二人は荷物を手に取って出発の支度をする。

 

ここに居たのは極わずかだったけれど、とてもリラックス出来た気がする。

走り回った疲れもいつの間にか取れていた。

 

 

「リンちゃん」

 

 

なでしこがおもむろに手を握ってきた。

突然の事だったのでリンは少し戸惑ってしまう、でも視線はなでしこを捉えたままだった。

 

 

「うん」

 

 

それ以上、何も言わなくても分かった。

想いを、手を重ね合わせないと全てがばらばらになりそうだったから。

だから手を繋いできたんだ。

 

 

「オオモト様っ! 蛍ちゃん燐ちゃんと一緒にみんなでキャンプやりましょう! 色々面倒な事もあるけどすっごく楽しいですよっ!」

 

 

なでしこは満面の笑みを湛えながら手を振った。

リンも何とはなく手を振って置いた。

 

 

オオモト様は少し困ったように微笑み返すだけだった。

 

二人はお互いに向き直ると、両手を取って心の中にあの場所を思い描く。

 

 

行きたい場所。

行かなくちゃならない場所。

 

 

はっきりとしたビジョンは見えないけど、感覚だけでそれを探り出す。

閉じた瞳の奥に二人の少女の影を垣間見た気がした。

 

 

ふいに瞼の裏側が白い光を感じだした。

ここに来た時と同じようなまばゆい光。

 

そうか、この青いドアの家に呼んだのは……。

 

意識が白い光に包まれる瞬間、頭の上に毬が落ちてきて、それと同時に二人の姿は消えていた。

 

 

 

残ったのは床に転がった鮮やかな模様の毬と、そこに佇む黒髪の女性だけだった。

 

 

 

 

 

…………

 

………

 

……

 

 

蛍はまた後ろを振り返ってしまった。

 

もう気にしないつもりだったのに、それが余計に気にさせていたのだろうか。

無意識のうちに横目で背後の道を伺ってしまう。

 

やっぱりあれは気のせいだったとしても、それでもどこか期待があるのかもしれない。

 

 

「ねぇ、蛍ちゃん。ちょっとだけ休憩しよっか?」

 

 

前を行く燐が苦笑しながら駆け寄ってくる。

 

 

「えっ、どうして」

 

「なんだか疲れてるみたいだし。それに」

 

隣に並ぶ燐、そっと手を取ってくれた。

暖かく柔らかい燐の手、その優しさに包まれているようで蛍は安心する。

 

「……」

 

 

「わたしも気になっちゃうんだよね。未練がましいかな」

 

 

「……そんなこと、ないよ」

 

 

二人は並んで来た道を再度振り返る。

追ってくるものはやはり誰も居ない、遥か頭上の雨音が静かにそれを告げているようだった。

 

 

とても長い緑のトンネル、もうかなり歩いているはずなのに一向に出口は見えてこない。

 

県境までかなりの距離はあるけれど、それでも終わりが見えてきてもいいはずだった。

そこは出口か、あるいはただの行き止まりなのか。

 

そのどちらにせよ、何かを期待せざる負えない。

それほどまでに代り映えしなかった場所だったから。

 

「やっぱり追ってこないね」

 

「うん。だとしたらちゃんとここから出られたのかもね」

 

 

二人の願い、それは自分たちが小平口町から出ること。

そしてあの他県からきた二人も小平口町から出ること。

どちらか一つは達成しておきたかった。

 

だからあの二人(なでしことリン)だけでも出れたのは良かったと思う。

 

 

 

「じゃあわたしたちが戻ってみる?」

 

「それは……多分無理だと思う」

 

もしあっちの道が出口に通ずるのならば戻るのもありだと蛍は考えていた。

 

 

けれど燐はそれに首を横に振った。

別に否定したいわけでもないけれど、この世界はもうわたしたちの選択の余地はない気がしていたのだ。

 

「そうだね……戻っても、戻らなくてもきっと同じだもんね」

 

「そーゆーことだよね。行先は変わらないんだよね多分……」

 

 

諦めているわけじゃない、でも後戻りも出来ない。

それはこの世界になってから何処かで考えていたことだった。

 

燐も蛍もこの狂ってしまった世界で何かをする必要があった。

それは漠然としていて形を成さないが、対峙や決着の類だとは思っていた。

 

 

逃げ出したいけど逃げられない。

あのヒヒのようにどこまでもどこまでも追ってくる。

 

暗い感情が頭を擡げそうになり、燐は涙が零れそうになるのをぐっと堪えた。

 

 

「それなら行こうか。()()()()()()()()()()

 

「うん……でも、蛍ちゃん……」

 

「わたしは燐と一緒に行くよ。ずっと、ずっと、だよ」

 

蛍はこの傷だらけの親友を何としても助けてあげたかった。

でもそれは難しいのかもしれない、だったらせめて一緒に、ずっと一緒に……。

 

 

「そっか、わたしも蛍ちゃんと一緒にだよ」

 

 

蛍と燐は固く手を握り合って歩き出した。

今の二人には前も後ろも、夜も昼も関係ない。

 

行くべきところは一つだけだった。

 

それが分かったから、進むべき方向に進むのだ。

多分、待っているはず、何かがかならずあるはずだから。

 

 

 

(えっ……!)

 

何かがいた。

道を塞ぐようにそれは立っていたのだ。

二人の行く先を拒むように立っている二つの影。

 

だがそれはとても良く知っている少女達だった。

 

 

「ばきゅーん! ここから先は通さないよん!」

 

「待ってたよ」

 

 

片手を拳銃の形にして仁王立ちする元気な少女と。

それをなるべく目線に入れないようにして、こちらに小さく手をふる小柄な少女。

 

 

「なでしこちゃん、リンちゃん……でもどうして? だって」

 

「後ろからじゃなくて、わたしたちより前にいるなんて……?」

 

 

蛍も燐も驚きを隠せなかった。

あの時別れ、そして追ってこなかった少女達が目の前にいたのだから。

 

 

「それは秘密ですっ!!」

 

 

「なんでだよ」

 

たまらずツッコミを入れるリン。

こほんと軽く咳ばらいをすると、ことの経緯を話し始めた。

 

 

「私たち、青いドアの家の世界に行ったんだ。そして……オオモト様に、合ってきた……」

 

 

 

”青いドアの家”。

 

 

蛍は何となくそんな気はしていたのだが、実際に自分達以外の人が行ったことには少し動揺していた。

だからといって特別扱いを受けていると思ってたわけではないけれど。

 

 

燐は……もう一人あそこに行った人がいることを漠然と理解していたので、蛍ほどは動揺していなかった。

 

でも、青いドアの家に行ったのなら、なんで二人はここに居るんだろう。

それだけは理解出来なかった。

 

 

 

「それでね三人でトランプしたら今度はリンちゃんが負けちゃったんだよ~!」

 

「ま、まだ負けてないっ」

 

あの勝負は途中で有耶無耶になってしまって決着はついていなかった。

もっともジョーカーを引かされた時点ではリンは気持ちの上では負けていたのだけれど。

 

 

「なんか楽しそうな情景が見えてきそうだね」

 

 

「ほんと。わたしたちも参加したかったなー」

 

 

蛍と燐は口を揃えてくすくすと笑っていた。

あどけない笑い声に、リンは恥ずかしさよりも二人に微笑ましいものを感じていた。

 

そしてその様子に安堵する。

まだこの二人は絶望していないんだ、だったらきっと……間に合うはず。

 

 

「私たち四人で帰りたいって願ったらここに居たんだっ。だから帰ろうよみんな一緒に!」

 

「なでしこちゃん……でも、いいの?」

 

 

蛍は戸惑った表情で呟いた。

オオモト様の導きがあればきっと出ることが出来たはずなのに。

 

 

「うん。私たち間違ってないよね、リンちゃん!」

 

「ああ、こっちが正解の道だよ。間違いなく」

 

 

根拠はなかった、でも正解もない。

それは自分たちの足で見つけるものなんだ、だから間違いないはず。

 

 

「そっか……じゃあまた進むしかないよね、四人で」

 

燐はそっと呟いた。

 

 

 

二人が四人になって、一度別れた。

 

でもまた四人に戻ってしまったのだ、これは運命なのかそれともたんなる偶然なのか。

それを決めるものなどいない。

 

 

廃線跡に出来た緑のトンネルの中を談笑しながら歩く四人の少女。

それは少し前と同じようで、少し違っていた。

 

終わりはあるのかもしれないが、終わる必要性もなかった。

 

だってここには友達だけ、大切な友達だけしかいなかったから。

だからこのままずっと、ずっと一緒でも良かったんだ。

 

 

 

…………

 

………

 

……

 

 

「こーゆーの、”ごえつどーしゅー”って言うんだよねっ?」

 

得意げな様子のなでしこが自信満々に聞いてくる。

 

 

「何か違くないか」

 

 

「うん。違うよね」

 

冷静なツッコミをいれるリン、蛍もそれに続いた。

 

 

「なでしこちゃん、それを言うなら雨降って地固まる、だよ」

 

少し困った顔で燐が訂正する。

 

「えー」

 

「えー」

 

「あっ! 蛍ちゃんまた、えーって言ったぁ。リンちゃんも! わたし間違ってないもんっ!」

 

総ツッコミをもらうとは思わなかったので、燐は両手を上げて憤懣やるかたないといった仕草をみせる。

 

 

「なでしこちゃんなら分かってくれるよね、ね?」

 

藁にも縋る気持ちでなでしこに問いかける。

 

 

「……ええーーっ!」

 

「もー、なでしこちゃんには言われたくないー!」

 

 

少女達の無邪気な笑い声。

 

それはこの世界で唯一の生きている音だった。

 

 

 

 







風呂でのぼせてまた少し体調が悪くなったりと、最近免疫力がガタ落ちな気がするなあ……運動量が足りないのかもしれないけど、面倒ですねぇー。



☆青い空のカミュ 体験版。

もうそろそろ話も終わりそうなので、改めて体験版をプレイしてみました。
今回の話、結構長い期間書いているのですっかり忘れてしまってたのですが、一応、体験版√なんですよねー。

で、実は体験版プレイするの今回で2回目です。最初にプレイしたのは……製品版クリア直後という結構珍しいケースかもです。

本編の全部のCGを埋めても、切ない気持ちが止まらなかったので藁にも縋る気持ちで初めて体験版をプレイしたんですよーーー! 
でも……欲しかった答えが得られなかったので結構凹みましたねー。こんな事なら製品版をまたやればよかったんだーーって。
結局それ以来やってませんでした。

それで、今回実に一年ぶりぐらいに体験版を再プレイしてみましたよー。
散々体験版やってみれば~って書いてきたのに、肝心の自分が全然やってなかったわけなんですよーーなんと無責任な事かーー。

改めてプレイしなおしてみますと、こんなセリフあったっけ? とか演出ちょっと違うなーとか色々別の発見があって結構新鮮な気持ちになってきちゃったり。
特に前半部分、電車内から初めての選択肢が出る間のテキストやボイスの演技の感じが製品版とかなり違っていたことに今更ながら驚いてしまいました。
相当頑張って推敲なりリテイクしたりしたんだろうなあ……クリエイター様、アクター様の苦労が偲ばれます。

それに結構がっつりネタバレしてる気がするような……あと、やっぱりボリュームありますねー軽い気持ちでやったら割と時間かかっちゃいました。

ゲーム発売前には体験版を何週もした人もいたのかもしれないですね。
断片的な情報だけであれこれ予想してストーリーを考えるのは割と楽しいですし。
私は製品版から知った口ですから、ゲーム発売前のワクドキ感を体験できなかったのがとても残念です。

まあその分今、こうして好きな作品の小説書いたりして未だに楽しんでるんですけどねー。

製品版は、切なくて悲しいし、長いよーっていう人は体験版でダイジェストプレイもいいものですよー。
そしてまた製品版をプレイする。そうすると、青い空カミュの違った魅力が見えるかもしれないです。
それに一度製品版をクリアするとタイトルが変化したままになるので、変化前のタイトルを見直すことが出来るのも体験版の良い所です。
OPムービーも製品版と全然違うものなので一度見てみると良いかもです。

でも、やっぱり体験版だけじゃなくて本編もプレイしてもらいたいです。
私は勘違いをしていたみたいで、本編の一部を体験版でプレイできるものだと思っていました。でも改めてやると完成度が全然違います。
テキストもボイスもシナリオも別物と思えるほどの出来になっていますので、出来れば本編である青い空のカミュ製品版をプレイしてもらいたいですねー。
もうすぐセールも終わっちゃいますけど、多分またセールが来るのではと思ってます。その時にでも是非、ご一考してみてくださいませ。


ではではー。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。