EDENS ZERO GRAVITY   作:十握剣

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めちゃくちゃ亀更新!
全然更新せず申し訳ない!
まぁ見ている人が少ないし、ハーメルンのエデンズゼロ二次小説少ないから読んでる人も少ないかな?
でも読んで下さっている人もいる訳だし、絶賛連載中のエデンズゼロと共に楽しんでほしいとも思っている私です!
私の脳内空想小説是非読んでいってください!

妄想が暴想し爆想する物語をどうぞ。


第2話「不確定な未来、魔王の兄」

 

「……なんでそんな怪しいのをエデンズゼロに連れてきてんだシキ!」

 

 そう叫ぶのは、この広大な宇宙を闊歩するには少し怪しまれるような特徴の(ふね)、宇宙戦艦《エデンズゼロ》の医療専門女性アンドロイド、シスター・イヴリィが不良(ヤンキー)の如く睨んでくる。

 

「魔王様には兄君がいらっしゃったのですか?」

 

 そして同時に聞いてきたのは、魔女の衣装を着込んだエデンズゼロ管理者の女性アンドロイド、ウィッチ・リグレットだった。

 全くと言って信用されていないシキの兄を自称する青年、キセツはポリポリと頬を擦る。当たり前の反応だった。キセツという名前も今日から名乗り始めているし、説明が大変そうだ。

 

『《時詠みシャオメイ》の用心棒としてずっと戦いに明け暮れていたキセツという青年』

 

 それだけを告げて、シキたちの前に現れたキセツだったのだが、とうのシキ本人は、

 

「俺に家族いたのかー! やべぇー! 知らなかったー!」

「「「信じるのかー!!??」」」

 

 レベッカ、ハッピー、ワイズと三人の仲間も驚き、ホムラはキセツが持っている棒に興味を抱いていた。

 とりあえず怪しさ抜群だが、《重力》のエーテルギア、《改造》のエーテルギア、《剣》のエーテルギアを持つ人間が三人もいることだし大丈夫か、と安直に連れてきた次第。

 

「……というよりも……魔王(シキ)様に似すぎておりますね。あと数年経った魔王様が成長したような……」

「……というより、これ……」

 

 (ふね)の解析システムを使い、キセツの身体構造をチェックするツインテールが似合う少女然としたアンドロイド、ハーミット・ミオがキセツの外部の情報をシキと照らし合わせていくと、驚くべきものが沢山出てきた。

 

「……()()()()()()じゃない……」

「……?……兄弟ならそうなんじゃないの?」

 

 レベッカが疑問におもっているとハーミットが説明する。

 

「……この(ふね)に乗船させるために、このキセツって男の唾液から分析して遺伝子レベルまで調べたら、均一レベル……いいえ、ほぼ同じ……」

 

 何かを予想したのか、ハーミットは少し震えている。

 それを心配するシキたちだが、ウィッチとシスターも『まさか』と神妙な顔になる。

 言い出し辛い内容を、キセツから発せられる。

 

「まぁ兄弟というのは比喩だな。俺はなシキ、お前の《クローン》だ」

「「「えーー!!?」」」

 

 この言葉に知っている者と知らない者で分けられていた。勿論シキは知らないでいる。

 

「クローンってなんだ?」

「詳細に話すと長くなりますが、魔王様の細胞を使い新たに産まれたが、もう一人の魔王様ということになります」

「俺は母親がお腹を痛めて生まれてきてないってことさ。鉄の胎内で育って、赤ん坊じゃない時に外に出た」

 

 黒い気の棒のようなもので、まるで体を支える杖のようにして近くの椅子にへと勝手に座る。

 

「おまけに今の最先端では珍しい時代のクローン技術で造られたことで色々と体に不備があってなぁ、足腰に力入らないぜ。この杖が無ぇと立つのもやっとさ」

 

 ふう、と言いながら喋る青年姿のシキに周囲は様々な思惑が浮かんでくるが、それを晴らす為にキセツは話す。

 

「このエデンズゼロの持ち主だった、ジギーによって造り出されたんだよ、俺は」

「じいちゃんに!?」

(先代……魔王ジギー様が?)

 

 このエデンズゼロにずっと居たであろうウィッチに取って寝耳に水だった。それもこれもジギーと旅に出た外宇宙のメモリーが破損、というより消去されてしまっているからだった。

 

「生まれたのもこのエデンズゼロさ。だから里帰りというべきか、とにかく久しぶりに帰ってきた」

「エデンズゼロで生まれただと!?」

「オイオイ、マジかよ。50年も進んだらクローン技術なんて当たり前に世に出されてるのか? 俺ん時の時代じゃ動物やらでしかやってなかったぞ」

「い、今の時代だって、医療関連でしか利用されていないはず……だけど、ハハハ……私の知らないところではあるのかな」

「医療が発達している星ではやってるのかなぁ。ともかく聞いたことないね」

 

 キセツの言葉にシスターが驚き、ワイズは己の居た星から出たことと、時喰(ときは)みにより時間を喰われたことで過去から未来に渡った時代錯誤に驚嘆し、レベッカとハッピーは見知らぬ最先端医療事情に戦慄している。

 しかし問題はそこだけではなかった。

 

「つ、つまり貴方は私たちを知っていると?」

 

 ウィッチが訪ねれば、キセツは笑顔で頷く。

 

「知っている。俺からしたら魔王四煌星はママたちだ。忘れてしまっているのはショックだったけど、今の元気な姿を見れて嬉しいよ」

 

 キセツの少し寂しげな笑顔に、何か胸に異常な痛みを探知したウィッチやシスター、そしてハーミットは悲しい気持ちになった。

 

「ジギーによって造り出された、そして成長して生まれてきた俺にこう言ってきた、『シキを守る兄貴になってくれ』と」

 

 視線をシキに向けて、そう言い放つキセツに確かに他人の気がしないシキは自分に似た青年を見る。

 とにかくシキに頭にあるのは難しい感情などではなく、純粋な気持ち。

 

「俺に、兄ちゃんが……」

 

 グランベルと呼ばれるロボットしか居ない世界で、ただ一人生きてきたシキにとって、『家族』と呼べるもの。

 

「俺に!! 兄ちゃんが!!!」

 

 満面な笑顔でレベッカやワイズにそう騒ぎ出すシキ。

 

「いや正確にはお前のクローンで……」

「シッ!……別にシキにとって関係ないのよ。嬉しくて

しょうがないって顔してるもん」

 

「あ、兄貴(あにき)(にい)ちゃん!」

「どちらかにしろよ」

 

 笑うキセツにシキも笑顔になる。

 それを見てるだけで、兄弟に見える不思議な光景だった。

 

「お祝いだぁーー!」

「それも良いが、ヴァルキリーのことも忘れないでほしいゆえ!」

 

 予想外の人物の登場に、目的であった魔王四煌星の最後の一人、ヴァルキリーの居場所を忘れるところだった。

 

「おう! 次の星はサン・ジュエルにいくぞ!」

 

 これは時詠みシャオメイも詠みきることが出来るか不確定な未来。

 シキとキセツが出会ったことで、変化する未来。

 新たな明日に向かう一歩だった。




 
感想やコメントをお持ちしております!

エデンズゼロ着々と進んでいきますね、真島ヒロ先生、ゲームとかのキャラデザでも忙しいとあとがきに書かれておりましたねw
本当に大変そう。それでも休めないあの可愛くて美しくて艶かしい女の子たちを描き続ける真島先生に感謝!
今回の主人公シキも好感上がりまくりの漫画ですが、早く次の話次の話と先が気になってしょうがない!
今はエルシーとジャスティス(ジャスティン?)が早く恋人にまで発展していくんじゃないかと期待で一杯一杯でゴワスw

アニメではまだヴァルキリー探索編も始まってませんが、きっとすぐに追い付くと思うのでどんどん更新していければなと思います!
ていうか、フェアリーテイルよりすごくアニメのクオリティが上がってて見ていて興奮していますw
レベッカの動きがえろやばいw
一気に15話まで見ました、ネットフリックスで(^_^)

それでは、初めてこんなに後書き書きましたw

読んで下さった方々に感謝を……。
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