魔法士ゆかり【未完】   作:湯ノ川

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本作品は、揚げたわし様の『異世界ゆかり、始めました』をリスペクトしています!この作品がお気に召した方はそちらの方も是非覗いてみてください!
本作品は、駄文を作る事しか出来ないのにも関わらず、更新はクソザコナメクジな人が書いています。
なんだコイツおもんなって方はアドバイスを!
こいつは期待できるなって方はコメントを下さい!
出来る限りで頑張りたいと思いますのでどうかよろしくお願い致します


魔法士ゆかりとはじめての異世界
Ⅰ.ⅰ ある日静かな森の中


 ・・・・・・・・・・・・・・・い。

 

 遠くで、声がする。

 

 ・・・・・・・・・輩!

 

 あぁ、この声は・・・あかりちゃんですか・・・。

 

 ・・・・・・先輩!

 

 すいません・・・もっと、近くで言ってくれないと、分かりませんよ・・・。

 

 ・・・・・・ゆかり先輩!

 

 もう・・・どうしたのですか・・・・・・そんなに慌てて・・・。

 

「ゆかりちゃん!」

 

 赤く染った交差点。血に伏した一人の女性の傍で、泣きながら名前を呼ぶ少女が一人。少し離れたところには、警察や救急隊員が慌ただしく走り回っていた。一人の老人男性の運転する車が暴走、そして歩いていた人混みの中へと突っ込んで行った。その際、母親とはぐれた小さな女の子を助ける為に、この突然の事故に対し。たった一人だけ誰かを助ける為に行動し、それを成し遂げた人が居た。名を──。

 

「ゆかりちゃん!しっかりして!」

 

 もう、心配し過ぎですよ・・・。

 

 それにしても良かった・・・。あかりちゃんが無事で・・・・・・。

 

 少しずつ、意識が遠くへと向かっていく。

 

 駆け寄ってくる、一人の女性と先程の女の子。

 

 良かった・・・お母さんと会えたのですね・・・・・・。

 

 あぁ・・・本当に・・・良かっ・・・た・・・・・・。

 

 体が、動かない。もう、言葉すらも・・・・・・。

 

「あ・・・か・・・・・・ちゃ・・・・・・・・・」

 

「ゆ、ゆか・・・り・・・ちゃん・・・・・・?」

 

「あ・・・・・・」

 

 これが私の最後の言葉。私が紡ぐ、最後の唄。

 

「あり・・・がと・・・・・・う」

 

「そんな・・・ゆか・・・ゆかり・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぉあああああ」

 

 もう、そこからは少ししか覚えていない。泣きながら私を抱き寄せるあかりちゃん。その後ろでは、先程の女の子とお母さんが泣いてくれていた。

 

 あぁ、泣かないで?貴方は何も悪くないのだから。

 

 景色が。音が。世界が遠退いて行く。

 

 私は、死んだんですね。さて、ここからどうなるのでしょうか?

 

 景色が。音が。世界が・・・・・・・・・?

 

 え、なんですかコレ。なんで止まってるんですか?私は天国に連れていかれるんじゃないんですか?

 

 私は、この事象に似た物を見たことがある。時に燃え上がる戦闘時に。時にタイトルロゴで。時に涙流すエンディングで。つまるところ、私の天国行きは───。

 

 

 

 

 

 フリーズしたようだ。

 

 

 

 

 ってぇ!そんな訳あるかぁ!あってたまるか!

 

 えぇ、なんなんですかコレ。私、車に轢かれて死んだんですよね?なんでこんな暗闇に閉じ込められてるんですか!

 

 そうは言ってもしょうがない。見えてはいないが、キチンと手足もある。聞こえては居ないが、多分声も出ているだろう。

 

 うーん、こまりました。こんな場面でフリーズだなんて。どうしましょうか?これがゲームとかなら一度落として・・・。

 

 そんな事を考えていると、突然。強い眠気に襲われた。

 

 あぁ、これはようやく逝けるのかな?

 

 少しずつ、瞼が落ちていく。その快楽には抗えそうにもない。

 

 でも、どうせなら・・・最後に、あの新作のゲームとか、遊んでみたかったなぁ・・・・・・。

 

 こうして私は、眠りについた。おやすみ。世界。さようなら、皆さん。

 

 そこで不思議な夢を見た。知らない人と二人で話す夢。でも、どこか懐かしいような。愛おしいような。

 

 

 

 そして目が覚めると・・・・・・。

 

 私は、森の中に居た。

 

「・・・・・・な」

 

「なんでじゃあー!!!!」

 

 ある日静かな森の中。ただ一人の声が、木々の中へと染み込んで行った。




と、第一話でした!
突如として見知らぬ場所に放り出されたゆかりさんの運命とは?!
次回もよろしくお願い致します!
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