い、いや〜実はコロナウイルスにかかってしまって…
………え?不謹慎?…………と言うのは嘘で〜エイリアンに攫われて人体実験させられました。……ほ、ほんとダヨ〜
俺はアレリアに自分が前の世界の人間だったこと、上弦の陸を倒すと気づくとこの世界に
いた事を話した。
最初は俺の戯言と信じていなかった彼女も俺の真剣さが伝わったのか話終わる頃には信じてくれた。
「しかし信じられないな、十士郎殿が別の世界の人間とは…」
「そういう話を聞いたりしないのか?天むすの話だと過去にも別世界に行った人はいるらしいが………」
「確かに別世界から来た人はいる。が全て御伽話や伝説上でしか記録されてない。」
「だがまぁ、十士郎殿は嘘をついていないのは確かだ、それにしても"扉"か………」
「じゃあアレリア、この世界について教えてくれ」
「あぁ、まずこの大陸は―――」
アレリアはこの世界のことを教えてくれた。
この大陸は中央大陸と呼ばれていて確認された全ての大陸や島の中心地に位置する。
その為かこの大陸は他大陸との貿易が盛んで
民も基本的に豊かなのだと
俺はあの豚鬼について聞くと、あれはどうやら魔物と言う生物らしい詳しいことはわからないが何でも魔物とは魔大陸と呼ばれる伝説上の幻の大陸から流れてきてる化け物とのこと。奴らは基本、人間や他種族に敵対しており人里や街を襲い人間を殺しまわってるとのこと、その為に冒険者と呼ばれる魔物を狩る何でも屋や騎士団が討伐してるとのこと。
―――――――
お互い一通り話し、休憩をしていた時アレリアが神妙な顔で話しかけてきた。
「と、十士郎殿」
「なんだ、アレリア」
「あの時、オークを倒した時に使っていた剣術アレは何なのだ?とても滑らかで綺麗、水の幻も見たぞ!あんなの聞いたことも見たこともない。」
「……………」
これを言って良いのだろうか、鬼殺隊については先程の話でも軽く話した「元いた世界で密かに鬼を狩る政府非公認組織」と、だが"呼吸"については話していない、呼吸は鬼を斬るために必要な技、教えて良いのだろうか…………………… いや、別世界から来たと言う頭がイカれてると思われても仕方ない話を信じてくれたのだ、話そう。
暫く考えていると勘違いしたのかアレリアが慌てて言った。
「あ!……嫌なら話さなくても良いのだぞ秘伝の技なのだろう」
「………いや話そう、知らない地で出会い巫山戯た話を信じてくれたのだ、腹を割って話そう。」
「そ、それほどでもないぞ…あの剣捌きと格好を見れば誰でも信じてくれると思うが…」
顔を仄かに赤くしながら照れてるアレリアに俺は呼吸について話した。
「俺が使ったのは全集中の呼吸と言う鬼を斬るために生み出された業の一つ"水の呼吸"だ。」
「水の呼吸……」
「水の呼吸はその名の通りどんな形にでもなれる水のように変幻自在な歩法だ、如何なる敵も対処できるように編み出された。」
「多くの呼吸の基礎となる5つの呼吸の1つでもある、同じく基礎となる呼吸の1つ炎の呼吸と同じ程歴史がある呼吸だ。」
「そ、そんな凄い物を私に教えて良いのか……」
「最初にも言ったが構わない、この世界には全集中の呼吸は無いのだろう。それなら鬼…いやこの世界だと魔物だな、魔物に対処するために伝授したほうが良い」
勿論使い手は選ぶがと付け加える。
「だからアレリアに教えても構わない、俺は育てではないから呼吸を教えるのは恐らく無理だが知識だけなら教えよう。」
「い、良いのか?もしかしたら私はその呼吸ができるようになったら悪用するかも知れないぞ」
「………そしたらアレリアを斬って俺も腹を斬る」
「な、!私を斬るのはわかるが何故十士郎殿も斬るのだ!?」
驚いて声を上げるアレリアを見てあぁ、ここは異世界なのだなと改めて実感する。あちらでは当たり前なのに
苦笑して直に真剣な顔でアレリアの質問に答える。
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彼、十士郎殿は真剣な顔で私の問に答えた。
「俺の見る目が無かったせいで被害者が出るのだ、実行した奴にも責任はあるだろうがそれを教えた者にも責任がある。腹を斬るのは当然だ。」
なっ…この世界の人々なら実行した人だけを処罰すると言うのに、十士郎殿のいた世界はどれほど厳しい世なのだろう。自ら腹を斬るのは苦痛であり騎士を侮辱する行為だと言うのに…
気になる…改めて彼がこの世界で何をするか気になった。この腐り果てた街を放置する腐った国を変える何かを、見たい……
「十士郎殿!」
私は決心した、この別世界から来た騎士がこの世界を変えるのを見たい!
「私を連れて行ってくれ!」
もう少しでUAが3000に到達しそう、こんなに見てくれるなんて驚いています。