欠陥人生 拳と刃 作:箱庭廻
激情でもまだ足りないのか
長渡は敗北した。
圧倒的なまでに敗北を叩きつけられた。
圧倒的な力の差じゃなくて、その技量の差を見せ付けるような戦いだった。
朝倉さんが倒れた長渡を見下ろしながら、手を振り上げる。
『二回戦 第十二試合、勝者は――エヴァンジェリン・A・K・マグダウェル選手です!!!』
勝利者の名前を叫んでいた。
マイクで拡大された声が響いて、同時に観客席からも怒涛のような声が響く。
何度繰り広げられても収まることの知らない拍手と声。
凄かった、という褒め称える声があって。
まるで魔法のようだという声も混じっていて。
それ以上にエヴァンジェリンの名前が、長渡の名前が上がっていた。凄い凄いと、繰り広げられた戦いの凄さを褒め称える声が上がっている。
それがどうしょうもなく嬉しかった。
長渡は負けてしまったけれど、それでも誰かが認めてくれているのだと分かったから。
その一部にはどうしょうもなく、無様に……知らない人間から見れば年下の少女に敗北した長渡を貶すような声もあったけれど、それは小さな声で意味はなかった。
この世の誰からも認められるなんてありえない。僕らの人生はどこかで認められたり、貶されたり、そんなことの繰り返しだ。
だけどそれでも戦い抜いた事には意味があるんだ、そう信じてる。
「担架を呼んだほうがよろしいじゃなくて?」
舞台を眺めていた僕の耳に囁くようにグッドマンさんが指摘する。
あ、確かに。
『救護班! 早く早くー!!』
と僕らが動き出すよりも早く、朝倉さんが手を回すと同時にこの大会だけで十回近く見掛けている救護班の人たちが担架を手に長渡を駆け寄ると、いそいそと乗せて運んでいった。
今日だけで二回も運ばれている長渡を運ぶ彼らの顔はなんか……引き攣っていた。
そして、運ばれた長渡と舞台からエヴァンジェリンが降りると同時に、土木研の面々がバケツとモップを片手に舞台の清掃を開始する。
今回は特に壊れてないので凄く楽しそうだ。
「長渡の奴、大丈夫か?」
「多分平気だと思いますよ……もう試合はないですし」
「それよりもなんか今日だけで、十回以上担架で運ばれる人を見てる気がするわ。それも同じ人とかが複数回」
山下さんに、ネギ先生、神楽坂さんの感想である。
確かに今日だけで担架の出動回数は異常だ、僕も二回ぐらい運ばれたし。
と、僕が小さく呟くと、何故かグッドマンさんがこめかみに手を当てて。
「一度医務室送りにした私が言うのもなんですが……短崎さんがまだ試合をしている時点でおかしいんですのよ?」
「さっさと病院にいくべきですよ」
「やだな、まだ僕の試合は終わってないんだよ?」
うん、正直色々と全身痛いし、呼吸するだけで脂汗が出てくるけれど。
まだ斬らないといけない相手がいるから。
だから倒れているわけにはいかない、そう考えて右手で触れたままの刃引きの太刀を握り締める。
ミサオさんから受け取ったこの太刀、決着をつけるべき相手とはケリをつけた。けれどもまだ試合は続いている、まだ戦うべき相手は残っている。だから最後まで遣り遂げたい、そのために振るわせてもらうつもりだ。
例えそれがどう言い繕っても自己満足だとしても。
僕は、奴を――
「クウネルと戦うつもりか、小僧」
視界の端に黄金の糸が揺れていた。
いつの間にか選手席にまで戻ってきていたエヴァンジェリンが傍に立っていた、座っている僕を見下ろすような姿勢。
背の低い外見相応の子供のような身長でも、座っている僕よりは少しだけ高い。
そんな彼女が何時戻ってきたのか声をかけられるまで気付かなかった。
集中力が落ちているのか、それとも考え込み過ぎてたのだろうか。多分両方だろうけど。
「戦うよ」
息をゆっくりと吸ってから、答える。
血の味がした。
「ふむ、何故戦う? 試合だからか?」
息をゆっくり吐き出して、少しだけ吸う。
唾の味よりも濁った血の味がして、喋りにくい。
「それもあるかな」
確かに試合だから戦うのだろう。それでもなければ一々戦うほど、僕は暇じゃないし、殺意を覚えているわけじゃない。
でもそれだけじゃない。
「僕なりに戦いたい理由もあるのさ」
「理由?」
声の響きだけなら疑問符が付くような声、けれど仰ぎ見る彼女の顔は何もかも分かったかのような微笑みで。
「……自己満足さ」
僕はそう答えた。そうとしか言いようがなかったから。
そして、それ以上の答えはいらない。
僕は視線を降ろして、彼女から目を逸らした。
『準決勝 第一試合! 短崎 翔選手 対 クウネル・サンダース選手の試合を始めます! 両選手、舞台に上がってください!』
そして、朝倉さんの声が上がった。
試合の開始だ、僕はゆっくりと息を吸いながら手足に力を篭める。
「ふ、ぅぅぅっ、!」
軋む全身の痛みを堪えながら立ち上がる、同時に色んな間接から痛みと熱が響いてくるけれど――
(大丈夫だ、力を抜かなければまだ動く)
痛みはある、吐き気は止まらない。呼吸のリズムを止めれば今にも吐き出してしまいそうなぐらいに気持ち悪いけれど、手足は動く。
ただ激痛と熱で力を入れるのが億劫なだけだ、それに怯みさえしなければまだ動かせる。立ち上がれる。
ボタボタと脂汗を流しなら、僕はベンチから腰を上げた。
それだけで向こう十年ぐらい倒れていたい気分だったけれど、唾を飲んで我慢をする。
「だ、大丈夫ですか?」
ネギ先生が心配そうな目で見ている、けれど答える余裕はない。
座っている時ならともかく立ち上がっているとそれだけで一派一杯で、なんとか苦笑するのが限界だった。
自分で自信のない笑顔を浮かべながら、何時もよりも酷く重い太刀を指に絡めて持ち上げる。
それだけの僅かな動作ですらより体がきつくなるのは涙が出そうだった。
(コレは本当に、一太刀浴びせるのが限界かな)
アドレナリンはもうない。興奮なんて過ぎ去って、身体が痛いのがマジマジと分かる。
部屋のベット下に置いてあるエロ本でも持ってくればよかったと思った。読んでれば興奮するし。
(あれ? 血流がよくなって血が出るだけかなぁ)
それ以前に性的興奮はアドレナリンだっただろうか、覚えていない。先生はエロがあれば勝てるとかいってだけど、なんか違うような気がする。
なんて自分でも思考が乱れるのが分かった。現実逃避しそうなのを自覚する。
だからゆっくりと慎重に足を前に踏み出そうとして。
「小僧」
目を向ける余裕もない僕の耳に聞こえた声は。
「――お前は敗北する」
そんなどこか冷たく、或いは激情に煮え滾ったような声で。
「おそらくこの大会でもっとも屈辱的な敗北に遭うだろう、奴は平然とそれを行う」
つい数分前の感動をブザマに吐き戻すような口調で、エヴァンジェリンは言う。
つい数分前の喜びを台無しにされたような口ぶりで、エヴァンジェリンは言う。
つい数分前の光景が踏み躙られてしまうような声で、エヴァンジェリンは言う。
「おそらくお前は何も得られず、終わるだろう」
彼女はそう言った。
それに僕は――
「大丈夫」
吐き気を堪えて、痛みに必死に目を背けながら、一言喋るごとに二回も息を吸い直して。
「いつものことさ」
勝てるなんて思い上がりはない。
勝つべきことはもう終わっている。
だからこれから先はどんなに惨めに負けてもいい。
ただ。
ぶった切る、むかつく奴に一太刀浴びせに行く。
それだけのことだから――
「……折れるなよ」
そう告げる彼女の声に、僕は意識を向けなかった。
舞台に登った。
石段を登るだけでも全身が悲鳴を上げる、呼吸を整えなければまともに歩けもしない。
今日だけで三度目の舞台、晒される視線の数にも意識を向ける余裕はいい意味で無い。
『さあ本日の一回戦、二回戦共に激戦に次ぐ激戦を潜り抜けてきた短崎選手ですが、今回もまた奇跡的な勝利を見せてくれるのでしょうか!』
そういえば刹那はこの試合を見ているのだろうか。
それともまだ医務室で寝ているのかな?
『そして、そんな短崎選手と戦うのは本日一回戦には佐倉選手をドロップキックの一撃で瞬殺。二回戦を不戦勝で勝ち抜けたため、未だに謎のベールで覆われたクウネル選手!』
長渡は見ているのだろうか。
いや、あの傷なら当分気絶しているか。
観客席に目を向ければ、手を振ってくれている山下さんや大豪院さんに、ネギ先生とその生徒たちの皆。
応援されているのが嬉しい。
でも。
『……なのですが、えーと』
――未だに選手席にも。
『クウネル選手、まだ来ていませんね』
あのフード姿の男は来ていない。
「……このまま、来なかったら、不戦勝かな?」
ありえない可能性だと思うけど、そう呟く。
それならなんともふざけた話だけど、自動的に決勝戦へのキップを僕が手に入れる。
ネギ先生か、エヴァンジェリンか、どちらかと僕が戦うことになる。
どちらでもいい相手だ、ネギ先生にも、エヴァンジェリンにも復讐とはいえないけれど恨みがある。戦う理由はある。
いや、そのまえに僕の限界が来て棄権だろうか。あっちの自動的な決勝戦になるだろう。
いい加減僕も倒れない、そろそろ誤魔化している限界が来てる。
汗が止まらない。
痛みが止まらない。
熱が収まらない。
剣を、剣を抜きたくて、抜き払ってそのまま倒れたいのだ。
限界が近い、ゴールをしたいのにゴールが無い。こんな理不尽があってたまるものか。
『……そうだね、姿も見えないし。このまま来ないようなら不戦勝で――』
朝倉さんが顔を上げて、会場に備え付けられた大型時計に目を向けた。
その瞬間だった。
「いえいえ、ここにいますよ?」
舞台の真ん中に、彼が居た。
『へ?』
「どうも」
クウネル・サンダースがそこにいた。
フードの奥に笑顔を浮かべて、くすくすと微笑みながらそこにいた。
虚空から突然現れたかのように立っていた。
「すみません、ちょっとトイレが混んでいまして」
そう言う彼の声は小さいのに何故か響いて聞こえた。
周囲の観客席からざわついた声が大きかったのに、普通に聞こえたのが不思議だった。
『え? えーと……そ、それでは両選手共揃ったようですので、開始位置に付いてください!』
朝倉さんは起こった出来事を深く考えるのをやめたようだ。
司会らしくマイクに口を当てて、僕らに指示を出す。
僕は言われたとおりに開始位置に足を向けた、クウネルも同じようにスタスタと歩き出して。
「フム、宮本武蔵作戦は失敗ですか」
何故か僕の目の前に立って、そんなことを言い出した。
「…………は?」
「いえ、見たところ限界一杯一杯でしたし。放っておいても倒れて楽が出来るかなーと思ったんですよ」
見下ろす、長身の彼の声音は驚くほど弾んでいて。
「でもこれ以上やっても、怪我が酷くなりますし。棄権したほうがいいと思いますよ?」
さらりとそんなことを僕に言った。
言いやがった。
「いや本当に、肋骨も何本か折れてますし。その左腕壊れてますし、あちこち酷い打撲と傷ですよ? そろそろやめておいほうが賢明でしょうね」
淡々と僕を上から下に一瞥して、彼はそう言った。
今までろくに選手席にも居なかったのに、何もかも知っているとばかりにそう言った。
「 」
僕は息を吸った。
「なので怪我が酷くなる前に棄権したほうがいいですよ。そうすれば私も"ベスト"な形で、ネギ先生と戦えるので」
彼はそういった。
次に戦うのはエヴァンジェリンかもしれないのに、ネギ先生の名前を上げた。
彼の目と口調は平然と――僕を見ていなかった。
「 」
僕は息を吸った。
「と、言うわけでお互いベストな提案なのですがどうでしょうか? あ、別に八百長持ちかけているわけじゃないですよ? 戦うなら、別に手を抜いてもらう必要もないので」
指を一つ立てて、彼は軽い口調でそういった。
本当に軽く言った。
平然と、淡々と、極々普通な日常の話でもするように。
「 」
僕は息を吸って。
「ふざけんな」
言った。
「ん?」
呼吸を整える、途中で吐き出さないように必死に息を整える。
「ふざけんなといった」
久しぶりに、本当に、怒りが込み上げていた。
喉から胃液の変わりに、熱が溢れ出しそうだった。
「――アンタ、自分で何を言ってるのか分かってるのか?」
「? 別段おかしいことを言っているつもりはないんですが……」
小首をかしげるクウネル、本当に分かってないのか、それとも演技なのか。
どちらにしろ、手遅れだ。感覚が違い過ぎる。
「僕が無様なのは分かっている。ずたぼろで、今にもぶっ倒れそうなのは承知済みだ」
そんなの分かってる。
刹那にも、グッドマンさんにも、ぼこぼこにされたし、自分でも棄権したほうがいいだろうなぁとは思っている。
そろそろやめておけよと山下さんとか、大豪院さんとか、長渡とか、ネギ先生とか、他の皆からも言われたり、思われているのは分かる。
この試合でどちらにしろ限界だろう、もう倒れてもいい頃だ。僕なりによくやったと断言出来る。
だけどな、それでも。
「アンタ、見下してるだろ」
僕は目を向けた。
上に、見下ろす不思議そうに小首をかしげるクウネルに睨みつけて。
「アンタがどれだけ強いのか、なんでこの大会に出てるのか、そんなのは知らない。でもな」
それでもここまで誰もが戦ったんだ。
試合という形式で競い合って、意地を見せたんだ。
それで泣いたり笑ったり怒ったり悲しんだり悔しがったり喜んだり、それで誰かが感動したり、引いたり、びっくりしたり、呆れさせたり、そんなことがあった。
この試合はただの学園都市のお祭り騒ぎかもしれない。
こんな大会は本当の戦いじゃない、ただのお遊びかもしれない。
でも、それでも、だ。
「"アンタが見下して、平然と棄権しろなんて指図出来るもんじゃないんだよ"」
ネギ先生と戦いたいのだろう。
神楽坂さんに介入して、ネギ先生と戦わせたかったのだろう。
それはわかる、事情なんて知らない。もしかしたらとても重要な意図があって、そのために糸を引いて、参戦したのかもしれない。
だが、それで、あんたが。
「"ここまで勝ち上がった僕や、エヴァンジェリンさんが見下される言われはない"」
僕は聞いた。
ネギ先生と戦うのだと。
それはあれだ、エヴァンジェリンが負けると言っているのだ。
何故あんなにも強い彼女がネギ先生に負けるのか僕にはその推測の理由もつかないし、もしかしたら彼女の気まぐれでネギ先生が買ったり、努力が勝つかもしれない。
だけどそれでもだ。
こいつの口調はまるで他人事だ。
そのための舞台に持っていければそれでいい、そんな感覚だ。
僕と彼の感覚はどこまでもずれている、見ているものが違う。それが伝わってくる。
だから、彼は僕が言っている言葉に今も不思議そうに小首を傾げている。
「……ふむ、どうやら嫌われてしまったようですね」
「ああ、僕はアンタが嫌いだ。今の今さっきまでよりもずっと、ね」
そういうと、彼はお手上げとばかりに両手を上げて、肩を竦めて。
「分かりました。まあ戦いましょうか、私もそれなりにここまで勝ち上がれた君に興味がないわけじゃありませんし」
なんて軽く言いながら、試合の開始位置に足を進めた。
平然と後ろを向けて、緊張の足取りもなく、雲のような足取り。
僕はそれを見ながら、朝倉さんの試合開始合図よりも早く、右手に握っていた太刀を降ろして、刀身を引き抜いた。
抜刀。
左腕は動かないから、足で挟み込むように鞘を固定し、上向きにしなった太刀を抜き払う。
「ふぅっ」
鞘が床に転がる、それをつま先で登ってきた石段のほうに蹴り飛ばす。
もう拾う余裕も無い、鞘を使う余力も無い、仕込んでいた棒手裏剣も刹那との戦いで全部使い切ったか、落としてしまったから、この太刀だけが最後の武器だ。
剣尖を床に垂らしながら、息を整え、噴出す汗を抑えながら、開始の合図を待つ。
『では両名、そろそろ試合開始ですが大丈夫ですか?』
「大丈夫です」
「いけます」
クウネルが軽い声で、僕は声を搾り出す。
勝負は試合開始の瞬間だ、そこで全力で斬り付ける。
それしか出来ないだろう。
『それでは』
天を仰いで息をして。
『三回戦、第十三試合――』
地に体重を乗せて。
『短崎翔選手 対 クウネル・サンダース選手』
僕はすり出した足先から、後ろ足に体重を入れ替えて。
『Fight!!!』
――激情の全てを握り締めた剣身に注ぎ込んだ。
それはきっとこの大会でもっとも優れた踏み込みだったと思う。
僕はこの大会で最後になると思って、何もかも余力を注ぎ込んで後ろ足から前脚に体重を滑らせた。
斬撃は足から繰り出す、術理は指先で行使する、殺意は全身で生み出す。
開始合図から呆然と、或いは余裕の佇まいで立ち尽くすクウネルに向かって、僕は太刀を滑らせた。
タイミングはフライングギリギリ、ファイトのトの言葉を聞いたかどうかも自信がない。
不意打ち、奇襲、闇討ち、虚を突いた、抜き打ち、なんとでも言えるし、どうとでも取れるだろう行動。
余力もなしで、痛みと熱と吐き気に食い潰されそうな意志力を振り絞って動かした僕の体は意識するよりも早く、右手から太刀を握る剣尖を先へと弾き滑らせる。
常人なら、人間なら直撃すれば死ぬかもしれない金属の殴打。あるいは切断技。
そんなものを平然と、熱狂しながら繰り出した僕はその時、我を失っていたかもしれない。
そうして繰り出された一撃は。
軽やかに踏み出してきたクウネルの。
「ほう?」
――"首を刎ねて、飛ばした"。
「えっ?」
繰り出した一撃の手ごたえはあっさりと、肉を断っていて。
僕の目の前で"避けもせずに首を差し出したクウネルのフードごと頭が吹き飛んで"、黒い何かが上に跳んだ。
僕は振り抜いた、太刀を。
僕は見た、その瞬間を。
僕はそれを感じ取った、首を刎ねた瞬間を。
そして、悲鳴も"血飛沫も上がる暇もなく"。
轟音と共に、背中がへし折れるような感覚と共に僕は吹き飛された。
九の字に身体が曲がる感触。
足が地面から離れる恐怖感。
そして、僕は――廻る世界の中で、"笑う赤髪の男を見た。"
英雄タイムの始まり