明日からは正直微妙です。
楽しんでもらえると幸いです。
あと少しずつ駆け足を減らして行けたらなと思ってます。
朝8時、リョウは今Bコースの講義室にいる。
はじめに入ったBクラスは正直たいした意味を持たない。
クラスで活動するのは学校の大きな行事の時のみだ。
一年の大半はクラスよりも、コースの人と過ごすことが多い。
「よし、じゃあ授業を始めるぞ。分からないこととか質問があったら授業終わった後にしてくれよ」
今教壇に立っているのは、ヒューズ・マクアドル。
Bコースの授業の先生だ。
実践はまた別にいるらしい。
和服を着てそうで、聡明そうには見えるがめんどくさがり屋にも見える。
リョウは実践に出たいとは思っていたが、このような授業もあることは予想していた。
知識も大切なのだ。
先生の話に必死に耳を傾け始めた。
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「よし、今日はこれで終わりだ。予習はいらないから復習はやっとけよ」
授業が終わり、リョウは疲れ切っていた。
いや、クラス50人弱はほとんどが疲弊していた。
この学校の授業は日本の大学と似ている。
Bコースの中で更に、自分の出たい授業を選びそれに参加するのだ。
(ま、まさか初日に実践が1分たりとも用意されてないとは…)
彼は、8時から4時までのうち6時間をこの講義室で過ごした。
しかもマクアドル先生からの講義でだ。
(いくら高校でも6コマすべて同じ授業なんてなかったぞ?馬鹿なのか?)
彼は、疲れを癒すため寮へ戻っていった。
寮に戻ってくると荷物を放り出しベッドに横になった。
クロはまだ帰ってきてないようだ。
Cコースは両方を掛け持ちするのだから大変なのだろう。
飯の時間になるまでしばらく寝ていよう。
6時前にはクロも戻ってくるだろう。
そう思い寝ようとするとインターホンが鳴った。
「だれだ?クロだったら呼び出す意味ないよな」
独り言を呟くと、リョウは腕輪をいじり始める。
さすが科学が発展しているだけあってわざわざ決まった場所に行かなくても相手の顔も見れるし、会話もできるのだ。
画面を開くとマーシャが映っていた。
後ろにもう1人知らない女子が映っている。
「マーシャ、何か用?」
「ちょっとこの子のことでね。とりあえず部屋にあげてもらえないかしら」
「分かった」
画面を閉じるとまた腕輪を操作する。
本当に便利だと思わずにはいられない。
5分後2人がきた。
こういう時、転移装置のタイムラグが未だに慣れない。
来てるほうはすぐに来ただけなので何の違和感もないかもしれないが待ってるほうは嫌な感じだ。
「まず紹介するわ。彼女はフィリア・リトルトリア。Bクラスで同じBコースの生徒用よ」
すると隣の子が小さな声で「よろしくおねがいします」といいながら頭を下げる。
「リョウ・アマミヤです。よろしく」
その子は身長160cmより少し高いくらいだ。
特徴的なのが灰色の髪の毛。
ポニーテールだ。
「この子、すごい人見知りでね。自分から話しかけることがまずないの。だから友達作るのも苦手でね」
「…それで俺になにをしろと?人見知りを直せと?」
「そんな難しいお願いじゃないわ。ただ何かあったらその時お願いっていうこと」
「十分難しいお願いだな」
「身の周りの世話をしてやってってわけじゃないわ。ただペアになれとか、共同作業じゃなきゃ難しい時とかに手を貸してやってっていうことよ」
お前は母親か、とつっこみたかったがフィリアが可哀そうなのでやめておいた。
「まぁ、それくらいなら構わないが。でも、そういうのは同じ女子に相談するべきじゃないのか?」
「そうしたいのはやまやまなんだけどね、私の知ってる女子はBコースのにはいないのよ」
マーシャはCコースだ。
居ないのも無理はないかもしれない。
「ね、ねぇマーシャさん。やっぱりいいですよ…。迷惑かけたくないですし…」
「何言ってるのよ。私だってできればしたくないわよ。でも、困ることは必ずあるわ。友達としてあなたが心配なのよ」
「でも…」
どうやらフィリアはリョウに断られたと思っているようだ。
ここは引き受けておくべきだろう。
「そういうことなら構わないよ。よろしくね、リトルトリアさん」
えーっと…、と戸惑っている。
まだ少し困っているようだ。
「ほら、引き受けてくれたんだから。それでいいじゃない」
マーシャも背中を押す。
「…じゃあよろしくおねがいします」
ようやくきめたようだ。
「じゃあ私たちは帰るわ」
「もう帰るのか?」
「用は済んだしね。それに結構時間も食ってしまったし」
そう言われて時計を見てみると5時を過ぎていた。
時間の流れ方は分からないもんだなぁ。
「ホントだ」
「じゃあ明日からおねがいね」
そう言うと帰ってしまった。
フィリア・リトルトリア。
ここの人は基本積極的だったからあそこまで人見知りな人を見るのは久しぶりだった。
ここも日本と大差ないんだなと思いながらクロが帰ってくるまで寝てることにした。
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その日は朝6時ころ起きた。
あまりね過ぎると逆に眠くなるというが12時間も眠るとむしろ目が覚める。
…ん? 12時間寝た?
「あ、おはよう。リョウ」
リョウは今日早く起きる必要はないがクロはどうやら授業が早いようだ。
「クロよ。今俺は朝の6時だと思っているのだが間違いだよな」
「いや、あってるよ。昨日起こそうとしたんだけどリョウ全然起きなくて」
そんなにぐっすり寝ていたのか。マーシャに知られたら間違いなく馬鹿にされるな。
「ねぇ、早く起きたんだったら一緒に朝ごはん食べに行こうよ」
断る理由なんてない。
「いいよ。5分くらい待ってくれ」
「分かった」
そう言うと嬉しそうに笑顔を見せた。
リョウに兄弟はいないがこんな弟や妹だったらほしいなと思った。
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「よし、授業始めるぞ」
今リョウは訓練場に来ている。
遂に彼の待っていた実践の授業だ。
ちなみに今授業をしているのはヒューズ・マクアドル先生だ。
本当の先生は出張中らしい。
「じゃあまずこのボールを配るぞ~」
手のひらサイズの球体が配られる。
「大体渡ったな。説明するぞ。まずこの球体の名前はドールだ。名前の由来は知られていないけどな」
…、ドール。
確か英語だったかな。
意味は人形だっけか。
この世界には英語は存在しない。
基本はミューズ語で一部の地域でのみ変わった言語を使っている。
(やっぱりおかしい。たまたま使われることはあるかもしれない。でも今聞いたドール以外にも英語があった。確かマーシャが使える光を出す魔法、名前を「ライト」と言っていた。ネーミングセンスはどうかと思うが、他にも火はファイヤ、水はウォータと言っていた。なんでこんなにあってるんだ?)
しかし、考えても答えが出てくるわけがなかった。
先生の話は続く。
「そしてこのドールの中にはトリプルイーっていう装備スーツが入ってる。これも由来は不明だ。これ作った奴は何やってたんだろうな。そしてこのスーツの一番の特徴は進化するということだ」
「進化?」
「そう、進化だ。どういう仕組みか知らんがこいつはどんどん形状を変えていくんだ。7段階、今は確認されている。そして人によって進化する方向も変わってくる。最初はみんな同じだが3段階目にはダブることのほうが珍しくなってくる。つまり自分専用の機体が手に入るってことだな」
「進化させる方法は?」
生徒がたずねる。
「不明だ。正直トリプルイーについて分かっていることはとても少ないんだ。まっ、そんなのは機体を使いこなすことにだけ集中すればいいお前らには無関係だがな」
さっきから言ってるトリプルイー、おそらく3Eって書くんだろうなって思いながらリョウは聞いていた。
「さ、こんな説明よりもお前らはさっさと機体を動かしたいだろ」
おっ、分かってるじゃないかこの先生。
「よし、とりあえず広がれそしたらそれから説明だ」
「いいぞ。これで全員だな」
リョウは今機体に乗っている。…いや装備している。
両足、両腕、胸に機体が装備されている。
正直、装備はドールを腕輪に読み込ませればいいので大して難しいことはない。
「じゃあ、後は自由にしてくれ」
どうやら自由時間のようだ。
好きなように動こうとしていたら
「ちょっとまってください!」
と声が聞こえる。
先生に向かっていく男子生徒が見えた。
「なんだ」
「あなた先生なんでしょ?だったらもっとうまくバランスとる方法とか教えてくださいよ」
「いや、でも俺臨時教師だし」
「でも代わりを務められるということはいろいろ知ってるんでしょう?」
「そりゃあ、まあ」
「なら教えてくださいよ」
「…悪いな。前にも言ったが質問は授業が終わった後にしてくれ」
どうやら先生の方が部が悪いようだ。
「これは、質問ではありません。抗議です」
「それもだ。それに今は飛行訓練で、戦闘をするわけじゃない。バランス感覚はそいつ自身がつかむのが一番だと思っている。だから何も言わない」
そう言うと生徒が何か言ってるのも無視して訓練場を後にした。
ぶつぶつ何か言っていたその生徒も黙って自主訓練を始めた。
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放課後、リョウはいまだにテンションが上がっていた。
機体に乗れたのだ。
この喜びをクロに、と思っていると
「ちょっといいかな」
と呼び止められた。
振り返るとマクアドル先生がいた。
「リョウ・アマミヤ君だったかな」
「はい、そうですが。…何かありましたか」
「いや、同類を久しぶりに見つけたもんだからね。声かけたくなったのさ」
「同類…ですか?」
「君、地球人だろ?」
書けた。
これを書き始めて気づいたのが小説書くのは時間がかかるということです。
でも書き続けます!
科学にとりあえずは触れたっていえるかなぁ…。