つい先日、何も考えずに感想を開いたら以前、アドバイスをしてくださった方から追記が…。
かるく3週間は見過ごしてました。
本当に申し訳ありません。
せっかくアドバイスを書いてくださったというのに、やってはいけないことをやってしまいました。
そして、ありがとうございます。
アドバイスはこれからの回で活かしていきたいと思ってます。
これからもよろしくです!
床は畳。
そして早くもこたつが置いてある。
ミカンもばっちしだ。
「先生、いくらなんでも早すぎません?」
「そんなこと…ないと思うよ」
「だってまだ11月入ったばかりですよ。それにここは室温が管理さえてますし」
「何事も気分だよ。それにそこの子は気にいっているようだし」
ミリーナが頭だけをこたつからだし寝っ転がっている。
「なんかデジャヴを見ているような…」
「何言ってるのリョウ?とりあえずミカン取ってほしいの」
「寝っ転がりながら食べるのはやめなさい。畳が汚れる」
「ちぇー…。じゃあ座って食べるの」
ミカンに手を伸ばし再び食べ始めた。
よほどミカンが好きなのか嬉しそうだ。
「で、日は経ったけど報告があるんだろ?」
「そうなの。今日はいろいろ持ってきたの」
「じゃあ、聞こうじゃないか」
ミリーナは手の上にディスクを転移させた。
「まずこれ、覚えてるの?」
「お前が無断で持ち出したディスクだな」
「中には私のパパのいろいろな研究データが入ってたの」
「それで?」
「おかしいの…。こんな古いデータを持っていたことが」
「どういう意味だ?」
「このデータは約700年前のおんぼろデータしか入ってないの。一番いい技術でも冷蔵庫なの」
「それは…、確かに不思議だな」
ミリーナが今度は古い本を転移させる。
「で、次はこれなんだけど…」
「えっ?さっきのディスクの下り、あれで終わり!?」
「うん。結局謎のままだったの」
「じゃあ、出すなよ。それともあれか?伏線ってやつか?」
「漫画の読みすぎなの。さっさとこれについて説明したいの」
「…ここの世界に来てから漫画の類はほとんど読んでないんだけどなぁ。まぁいいか」
「じゃ、まずここ読んでみて」
厚い本の中の一ページを開く。
細かい文字が多い中、大きく書かれた文字が目立つ。
「…」
「どうしたの?読めないの?」
「いや、その、なんていうか…。久しぶりにイタイ言葉を見たなぁと思って」
「それはあなたの世界の概念なの。この世界にはそういう思想はないの」
「だって、何?認知無キ魔法って書いてアンノウン?ちょっと…ねぇ」
「そこにツッコんでると面倒だから流すの。とりあえずこの魔法は一言でいえば最強魔法なの」
「最強?」
「文字通りなの。この魔法の力を100%使いこなせればこれに勝てる魔法は存在しないの。でも、代償が大きいの」
「代償がいるのかよ?」
マクアドルは知っているらしいので特に聞くそぶりは見せない。
ミカンがあるのにわざわざ団子を取り出して食べている。
「代償は最悪、命なの」
「それは、すごいな」
「今回クリティウス姉妹の姉が使ったのがこれなの。幸い助かったみたいだけど大した度胸なの」
「へぇ…。で、それを俺が知ってどうなるんだ?」
「これからに備えてほしいの」
突然口調が変わり、真剣な顔をする。
なかなか見ることがないミリーナの真剣な顔。
自然とリョウの意識もピリッとする。
「備える?」
「この魔法はネーム持ちしか使えないの。だから何も今までは言わなかったんだけど、今回の侵攻で分かったの」
「何が?」
「あいつらは数多くのネーム持ちを保有しているの」
「どこ情報だよ、それ」
ミリーナが今度はパソコンを転移させてきた。
ノートパソコンだ。
この世界から見るとあまりに旧式で見ることがなく、リョウからみればとても懐かしい。
画面にはいろいろとリョウには理解できないような数字や文字が並んでいるが、画面の真ん中に「23」と書いてある。
「これは?」
「私が予想した帝国のネーム保持者なの」
「23って、すごいのか分からねぇな」
「リョウ君、ミューズデルのネーム保持者は非戦闘員を合わせても12しかいないんだよ?クロ君を合わせれば13だが」
「それに、おそらくこいつらは今回侵攻してきたやつらより強いはずなの」
「根拠は?」
「子供にだってわかるの。誰でもどうでもいい戦いに強いキャラを使うより、重要な方に使うの」
「…それもそうだな」
「まるで動揺していないようなの」
ミリーナの言う通り、リョウは少しも動揺していなかった。
今回の侵攻ではボロボロにやられることはなかったが、最後に死にかけた。
それ以上がいると知っても全く焦らない。
「俺が今以上に強くなればいい。ただそれだけだからな」
「…なにかいい案でもあるのかと思ったけど、リョウはリョウなの。頭は悪くないはずなのにどうしてそんな楽そうな顔してるの?」
「それに関しては根拠はない。ただ言うなら…今回の戦いで自信がついたのかもな」
「…食べてなきゃ、やってらんないの」
ミカンを1つ丸のみにする。
子供の喉では確実に詰まる大きさだったが、その感じは見せず新しく皮を向き始める。
「ダメか?」
「自信だけついたから余裕っていう理由聞いて納得する人がいたら見てみたいの」
「私は少しながら納得したよ?」
「…勘弁してほしいの。子供がこんなに悩んでるのに大人がこれじゃ困るの」
「だが、教師としての視点からみればとてもうれしいものだからね。それに『病は気から』って言うように気持ちの持ちようも大切さ」
「もう分かったの。とりあえず頭の片隅にはおいておいてほしいの。私からの情報は以上。あとはマクアドル、お願いなの」
最後のほうは投げやりにでもなったかのようにしゃべった。
ミリーナとしてはかなり大きな問題だったらしく、軽く扱われたのが気に食わないようだ。
「そうかい?じゃ、私からは捕まえた4人からの事情聴取の結果報告だ」
腕輪をいじくり画面を出した。
4人の顔が出される。
リョウの見知った顔の人もいた。
「4人中3人がこの学校の生徒だったんだよな?」
「そうだね。甘い警備だったからある意味仕方ないさ。それよりこいつらすごいんだよ」
「何か有力な情報が?」
「こいつらは帝国の内情について、少しも知らないみたいだよ」
「…え?」
今画面に映っているのは帝国の戦闘員。
それなのに内情を知らない?
しかも、誰一人として。
「そんなバカな話、あるわけないじゃないですか!こいつらの中に幹部クラスだったやつはいないんですか?」
「この男(A)とフリミレスさんはそうだったみたいだね」
「そんな奴らが内情を少しも知らないなんて誰でも嘘だってわかります!もっとちゃんとした聴取を―――」
「証拠が出たんだ。それも有力な」
リョウの言葉を聞き終える前に答えを言った。
「証拠?」
「いや、証言かな。クロ君からの」
「クロが?」
「彼自身、内情については何も知らないらしい。むしろ知っている人のほうが少ないそうだ」
「幹部クラスなのにどうして?」
「おそらく…、敗戦するのが分かってたから隠したんじゃないかな」
訳が分からないことを言い出す。
敗戦がわかっている戦争など、無意味もいいところだ。
「敗戦が分かっていたって…、ならなんで侵攻してきたんですか?」
「力調べか、或いは余興か」
「でもあいつらは結構な数の敵を送り込んできました!あれだけ数を減らされて余興でしたなんて、あっちの国民は許すはずありません。帝国内で暴動が起きますよ?」
「それは、帝国の人が死んだ場合の話だよ」
「兵士が死んでたんですよ?死んでるにきまってるじゃないですか!」
「君は、敵の姿を覚えているかい?」
何をいっているのか分からない。
「姿?体中真っ黒のマントだったり黒いドールだったり黒が多かったけど」
「つまり、君はそれが何かは見てないんだね?」
ここにきて、マクアドルが言いたいことをなんとなく理解する。
全く予想もしなかった考えだった。
「…冗談ですよね?」
「今回攻めてきた相手はほとんどが機械人形だったよ。ドールは完全自立型だった」
「でも、クロは言ってたぞ。Tと戦った時、屍を倒すたんびに血がそこらじゅうにって…」
「私は、ほとんどが機械人形と言った。残りは…」
「行方不明になっていたミューズデルの一般人なの?」
「そうだ」
何とも言えない絶望感がリョウを襲った。
人を殺したことにはならなかっただけいいかもしれない。
だが、今回戦ったのはほとんどがロボット。
それもあそこま敵と味方を判別できるほどの高性能。
「…ふざけてやがる」
「大した性能だよ。結局敵は押しのけたけどミューズデルの被害は甚大。人も減ってしまった」
「おそらく、今回の侵攻の目的は後に備えている戦争の前準備だと思うの」
「前準備?」
「今回の侵攻で死んだ人は数えきれない。さらに生きている人にも恐怖を残したの。おかげで学校の、特にBコースの生徒はかなり減ったの。のちの軍隊存続にかかわってくるほどなの」
確かに数はかなり減った。
30000人弱いたはずの生徒は今では半分以下。
そんなところに相手が攻めてきたら…。
「でも、もうこれ以上はやらせないの」
「えっ?」
「そうだね。これ以上は私も我慢できない」
「リョウ、あなたはあと2年ほどでここを卒業できるの。そのあとはどうする予定なの?」
「一応、軍隊のほうに…」
「それならいいの。私からはもう何もないの」
「どういう意味だ?」
「私は言った、10年以内に大きな戦争が起きるって。で、切り札はリョウ、あなただって」
「…俺が戦う現場にいればどこでもいいのか?」
「そういうことなの。嫌かもしれないけどあなたには戦い続けてもらうの。私の世界が救われるまで」
ミリーナは立ち上がり、厚い本以外、持ってきたものをすべて転移さてた。
「時間か?」
「ええ。フィリアさんに会えないのは残念だけどまた今度来るの」
「この厚い本は?」
「あなたたちの好きにしてほしいの。もしかすれば役に立つかもしれないから」
それを言うとさよならも言わずに消えた。
残った分厚い本。
これを残して行ったということはおそらく読め、ということだろう。
しかし、分厚い。
「私は読まないからね?」
「先手撃たないでください。…フィリアにでも渡して内容砕いてもらって聞きますよ」
「でも、それはネームについて書かれてるんじゃないのかい?」
「アンノウン?はネームについてでしたね」
「ならネーム持ちに聞いたらどうだい?読まないかって」
「…となるとケイトですかね。他は読みそうにない」
努力家であるシューレスがいるのだが、リョウはシューレスが努力家であることを知らない。
分厚い本を持ち部屋を出る。
「それじゃ、俺もこれで」
「ああ。じゃ、…っと危ない。そういえば君に報告があったんだ」
「報告?」
「ショッピングモールが明日から復旧するそうだよ」
「…なぜ俺にそれを?」
「ミィヤ君とデートの約束があるんだろう?早く行ってあげなさい」
なぜおまえが知っている!?
という疑問を飲みこみ、驚いた顔だけで済ませる。
「…考えておきます」
「早く決めたほうがいいよ?君は思ったより優柔不断だねぇ」
「青春を謳歌しているんです」
「20過ぎが青春を謳歌って…」
苦し紛れの言い訳に簡単に反論され、言い返す言葉がない。
「まぁ、いいじゃないか。モテないよりは」
「みんなアグレッシブ過ぎるんです。バレンタインの時、専用の転移装置の前がひどいことになってたんですよ?」
「あれはすごかったね。修理費は大したことないけど」
「人生の先輩としてなにかアドバイスありません?」
聞いてくるとは思わなかったのか、ひげを触り少し考える。
「…ハーレム作っちゃえば?」
「失礼しました」
リョウは部屋を出て行った。
これからしばらくあとがきでは使い魔の紹介をしていきたいと思います(人物紹介の使い魔があまりにも雑だったので)。
サク
髪はいうなればおかっぱが一番近い。
髪の色はアッシュブラウンで、狐だか猫だか分からないような獣耳が特徴。
2歳(人の年齢では10歳前後)。
身長は155cm(人の状態では)だが、急成長中。
胸は一応Bカップ。
隠密竜《ノティス》と呼ばれる竜で、名前の通り隠密性に優れている。
隠密性に優れている自分を捕まえたリョウのことを心から尊敬しており、常にリョウの身を案じている。
こんな感じで1人ずつ紹介していきます。
…アドバイスをくれた方、本当に申し訳ありませんでした。