ストライク・ザ・ブラッド 蒼を継ぐ者   作:テルメン(白)

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天使炎上
序章


現在、午後7時

電話で会話をしている。

 

『それで、護衛を頼みたいのですがいいでしょうか?』

 

相手はアルディギアの第一王女だ。

 

「いいのかよ。学生なんかに任せて」

『貴方は攻魔師の資格を持っていましたよね?』

 

まあ、そうだけど、

 

「だからって、なんで俺なんだ?」

『父も英雄の一人なら安全だとと言って賛成してくれましたよ』

 

おいおい、過保護な父親はどこに行ったんだ。

 

『では、龍牙は私と二人っきりは嫌なのですか?』

 

涙声で訴えてくる。

 

「あー、わかったよ。超VIP対応で護衛してやるよ」

『そうですか。では、案内も頼みます』

 

やっぱり演技だったか。

騙されるのが男だからな。

 

「いや、もうそれ護衛じゃ無いだろ」

 

護衛の意味って案内だったっけ?

 

『それでは、デートしましょう』

「まてまて!!どうしてそうなるんだよ?」

『え?だって案内と護衛するならデートの方がいいでしょ?彼氏は彼女を守るものだって聞きましたよ』

「どうしてそうなるんだよ!!そんなことしてみろ、お前の親父さんに殺される」

 

そう、ラ・フォリアに手を出すやからは騎士団と軍の総力で潰されるらしいのだ。

 

『ああ、龍牙なら認めるって言ってくださいました』

 

なんか上機嫌だな。

 

「わかったよ。デートしてやるよ」

 

ラ・フォリアに逆らうのはたぶん一生無理だな。

 

『本当ですか?ではーーーーに着くと思うのでお出迎えよろしくお願いいたします』

「出迎えもデートなのか」

『あ、では、待ち合わせということにしておいてください』

「はいはい、彼女の言うことを聞くのも彼氏のつとめだからな」

 

ラ・フォリアには尻に敷かれ続けてるな。

 

「でも、泊まるとことか、どうするんだ?」

『龍牙の家です』

 

電波が悪いのか?聞き直そう。

 

「え?どこだって?」

『龍牙の家です『

 

何を考えているんだ?

 

「いや、ほら、部屋とか危ない物があるし」

『では、彼女であるわたくしが行くまでに片付けておいてください』

 

くそ、嫌われる覚悟でいくか。

 

「俺も一応男だぞ、いいのかよ、襲うかも知れないぞ?」

『その事ですか、責任を取ってくれるなら大丈夫です』

 

国際問題に発展するようなことの責任、

 

「なるほど切腹か・・・・・」

『違いますよ。お婿に来てもらいます』

 

いや、おかしいだろ。

 

「なんでただの学生を婿に迎え入れるんだよ!?」

 

攻魔師の資格なら他の奴も持ってるし

 

『違いますよ。貴方は私の初恋の相手です』

 

今日は何回も驚かされる日だな。

 

『返事は直接お願いします』

「はあ!?ちょっ、待て!!」

 

ツーツーと電話の切れた音がする。

 

「自分だけ言いたいこと言いやがって!!」

 

俺は彼女に返事をしなければならない。

 

「俺はラ・フォリアを・・・・・」

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