ストライク・ザ・ブラッド 蒼を継ぐ者   作:テルメン(白)

19 / 63
黒き獣
序章


数ヵ月前

ラグナと雛、つまり両親と一緒に旅行に行った時の話だ。

 

「よし、龍牙、荷物は持ったか?」

「大丈夫だ」

 

ラグナと雛、龍牙が全員そろって旅行に行くなど初めてのことだ。

 

「それより、親父、チケット持ったのか?」

「おう、ここにあるぜ」

 

と、内ポケットから飛行機のチケットを取り出す。

行き先はアルディギア王国だ。

 

「えっと、ジンも来るんだっけ?」

「おう、当たったチケットが四人分だったからな」

 

家のチャイムが鳴った。

 

「やあ、兄さん、雛、それに龍牙」

「今日はよろしく」

 

片手を上げて挨拶をする。

 

「よく休み取れたな?」

「有休を使ったからね。まだたくさん残ってるし」

 

全員揃ったので空港へ向かった。

 

「うーし、最後の確認だ。パスポートは持ったな」

「おう」

「荷物はあるな」

「うん」

「んじゃ、チケットを配るぞ」

 

ラグナがチケットを配る。

 

「ゆし、行くぞ」

「おー」

 

飛行機に乗りアルディギアについた。

 

「ここがアルディギアか」

 

空港から出て感想を言う。

 

「平和そうだな」

「そうだな、そういや、俺ら喋れねーぞ」

「あ、そうだったわね」

「僕は少しだけだけど話せるよ」

「あ、一応話せるぞ」

 

なぜかこちらを見てくる。

 

「マジか!?つーか、どうして!!」

「いや、本読むときに必要だったからとしか・・・・・」

 

中学の時は論文を訳すために色んな国の言葉を覚えた。

 

「そうね、それじゃ、龍牙に任せるわ」

「おう、任せろ。でも、携帯の翻訳機能使えばいいと思うんだが?」

「あ、すっかり忘れてたわ」

 

携帯の電源を入れ翻訳アプリを起動させる。

 

「適当に確認した方がいいだろ?」

「そうだな、んじゃ、おはよう」

 

するとアルディギアの言葉でおはようと画面に出た。

 

「正確だな」

「そうか、んじゃ、行くか」

 

商店街へ向かった。

 

「おお、どこの国も似たようなとこはあるんだな」

 

魚屋を見てつい発言する。

 

「でも、珍しい魚ばっかりだな?」

 

すると魚屋の主人が話しかけてきた。

ここからは同時翻訳です。

 

「よう、見ない顔だな、観光かい?」

「おい、龍牙なんて言ってんだ?」

「観光かって聞いてきた」

「そうですよ」

 

ラグナと魚屋の主人に続けて返す

 

「にしても、そっくりだな?兄弟か?」

「いや、親子だよ。俺が子供」

「こりゃ驚いた。随分と若い父親さんだね。んじゃ、あの女の人が母親かい?」

「そうだ。で、金髪の人が叔父さん」

「へぇー、そうかい。でも、坊主しかしゃべれないのか?」

「ま、そんなとこだな。携帯があるし迷子になっても平気だろう」

「どっちが親かわからねーな」

「はは、で、魚屋のであることはわかったんだけど、見たことない魚があったから見てたんだ」

「へぇー、そういうものか」

 

魚屋の主人が感心したように頷く。

 

「で、どれだい?」

「んーと、これとか」

 

なんか、訳のわからない魚だ。

 

「あー、それか、それは旨いぞ」

「へぇー、そうなのか」

 

後ろの大人に聞く。

 

「この魚、旨いらしいけど?どうする?」

「買っとけ」

「でも、どこで調理するの?」

 

ラグナと答えに雛が意見する。

 

「悪い、魚が調理できない」

「あー、なら、あっちのレストランで渡したら調理してくれるよ」

「なにからなにまでありがとう」

 

大人に再び聞く。

 

「あのレストランで調理してくれるってさ」

「んじゃ、そうするか、もうすぐ昼だし」

 

賛成のようだ。

 

「んじゃ、主人、それをもらう」

「まいどあり」

 

金を渡して魚を四匹

そして、レストランへ行った。

 

「すみません、この魚を調理してもらえませんか?」

「これは、いいですよ」

「ありがとうございます」

 

この国は優しい人が多いな

 

出てきた料理は鯛に似た味がしました。

 

「それにしても、ビックリだな、あの魚」

「まさか、鯛の味がするなんてね」

「刺身がよかったな」

 

それぞれ感想を言う。そこで事件は起こった。

 

「感じ 境 のち 碧の か そ よこ !!」

 

アラクネが龍牙に向かって襲いかかってきた。

 

「っ!!」

「何すんだテメー!!」

 

ラグナがブラッドサイズを抜きアラクネを吹き飛ばす。

 

「なに 貴 に  は無い 碧 !!」

「何言ってんのかわかんねーよ!!」

 

碧、貰った碧の魔道書を見る。

蒼の魔道書と一緒にしてくらって頼んだのに蒼の魔道書が無い。

 

「グギギ っ  撤 ィ!!」

 

ラグナの攻撃を受けて重症を負ったのか逃げた。

 

「なんだったんだ?いったい?」

 

疑問が残るばかりだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。