ストライク・ザ・ブラッド 蒼を継ぐ者   作:テルメン(白)

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三章

「龍牙、昨日はありがとな。お前が蹴りあげてくれなきゃもっと被害がでていた」

「ああ、四百億だったか?そんなには貸せないぞ」

「貸してくれなんて言ってねーよ」

 

ケラケラと龍牙は笑う。

原作の被害額より減っていたが多すぎる。

 

「お、那月ちゃん、古城の宿題か?」

 

黒いドレスの担任が、不機嫌そうな表情で教室に入ってきた。

 

「いや、別件だ。暁 古城、ついでに黒刀 龍牙、昼休みに生徒指導室に来い。話がある」

 

那月ちゃんの剣幕に古城は軽くヒビリながら、

 

「別件、って?」

「昨夜の件、と言ったらわかるか?」

「じゃ、俺は?」

 

と聞いてみる。

 

「ああ、お前には手伝いをしてもらいたい」

「わかりました」

 

 

昼休み、龍牙と古城、それに姫柊が生徒指導室の前に集まる。

ドアをノックして中に入る。

 

「来たか、黒刀、暁」

「よぅ、那月ちゃん、来てやったぜ」

「教師をちゃん付けで呼ぶな。あと、敬語を使え。で、おまえが岬のクラスの転校生か」

「はい・・・・・中等部三年の姫柊です」

 

姫柊は、生真面目な口調でそう答える。那月ちゃんは満足そうだ。

 

「ようこそ、彩海学園へ。歓迎するぞ。余計な揉め事を起こさないでくれるなら、特にな」

「は、はい」

 

姫柊の返事がぎこちないのは、昨日の件を思い出したのだろう。

 

「さて、おまえたち。昨日、アイランド・イーストで派手な事故が起きたのは知ってるな?」

「知ってるも何も、それを聞きに呼び出したんだろ?」

 

古城たちは龍牙の応えに驚いたのか顔に出ている。

 

「話が早いな、では答えてもらおうか?」

「まぁ、やぶさかじゃないが、先に話すのが筋ってものだろ?」

 

ニヤリと龍牙は笑う。

 

「っち、いいだろ。暁古城、魔族狩りに気を付けろ。さっさと出ていけ」

「あ、ああ」

 

古城と姫柊は部屋から出ていく。

 

「さて、昨日の件だが、魔族狩りが関係してるとおもわれている。そして、これが襲われた魔族だ」

 

無造作にファイルが放り出された。

 

「俺の番だな。現場にはロタリンギアの殲教師と眷獣を使う人工生命体」

「眷獣を使う、だと!?いや、貴様の話は信用するが、そんなこと・・・・・」

 

ポケットからメモを取りだし似顔絵を描く。

 

「こんな顔だったか?」

 

結構上手く描けている。

 

「ほう、これが犯人というわけか」

「中々上手く描けてると思うが?」

 

と、ドアノブに手を掛ける。

 

「じゃあな」

「待て、お前には手伝ってもらうと言ったはずだが?」

 

どういうことだ。と聞こうとして察した。

 

「そういうことか。わかりましたよ。でもせめて着替えに帰らせてください」

「それぐらいは許してやろう」

「ありがとうございます」

 

家に帰り作ったハザマの服に似た服を着る。

 

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