統制機構で藍羽とアデラードの事情聴取をした。
「藍羽、お前はもう帰っていいぞ」
「かなり時間がかかったわね」
藍羽が文句を言ってきた。
「この時間なら古城と一緒に帰れる大義名分が得られるだろ?」
「んな!?あ、あんた!!」
「どうした浅葱?」
「古城、藍羽を送って行ってやれ。俺はまだ時間がかかる」
藍羽にサムズアップする。
「んじゃ、行くか浅葱」
「う、うん」
古城が藍羽の手を握り統制機構の外に出ていった。
「若いのう」
「そうだな」
「そろそろ妾も解放してくれんか?」
アデラードが手首をグルグル巻きにしている鎖を見つめる。
「まだ駄目だ。詳しい情報を喋ってもらってない」
「仕方ないのう」
〝賢者の霊血〟の性質、天塚汞がそれを狙った理由に、それを造る方法。それらの情報を入手した。
「感謝する、ニーナ・アデラード」
〝賢者の霊血〟の性質は金属とほぼ同じだ。だからユキアネサが有効だった。
「感謝はいい。代わりと言ってはなんだが〝賢者の霊血〟を破壊してはくれんか?お主の氷の剣なら可能なはずじゃ」
「その程度なら引き受けよう」
〝賢者の霊血〟ぐらいならユキアネサだけで十分だ。
「帰って・・・・・って、帰る場所がないのか」
「うむ、その通りだ」
偉そうに言われてもな
「俺の権限でここの寮の一部屋貸してやる」
「本当か?」
寮母に電話をかけ、許可を取る。
「ついてこい」
「許可は取れたのか?」
「取れたよ。一定期間だけだがな」
「それで十分じゃ、感謝する」
寮についた。
「そっちの女性がかい?」
「ああ、そうだよ、寮母さん」
寮母はアデラードを見る。
「ほれ、これがカギだ」
アデラードに向かって鍵を放り投げる。
「おっと」
アデラードは見事にキャッチする。
「じゃあな、俺は報告書とかで忙しいから」
結果、徹夜で仕事をした。
「ラ・フォリア、珈琲って寝ちまったか」
ラ・フォリアはソファーでぐっすりと眠っていた。
ラ・フォリアに毛布を掛けてやる。
「失礼します」
「ハザマか、どうした?」
「キサラギ少佐が叶瀬夏音の護衛のため宿泊研修のフェリーに乗船しました」
「そうか、それで?お前が来たってことはそれだけじゃないんだろ?」
それなら、わざわざ報告しに来るようなことではない。
「えぇ、本日、特区警備隊が〝賢者の霊血〟捕獲任務を開始するそうです」
なるほど。特区警備隊では手に負えないな。
「時間は?」
「さて、そこまでは」
「わかった。氷結系の術式が得意なやつらを食堂に集めろ。団長権限だ」
「了解しました」
バタンと扉が閉まる。
「行ってくる」
ラ・フォリアの頭を撫で、部屋から出る。
そして、統制機構の寮のある一室の扉ノックする。
「アデラード、起きろ。協力してもらうぞ」
扉の中から足音が聞こえる。
「なんじゃ、こんな朝早くに」
「今日〝賢者の霊血〟の捕獲を行う。手伝ってくれ」
アデラードは寝ぼけたような顔から真剣な顔になった。
「わかった」
寮を出て、食堂へ向かう。
「これはこれは、第三師団長、命令通り、氷結系術式の得意な方々を集めましたよ」
「ご苦労。これから作戦会議を行う。食べていても構わないので聞いてくれ」
朝食を抜くと力が出ないからな。
「今回の目的は特区警備隊と協力し〝賢者の霊血〟を捕獲することだ。しかし、海などに逃げたした時の為に航空部隊と待機する人員も必要となる」
戦力を二分割しなければならないのだ。
「俺は航空部隊と待機する。こちらはあと二人もいれば十分だ」
「では、私も待機班でよろしくお願いします」
「わたくしもお願いしますわ」
師団長室で寝ていたラ・フォリアがいつの間にか隣に居た。
「置いていくなんて酷いじゃありませんか」
「気持ち良さそうに寝てたから起こす気になれなかった」
「仕方ありませんわね」
一応、納得してくれようだ。
「それと、この女性が〝賢者の霊血〟の動きを感知できる。それを逐一連絡しろ」
「「「了解!」」」
「では、作戦開始までゆっくり食べてくれ。以上」
龍牙はトレーを持って列に並ぶ。
「少佐、先にどうぞ」
「大丈夫だ」
団員が譲るがそれを断る。
そして、3分後ようやく自分の番だ。
「A定食のごはん大盛り」
「はい、お待ち」
すぐに出てきた。
疑問に思うが気にせずラ・フォリアとハザマの座っていたテーブルに座る。
「それで、どうだ?動きは」
「なにやら、私たちと同じように低温で攻めるようです」
「そうか、液体窒素でも用意したか?」
「よくわかりましたね」
秋刀魚の塩焼きの身をほぐしご飯と一緒に食べる。
「食事の時ぐらい仕事の話は止めてください」
ラ・フォリアがむくれた。
「わかった・・・・・」
「〝賢者の霊血〟が動き出した」
アデラードの言葉に作戦に参加するメンバーは外に走り出す。
「予定よりもかなり早いな。アデラード、場所は?」
「あっちだ!」
アデラードは港湾地区を指差す。
「仙都木、行けるか?」
「この人数ならなんとかなる」
「頼んだ」
阿夜が空間転移で港湾地区に数十人という人数を運んでくれた。
「やれやれ、せっかちですね」
ハザマが呑気にそんなことを言った。
「待機班以外は〝賢者の霊血〟に向かい氷結系の術式を使って動けなくしろ」
「「「了解!」」」
団員たちは戦闘音のする場所に走って行った。
「龍牙少佐、こちらです」
航空部隊の団員らしき人物が手招きし、案内する。
「これ、ジェットクルーザーだな」
前にノリで考案したジェットクルーザーだった。
「運転の仕方はわかりますね。では」
「待て、お前は何をしにここに来たんだ」
「運搬と案内です」
それだけ言ってスタスタと去って行った。
「なんだったんだ?」
というか、これ、運転が難しいんだよな。ジェット○ライガー並みに。
ジェットス○イガーに乗ったことはないが。確か陸上も走行できたっけ?デカすぎるから国道を走れないが。
「普通のクルーザーとは違うようですね。私では運転出来そうにありませんね」
「わたくしも操縦できませんわ」
「わかってるよ」
ジェットクルーザーの操縦席に座り連絡を待つ。
『少佐!海に逃げられました。方角はわかりません!』
「ということだ。アデラード」
着いてきていたアデラードに〝賢者の霊血〟の方角を聞く。
「あっちだ!」
「かなり揺れるぞ。しがみつけ!」
ジェットスライ○ーと同じように操作する。
発進しようとした瞬間、何者かがジェットクルーザーに飛び乗った。
「うぉ!?」
それは古城だった。
エンジンが作動し加速する。
古城は無事、目的地にたどり着くことが出きるのだろうか?
なぜか夢にブラブレがでてきた。
主人公がガストレアに使った核の放射能を浴びることにより細胞がゴジラ細胞に変化。
ゴジラの力の一部を使えるようになる。
主人公の能力を使い核エネルギーを発射する銃、
主人公がゴジラ化し、フェーズ5を放射能熱線で倒す。
ゴジラ細胞によりガストレアウィルスを無効どころか逆に浸食しゴジラ細胞に作り替える。
俺には複数の作品を書くことなんて無理だから書けません。
別に使ってくれても構いませんよ。(使わないだろうと思うが)
P.S.アメリカのゴジラより日本のゴジラだよな。