ストライク・ザ・ブラッド 蒼を継ぐ者   作:テルメン(白)

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三章

ハザマの愚痴を聞くためレストランへ向かっていたのだが

 

「あら、こんなとこで会うなんて、奇遇ね。龍牙、テルミ」

「今はハザマです」

「あらそう、ちょうどよかったわ、今日、パーティーがあるのだから私に付き合いなさい」

 

そうレイチェルに見つかったのだ。

 

「クソ吸血鬼、俺が先に約束してたんだ。なに横取りしようとしてやがる!!」

「どうせまた愚痴でも聞いてもらう約束でしょ、また今度でいいじゃない」

「テメーこそ後で来ておいて、なんでそんな口聞けるんだ」

 

ハザマとレイチェルは仲が凄く悪い。

 

「んのかオラ!」

「上等よ」

 

ちなみにレイチェルもこの世界の六英雄だ。

 

「こんなとこで何をしている」

 

後ろから那月ちゃんが声をかけてきた。

 

「部外者には関係ないわ」

 

レイチェルは那月ちゃんの方を見る。

よく見るとキャラが被ってるよな。傘とかゴスロリとか合法ロリとか

 

「おい、貴様魔族だろ。登録証はどうした?」

「あんなもの誰がするものですか」

 

相性が悪かったか。

 

「なら、攻魔官として捕縛させてもらおう」

「やれるものならやってみなさい」

 

六英雄と空隙の魔女がこんなとこで戦闘なんかしたらこの島が沈む。

 

「ストップ、ここで戦うのは不味い」

「一方的なら戦いとは言わないわ」

「ああ、その通りだ」

 

止めないとな。

 

「そんなに戦いたいんなら俺が相手してやるよ」

 

ユキアネサを抜き構える。

 

「はー、今回は引いてあげるわ。龍牙に感謝することね」

「ふん、貴様こそ黒刀に礼を言うんだな吸血鬼」

 

睨み合っている。

 

「さ、今のうちに行きましょう」

「はー、そうするか」

 

レストランの扉を開けるといつの間にか船の前に居た。

 

「は?」

「よく来たわね、龍牙」

 

なるほど、レイチェルの仕業か

 

「船上パーティーか」

「あら、ものわかりがいいじゃない。父親とは大違いね」

 

どうせ拒否権はないんだ。

 

「拒否権は無いんだろ」

「当然よ」

 

格好はレストランに行くため正装をしているので大丈夫だろう。

 

「龍牙?龍牙じゃないか」

 

聞き覚えがある声がした。

 

「古城、あー、なんとなく分かったわ」

「って、この娘がパートナーか?」

 

この娘とはレイチェルのことを指しているのだろう。

 

「あー、うん、六英雄の1人レイチェル=アルカードだ」

「ご紹介に預かったレイチェルよ。第四真祖」

 

姫柊が古城を庇うように前に出る。

 

「あら、獅子王機関の剣巫?おもしろいコンビね」

「俺たちもだいぶおもしろいコンビだと思うが?」

 

まあ、おもしろいコンビだと言うことは確かだ。

 

「パーティー会場にその無粋なものを持ち込む気かしら?」

「私は先輩の監視役ですから」

「?ああ、そういうことね。行きましょう龍牙」

「はいはい」

 

後ろで何だったんだという声が聞こえる。

 

大体会場を回るとヴァトラーが話しかけてきた。

 

「やあ、来てくれるとは思わなかったよ。レイチェル=アルカード」

「ただの暇潰しよ。で、何の用も無しに呼んだわけじゃ無いでしょ、蛇使い」

 

ハザマと被ってるなと思った瞬間、上からハザマいや、テルミが降ってきた。

 

「おい、クソ吸血鬼!!なに転移してるんだよ」

「あら、どこにそんな証拠があるのかしら?」

「おやおや、招いていない客が来るとは、僕の責任だ。追い払わないと」

「五月蝿えぞ!!このナルシスト野郎!!」

 

うわ、吸血鬼二人相手にする気だ。

 

「それは僕への挑戦と受け取っていいのかな?」

「上等だ。来いよ!!」

 

テルミには今、ウロボロスが無い。

 

「テルミ、受け取れ」

 

ウロボロスを研究して開発したウロボロスレプリカをテルミに渡す、

 

「完成したのかよ、こいつはいい!!」

「なんだいそれは?」

「それは自分の体で試すんだなぁ、ヒャーハハハ!!」

 

船が半壊したのは言うまでもない。

眷獣を踏みつけたり蹴ったりと圧倒していた。

ヴァトラーが死ぬ寸前で一応止めておいた。

国際問題になると面倒だからな。

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