▼ スーパーマサラ人に転生した…   作:ユフたんマン

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マサラ人の門出

俺は死んだ。死因は思い出せない。しかし既に死んだということは何というのだろうか…感覚…?なんかそんな感じで理解出来る。いや、自分でも何を言ってるかわからんな…

まぁいい、今俺は何もない真っ暗な場所に立っている、いや、浮いている…と言えばいいのだろうか。まず俺の足がない。それに腕、そもそも体がない。しかし触覚以外の五感は正常に働いている。一体ここはどこなのだろうか。まさか地獄か?しかし俺は現代の聖徳太子(自称)と呼ばれた聖人君子だ。だから多分ここは天国なのだろう。

 

『そんなに自分に自信がある人間は初めて見たわい…』

 

俺の頭に老人のようなしゃがれた声が響く。

うわっ!?なんか気持ち悪ッ!!

 

『ファミチキください』

 

こ、こいつ直接脳内に…!?

 

『茶番はここまでにしておくわい。さて、自己紹介するかのう…ワシは君たち人間がいう神様、というやつじゃな。そしてここは死と生の狭間の世界じゃ』

 

目の前にいかにもなThe・神という風貌をした、やけに背後から後光を放っている老人が現れた。

死と生の狭間?じゃあやっぱり俺は死んだ…のか?そんでこれから俺は生前の行いが良かったからその褒美としてチート能力とかもらって転生するやつだろ?俺知ってる。そういう本結構読んでたから。

 

『……はぁ、生前行い云々は置いといてじゃな、それ以外のことは大体あっているわい…お主には何処かの世界に転生してもらう。因みにこれは既に決定しておるからの。それを覆すことは無理じゃと思っておいて欲しい』

 

強制転移とかいうやつか。もしかしてアンタってテンプレよろしくミスって俺が死んだんじゃないのか?

 

『ちちち、違うわいッ!!!別に上司に見つかったら昇進の話が無くなるから気付かれる前に転生させてやろうとかそんなこと一切考えてないわいッ!!』

 

わ〜…本音が駄々漏れだ〜…まぁ別に前世に未練とかないしな。別にこれはこれで…いや、あったな…俺ってばまだ卒業してないじゃん!童貞卒業してないじゃん!!一体全体どうしてくれんだこのクソジジイッ!!

 

『うるさいわい!ようやく本性を見せたな!?このマダオめッ!!仕事に就かず家でダラダラと惰眠を貪っていたお主には仕事の責任は分からんだろうなあ!!そんなお主はさっさとワシの昇進のために転生するんじゃよッ!!ハリー!ハリー!!』

 

クッッッッソジジイがァァァアアア!!!!じゃあ超強力な特典寄越せや!!神殺しの力寄越せ!!テメーをその力でぶっっっっ殺してやるッッ!!!

 

『残念〜〜!!!神殺しの力は候補に含まれてませ〜ん!!!お主のような者にはまあまあチートな特典をランダムで授けてやるッ!!精々早死にしんことじゃな!!!はーーーーーはっはっはっは!!!!!』

 

次第に体は白い光に覆われていく。転生が始まったのだろう。

おのれおのれおのれおのれッーーーーーーー!!!!この恨みッ!!いつか晴らしてやるッ!!

 

『キャンキャンと負け犬の遠吠えはうるさいのお!さっさと逝ってしまえ!!このマダオめがッ!!』 

 

その瞬間、クソジジイの背後にもう1人の老人が現れた。目の前にいるクソジジイと違うのは、鬱陶しいくらいに眩しい後光を放っていないということだ。

 

『何をしているのかね?』

 

『ぶっ…部長!!?』

 

『眩しい、OFFにしなさい』

 

『は、はい!すみません!今消します!』

 

部長が現れるとクソジジイの今までの態度が急変し、ポケットから取り出したスイッチで後光の光を消す。というか消せるんだあれ…

 

『ところでこの人間はなんだ?なになに…安村 聡(やすむらさとし)…はて?今日の転生する人間にはこのような人間はいなかったようだが…一体これはどういうことだね?』

 

『いや…これは…そのですねッ…』

 

俺の視界もかなりボヤけてきた。そろそろ転生するのだろう。最後に…最後に…俺の人生を無茶苦茶にしやがったクソジジイに最後の仕返しだ!!

 

部長ォォオオ!!!!!そいつ!!俺を手違いで殺してそのミスの証拠を隠滅しようとしてますよォォオオ!!!あと部長のこと天辺ハゲって言ってましたよぉ!!

 

『貴様ァァァアアア!!!!このマダオがァァァアアア!!!冤罪をつけるなァァァッ!!』

 

『後で話がある。2人でじっくりと話し合おうじゃないか…!』

 

『も、申し訳ございませんでしたァァァアアア!!!!』

 

 

ザマァねーなこのクソジジイ!!慌てふためき狼狽まくるクソジジイを見ながら一頻り笑った直後、俺の意識は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

「という夢を見たのさ」

 

「馬鹿じゃねーの?」

 

その言葉と同時に目の前にいるウサミミ少女は俺に向かい何度も何度も蹴りを放つ。それを軽く弾きながら俺は物思いに耽るのであった。

蹴りを弾きながらで悪いが自己紹介しておこう。俺の名前は真新(マサラ)サトシ。突然だが俺には前世の記憶がある。気付いたら赤子だったってパターンだ。因みに上記にある話は捏造である。実際は神様等と会ったこともない。名前で分かった人はいるかもしれないが、俺は特殊能力を持っている。いや、この言い方は相応しくないな…この世界の人間の殆どが“個性”と呼ばれる特殊能力を持っているのだ。

そう、この世界は僕のヒーローアカデミアという漫画の世界だ。オールマイトがテレビで出てきた時に確信したね。しかしオールマイトはまだ全盛期のようだ。ということは原作より前の世界に転生したのだろう。敵連合が出てくるのも俺が大人になってからかな?

 

よし、話を戻そう。俺の個性は【超マサラ人】だ。それ以上でも以下でもない。いや、3歳ぐらいの時から30Kgを軽々と持ち上げられた時から名前的にもそうではないのか…と疑問に思ってたんだ。どんなに高熱を出しても薬を飲めばすぐ直る。怪我しても少し見ない間に完治していたりと超マサラ人の片鱗を見せていたんだ。それに顔立ちだ。鏡を見るとそこにはアニポケのサトシを少し幼くしたような俺の顔が…

これで確定である。

 

「隙あり!!」

 

蹴りを続けていたウサミミが生えている少女の隙をつき、背後に回り込み脇に手を差し込む。

 

▼ サトシの くすぐる 攻撃!!

 

「ウヒャヒャヒャヒャヒャッッ!!!」

 

▼ 効果は抜群だ!!

 

俺がまだ小学生でなければ完璧に事案である。小学生でこそ許される女子へのボディータッチ。因みに俺はロリコンではない。断じて違う!

因みに俺は6歳、今年の春から小学校に入学した。そしてこのウサミミ少女の名は兎山ルミ。白い髪に兎の耳がある褐色肌の女の子だ。家が隣ということもあり、一緒に戦闘訓練ごっこをする幼馴染みというやつだ。好物は人参で、ポリポリと人参を口に頬張る彼女はめっちゃかわいい。因みに俺はロリコンではない。

 

「ヒーッ、ヒーッ…!!せけーぞサトシ!!男なら正々堂々と戦えこの弱虫!!」

 

「はははッ!!どんな手段を使おうが最終的に勝てばよかろうなのだァァアア!!」

 

「ヒーロー志望の奴のセリフかそれ…どう聞いても悪役のそれじゃねーか」 

 

そう、俺はこの世界でヒーローを目指している。別にオールマイトに憧れたわけではない。いや、オールマイト格好いいと思うよ?けど俺の場合は周りがヒーローになりたいって騒がしいから俺も便乗しているだけだ。特別なりたいって思っているわけではない。チートのマサラ人で無双したいなんて思っていない。

そしてルミもその1人で、将来強いヴィランと戦うために鍛えておきたいのだとか。俺はご近所付き合いでだ。決してルミとイチャイチャしたいなんて俺は思っていない。ロリコンじゃないからな。俺は紳士なんだ。

 

「クッソ…もう一回だサトシ!今度は正々堂々と戦えよな!」  

 

「ああ!バトルしようぜ!!」テンテテーン♪

 

「どうした急に」

 

「言ってみたくなっただけ」

 

 

 

「「ハァ!!」」

 

「やじるしになって!!“マサラジェット”!!」

 

ルミの鋭い蹴りが放たれた瞬間、俺の足から光線を放ち宙へ浮かぶ。体にスレスレだったが、ルミの足が空を切り、僅かに隙を晒してしまう。その隙に右手でルミの胸ぐらを掴み、左手でルミの右手を掴む。そして、俺の右足を地につけルミの両足の間に入れ、腕を思いっきり左にスイングする。

するとルミはバランスを崩し、尻餅をついて転ぶ。フッ…簡単な作業だぜ…

 

「ッ〜〜!!!なんなんだよその変なビーム!!サトシの個性は身体を強化するのだろ!!どうなってんだよその個性!!」

 

「そんなこと俺が知るか!!」

 

本当になんなのだろうかこの身体は…そのうちマナフィの映画のやつみたいにアクアジェット的な奴が出来るのではないだろうか…

なんか怖いな…

 

「そろそろ帰えろーぜ。母さん達がケーキ作って待ってるぜ。たしか人参のパウンドケーキも「帰ろ!!」お、おう」

 

突然顔が至近距離に…ドキッとしちゃった…ロリコンじゃないのに…

 

あと俺が赤子の時に美人な母さんされたことはなんか凄かった…赤ちゃんプレイってあんなんだったんだな…

性癖曲がっちゃうよ…

 

 

オリキャラが多数出てきます。戦闘訓練や体育祭など、オリキャラ同士の戦いが多くなると思われます。

  • 全部書いて!
  • ダイジェストでお送りして!
  • カーーット!!
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