▼ スーパーマサラ人に転生した…   作:ユフたんマン

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遂にミルコの戦いが見れると思ったらヒロアカ今週やってなくて泣いた


ヴィラン

俺、真新家の長男のサトシ。夢は出来るだけ有名なヒーローになって金を稼ぐこと!

 

そんな俺が今いるのは小学校だ。簡単で退屈な授業を聞きながら俺は惰眠を貪る。といっても目を開けながら寝ているので先生には気づかれていないだろう。この技は少し前にちょっと練習したらできた。この身体は神秘に満ち溢れてるな。よくわからん…

 

そんなこんなで授業も終わりルミと一緒に帰宅する。そして2人で日が暮れるまで遊び親に叱られる。そんないつもと変わらない日常。

そんな日々を懐かしく思いながらも過ごしていく。前の世界ではここまで楽しく学校へ通えただろうか…いや…楽しんでたな…幼いっていいなぁ…

 

自室の窓を開くとそこはルミの自室の窓だ。ラノベによくありそうな配置。俺は幸せ者だ。あんな美少女の幼馴染みに生まれるなんて…

転生最高!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思っていた時期もありました…

 

四年生になる頃、親の仕事の事情で引っ越すことになった。引越し先は今いる町からかなり離れているため、ルミとはいつ会えるかわからない。これから会えないかもしれない…

そうルミに言ったら「アホか、連絡したらいい話だろ!」っと一蹴されてしまった。確かにそうだな…失念していた…

 

「それじゃあな…またいつか…!」

 

「…ああ!次会う時はゼッテーてめーを負かしてやる!!せいぜい訓練を怠らないことだな!」

 

別れの挨拶を済ませ車に乗り込む。この町に戻ってくるのも随分と後になるだろう。引越し先は鹿児島県、気軽に遊びに来れない距離だ。

車にエンジンがかかり走り出した。窓から上半身を乗り出し手を振る。俺の超マサラ人の異常な眼は離れて小さくなったルミの顔を鮮明に写していた。

涙を浮かべながらも満面の笑顔で俺を送り出すルミ… 目尻が熱くなってきた…喪失感が身体を駆け巡る。何か大きなピースが抜け落ちたかのように…

 

「サトシ…」

 

母さんが俺を抱きしめる。思わず泣いてしまった。大声で…この世界で自分から、心から泣いたのは初めてだった。それほどまでにルミの存在は自分の中で大きかったのだ。

 

 

 

俺たち真新家は町を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

というわけで来ました鹿児島!いい場所だなぁ〜!水がうまいし飯もうまい!!温泉も気持ちいい!学校でもよくしてもらっているしいい所だここは!

ここで知り合った二つ上の西屋森児先輩には本当にお世話になった。ここに来たばかりにおすすめの店を教えてもらったり組み手とかもしてもらった。

それまではルミとしかしてこなかったが、ルミの個性はバリバリの肉弾戦型だ。そして西屋先輩は身体そのものを樹に変え、トリッキーな戦い方をするので非常にいい経験になった。彼は幼少期に壮大な体験をしてきたらしい。彼がそれについて余り触れないので俺もそこは触れない。

 

そして今は中学2年、人間の人生の中で最も馬鹿になる年だとか言われる年だ。銀○玉で言ってた。まぁ同じクラスではそんな奴は1人ぐらいしかいないが…

先輩は無事、天下の雄英高校へと進学し、ヒーローになるために日々努力している。

 

因みにこの四年間、ルミとは会えていない。といっても連絡自体はほぼ毎日している。彼女ももう中学2年生、そろそろ色気が出始めるころだ。あとあそこも…

正直言って美少女すぎるので電話をするのが日々の楽しみになっていると言っても過言ではない。彼女は最近サイクリングにハマっているらしく、明日もサイクリングに出かけるそうだ。趣味の塊だな…サッカーに水泳、マラソンに筋トレ…そしてサイクリングか。

 

「ところでルミは進学どうするんだ?」

 

『まだ決まってねえ。本当は雄英高校に行くって言いてぇんだけどな…』

 

「そっか…ルミはオツムが弱いもんな…」

 

『うるせぇ!!けどやっぱサトシは雄英か!?いいなー!!』

 

「だろだろ!?これで俺がプロヒーローになったら雄英高校卒業生って肩書きで有名になってやるぜ!」

 

『そんな下心丸出しで受かるとは到底思えねーけどな』 

 

「まあ最高峰の高校だしな…そこまでトントン拍子で受かって有名になれるとは思ってないぜ。雄英高校ヒーロー科を卒業したからって人気ヒーローになれるとは限らないからな」

 

雄英高校、そこは前の世界でいう東大のようなものだ。入れれば将来は安泰と言われるほどで、現役のオールマイトやエンデヴァーも通っていたほどの高校だ。倍率は他の高校とは比べものにならないほどに高い。原作で主人公達が通う高校だ。そんは高校に俺は進学しようと思っている。他の高校と違って体育祭という世界に顔を晒せる機会が幾度となくある。うまくいけば学生の内に有名になることも出来るだろう。既に西屋先輩は体育祭で優勝し、様々なヒーロー、メディアから多大な注目を受けている。

 

『どっちが人気ヒーローになれるか勝負してんの忘れてねーだろな?』

 

「勿論。絶対勝つからな」

 

『こっちのセリフだっての。んじゃ、そろそろ寝るわ』

 

「おう、おやすみ」

 

電話を切り、夜食の残りのおにぎりを口内に詰め込み、エナジードリンクを飲もうと冷蔵庫を開ける。

 

「あれ?ないな。昨日は一本余ってたんだけどな…」

 

やはり夜中に勉強するならエナジードリンクは必需品だ。超マサラ人は睡魔に弱いのだ。二百円をポケットに入れて家を出る。親にバレるとめんどくさいのでこっそりと…

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

近くのコンビニでエナジードリンクを買ったサトシは、家に帰る途中にチンピラに絡まれていた。現在深夜1時、こんな奴らがいてもおかしくないだろう。

サトシが軽く殴りかかってくるチンピラ達をあしらっていると、突然1人のチンピラが吹き飛ばされ、呆然とするサトシ達の前に筋骨隆々な肉体を持ち、やけに攻撃的な笑みを浮かべた大男が現れた。

 

サトシは吹き飛ばされたチンピラを見る。吹き飛ばされ、ビルの壁に岩盤を作り上げたチンピラはどう見ても致死量の血を流している。

 

「ひ、人殺しッ!!」

 

「に…逃げろ…!!ヴィランだァッ!!」

 

仲間が殺されたチンピラ達は大声を出し、悲鳴を上げながら逃げるが大男が超スピードで追いつき、頭部を破壊する。

大男はチンピラ達の死体を放り、サトシの方へ振り返る。

 

「お前…強えな…名前は!?」

 

「…真新サトシ」

 

「そうか!俺はマスキュラー!お前、今の動き目で追えてたな!!いいぜ!そういうの!!久々に滾ってきた!!こいつら雑魚みてぇに真新…お前の血を見せろ!!」

 

マスキュラーの身体から筋繊維のようなものが現れ、右腕に纏わり付く。次の瞬間、サトシとの距離を一瞬で詰め、その剛腕で襲いかかる。

サトシはそれを咄嗟に左手でガードするが、グキャッと嫌な音が鳴り響く。

そのままマスキュラーに吹き飛ばされ、後ろのゴミ置き場に突っ込む。

 

「ハッ!!どうした!!そんなもんか!?今の感触!!確実に手応えがあったぜ!!どうする?泣いて許しを乞うか?尻尾を巻いて逃げ出すか?どっちもさせねえ!!俺はお前を“殺す”!!」

 

その時、サトシはゴミ置き場から飛び出し、渾身の一撃を叩き込む。しかし…

 

「いい攻撃だ…しかしやるなあ!」

 

マスキュラーの増幅した筋繊維の肉壁に阻まれサトシの拳は届かない。

 

「さあ…真新!血を見せろッ!!」

「うるさい!」

「ガッ…!!?」

 

左腕で無防備だったマスキュラーの頬に拳を叩き込む。完全に意識外からの攻撃だったため、一瞬意識が飛ぶが再び持ち直す。

 

「ぐッ…!!さっき左腕は確実に使いもんにならなくなったはずだ!!どうなってやがる!?まさかそれがお前の個性か!?」

 

「よく話す奴だ…」

 

ふらついたマスキュラーの足を払い、転ばせてから首を掴み押し倒す。掴む場所は首の頸動脈。ここでマスキュラーを絞め落とそうとサトシは力を込める。

 

「いいぜェ…最高だァ…コイツァ…血の見甲斐があるってもんだッ!!」

 

そう言いながら嗤うマスキュラーに悪寒を感じたサトシはマスキュラーから飛び退く。それと同時にマスキュラーの全身に大量の筋繊維が纏わり付き、体表が筋繊維に覆われていく。

 

「そろそろ本気…出すぜ…!!遊びは終わりだ!!精々楽しませてくれよ…なァッ!!」

 

先程までとは比べものにならない疾さと威力。腕をクロスに組んでガードするが、背後にあるビルを突き破り大通りへと出る。  

道路のど真ん中に着地し、飛ばされてきた方向を睨みつける。

周りから悲鳴やらが飛んでいるがサトシには聞こえない。聞く余裕がない。それほどまでにマスキュラーの力は強大だ。

 

「ハッハハ!!!今ので無傷か!!いいな!!昂ってきた!!!」

 

サトシが貫いたビルの穴から身体を覗かせるマスキュラー。その顔は狂気の笑みを浮かべている。

今、サトシは恐怖を感じていない。ある意味サトシはマスキュラーと同じ部類に入るだろう。

 

(なんかわくわくしてきた…!!)

 

そう、彼は戦闘狂だ。自分では気付いていないが、強敵との戦い…それはサトシに大きい刺激を与えた。

 

「ハハッ!!いい顔になってきたじゃねぇか!!」

 

サトシは自分の顔を触り、マスキュラーの言葉の意味を理解した。自分は嗤っている、と。

 

「そんじゃま…そろそろ血ィィィィィ見せろ!!!!!!」

 

マスキュラーの腕は先程までの倍以上の大きさに膨れ上がり、サトシに襲いかかる。ここでサトシが避ければ街に多大な被害を与えることになり、最悪二次災害で死者が出るかもしれない。しかしサトシちは始めから避ける、逃げるの選択肢はない。

 

サトシの選択したものは…

 

 

「なん…だとッ!!?」

「さっき遊びは終わりって言ってたよな?それは俺のセリフだ!」

 

サトシが選択したのは受け止める(・・・・・)。右手だけで増強されたマスキュラーの一撃を受け止めたのだ。驚愕の表情を浮かべているマスキュラーの拳をそのまま握り潰し、アスファルトに叩きつける。

 

「グフゥ…ッ!?」

 

そのまま追撃を仕掛けるが、マスキュラーはサトシが握っていた筋繊維だけをちぎり拘束から逃れることに成功し、サトシから必死に距離を取る。

 

「どうした?マスキュラーさんよぉ!こいよ!来なよ!!もっとバトルしようぜ!!」

「ハッ!!舐めやがって…!」

 

 

マスキュラーは足に、重点的に個性を使用する。筋繊維の巻き過ぎで太くなっていた足は、より慎重に、精巧に増強した為に、筋繊維は引き締まり量が増えたのにも関わらず、動きを阻害しない程の太さに仕上がっている。

 

「こんなに俺がマジになるのは久しぶりだぜ!楽しい…楽しいぞ!!追い込まれてからの極限の殺し合い(バトル)…!!上半身の方は下半身に重点的にしちまったせいで筋繊維の密度は甘めになっちまったが…!!今持てる全ての技術と力でお前を殺す!!」

 

上半身は甘いと言っているが、それでも先程までとは違い、筋繊維の量が増えたにもスレンダーな体型になっている。

 

「ハァッ!!」

 

マスキュラーは先程よりも疾く、より強い一撃を繰り出してくる。それをサトシは難なくパンチで相殺する。正面からの突破は不可能と考えたマスキュラーはサトシの理不尽なほどの力に疾さで対抗する。

 

「そらそらそらそらァア!!!」

 

四方八方から打撃の雨がサトシに襲いかかる。前後から、背後から、上空から、その全てをサトシは相殺、回避、いなして捌いていく。

超マサラ人の動体視力は雷撃をも回避出来るほどのものであり、サトシは高速で動くマスキュラーを目で追えているのだが、追えて対応出来るだけでその疾さで動けるわけではない。せいぜい全開で走るトラックぐらいの速度しか出せない。

そのため自分からマスキュラーを攻撃することも出来ず、迎撃狙いで行くしかない状況に持ち込まれている。

 

「そらよッ!!」

 

マスキュラーが背後に周り、接近したのを察知したサトシは振り返り迎撃の態勢に入る。しかしそれはマスキュラーではなかった。

 

接近していたのは恐怖に顔を歪めて泣いている金髪の少女だった。

大きさからして小学生くらいで、服装からして何処かから観光にでも来ていて逃げ遅れたのだろう。

 

「クッソ…!!」

 

サトシは少女を軽く受け止め、すぐに走れ!と叫ぶ。

 

「甘ぇな!!」

 

その隙をマスキュラーは見逃さず、サトシの腹部を、下から持ち上げるように蹴り上げる。

 

「グッ…!!」

 

そして上空に放り出されたサトシをマスキュラーは跳躍で追い越し、剛腕を振りかぶる。

 

「潰れろォォオオ!!!!」

 

マスキュラーの腕には更に大量の筋繊維が絡み付き、その大きさはまるでロードローラーのようだ。それはサトシに襲いかかり、体全体を筋繊維が包み込み、威力が爆発する。

 

まるで強力な磁石同士が反発したかのようにサトシは弾き飛ばされ、アスファルトを砕き、深く陥没し大穴を開ける。その穴は深く、底が見えないほどだ。

周りで見ていた野次馬達は死んだだろうとサトシの命を諦め、ヒーローはまだ来ないのかと悲鳴を上げながらその場を離れる。

 

しかしマスキュラーは違った。手応えはあったが、この程度でサトシが死ぬ男ではないと、戦ったマスキュラーにはわかっていた。

大穴の中にいる見えぬ強敵を今か今かと待ち続ける。タイムリミットは雑魚(ヒーロー)が到着するまでだ。強敵との殺し合いに第三者の横槍が一番白けるというものだ。

 

「助けてくれたお兄さん!!頑張れーー!!!」

 

先程助けられた少女は姿を現さないサトシに声援を送る。

 

「うっせーなァガキが…」

 

マスキュラーが少女に気を取られたその瞬間、大穴を覗き込んでいたマスキュラーの足元が崩壊する。

 

「ウオッ!!?来たか!!」

 

大穴からキラリッと白い輝きが瞬き、白い光線を足から放ち飛翔してくるサトシの姿が見えた。

 

「その態勢なら…!!避けれまい!!!」

 

「面白えッ!!」

 

足場が崩され、宙に浮かされた状態のため、回避行動がとれない。そしてパワーでは確実にサトシに劣っているのは明確だ。その中でマスキュラーが選んだ行動は防御だ。攻撃に全て使っていた筋繊維を防御に回し、今取れる最大の防御態勢!!

 

「原作リスペクトだ…!!SMAァァァァァァァァアアSH!!!!!」

 

サトシの拳とマスキュラーの肉壁が衝突する。そのままマスキュラーの肉壁は勢いでビルに叩きつけられ貫通し、口から血が溢れだすが、背後のクッションとなる筋繊維を出す余裕などない。

サトシの光線は更に強く輝き、出力が上昇する。

 

「うおぉぉおぉおぉおぉおおおおッッッッッッ!!!!!」

「グオォォォォォォオオオオオォォッッッッッ!!!!!」

 

様々な建物を貫通し、暗くなり静かになった商店街へと舞台は移る。

 

そして地面に叩きつけられ、ミシミシッとマスキュラーの筋繊維が悲鳴を上げる。幾度と無く建物に叩きつけられたため、マスキュラーは既に満身創痍だ。

 

「ウーーーーーッ!!ハーーーーーーッ!!!」

 

サトシの拳は肉壁を遂に貫き…本体のマスキュラーに到達する。マスキュラーは薄れ行く意識の中で、必死に回避する。しかし直撃は避けられたものの左眼を潰され、頭には大きな傷を負ってしまった。

 

「そこまでだヴィラン!!」

 

商店街にようやく現れたヒーローにサトシがそちらに気を取られた瞬間、マスキュラーはサトシを払い落とし距離を置く。

 

「チッ…邪魔が入りやがったか…まぁいい。楽しかったぜ…!!またバトろうな(殺し合おうな)…!!名は覚えた…真新サトシ…!!」

 

マスキュラーは僅かな余力を振り絞りその場から離脱した。

 

サトシもヒーローやら警察に捕まると面倒くさいことになりそうなので、全力でその場から離脱した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、マスキュラーは負った傷を癒す為に活動を一時辞め、傷が癒えた後もサトシとの戦いに勝つ為に修行を続けた。

 

 

 

 

 

 

「そういえばあんな奴原作でいたな!」

 

そう帰ってから気づくサトシであった。

オリキャラが多数出てきます。戦闘訓練や体育祭など、オリキャラ同士の戦いが多くなると思われます。

  • 全部書いて!
  • ダイジェストでお送りして!
  • カーーット!!
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